そそて早速お気に入り登録してくれた人ありがとう。感謝感檄です
═病院════
看護師のお姉さんにこっぴどく叱られたのち暇になった。しかしやることがLBXの練習以外に無いな
「ねえ?」
「うん?」
暇でジオラマが置いてある屋上でウォーリアーを動かしていたら声をかけられた。声の主は、石森ルナだった。
「そのLBXって君の?」
「(な、な、なんで俺に声を?)そうだけど」
「暇なら私とバトルしない?」
「(まだあんまり慣れてないんだけどなぁ)いいよ、やろうか」
「じゃあ行くよ!」
ルナが投下したのはジョーカーだった。塗装はキレイだが普通、武器は妖精のレイピアと盾にトライアンギュラー
map 河川都市 ストリートレギュレーション
バトルスタート
(このフィールドなら橋で仕掛けるか?でもなー、普通に負けそ)
ゲームでも素で結構強い子なのだ。機体はジョーカーなので機動力では勝てない
武装をコマンドハンドガンに持ち替え射撃戦に誘い込む。確かルナは副武装に何かマシンガンを持っていたはず
と、橋の上で銃撃戦を仕掛けるつもりだったのだが対岸から弾が飛んできた。数発命中したが損害軽微
一瞬のブースト掛けて建物の後ろへ退避する。体制を整え建物の反対側から体を少し出してジョーカーの位置を確認する
隠れていたのだろうが銃口がひょっこりはんしていた
よし、爆弾投げよ。おもむろに体を出してグレネードSを投げた
当たってはないだろうが爆風でダメージ出てると・・・いいなぁ
「おっと危ない危ない。今度はこっちから行くよっ!」
レイピアに持ち替えてストライダーフレームの特徴である空中二段ダッシュで一気に距離を詰めてきた
サイドステップで回避したのち拳銃を連射し弾幕を張る
「危ねっと」
それにしてもテンションゲージ管理無いのは感動物やな
撃ちながら少しずつ少しずつ下がるを繰り返す。こちらはシールドを持ってないのだ
一か八か賭けに出る、レイピアに持ち替え
「必殺ファンクション!」
アタックファンクション
ギロチンカッター
走る勢いのままに大回転、紫の軌道を描きながら斬撃を繰り出す
「行っけー!必殺ファンクション!」
アタックファンクション
テンペストブレイド
レイピアを中心に巨大なエネルギーの嵐が巻き起こる。
ウソォ、いきなりテンペストブレイド!?これは負けた
二つの技がぶつかり合う。立っていたのはジョーカーだった。スルガのウォーリアーは技の競り合いに負けブレイクオーバーした
「負けた」
「わーい、勝った勝ったー」
喜び方が凄い可愛い。無邪気な笑顔で喜んでる
「ルナ!」
とバトルを終えて直ぐに里奈さんが来た。だいぶ慌てているようだ
「駄目じゃないの。一人で出歩いたら!」
「あ、お姉ちゃん、ごめんなさい」
「こんにちは」
とりあえず挨拶しておこう。挨拶は大事、古事記にもそう書かれている
「こんにちは。君は?昨日挨拶してくれた子よね?」
笑ってはいるが警戒してるのがバレバレだ
「河白スルガ、よろしく」
「石森里奈よ。ごめんなさいね。いきなり叫んだりして」
「平気、二人は・・・家族?」
慎重に言葉を選ばなければならない。この時点でイノベーターの事を悟られたら面倒な事になる
「うん!私は石森ルナ、よろしく!」
「私達は姉妹なの」
「姉妹!?(知ってたけど)親子に見えた」
「そう見えるの?」
「うんそう見えた(初見マジで親子かと思った)」
「スルガ君って兄弟っているの?」
「居ない」
「お母さん達はいい人?」
「(本来ならこの質問地雷だよな?)いい人だった」
「だった・・・ね」
ルナはともかく里奈さんは察してくれたようだ
「そっかー、羨ましいなー」
「それよりルナ、お医者さんが呼んでたわよ」
「はーい」
と、病室に戻って行った。そして去り際に「私に何かあったらルナに付き添ってあげて」と言われた。真意は勿論分かる。もうそろそろイノベーターの仕事(と言っていいのか)が忙しくなる頃なのか・・・待てよ、なら今の石森姉妹を支えてるのって、こりゃ後々何とかしないとヤバいかもな
═翌日、屋上═════
またまた屋上でLBXを動かす練習も兼ねて他の患者さんとかその辺の人とバトルを始めた。本格的に原作介入するなら機体弄る必要あるな。
とりあえずの目標はルナを越えること。それは今のウォーリアーじゃ難しい。装甲も機動力も中途半端なのだ。
どちらを上げるべきなのか・・・
「やあ、随分難儀しているようだね」
「何?」
主治医が来た。今はお昼と言うわけでも無い。仕事は大丈夫なのか
「こう見えてもLBXの構造には詳しいんだよ?私は」
「・・・機動力と装甲が中途半端」
「使ってるLBXは?」
「ウォーリアー」
「ふむ。なら思いきって装甲を削るかい?」
「それじゃ防御力が不足する」
「装甲を増やすと機動力が落ちる、か。今までのバトルを見てる限り機動力を重視したいんだね?」
「うん。良い案が思い付かない」
ストライダーフレームの軽量化で機動力増加は見込めない、それ以外の速度が出るLBXを浮かべる
クイーンのように一時的にホバリングしてオーディーンのようなブースターをつける手もある
ナイトフレームの高速LBXの代表はバル・スパロス系列の機体だろうか
「そうだねぇ、素体ウォーリアーに出来るだけ小規模の改造に留めたいだろう?」
「うん。あんまり構造複雑だと改造できない」
「ふむ、じゃあ人型を保ちつつ機動力を上げる改造か」
バル・スパロス、機動力
うん?何か出てきそうなんだけど、出てこんな
「そうだねぇ、普通ならレッグパーツを変えるんだろうけど、ストライダーとか、タイヤのついたブルド改レッグみたいな」
ん?ブルド改のレッグタイヤ、バル・スパロス・・・
あ、ドットフェイサーだ。足に小さいタイヤつければ良いじゃん
「ほう、それは思い付かなかった。と言うよりそれをするなら知るかぎり君が初めてだよ」
それなら病室で図面書き上げるか。これでも元工業高校生で実技系の成績トップだったんだ。(筆記試験?聞くなよ。頭フライスかけるぞ)
「それなら素材はタイヤくらいか・・・機構自体はLBX足の駆動系の改造でなんとかなりそうだね。まあ病院にいる間はケガの治療に専念して貰うからそのつもりで」
「うん」
═数日後═════
俺は退院した。親の葬式の事やらその他諸々は祖母や親戚が進めていてくれたみたいだ。
そして俺、河白スルガは一人になった