═イノベーター指揮車════
「インビット全てやられました」
「アサシン二機反応lost!」
「ええい、シーカーのLBXは化け物か。残りはどうなってる」
化け物どす。間違えありまへん
この作戦の指揮官がイラついて愚痴る
「一応見えない位置で待機中です、あっ!銀色のLBXが何処かへ行きました!インビジブルで姿を消したようで居場所不明」
「配置中のLBX警戒せよ、クソッ、ガキ一人殺すのにここまで苦労するとは」
「諜報班より通信、シーカーの援軍が向かっていると」
「チッ撤退するぞ運転手!・・・おい!」
突如、指揮車に積んであるコンピューター全てが一斉に機能停止した
「シーカーの妨害か、撤収!爆破用意!」
「隊長、後部ハッチ、開きません!」
「なんだとォ!」
═お外════
機龍が天井にメーサーブレードを突き刺し、エネルギーを雑に流し込んで機器をショートさせていた
そしてその辺の木の枝を切り閂のようにセットしている
そして運転手は既にスタングレネードでビリビリされて気絶している
あれ?もしかして俺LBXより対人制圧の方が得意なの?
メーサーブレードで空けた穴からスタングレネードを当たるか分からないので十個程投げ込む
バチッドサドサドサ
よし、残りはメーサーで直接ビリビリしましょ
穴から中に降り立つ。気付かれてはいないので取り敢えず人数確認
あら?後一人か。メーサー使う必要もない。よっと、えい!
後方に回り込み首の後ろを良い感じに尻尾で殴る
「クギュ、ゥ」
こいつ・・・既に釘宮病に侵されていたか。手を下すまでもなかったかもな
チャット『バーン、なんかLBX操作してたっぽい奴らお片付けたよ。拓也さんなんか言ってる?』
『えーっと・・・特になにも』
チャット『いつ頃着くか聞いてくんない?』
『分かった。拓也さん、スルガがいつ頃着くか聞いてきてます』
『もう少しで着く。裏口だったな?』
『はい』
チャット『拓也さん、俺の体ってタイニーオービットに放置してある?』
『いや、一応車に積んできた』
チャット『りょ』
さて、後は車壊して待つだけやな
シーカーの人員が着くまで車のハンドル根元から切り落としたりブレーキペダル取ったり排気口に泥詰めたりタイヤパンクさせて遊んでたらシーカーの人達が来て気絶したイノベーターの人達を回収、トラックはブレーキ無いしハンドル無いので別で回収するのかなぁ
とにかく、ルナの所に戻りますか
═車═════
あったあった、俺の体
「ふぃー」
「あ、起きた」
「これが例のシステムか・・・興味深い」
あ、ジン君チスチス。さっきあんまり話せなかったな。そういえば
「スルガ、ありがとー!」
ドゴォ「ブベス!」
起きたと思ったらルナがロケットのごとく抱きついてきた
「ルナ、抱きついてくれるの嬉しいんだけど人目考えてくれない?」
「別にいいじゃん、減るものじゃ無いんだからさー」
「それにアミちゃんから聞いたよ。私のこと命をかけて助けてくれたって、前からそうだって」
「アミ?あんまり人に話しちゃ駄目じゃなかったっけ」
「ちょっとくらいいいじゃない」
「ヒューヒュー、お前もすみに置けねえな。こんなカワイイ女の子に好かれてるなんて。明日にゃ学校中の噂になってるだろうな」
めちゃくちゃ良い笑顔してやがるこいつ(^^;#ピキピキ
「辞めて、辞めて、じゃないとカズの黒歴史を仙道ニキ通じて一中にも流す(唐突な脅迫」
「分かったから辞めてくれ!」
「それで良い。しかし拓也さん、ルナの受け入れ先ってどこなの?」
「これから何もなければタイニーオービット社へ直接入って貰う。心配するな。カルテは貰っている」
なるほど、それでね・・・カルテ?部外者が見れるようなもんだったっけ
「ここに来る途中送られてきたんだ。スルガ、心当たりは無いか?」
「そういえば、ルナの主治医見てねえな。結局名前も知らないし」
「そうか、恐らくその主治医から送られたもので間違いなさそうだな」
「ま、あの野郎が死ぬとも思えねえんでほっといても良いとは思いますが」
ほんとにどっかで生きてんだろ
ま、生きてたら会うだろし
「とにかくここを離れよう。騒ぎは起きていないとはいえな」
「はーい」
・・・・・・
タイニーオービットへの移動中、ルナに膝枕を強要されているスルガ
あ~、幸せじゃぁ。頭ナデナデすると少しくすぐったそうに頭ごそごそするのも最ッ高
「なあスルガ、確かお前が前に言ってたじゃねえか『病床から動けない人が外に行くために作った』って。もしかしてフルリンクシステムはルナの為に作ったのか?」
「カズにしては良い勘してんじゃねえか。ご名答だよ」
「うん、私はまだ使ったこと無いけど・・・あ!」
「どうしたルナ?」
「CCMは持ってきたけどLBX置いてきちゃった」
「なら適当なタイミングで病院から回収してきてやるよ」
「そう?ありがとう」
「なんか今日のルナいつもより甘え方?凄くない?」
「なんでだろうね?私にも分かんないや」
といって更に体を密着させようとしてくるルナちゃん辞めて?俺のアレが反応しそうだから
しかしなんなんだ?いきなり、変なやつ
「ルナ君はスルガ君の事が好きなのかい?」
えーっとジン君?その質問・・・無自覚くせえな
「うーん・・・大好き!なのかなぁ?」
「スルガの事どう思ってるの?」
ちょっ、アミも?・・・なんで俺焦ってんだ?
「うーん、兄弟・・・なんか違うな。なんだろ」
あ、そういうことか、やっと分かった
「俺ルナの事が好きなのか」
なるほど、これで胸に引っ掛かりがとれたな
『『『・・・・・・・・・・・・・・・』』』
あれ?なんで皆唖然としてるの?なんでルナ顔赤くしてるの?・・・あ
「えっと・・・これからもよろしくお願いします」
熟れた林檎のように顔を真っ赤にしたルナ、服越しの太ももにも暑さが伝わって来る
タイニーオービットへの帰りの車内、一組のカップルが誕生した
═あとがき═
「ねえスルガ」
「どうしたルナ」
「あれって、告白・・・だよね?」
相変わらず顔は真っ赤だ
「うん、うん。そうなるな」
「えへへへ、スルガと恋人」