ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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フルリンクシステムは次の段階へ



進化するシステム

═最下層════

襲ってくるLBXを蹴散らしながらエレベーターで更に進みエターナルサイクラーを見つけた俺達

 

「あれは、エターナルサイクラー」

「よっしゃ。さっさと回収してとんずらするか」

 

と、エネルギーのバリアで保護されているエターナルサイクラーを取り出そうとするバン。しかし一機のLBXが目の前を突っ切った

 

「うわっ!なんだいまの」

「それをが欲しいのかい?」

 

と、中に何も着ていないし前も止めていない白いジャケットめっちゃダボダボの紫のズボン、そして眼帯をした人物が現れる

 

「あ!神谷(しんや)コウスケ!」

「かみやだ!なぜそこを間違える!」

「いやー・・・あんたの事は知ってんだけども漢字しか知らなくてな」

「スルガ、あいつの事しってんのか?」

「ええ、少しですが。凄い成績で凄い学校出て凄い事してる人です」

「なんだそりゃ?」

「大体合ってるでしょ?」

「まあそうだが・・・釈然としないッ!」

 

神谷コウスケ マサチューセッツ工科大学を好成績で卒業し、凄腕のLBXプレーヤーでもある

 

「まあいいや。前置きは無しだ。欲しいならお前を倒せばいいんだな?」

「何か色々言いたいがそうだ愚民共!」

「らしーぜバン、ジン。やるか」

「あ、あぁ」

「ゼノン起動!」

「いっけー!オーディーン!」 

「駆けろソルジャーD!」

「ルシファー!」

 

四機のLBXが対峙する

 

「河白スルガ、あの銀色のLBXは出さないのか」

「あれ使って実験してたら死にかけたから当分使わん」

「残念だ。あれと戦ってみたかったのたがな」

 

と言いつつスルガは斬りかかる

 

「うーん・・・フルリンクシステム起動」

 

と、スルガの身体が倒れ、ソルジャーが覚醒する

 

「ほう?それが例のシステムか」

 

ソルジャーが更に斬撃。しかし盾に阻まれ、避けられ四撃目にカウンターを食らった

 

アギャァス、痛ってー。攻撃喰らって痛いのひさしぶりか

 

交代でオーディーンそしてゼノンが攻撃する。しかしオーディーン攻撃を完全に回避し蹴り、ゼノンの攻撃とソルジャーが背後から攻撃するも完全に防がれる

ルシファーとソルジャーの鍔迫り合い、ソルジャーは出力重視のセットであるため両手での鍔迫り合いならばパワー勝ちしている。しかし神谷コウスケのテクニックがそれを許さない

 

「こんのぉ!」

 

バンが両手が塞がっているルシファーにリタイエイターでの斬撃、しかしゼノンをシールドバッシュのカウンターで引き剥がしオーディーンを蹴り飛ばす

 

そしてソルジャーを逆に力を弱めることで引き込み姿勢を崩したところに剣の柄で打撃、床に叩きつけられる

 

そこへ剣が振り下ろされるのをゼノンがハンマーで受け止め、その隙にソルジャーが体勢を建て直しタイヤを逆逆に回して腹を斬りにかかるが退かれ回避 

オーディーンが更に追撃を仕掛ける。初撃を当てるが反撃された。さらにゼノンの攻撃、一機一機次々絶え間なく攻撃を加え続けるが大半を捌かれ反撃を食らい、ダメージが一方的にたまっていく

 

「ジリ品だ。何か決定打があればいいのだが」

「ああ、でもあいつ強いぞ」

チャット『一か八か爆撃試してみるわ』

 

おもむろに爆弾をルシファーに向けバラまき始める

 

「愚民はこんな下品な物を使うのかい?」 

「何を言う!爆発だ!」

 

たまにスタングレネード、スモーカーグレネードを織り混ぜて視界とスタンでの嫌がらせ完全に視界が切れたのを確認して斬りかかる

 

いよっしゃ、そろそろ行くぞ

 

タイヤを回し出来るだけ静かに近づき斬りかかる。しかし斬りかかる直前で赤い刃がソルジャーに襲いかかった・・・・・・・・・かのように見えた

 

スルガは駄目元でバックジャンプ、しかしその斬撃が突然消える。そしてさっきまで居たところへ斬撃が空を切る

そしてスモークが晴れる

 

あれ?今の当たってないのか?

