ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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そろそろ無印の終わりが見えてきました。そしてフルリンクシステムに新たなてこ入れをしようかと


バン凹む!スルガ暴れる!

═コントロールポットルーム════ 

 

フルリンクを解除し再び動き出したスルガの体

しかし倦怠感が半端ない

「んっ~、動けねえ」

「あ、スルガお帰り~」

「スルガ君、立てるかしら?」

「なんか力入りませんわ。フルリンク使ったままオーバードウェポンぶっぱなしたからかもしれん。ちと一休みしていくわ」

 

しかし不味いぞ。このまま体が言うこと聞かなけりゃ悠介さんが死んでまう!

フルリンクがブラックボックスすぎて何をしたらどうなるってのが分かんねえんだよ。もしかしたら特定の条件満たすと戻れなくなるかも知れないのか?

 

「それで里奈さん、エターナルサイクラーは?」

「もうそろそろ完成するわよ」

「良かった~、これでひと安心ね」

「これで地殻何とかのやベエ発電方法は止められるってわけだな」

 

と、休んでいるスルガを除いた六人がわいわいがやがやと話し込んでいるとエターナルサイクラーが完成したと報が届いた

 

「ふんっ!と。エターナルサイクラーとやらを拝見し二行くか」

「あぁ、父さんが俺に託してくれた物が世界を救うんだ」 

「バン君、油断は禁物だ。まだ諦めたわけではないだろう」

 

そして皆で拓也さんに会いに行く

 

「む?皆、防衛ご苦労だったな。スルガ君、君が撃破スコアトップだぞ。よくやってくれた」

「いやいや、機龍とオーバードウェポンのバ火力のお陰ですよ。作ったのは俺ですけど」

「ふっ、では私はサミットに向かう。拓也、後は頼んだぞ」

「あぁ任せてくれ」

 

と、研究室を出ていく悠介さん。そして結城さんが話をしたいと言ってきた

 

「スルガ君、ドライブシステムの事だけど」

「バグりましたか?」

「いや、違うよ。結局制御システムはほとんど人力になったんだ。それは置いといてとりあえずドライブシステム単体での発売時期が決まったんだ」

 

売り出す予定なのはナイトフレームの速度型、ブロウラーフレームの走破性型、ワイルドフレームの履帯安定型らしい

 

「発売日は大体一月後を予定しているよ。事前情報でシルエットを出してみたけど中々に食い付きは良いみたいだ」

「すげえなスルガ、お前が考えたもんが発売されるなんてよ」

「ストライダーフレーム向けのものは無いの?」

「ストライダーはこんなもん積まなくても十分速えよ」

 

ドライブシステムは割と重い。元々重量があるナイト、ブロウラー、ワイルドにつけるなら重さの割りには速いんじゃねえの?と軽さが命のストライダーフレームにそんなもん付けたら軽さが死ぬのだ

 

「ちなみにワイルドフレームの履帯式は他2つに比べて速度は落ちるけど走行中でも反動に強いんだ。バズーカとかガトリング見てえな武器だと射撃精度が・・・」

 

あれ?バンとジンどこ行った?・・・あ!祐介さんの事忘れてた!

 

「わりぃ。続きは後だ、嫌な予感がする」

「ちょ、ちょっとスルガ、どうしたの?」

「私たちも行こう。こう言うときのスルガの勘は昔からよく当たるんだよ」

「俺が車椅子押してってやる」

 

スルガはソルジャーを用意しながら走る。武装は回収して貰ったヒュージキャノンの榴弾、何かあれば逃げたトラックをぶち抜く構えだ

 

 

═タイニーオービット社前═════

 

スルガが外に出たとき、既に強化ダンボールを製作した霧島と言う人にエターナルサイクラーを巡り取っ組み合いになっていた。バンとジンが急いで階段を降りている

スルガは即座にヒュージキャノンを展開、エネルギーをチャージし発射体勢に入る。トラックが来ないようなら霧島さんに対しての威嚇射撃、トラックが来たなら当てに行く

 

「来た!」

 

そして、その時は来た。霧島さんが飛び出した瞬間

バーっと通ったトラックが霧島を庇った悠介さんを轢き飛ばし泣き叫ぶ。それを見たスルガは一瞬動揺したが逃げるトラックに狙いを付ける。ヒュージキャノンは撃った瞬間着弾する程弾速が速い。それなりには離れているが偏差はそんなに必要ないだろ! 

