ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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エターナルサイクラー防衛戦

═最前線════

うっはー、こいつらどんだけいるんだよ

さっきオペレーターさん撃破数全体で千機突破つってたぞ

しかしこれ敵の超兵器いつくるんだ?時間が経ったわけでもないから単純に到着してないだけなのか

 

スルガはその超兵器すら撃破する『切り札』をまだ隠し持っている。それを使い、ジンの見せ場すら出さずに撃破する腹づもりだ

そして誘導弾、レールガンの残弾も残り少ない。ハッカー軍団や他の人達も個々の技量で何とかなっているが如何せん物量に押されぎみ、全員がもう一度防衛体制を整える一手が必要だ

 

『祐介さん祐介さん、俺の鞄の中に入ってるウォリアーにオーバードウェポンって箱の中に入ってるもの2つとも無理矢理にでも付けて前線放り込んで下さい』

「了解した。少し待て」

 

よし、これで殲滅タイム確定演出だな

 

こうなったらもう追加ユニットはお荷物になりかけてるのでさっさと全弾ばらまいてパージ

オーバードウェポン到着まで攻撃を続行、まだまだ行けるよな?機龍!

 

他のLBXも奮戦してるなぁ。あのオレンジのブルド改、リュウか?あいつも装甲すげえな。重機関銃弾いてるし

それに仙道ニキのナイトメア、敵を足場にしながら戦ってら、あのメイスすら使ってねえし、もう足場にするときにデクーの頭少ない踏み抜きながら撃破してんのか、相変わらずの変t...魔術師っぷり

ハンゾウさんのハカイオー絶斗は単純に力押し。片手に持つチェーンソー、絶破我刃に捉えられてしまったLBXはチェーンソーの構造ゆえに逃げることが出来ず破壊されていく

 

 

═最終防衛ラインsideルナ═════

少しずつ、少しずつ防衛ラインを突破するLBXが増えてきた。本当に息つく暇もない

 

「うっわ、まだ居んのかよ?」

「集団はスルガのソルジャーが凪ぎ払ってくれてるから助かるね」

 

集団で来ルLBXはソルジャーのガトリングで文字通り灰塵に帰しているので物量では押されにくいのだ

撃ち漏らしも他の四人が早急に始末することでこの防衛線はまだ余力がある。そして

 

『ルナ、聞こえる?』

『どうしたのお姉ちゃん?』

『今からスルガ君のウォーリアーを前線まで運んで欲しいの。お願いできる?』

『お安いご用!』

『その間は私たちに任せなさい!』

 

ナイトメアはさっと身を隠しルナのコントロールポットが暗転、操作機が切り替わる。ウォーリアー里奈の手によって既に地下の入り口までは搬送されていた

 

「うわ、なにこれ動き難い」

 

背中に取り付けられた新兵器ヒュージキャノン、そして無理矢理くくりつけてあるマルチプルパルス、2つのオーバードウェポンの重さはとてもじゃないが戦闘に耐えうる機動などできないだろう

一応ドライブシステム搭載なので普通より早く移動できるのが救いか

 

『全部隊に通達、スルガ君がこの状況を覆す道具を出した。これを前線に輸送する。もう少しだ。持ちこたえてくれ』

『『『『『了解!』』』』』

 

ウォーリアーは地下に降り、前線を目指す。途中で敵LBXに襲われるが周辺の味方LBXの護衛を代わる代わる受けながら、最前線に到着した。そしてルナが見たのは屍(残骸)の山を築いている機龍だった

 

═最前線sideスルガ═════

あ、ウォーリアー来た来た

 

チャット『ありがとう。ウォーリアーの人』

『スルガ、なにするつもりなの?』

チャット『なんだルナか。素敵な花火だよ。ウォーリアーも使うから戻ってくれ』

『分かった。スルガも頑張ってね』

チャット『おう』

 

さあウォーリアーD、多分お前最後の仕事だ

ウォーリアーDに乗り移る。そして機龍の背中にマルチプルパルスを取り付けた

行くよ、ウォーリアーDオーバードウェポン発動、出力リミッター解除

 

そして起動しウォーリアーから追い出される

ヒュージキャノンが小さな爆発を起こしながら展開しエネルギーのチャージを開始、明らかに放っておいたらヤバいという雰囲気を醸し出しているウォーリアーD、敵LBXの目標が全てそこに向く

しかし機龍、ハッカー軍団、その他のLBXがそれを許さないとばかりに猛攻を掛ける

 

チャット『皆さーん、アレの前方に居たら巻き込まれまーすよー』

 

ウォーリアーの前方からの退避を促す。前方ががら空きになったことで攻撃がウォーリアーに集中するがもう止められないし止まらない

そしてウォーリアーDの持つ大砲が一際大きな衝撃波と光を発する

 

オーバードウェポン

ヒュージキャノン

 

青い閃光が放たれる。否!それは閃光ではなく、実弾、凝縮されたエネルギーを爆発させ砲弾を発射したのだ

勿論弾頭は核ではない。ただの徹甲弾

しかしその余波で射線上に居た敵は勿論、その近くに居た敵も余波で吹き飛ぶ。反動が押さえられずウォーリアーもどっかにぶっ飛んだ。そしてヒュージキャノンが一本の道を作る

 

次はお前の番だ、機龍行くぞ!

