ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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つかの間の魔改造

═タイニーオービット社════

結城とスルガの魔改造的お遊びで爆誕した改造ハンターと改良された機龍、改造が終わった所で眠りにつき朝になった。またまた結城さんとスルガ、そして起きてきたルナとお話をしている

 

「そういえばハンターのカスタム名はあるのかい?」

「んー、無難にハンター改とでもしときましょうか」

 

と、性能について談義をしているとカズとバンが来た

 

「よお、元気か?」

「お!カズ、丁度良かった。ハンターの改造おわったぞ」

「お!どんな風に仕上がってんだ?」

 

ハンターの外見は大きく変化していない。変化と言えば腰辺りからアームが伸び、その先端に丸い板、レーダーが取り付けられている位のものだった

 

「そんな変わってないな」

「中身は別物だぞ。フェンリルとオーディーンを凌ぐポテンシャルを与えたからな」

「二人とも、凄いよこれ!確かにこれなら接近されない限り負けないかも」

「ルナがそんなに言うってことは相当なんだね。早速バトルしようぜ!」

「そう来ると思ってたぜバン」

 

map 港湾都市 ストリートレギュレーション

バトルスタート

 

スルガがハンター改、ルナがナイトメア、バンがオーディーン、カズがフェンリルを出す

 

ハンター改、ナイトメアはささっと姿を眩ます。フェンリルも狙撃地点を目指し、オーディーンも索敵しながら慎重に移動している。どこから攻撃が飛んでくるか分からない

突然後方からミサイルが飛んでくる。回避するがその弾頭はスタングレネードが炸裂、少しビリッとするが機能に問題はない

すぐにハンターを探すが見当たらない

 

「カズ、そっちから見つけられないか?」

「いや、見つかんねぇ。スティンガーミサイルの軌道パターン読んで見たが影も形もねえな」

 

ナイトメアは潜伏している。そしてハンター改は狙撃体勢を取っているフェンリルを捕捉した。フェンリルの様子からはバレている様子はない

 

「ルナ、フェンリルおったから狙うわ。位置情報だけ送っとく」

「分かったよ」

 

ハンターライフルを構えビルの上に隠れたフェンリルを撃つ。戦果を確認はせず、スティンガーミサイルを通常誘導で放ち即座に足の履帯で離脱

 

「バン!居たぞ。でも逃げた」

「こっちで追撃する」

 

そしてオーディーンが飛行形態に変形、飛び立つ

 

スルガはそれを狙っていた。レーダーが飛行するオーディーンに照射、ロックオンしてスティンガーミサイルを放つ。リアルタイムで精密誘導を受けオーディーンに襲いかかる

 

「ちょっ、まっ」

「バン、大丈夫か!」

 

フェンリルからの援護狙撃でいくつかのミサイルを撃墜しオーディーン自体も建物の隙間を縫って低空飛行、ハンター改からの誘導を切りミサイルを振り切る

 

ハンターは狙撃を警戒しまた姿を隠す。オーディーンはそれを追跡

ナイトメアはミサイルへの狙撃で割れたフェンリルを襲う

 

「うおっと、あっぶねー」

 

ダガーに素早く持ち替え対応するフェンリル、しかし近距離戦にはナイトメアに軍配が上がる

 

「カズ!今行く!」

「悪りぃ」

 

じわじわとフェンリルを追い詰めていくナイトメア、上手いこと避けてはいるが戦場は狭いビルの上だ

 

「いや、バン来るな!」

「え?」

 

屋上に向けジャンプしたオーディーンに大量の弾丸が降り注ぎ遅れてスティンガーミサイルがハンター改の射撃システムに支援されオーディーンの偏差先に投射される

遠距離からの攻撃で弾のバラけが多いがそれすらオーディーンを逃さない籠となっている

リタイエイターを回転させ致命傷は避けるがHPは減っていく。遅れてスティンガーミサイル二発が正面、残りが上下左右から向かってくる後ろはビルの壁で回避は出来ない

オーディーンは操作不能覚悟で各所の飛行用ブースターで速度で無理矢理突っ切り離脱したがハンター改からは間髪いれず対空狙撃、しかし偶然リタイエイターに当たり弾かれる

 

「チッ、運の良い奴め」

 

建物の間に落ちて狙撃不能そこでスティンガーミサイルの更に追撃、ハンター改の銃口はフェンリルに向く

 

「そろそろ限界じゃない?」

「まだまだぁ!」

 

このままナイトメアがフェンリルに張り付き続けていたらそのまま落とされる。しかしオーディーンが下手に動くとハンター改からの攻撃を貰う

 