 

バンが唖然としているのが見える。しかし今はそんなの気にしてる暇はねえ!ソルジャーが引鉄を引いた

 

逃げるトラックの荷台を貫き内部で炸裂。目に見えた被害は無い

だがトラックは暫く走り続けたあと停止した

そして運転手だけが何処かに逃げる。その足取りはかなり奇妙なものであった

 

「チッ、狙いは運転席につけるべきだったか」

「スルガ!」

「皆来るな!アミ直ぐに警察と救急車!結城さん、AED!」

「あ、ああ直ぐに持ってくる」

「どうしたんだスル・・・」カズ、絶句

 

スルガは階段を駆け降りる。ジンが既に救命行動を開始していた。スルガもそこに混ざり止血を始める

大きな間接は全て曲がってはいけない方向に曲がっている。首、頭から大量の出血、スルガは内心これはもう助からないだろうと察していた

そして間も無く救急車が到着、拓也さんが付き添い病院に搬送された

 

 

═そして一週間後、ミソラ二中═════

 

タイニーオービット社社長の死は連日ニュースになっていた。原作との違いはスルガがトラックを破壊したことで八神さんが運転手を捕まえ直ぐに逮捕、しかし様子がおかしく病院に搬送、調べると違法な薬物を大量に投与されており、間も無く死亡が確認された

そしてエターナルサイクラーも祐介さんの救命処置をしているときに持ち出されてしまった

 

「これで一週間か」

「ええ、一向に出てくる気配は無いわ」

「スルガ、お前は大丈夫なのか?」

「んー、思ったよりって感じですね。これ言ったら殴られそうですが止血とかしてるとき祐介さんの目から光が失くなったんですよ。その時にこれもう手後れだなと覚悟してました」

「そうか・・・お前が祐介さん助けるために直ぐそばで色々してたからバン以上に駄目かと思ったんだが」

「そういったら間近で跳ねられるの見てたバンの方が心に来てますよ。あいつにとって身近な『死』ってのは初めてなんだから」

「でもジンが確かめたいことがあるってのは何なんだろうな」

「さあ、なにかしらね」

「んじゃ俺はこの辺で失礼するわ。俺も俺でやることがあるんでな」

 

と、教室を出ていくスルガ

行き先は自分の家、イノベーターの息の根を止める為の道具を取り行く為に、貯蔵してある大量のグレネード系アイテムを回収するために

 

 

 

═スルガ家═════

リビングでこれからの行動指針を決めるスルガ、下手を打って機龍がイノベーターの手に渡ってしまえばどうなるか分かったもんじゃない

よってアミらと神谷重工本社に潜入するのは論外だ。

 

ピンポーン

と、呼び鈴が鳴る

「はーい」

訪ねてきたのは里奈さんだった

なにか話があるようだ

 

「どうぞそちらに、ソファーとかお茶請けの菓子も無くてすいません」

 

スルガの家は割と古くからある家、部屋のほとんどが畳で座布団くらいしか座らせられるものが無いのだ

 

「それで話とは?」

「ルナから言われて貴方が何か重荷を抱え込んでいないかって聞きにきたの」

「重荷?」

「何度か言ったけどあの子は貴方と会って変わったわ。元々無理に明るく振る舞っていた節があったのだけどそれが心から明るくなった気がするのよ」

「まー、確かに時たま塞ぎこむも最近無いですね」

「それに貴方との付き合いもあの子は短いわけじゃ無いわ」

「やっぱり気付かれるか~。正直自分で助けようとしていた命が失われたらバン程では無いにせよ心にきますよ」

 

正直何回何回手を洗っても祐介さんの生暖かい血の感覚が抜けないんだよなぁ。生気の抜けた祐介さんの顔と一緒に油とかお湯に手突っ込んだときとか思い出すんだよ

 

「私も貴方みたいに強い心を持っていたらあの子にもう少し楽をさせてあげられたのかしら」

「さあ?それは知りませんがこれ少しの間機龍を里奈さんに預けときたいんです」

「別に良いけれど、何でなの?」

「この間のエターナルサイクラーの戦いです。こいつは少々所かかなり強すぎる。戦車なんて破壊出来たのがその証拠です」

 

まあ、後々のLBXは米軍空母打撃艦隊をたった一機で殲滅したり人工衛星の隔壁ぶち壊したりするんだけど

 

「ええ、それなら」

「緊急時だったら使っても構いませんよ。ただ胸の武装は使用不能にしてありますけど」

 

ま、ダイヤモンド抜いただけだけどな

フルリンクシステムもLBX側ならソルジャー、機龍両方に搭載した。機龍の構造により適した新しい方を突っ込んである

 

「あくまでも予想ですが敵か味方、そろそろ動きが合っても可笑しくない時間です。ここで判断を誤ると一気に負ける事も普通に考えられる。そのためにも機龍は温存しておきたい」

 

表面上の考えとしてはどんなに凄い兵器でも分子レベルで凍らせられるアブソリュート・ゼロで破壊出来ないものなど本当に僅かだ。なので最終兵器としたい

裏の考えは最終兵器としたい所は同じ。しかしアブソリュート・ゼロを見せてしまった為に神谷重工で奪われる可能性も十分あるのだ

 