 

「避けられただと!?馬鹿な!」

 

なんか知らんけどラッキー

 

今度はルシファーの側から仕掛けてくる。しかし今度はしっかり攻撃が『視えた』 そしてその攻撃を次々回避する

 

なんだ!?なんだ!?スッゴい事が起こってるのはわかる!でもなんなのこれ!

 

ルシファーが少し赤く染まり二重に見えて次々の攻撃のモーションがスルガには視えてきたのだ

 

「何故だ!何故当たらない!」

「スルガ?」

「凄い・・・まるで攻撃が見えてるみたいだ」

 

いや、見えてんのよ。しかしこれなに?オーバーロード?いやなんか違うな・・・なんだっけか?なんか見覚えがあるぞこの感じ。まあいいか、ここでこんなことしてても考えは纏まらないな

 

スルガが別の考えを展開しながらルシファーの攻撃を回避していく。そして

 

アタックファンクション

ブリッツフレイム

 

攻撃時の一瞬の隙を突き繰り出されるX字の炎の刃。完璧にルシファーを捉え少なくないダメージを与える

全身がビリビリして動きが目に見えて鈍くなっている

突然だった。神谷コウスケのCCMの着信が鳴る

 

「少し失礼する『なんだいダディ?・・・分かった』

「ルシファーに手酷く傷を付けたのは君達が初めてだ。再戦を楽しみにしているよ」 

 

神谷コウスケはルシファーを回収して去っていった

 

「凄いじゃないスルガ!バンとジンでも苦戦した相手にあんな反撃するなんて」

 

フルリンクシステムを解除したスルガ、しかし疑問は残る。なぜルシファーの先の攻撃が見えたのか

回りの声をシャットアウトして思考を深める。ルシファーが謎の赤いぼやけを見せ攻撃のモーションが見える謎の現象が起きている事だ

しかしなんだったかあれ、なんか見覚えがあるんだ

 

「おい!いい加減戻ってこい!」

 

仙道ダイキがスルガの頬をひっぱたき思考の沼から引き戻す

 

「あ、すいません仙道さん」

「逃げるぞ。さっさとこい!」

 

そして帰還中にとある一つの言葉を思い出した。本来LBCSとの深くシンクロをすることで相手の精神感応が流れ込み、相手の次の手が見える現象。その名は・・・

『オーバーセンス』

 

 

 

 

 

 

 

═タイニーオービット社、シーカー本部═════

シーカーに帰還した面々、毎度の如く独断で行動したことを拓也さんに咎められ、そしてスルガとジンは神谷重工で見た情報を共有する

 

「まさか海道義光がアンドロイドだとは・・・」

「んで問題は量産されていたやベー爆弾だよ皆さん」

 

スルガがコピーし持ち出してきたドングリの設計データとその資料。シュミレーションでも凄い効果を発揮した

 

「一体イノベーターは・・・いや、海道義光の影に要る奴はこいつを使って何をするつもりなんだ?」

「鍵は資料に載っていた『フェアリーテイル計画』と言う単語のみ・・・か」

「直訳すると妖精の尻尾か。一体なんなのやら」

「それに関しては俺から説明させてもらう」

 

今は亡き祐介さんの後と意志と意思を継ぎ社長となった拓也さんからの説明がある

 

「檜山からの情報だが奴らはそのドングリをAX-03、フェアリーと呼ばれるLBXに搭載され太平洋上に存在するエネルギープラント、タイラントプレイスを襲撃するつもりだ。もしタイラントプレイスが破壊されれば世界は深刻なエネルギー不足に陥る」

「そこにエターナルサイクラーを持ち出して世界を支配するって訳か・・・とんでもねえ狸だな」

「そのフェアリーとか言うLBXはそんなに行動範囲が広いのか?」

 

仙道ニキの疑問、確かにサターンの話題出てないもんな

 

「いや、サターンと言う巨大ロケットがイノベーター研究所で建造されている。そいつに大量のフェアリーを搭載するらしい」

「おいおい、話がでかすぎねえか?信じらんねえぞ」

「いくらなんでもそんなこと出来るのかしら・・・」

 

各々が疑問をもつ。そして真野の姉御が端末を捜査、手頃な衛生をハッキングしイノベーター研究所を空撮、サターンの存在を示し、温度変化(液体酸素などの注入)で発射が近いこともしめされた

