しかしスルガはまだ距離を計りかねている様子
═タイニーオービット════
ちょっと気まずいです。いきなりあんな告白しちまって
しかも祐介さんが変な気を(いたずら心かもしれない)回してタイニーオービットの病室に二人きりにさせられてしまった。嬉しいんたけど・・・
「スルガって命をかけて戦ってきたんだよね」
「うん、そうだね」
こいつがやっていること、今思えば相当滅茶苦茶である
「・・・」
「・・・」
辛い。話が続かないのが辛い。現時点であんまり踏み込んだこと言えないから尚更
「ルナ、取り敢えず言っておこう。俺が戦ってる第一目的はお前の治療のためだ。だから応援、してくれ」
「うん」
「二人とも、取り込み中申し訳ない。プラチナカプセルからこんなメッセージが出てきてな」
出てきたメッセージ要約
プラチナカプセルは要するに解読コードがあれば良いだけでメタナスGXは必須じゃないよ
解読コードはインフィニティネットのなかのゴットゲートの先に置いてあるよ。やったね
そしてゴットゲートなんて突破できねえよバカ野郎
いや、心当たりが←今ここ
「結城がオタクロスと言う伝説のハッカーならあるいは、と」
「オタクロスさん?連絡取ってみますわ」
「知り合いなのか?」
「直接は連絡取れないのでその人のお弟子さん経由でですが」
═══
『もしもしユジンさん?』
『スルガ君、こんにちは』
『こんにちはです。ユジンさん。早速で悪いんですけど、今からオタクロスに会うことって出来ますか?てか多分他の奴らがオタクロスさんの事秋葉原に探しにいくと思われ』
『師匠ですか・・・分かりました。僕の方から連絡だけしておきます。師匠なら知っていても可笑しくは無いですが』
『せやな』
よし、アポは取った。しかし直接会いに行っても良いけどそしたらオタクロス機嫌損ねそうだし・・・
「拓也さん、一応ユジンさん経由で連絡だけして貰いました。でもオタクロスさんの事なんで簡単には会えないと思いますよ」
「すまないな」
「ぶっちゃけ言いますとオタクロスに会うための試練的な何かを乗り越えられなけりゃ協力もしてくれねえでしょうし」
「スルガ、直接案内を頼めないか?」
「うーーーん、直接居場所まで行っても良いっちゃ良いんですけど、それはゲームで言うチートかグリッチに近いんで協力してくれないかもですよ」
スルガCCM『スルガ、ユジンに連絡を頼んだデヨ?』
突然着信音無しにスルガのCCMからオタクロスの声が流れる
「はい、ちょっと頼み事がありましてね」
『別にそれはヨイヨイ、頼み事も聞いてやらんこともない。ワシとおまんの仲じゃ。じゃが来るならスルガは置いてこいと言っておったと言え。直接ワシの所に来られたら堪ったもんじゃないデヨ』
「えー、マジですか」
『おまんらが何をしようとしておるのか大体検討はついておる。ワシが用意した試練をクリアできなんだらその目的も到底ムリムリデヨー』
「なるほど。拓也さん、らしいです」
『なんじゃ?そこに誰か居るんか?』
「シーカーの宇崎拓也と申します。この度はご協力を仰ぎたく」
『堅苦しいのは無しじゃ。ワシの気が変わらんうちに来るがよいわ』
と、一方的に通話は切れた
「拓也さん、じゃあ俺はオタクロスの試練をクリアできた辺りで俺も連絡貰ったら秋葉原行きますんで」
あ、そう言えば仙道ニキ今何処に居るんだろう?秋葉原かな?てか秋葉原に居てくれ
「分かった。一応連絡だけは取れるようにしておいてくれ」
「はいはーい」
と、拓也さんは病室から出ていく。しかし今見ると凄い設備だな。それにしても素人目に見てもこれ一会社の医務室かって程の設備が揃ってる。過去に何かあったの?
