─とあるビルの一室─────
バン、カズ、ラン、郷田がとあるインタビューを受けていた
─今日はお時間ありがとうございます
ラン「押忍、こちらこそお願いします」
バン「よろしくお願いします」
郷田「応、あんま慣れてねえけど任せとけ」
カズ「よろしく頼むぜ」
バン「今日は、スルガについてでしたっけ?」
─はい。今回はメディアに露出しようとしないレジェンドの一人、河白スルガさんについて、彼はどの様な人なんです?
バン「スルガは、うーん、どこまで言えば良いのか難しいなぁ」
ラン「なんかマスコミの事も嫌いみたいだし」
カズ「悪い奴じゃないんだが、極端なんだよ」
バンが反応に困る。全員内心、悪行の数々をどう言えば、そもそも言って良いのかと言う感じだった
─そうですね、LBXの腕前などは?山野バンさんが初優勝を掴み取ったアルテミスで数戦のバトル記録が私が調べられる範囲でしたので、より詳しい話を
カズ「まあ、バンとジンとタメ張れるくらいには強い。同じLBX使った正々堂々なら4.6くらいだと思うぜ」
郷田「ただ、あいつの恐ろしいとこはカスタマイズ能力に裏打ちされた戦略と戦術の発想、あとは意識の外からの攻撃が上手い」
─意識の外、ですか?
バン「展開予想が2手、3手だけじゃない6、7手前の行動を利用、仕込みとして刺してくる様なイメージかな」
ラン「いつの間にか自分の有利なフィールドをつくっちゃってるんだよねぇ」
─成る程、先ほどカスタマイズ能力と仰ってましたがたとえば?
カズ「これこそ言っていいか分かんねえよなぁトキオシティが戦場になった時、馬鹿みたいな攻撃力を出した武器は全部スルガが作った」
郷田「浪漫全振りとか、実用性全振りとか、色々作ってるよな。新技術を積極的に使ったりする割にLBXは堅実な設計が多い気がするぜ」
バン「ソルジャーD、シャルナック、イプシロンUCどれも堅実だよね」
ラン「うーん、どちらかと言うと、外付け部分で暴走してる」
バン「話を戻すけど、必要な時にキッチリ必要なカスタマイズをする。戦いはする前から始まってるとか言いそうだ」
カズ、郷田「「あー、確かに」」
ラン「それに他人に合わせたカスタマイズも凄く上手、私用のカスタマイズLBX凄く使いやすかったもん」
─ありがとうございます。次の質問に入りますね。彼はあまり人前に出ないですが、幾つか噂のような物を聞きます。爆弾魔だとか、実は秘密組織のリーダーだとか。突拍子のないもので実は裏で大規模犯罪をしているとか、ぶっちゃけどうなんでしょう?
カズ「いやぁ、これ、一部事実だろ」
ラン「グレネードとかマインとか駆使するし爆弾魔は事実だよね」
郷田「秘密組織かはともかく俺らの軍師ポジだったから間違いじゃ無いっちゃ無いよな」
バン「壁や扉、床天井を何枚爆破してきたか・・・まあ、流石にお巡りさんのお世話になることはしないと思うけど」
─なんというか、思ったよりヒーロー気質じゃ無い感じですか?
バン「正義の味方扱いは本人嫌がるだろうね。何度もついでに世界が助かってるだけって言ってるし」
─では彼は何のために貴方達と共に戦っていたのですか?相手が気に食わないとかそう言う理由ではないのは何となく察しが付くのですが
ラン「恋、いや、あそこまで行くと愛かな?」
バン「昔からそれは一貫してるんだよね。スルガはルナとヒノの事が、お互い物凄く大好きなんだ。端から見てたらげんなりするくらいには」
ラン「うーん、言っちゃお。あの2人が昨日の夜プロポーズ受けたらしくて、その喜びの文面がコレ」
─拝見します・・・凄い惚気ですね。なんというかこう、これを見せられてるんですか?