 

そしてイノベーター研究所への潜入作戦が決行されることとなる。夜も遅いし、次の任務は今までで命を落とす危険性が段違いの任務であり、各々一度帰宅するように伝えられた

 

「カズ、ハンターってこれから使う?」

「フェンリルがあるからあんまり使わないが・・・」

「ならカスタマイズさせて?思い付いたのあるんだわ」

 

と、カスタマイズの内容を提示する 

 

「まあこれならいいぜ!ほらよ」

「センキュー!フェンリルも狩れるLBXに仕立て上げてやるわ」

 

═タイニーオービット社、医務室════

里奈さんと共にルナに会いに来たスルガ。ルナに放せる限りの事実を話す

 

「それがスルガやお姉ちゃんがしてることなんだね」

「ええ、そうよ。ルナには昔から苦労をかけたわね」

「うんうん、大丈夫。お姉ちゃんも私を助けようとしてたって事はスルガから聞いたから」

「ルナ・・・ありがとう」

「俺は行くつもりだ。例えルナが止めようともな」

 

スルガはこの先を知っている。だからと言って命の危険が無い訳ではない。それは今までの事で痛感している。怖くない訳がない

 

「うん、分かってるよお姉ちゃん、スルガ、頑張って」

「ああ!」

「ええ!」

「あ、里奈さん、機龍預かって貰っててありがとうございました。次の任務は機龍を持っていくつもりです」

「分かったわ」

「スルガ、もう行くの?」

「なぁに、少しメンテナンスするだけさ。んじゃな」

 

さてと、ルナとは少し話したし、機龍の修理と改装するかな。省エネ化が課題だ

しっかし俺がオーバーセンスを習得することになるとはな・・・本気でおおっぴらにしにくくなってきたぞ

最悪というか、なんと言うかルナも使うつもり満々みたいだしな、戦闘での仕様だけ禁じることにするか?

 

しかし考えていても良い案は思い付かない。とりあえず現状オーバーセンスの事は胸の内に秘めておくことにした。お手軽に未来予知とか広まったら明らかにヤバいやつ

 

 

═レベル4研究室════

 

「やっほー結城さん」

「スルガ君、帰ってなかったのかい?」

「家戻ってもだーれも居ないからな。それなら空き時間も有効活用するのがいい。んで来たのはカズに貰ったハンターの改造と機龍の改良なんですが」

 

機龍のコアスケルトンからスルガの魔改造品で言ってしまえば有り合わせで作ったもの。エネルギー効率が悪いのだ。さらにそこにブースター、メーサー、アブソリュートゼロと言うエネルギーを爆食いする兵装がてんこ盛りと言う短期決戦型

 

「なるほどハンターの改造は何かコンセプトがあるのかい?」 

「ハンターの持つ潜在能力を全て解放して俺が与えられる能力を全て与えるつもりです」

「機龍の方は?」

「全体的にエネルギー効率をあげたいですね。エネルギーを爆食いする兵装が多いので・・・」

「成る程、それなら簡単だ」

「んじゃハンターの改装案なんですが、北欧神話でフェンリルがオーディーンを噛み殺したならハンターで撃墜してやろうかと」

「空を飛ぶオーディーンを撃墜・・・確かにハンターなら可能かも知れないけどかなり難しいね」

「なので徹底的に改造します。接近戦以外ならなんでもこなせる奴にするのでこんな改造を・・・」

 

はんたーのかいぞーないよー

・管制システムをフェンリルに準じた物へ更新

・スティンガーミサイルの追尾機能強化

・オーバードウェポン取り付け口追加

・着脱可能外部射撃管制レーダーを追加

・自立戦闘システムのインストール

・ワイルドフレーム向きのドライブシステム

 

「確かにこれならできる。自立戦闘も可能なら戦術の幅も大きく広がる」

「しかもデクー系列機にも空飛ぶのが居るのでレーダーも駆使してスティンガーミサイルをセミアクティブホーミングで叩き落とします」

 

そして、ハンターの改造と機龍の改良が始まる

 

「そうだ、こいつもバズーカ系とかスティンガーミサイルにスタングレネード付けて撃てば対人制圧も出来ますね」

「その発想はどうかと思うよ・・・それにMチップが」

「んなもん試験射撃の的にでも。どうせパンドラやフェンリル、オーディーン、機龍についてないんだし」

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