「ルナ、フルリンクシステム、試してみる?」
「え?出来るの?」
「できるっちゃ出来るよ。後から調べたらCCMは俺のやつの設定弄ればいいし、でも今フルリンクシステムのリンク先が機龍しかないからソルジャーの修理待つしかないけど」
フルリンクシステムについては本気でスルガも良くわかっていない(n回目)
なので普段から研究、解析してないと分からないブラックボックスなのだ
「機龍じゃだめなの?」
「慣れてないとキツいと思うよ。いきなり関節の数と位置と体格が変わるから、初回なら人形のナイトフレームでやるのが一番違和感ない」
今まで結構な数のLBXで試したが、純人形のフレームが一番しっくり来たし、扱いやすい。足のタイヤ制御できるようになるまで時間かかったからな
「適当なナイトフレーム借りて試してみようか」
「動ける?車での移動で大分体力使ったみたいだけど」
「そ、それはスルガがいきなりあんな告白してくるからだよぉ」
そう言って頬を膨らませるルナにスルガは指でその頬をつついてみる。そして二人して大笑い
一時の幸せな時間が過ぎていく
═レベル4研究室═════
機龍とオーディーンが産声をあげた研究室
今はプラチナカプセルの解析が行われている
「ソルジャーかい?それならもう修理は終わっているよ」
「ありがとうございます」
「今からフルリンクシステムのテストをするんだろう?僕も微力ながら協力させて貰おう」
「ありがとうございます。取り敢えず分かってるのはここまでです」
そしてフルリンクシステムの判明している部分を開示した。スルガもぶっちゃけ半分くらいしか分かっていない
「ふむ、どうやってLBXに人の意識が宿るのかは良く分からないと」
「そっこが分かんないんですよねぇ、意識を送る途中何がどうなってるのやら、箱で電波的に遮断しても問題無く作動したし、ほんとなんなのこのシステム」
この男、自分を実験台にするのに躊躇いがない
と結城さんと少しだけ議論を交わす
そしてもう訳わかんねえからさっさとするか。と言う結論に至った
「ルナ、使い方は言った通りだ。最後に声紋ロックがあるからフルリンクシステム、起動って言ってね。じゃないと作動しないから」
ソルジャーは通常の足に一時的に換装されて、その辺にあった机の上に置かれている
車椅子に座ったルナがスルガのCCMを操作する
「えっと、フルリンクシステム起動?」
ルナの体から力が抜ける
そして数秒後、ソルジャーが動き出した
「おーい、ルナ。特に異常無さそうなら右腕上げてくれ。駄目そうなら今すぐ解除して」
ソルジャーが右腕を上げた。問題は無いらしい
「そしたらちょっと机の上歩き回ってくれ」
特に問題なく歩く、走る、ジャンプ、起き上がる等、日常生活で使うような動きを思い付く限り試して貰った
「オッケールナ、そろそろ戻って」
ソルジャーが沈黙、車椅子に座った体が動き出す
「ルナ、体おかしくないか?」
「うん、ちょっとびっくりしただけ。でもあれが普段のLBXの視点かぁ」
「結城さん、特に問題無さそうですね」
「そうだね、スルガ君の連続使用時間の最長記録は16時間、それを考えると1日中動き回るのは可能か」
※こいつは病院ではなく自宅に体を放置しています
大変危険かもしれないので悪い子は絶対に真似しないでください。この警告聞いて実行する良い子は只の狂人なので気にしないでください
「ここまで来てるなら俺の監視の元学校で実地試験できますかね?」
「十分可能かな。近くでシステムを発動出来るといいから保健室のベッドを借りられると理想だね」
と、結城さんと計画を練る。まあ基本的にイノベーターを何とかしてからだが
「スルガ、近所に散歩に行くくらいなら良い?」
「うーん・・・別に良いんでない?何かあったらシステム強制解除出来っし」
「違う違う。二人でお散歩」
「そこはカルテ見て判断かな~。車椅子使えば行けっか。普通に散歩してたし。ただ、いや、あんな被害出したんだ。これ以上なんもしてこねえだろ」
※ルナの症状は原作より多少緩和されています。姉である里奈とは別にスルガと言う精神的柱が居るので心に余裕があった。病は気からとでも納得してね?ね?
「結城さん、どっかに車椅子って置いてありますか?」
「病室に置いてあるはずだよ。あと車椅子を使うなら正面の階段じゃなくて横の搬入口から出たほうがいいよ」
═近所のカフェ════
ルナの興味で近くのカフェにきた。ぶっちゃけコーヒーはレックスがいれたやつが一番旨い
そして目の前には目を輝かせてパフェを見ているルナ。生まれて直接見て食べるのは初めてらしい
あと滅茶苦茶可愛い。来て良かった
「スルガ、ありがとう。連れてきてくれて」
「お礼なら結城さんに言いなって。ここ教えてくれたの結城さんだし」
俺は金しか出してないからな!
「これがパフェかぁ。甘くて、美味しい!」
あ~^^可愛ええ
「そうかそうか、旨いか~」
因みにスルガは紅茶を飲んでいる。あの執事さんが淹れたやつもう一回飲みたいな。と思いながら紅茶を啜る
「はいスルガ」
「ん~?」
「あーん」
ルナがクリームと少しのフルーツが載ったスプーンを差し出してきた
え?あー、そういうことね
頂きま~す
「美味しい?」
「甘い、頭使った作業の徹夜明けに食べたい味だな」
「ププッ、なにそれ~」
スルガCCM
『fromバン
オタクロスの試練突破したぜ!』
ありゃりゃ、もうおしまいか
「ルナ、バン達が一区切り付いたみたいだ。タイニーオービットに戻るからさっさと食っちまえ」
「えー、勿体ない気がするなー」
「また近い内に連れてきてやるよ」
「約束だよ?」
「ああ、出来る約束しかしねえ主義だ」
═???═════
さあ皆さん、私こと河白スルガは今どこにいるでしょうかーー!(イモト感)
ヒントは回りにカラフルな球体とか上の方になんか金色のデカイ何かが見えまーす