扇状に広げられたパルスキャノン130門がエネルギーのチャージを開始、機龍自身は残ったブースターでフル加速、ヒュージキャノンで撃ち開かれた道を進む

 

オーバードウェポン

マルチプルパルス

 

敵のど真ん中で強力な緑のレーザーが広がる。高速で移動しながら撃ったマルチプルパルスは破壊を振り撒き大量のLBXを飲み込んでいく

機龍の通った後稼働できる敵のLBXは残っていなかった

 

「なんだ・・・いまの・・・!」

「恐ろしい力デース・・・」

 

大量のLBXを一瞬にして焼き尽くした決して抗うことのできない圧倒的で、絶対的な暴力に言葉を失った

 

═指揮所═════

所々に設置されている監視カメラに映し出された2つのオーバードウェポンの戦果を確認していた

 

「撃破数、計測不能・・・ただ敵は壊滅しました!」

「い、いえ!何か来ます。この反応、LBXではありません!」

 

機龍が敵を壊滅させたことで更に後方の反応を探知することができた。そしてこの情報は防衛メンバーに共有される

 

 

═最前線sideスルガ═════

 

『防衛メンバーに通達、敵の新手だ。反応からして大型の兵器と思われる』

 

おいでなすったか。本来ならバンとジンの連携プレーで撃破するところだが、機龍なら破砕できる!

しかしエネルギーが足りないな。下がって少し分けて貰うか

 

チャット『あんな滅茶苦茶したから誰かエネルギー補給したいんだけど誰かバッテリーリペア持ってない?』

『俺のを分けてやるよ。こっちこい』

『俺ッチも持ってるよん』

 

マルチプルパルスを取り外し少しずつバッテリーを補給、残存エネルギーが5割強まで回復した。そしてその間に防衛ラインを再構築し万全の体制で待ち受ける

 

そしてその時は間もなくやって来た。第二波のLBX集団と共に大型の反応は現れた

 

『あ?・・・なんじゃありゃぁぁあ!』

『戦車・・・だと?』

 

戦車と共に大量のLBXも現れる。戦車の火力は尋常ではない。防衛ラインがすぐに混乱状態になってしまった

コンクリート程度なら少し破壊できるLBXの持つ武器の火力でも戦車に手も足も出ない

戦車の突破能力侮ってたなぁ。シールド貫通されてら

 

チャット『皆、戦車のweakpointを纏めてみた。転送するよん』

 

スルガは装甲の比較的薄そうなレーダー等の部位をピックアップしたデータを各々に転送する

 

そして即座にその装甲の薄そうな所に攻撃が集中する

 

『スルガ、待っててくれ。今からジンと戦車を止めに行く』

チャット『心配無用。俺の獲物だそっち守ってろ』

 

そして、壊れる箇所が出た。一ヶ所ずつに集中してアタックファンクションも混じった攻撃を受けレーダー等が機能を停止、露骨に射撃精度が落ちていく

 

そして機龍に近付いてくるLBXは居ない。そしてエネルギーの残存エネルギーは半分近く残っている

 

チャット『刮目せよ!これが機龍の最終兵装!』

 

胸部装甲展開、パスコード入力、最終安全装置及びリミッター解除。発射スタンバイ

さあ機龍、己が力開放しよう!

 

アタックファンクション

アブソリュート・ゼロ

 

胸部装甲Y字に開き内部があらわになる。腕を左右に開き展開した装甲の先端からエネルギーが放出、中央で赤い光球が作られる。

更にエネルギーは集まり色が変わり空色の絶対零度の光球となり更に成長、解き放たれる

解き放たれた絶対零度の全てを凍り付かす光球は内部に通じる一番大きな穴、要塞戦車バルドーマの主砲に入り込む

そして、全ての火器が一斉に停止、パキパキパキと音を立て内部から車体全体が分子レベルで凍ってしまった。いや凍らせた

そして残ったエネルギーを使い口からメーサーを照射、要塞戦車バルドーマは分子レベルでの崩壊を起こし冷たい砂粒となった

 

あぁ、戦車とは儚いものよのぉ(微笑)

しかし予想通り凶悪な武装だな。乱射してるだけでイノベーター滅ぼせそうだな。後残りエネルギーやべー。残り5%しかねえ。離脱しなきゃ

 

チャット『悠介さん、もうそろそろ動けなくなるんで離脱させてもらって良いですか?』

『了解だ。大量撃滅と敵戦車の撃破、よくやってくれた』

 

3式機龍 戦線離脱

 

═最終防衛ラインsideルナ═════

スルガからの口出しと静止でジンも防衛に参加した最終防衛ライン。バルドーマの影響で突破してくるLBXが増加したためここも忙しくなっている

 

『防衛部隊に通達、敵戦車は撃破された。繰り返す敵戦車は撃破された。残存する敵も残り少ない。もう一踏ん張りだ』

「まさか本当にスルガの野郎戦車まで撃破しやがったのか?」

「おそらく本当だろう。僕もイノベーターに居る中でスルガ君の戦闘映像を見たことがある。おそらくお爺様の月光丸を撃破した例のオーバードウェポンというやつだろう」

「うーん、多分違うかな?機龍の隠し玉って奴だと思うよ。機龍には対大型兵器用の隠し玉があるってスルガが言ってたんだ」

チャット『後で知りたいなら説明してやらんこともない』

 

機龍が最終防衛ラインまで下がってきた。そしてソルジャーを機龍で操作し、最終防衛ラインに参加し始める

 

総括として要塞戦車バルドーマに与えられた被害は少なくない。しかし機龍によって早期撃破、二度のオーバードウェポン発動によって敵は壊滅的ダメージを受けている。後は自然に掃討戦に移行していった

 

─エターナルサイクラー防衛線─────

進行してきた敵は殲滅、オーバードウェポンによって資材搬入地下トンネル一部損傷、防衛メンバーの三割のLBXが破壊された。

原型を留めている散らかったパーツは研究用に一部を残し河白スルガがまとめて回収、廃棄予定(秋葉原行き)

 

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