「安心して。責任を持って預かっておくわ」

「お願いします・・・さてと、いつまでもうじうじしてる間抜けに喝いれるにゃどうすればいいか?海軍精神注入棒でも持ってくか?」

「あまり無理にするもの・・・」

「あの様子じゃ時間は当てにならないしいつ自殺まで行くか分かったもんじゃない」

「バン君、そんなに酷いの?」

「自殺・・・は言い過ぎかもしれませんが部屋に引きこもって段々食欲が落ちてるようなので、栄養失調あたりで倒れかねません」

 

と、そんな話をしているうちに新たな来客者だ

「お邪魔する」

「邪魔すんねやったら帰ってー」

ジンが来た

「スルガ君、手伝って欲しいことがある」 

あ、無視ですかそうですか

「どした?」

「バン君の事だ。気持ちは分かるがいつまでも立ち直らないのは間違っている」

「おっけー、さっき俺もその話してたとこだ。ついでに聞くけど、確かめたい事って何なの?」

「お爺様、海道義光の事だ。最近様子がおかしくてね。調べていたらこれだ」

 

と、隠し撮りされた海道義光の写真を見せられる。そしてその写真が一瞬科捜研の拡大鮮明化の時のような遷移をして超精巧なアンドロイドの姿が写し出された

 

「うっわなんだこれ」

「これは、アンドロイド?」

「ああ、僕の知らないうちにすり変わっていたらしい」

「こいつはアンドロイドになって永遠の命でも手に入れてんですか?銀河鉄道の主人公ですか?このヤロー」

 

ジンからの話でを纏めると

海道義光がアンドロイドになったよ

裏で何者かに操られてるっぽいよ

そしてこれからバンに喝入れるの手伝って欲しいよ

とのこと

 

まあ今そんなことどーでもいい。早速バンに喝入れに行こーう

 

═バンの家═════

里奈さんも連れてバンの家に来た。軽くバンのお母さんにうるさくなるかもしれない。家壊れたら直しにくる旨を伝えバンの部屋の前に向かう

 

「おーいバン、お前は完全に包囲されている。無駄な引きこもりはやめなさーい」

 

反応無し

以前ドアに鍵は掛かったまま

 

「しゃーないな。こーんーなーとーきーはー?テッテレテッテッテー↑テー↓テー↑、低威力ぐれね~ど~」

「スルガ君?」

「これはグレネードS更に火薬減らした一品だよぉその分音も押さえられててこういう局地破壊に最適なんだ」

「スルガ君!?」

 

と、度肝を抜かれている里奈さんを横目に粘土を使い蝶番、ドアノブに設置、皆をドアの側面に避難させピンポイント爆破、ドアを蹴破った

 

「え、え?」

 

わあ、めっちゃバン困惑してる。まいっか

男は殴れば治るって誰かが言ってた気がするし取り敢えず殴ってみるべ

 

「よーし、立って歯を食いしばれ」

「なにすん、ゴブッ」

 

普段からフルリンクシステムで戦闘しているスルガ、自身も鍛えている事もあり元々完璧な右フックが入った

 

「いつまでうじうじしてんだぁ?さっさと出てこいもやしぃ」

「スルガ!何すんだよ」

「お前がうじうじしてる間に更に人は死ぬぞ」

「・・・」

「何故それで動かない?今までのお前ならなんにも考えずに突っ込んで行っただろうよ」

「スルガは死ぬのが怖くないのか?このまま戦ってたらお前の大切な人まで死ぬかも知れないんだぞ」

「そんなのビビってて戦争なんか出来っかっての。大体なし崩しに入った俺らは置いといてシーカーの人たちは覚悟決まってる。俺等みたいなガキと一緒にすんな」

「!この野郎」

 

バンが逆に殴りかかってくる。しかしスルガは割と簡単に左拳で相殺、と見せかけてのクロスカウンターでもう一回殴り飛ばす

 

「俺はルナを守るために戦っている。じゃあ、お前は何の為に戦って来た?」

「父さん、皆を助けるためだ!」

「おう、しっかり分かってんじゃねえか!じゃあさっさと立ち直れよ。立ち上がれよ!そんなことも出来ねえ奴じゃねえだろ?チンコ付いてんだろ?」

「クッソォ!」

「オルァァ!」

 

お互い防御を捨てた殴り合いの喧嘩に発展

しかし途中でバン母が介入、バンもろとも正座で説教されることになった

 

「ジン、スルガ、悪かった」

「別にいいさぁ、で?立ち直ったか?」

「ああ!」

「はい・・・はい・・・分かりました!二人とも、アミ達が神谷重工本社に潜入、連絡が取れなくなったらしい」

「まーたアミか、エンジェルスターの時といいもう少し動きに慎重になって欲しいものだ。お前もろともな」

「うっ、痛いとこ付いてくるな」

「貴方達、行くの?」

「ああ!母さん、行ってくる!」

「行ってきなさい!バン!」

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