ハンター改がフェンリルに狙撃、フェンリルがハンターからの狙撃を避けるために苦肉ので策ビルから降り地上戦、しかし周辺の建物の壁と言う足場を手に入れたナイトメア、立体機動力が更に上がる

 

「スルガ、行けそうだよ」

「あとは誘い込んでチェックメイト、やれるならやっても構わんぞ」

 

「バン、まだ行けそうか?」

「ああ!カズは?」

「残り僅かって所だな」

 

フェンリルは地上で防戦一方、しかし遠距離専門のカズは自身が特定の方向に移動していることに気づけなかった

その一方でハンター改はガトリングを引っ提げオーディーンにカチ込みをかける。咄嗟に障害物に隠れるがやはり弾幕が凄まじい。じわじわと後退を強いられる

 

「カズ、何とか合流しよう」

 

「ルナー、いつでもいい?」

「おっけー」

 

徐々に近付く4機。しかし向かう先はスルガが用意したリングであった

変化があったのはナイトメア、フェンリルからすれば何もない空中で縦横無尽に動き始めた

 

「んなっ!?」

「へへーん、これでもう逃がさないよ!」

 

いくらトリッキーな動きが得意なナイトメアとは言え空中で方向転換を繰り返すのは無理がある。カズも何か仕掛けがあると踏んだがそれを探す余裕がない

 

「バン、気を付けろ。何か仕掛けがあるぞ」

「どうしたの?」

「ナイトメアがあり得ねえ動きをしてやがる。まるで空中に足場があるみてえだ」

 

「ルナー、使い心地どう?」

「ぶっつけ本番でもなかなか使いやすいよこれ」

 

フェンリルが少し距離を取りよく観察する。そうすると何やら光るものが見えた。それを拡大すると細いワイヤーのようなものが張ってあるのが見えた

よく回りをみればワイヤーは色々な所に張ってある

ナイトメアはこれを足場にしているようだ

 

「あ、気づかれたっぽい。ワイヤー見てる」

「こっちも気付きおった、オーディーンがワイヤー切っとる」

「そろそろ決めなきゃね!」

 

ナイトメアが突きかかりフェンリルの姿勢を崩し、隙を作る

 

「行くよ!必殺ファンクション!」

 

アタックファンクション

ドリルスラッシャー

 

ワイヤーの張力までも利用して加速した高速ドリルスラッシャー、フェンリルを完全に捕らえ撃破

 

オーディーンもガトリングとスティンガーミサイルに苦しめられていた。接近しようにもガトリングで弾幕を張られる上に履帯で引き撃ちに徹せられる。裏から回ろうにもスティンガーミサイルのピンポイント爆撃が待っている

 

「もう一掃するか」

 

アタックファンクション

サンダーバースト

 

雷のレーザーが横凪にオーディーンか隠れている障害物ごと切断する

この辺一体が壊滅するが炙り出しに成功。そこに襲来するナイトメア

 

「一か八か、必殺ファンクション!」

 

アタックファンクション

グングニル

 

巨大な赤い神槍が形成されハンター改に来襲する。ハンター改は弾幕とスティンガーミサイルでグングニルの相殺を目論むが止められない

 

ハンター改、撃破

 

しかしただではやられない。撃ったスティンガーミサイルを一発、地面スレスレに飛行させハープーン対艦ミサイルのようにポップアップ、オーディーンを下から奇襲、撃破した

 

───────

 

「なんかあっけなく終わったね。でもこのデータがあればフェンリルも更に改修できそうだ」 

「ルナ、ワイヤートラップ兼足場どうよ?」

「うーんナイトメアやジョーカーみたいな変幻自在な機体じゃないと厳しいかも」

「うわー、本当に別もんに仕上がってんじゃねーか。機動力はフェンリル以上だぞ」

「だろー?ワイルドフレーム向きのドライブシステム付けてみた。引き撃ちもやり易くていいぞ。ストームツインガトリングで集団殲滅も御手の物だぞ」

 

ワイヤー戦術やハンター改の評価は続く

 

「ワイヤーには驚いたよ。でもレギュレーション大丈夫なの?」

「んーーー、グレーゾーンだな。爆発トラップにしたら絶対アウト。後はワイヤーで一帯を蜘蛛の巣の如く要塞化するとかしない限り大丈夫じゃね?」

「初見じゃかなり厄介な仕掛けだな。使い慣れたらジンも苦戦必至じゃないか?」

「仙道ニキは初見で速攻見抜いて使いこなしそうだ」

 

そして時は過ぎ夕刻、集合時間となる

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