カズ「毎日な。うんざりするだろ?ここまで来ると感想も早く結婚しちまえしかねえよ」
郷田「ああ。違えねぇ」
バン「フルリンクシステムも元は病院から出られないルナの為に作ったものだしね」
─彼の原動力は己の愛故、ですか。因みに先程の噂話のような、彼の面白い話などあったりするのでしょうか?
ラン「惚気話で良ければ無限に出せるよ!」
カズ「前に俺のLBXが壊れかけた時とんでもないモノ作られそうになったなぁ」
バン「そんな事もあったね、今もやりかねないけど」
郷田「仙道なら色々知ってるんだろうが」
バン「改造に失敗して黒焦げになったりとか、なんか平成ロボットアニメみたいな失敗してるよね」
ラン「そう言えばあんまり意識してなかったからよく知らないかも、あっでもクラウディア大統領とカイオス長官からアホな事して説教食らったのは知ってるよ」
郷田「あと財前総理からもみっちり叱られたらしいぜ?」
スルガの奇行の数々は表に出したらいけないのが大半である
ラン「あ、後詳細知らないけど今タイニーオービットで大空博士と女性研究員達に詰められてるってアミちゃんとジェシカちゃんから聞いた」
─何があったんですか!?
カズ「あー?多分プロポーズでやらかしたとかそんなんじゃねえの?」
郷田「あいつたまに致命的に詰め甘いもんなぁ」
ラン「んー、でもさっきの文面で失敗してそうな感じしないし、単純に揶揄われ続けてるとか?」
バン「スルガが苦手なやつじゃん、それ」
郷田「まあ、こんな感じの扱い受けてる奴だ。頼りにされてるが、普段周りを引っ掻き回すからこういう時の仕返しがデケえ上今回は女子達がエゲツねぇ。多分完全にスルガの逃げ道潰してやがる」
─ほほー・・・引っ掻き回した、というのは?勿論守秘義務の無い範囲で構いません
郷田「やっぱ一番記憶に新しいのはトキオシティ全域の同時ハッキングと、ゴーストジャック対策用コーティングの配布だな」
カズ「あれに関して俺らにはいっっっ際何も無かったもんな。いきなりやって」
─あれをですか!?
バン「そう。それなのに必要は手回しとか完璧に済ませてた。ただ後から財前総理にお叱り受けてたよね。結構キツめの」
カズ「まー、その後全世界ハッキングやらかした俺らが言えることじゃねーけどな」
バン「そうだった・・・」
ラン「アタシたちが苦労した話なら、オーストラリアかなぁ」
郷田「ああ、ありゃ酷かったな。行方不明だったのが突然出てきて本人楽しそうだったのが腹が立つ・・・が、実際あれでかなりの有効打打てたから文句がいえねえ」
ラン「特にアミだよ。私らは少しずつ聞かされてたけど、何も知らない方がリアクション面白いって理由で何も教えられなかったんだよ?」
カズ「ぶつくさ文句言ってたの宥めるこっちの身にもなってほしいぜ。その間久しぶりの彼女とデートに洒落込んでやがった」
─な、なかなかですね。やり口が堅気のソレじゃ無い。むしろ・・・
郷田「まあ、悪いやつじゃねえ。それは俺らが保証するぜ」
─成る程、以前、ヒロさんへのインタビューの時、彼はミゼルと話をしていたと聞きました。彼とミゼル、端から見ればどの様なものだったのでしょう?
バン「宿敵、ライバル?」
カズ「後手が大半だがミゼルに対して的確な手を打ち続けたもんな。最後の作戦は途中までミゼル完封してた。ミゼル相手にあそこまで優位に進められたのあそこだけだろ」
ラン「お互いを完全に油断出来ない相手って思ってたようだし宿敵じゃない?」
郷田「でも今思い返せば悪友みたいなようにも見えてきて、出会いが違えばスルガと肩並べる事もあったかもしれねえな」
─言って良いのか分かりませんが、色々な意味で良き好敵手だったんですね、さて続きですが
この後ルナやヒノの惚気話が展開されたりバンとカズによるスルガの黒歴史(笑える範囲)が次々明かされる。本人は出版阻止に動き出したが周りに妨害され失敗に終わる