═タイニーオービット社════
作戦に参加する全員が作戦の概要を共有した所で唐突にスルガが口を開く
「ちょっちいいかい?皆さん」
「どうしたんだスルガ」
「この場に居ないレックスの過去のことなんだけど」
「レックスの・・・過去?」
「ああ、拓也さんか里奈さん聞いたこととか調べたことある?」
「いいや、そう言えば無い・・・」
「聞いたこと一応あるけど、はぐらかされたわね」
「なるほど、じゃあレックスの過去の話、無許可で伝えるね」
そしてスルガはレックスの過去、エネルギープラント崩落事故の事、そしてレックスの父親が責任者でいじめやら迫害で色々大変なことになったこと、裏で海道が無茶苦茶したことを話した。反応は三者三様十人十色、特に拓也さんと里奈さんの反応が顕著であった
ショックだったのだろう。仲間である自分たちにそれを打ち明けず抱え込んでいたことが
═ダム湖、獣道═════
タイニーオービットでミーティングと作戦説明を挟み早速潜入開始、巨大なダム湖を見下ろしつつ進む
既に完全武装警備員一個小隊をハンター改のスタングレネードとスティンガーミサイルの餌食にしている
「相変わらず手際が良いな。そっちの方が向いてんじゃないのか?」
「そうかも知れない。メタナスGXの時も制圧したし」
と、道中の警備LBXを蹴散らしながら進んでいくと古びた貨物トロッコの集積所に着く
「湖だけじゃねえか。入り口なんてねえぞ?」
「この水は精巧なホログラムなの。入っても濡れないわ」
「へぇ?面白いもんだな」
仙道ニキがその辺の小石を数個水面に投げ込む。特に波紋も音も無い。この辺もう少し何とかならなかったのかな
「皆、行くぞ」
「「「おーーっ!」」」
═イノベーター研究所═════
ホログラムの水面をくぐり巨大な施設に出る
「すげ、湖の下にこんなもんがあんのか」
「ええ、信じられない」
「出来るだけ盛大に爆破してみたいねぇ」ジュルリ
そして先に進む
途中デクーシリーズ等に襲われるも即殺していく一行 俺以外敵処理速度が異常すぎる
基本的に一撃で葬り去ってるしさ。なんなのこいつら?
あっ、また一機哀れなLBXが・・・(残骸選別中)
アニメやゲームにはいなかったけどたまーに人間が居るな。大体俺の獲物になってるけど ※スルガのハンター改が警備員の大半を無力化しています。その度カズが複雑な表情を見せる
「スルガがこんなじゃなかったら潜入にもっと時間がかかってたろうな」
「一撃で決める分嗜虐心丸出しで特に性格悪い時の仙道ニキよりマシでしょ」
「・・・」
「ぢょ!無言で顔じめないで、ぐるじぃ」
仙道ニキによる無言アイアンクロー
現在進行形で敵に襲われているのに相変わらずである
═研究所内通路════
サターン発射場、エクリプス発進基地、オペレータールームと繋がる通路、仙道ニキによる制裁アイアンクローは継続中である。そしてトラブルが起こる
「何かおかしくないか?」
「ジン、どうしたんだ」
「ここだけ警備が居ない。妙だ」
そしてバンの顔の前に一機の白とピンクのLBXが姿を表す
「うわっ!」
「なんだこいつ?」
「イノベーターの新型LBXフェアリーだ。行くよ機龍、フルリンクシステム起動」ゴトッ
フルリンクシステムを使用した途端仙道はスルガの顔から手を離す
「行け!オーディーン」
「ゼノン、起動」
「Go!フェンリル」
「お願い、パンドラ」
「行くぞ、ナイトメア」
「ぶち壊せ!ハカイオー絶斗」
各々がLBXを出す中機龍は咆哮、そしてフェアリーは一機では無く三機居た。纏めてインビジブルで姿を消す
赤外線カメラ起動っとフェアリーが隠れても丸分かり
自分がインビジブル使ってるから対応策も万全なのだ
フェアリーはインビジブルを用いた短機関銃での銃撃で味方を翻弄する。しかし機龍の赤外線カメラで透明化したフェアリーのシルエットを写し出す
チャット『場所の割り出しと支援に専念するから攻撃よろしく』
「助かるスルガ、みんな行くぞ」
機龍の赤外線カメラに捕捉したフェアリーの位置を共有、こうなってはインビジブルは意味がない。各々がフェアリーを追い詰める
map イノベーター研究所通路 アンリミテッドレギュレーション
バトルスタート
ナイトメア&ハカイオー絶斗コンビ
インビジブルを使用しているフェアリーに向けて絶・破我刃(チェーンソー)でのおおよそ近接広範囲&高威力斬撃 で炙り出す
「バレバレだ!」
仙道は影の事を誰よりも先に見抜き影の着地点をメイスで殴打、壁にぶつけ大幅な隙を作る。そこに機龍からのレールガン攻撃、フェアリーは体勢を直すことが出来ない
パンドラ&フェンリルコンビ
このペアは強い。パンドラの機動力がフェアリーを上回って居たのだ。そしてパンドラが取りついたところにフェンリルからの狙撃と言うパターンが出来上がり追い詰めていた
オーディーン&ゼノンコンビ
言うまでもなく強い。完璧な連携でフェアリーを完全に翻弄している
総評、インビジブルで隠れられなくなったフェアリーは数々の死線と強敵を打ち倒してきた歴戦の化け物共相手には不十分だった
わーすっごーい。皆完全にフェアリー蹂躙してる~
あ、やられた
「皆えげつねえな」
「多分透明で見えなかったら苦戦してたと思うわよ」
「ああ、機龍の赤外線カメラ様々だな」
「相手が見えるだけでも戦いやすい。助かったよスルガ」
「皆、コントロールルームはこの扉の向こうだ」
═コントロールルーム═════
さて、ここまで綺麗にレックスの罠に入った我々、しかしここからではサターン発射の管制が出来ないようにされている
「駄目、ここからじゃコントロールできない!」
「くっ、直ぐに別の場所を探すぞ!」
拓也さんがそう言って戻ろうとする。そして
ガシャン、カシン!
「なんだ!開かねえぞ!」
「閉じ込められちゃったか・・・どうすっかな?」
「どうにかして開けられないか?」
「ここで罠にかかるとはッ!」
里奈さん、ジンが扉の端末を操作するがうんともすんとも言わない。そして郷田ニキが力ずくで開けようとする
『罠? 違うな。これは俺からのサプライズだ』
大きなモニターにレックスの顔が写し出される
「レックス?」
「檜山・・・」
『まったく、まだ気付かないのか?お前らがそこに居るのも、今までしてきた事も、全て俺の予定通りなんだよ。海道の人形には、さぞかし驚いただろ?』
「やっぱりなんか企んでたんだねレックス、動機は大方エネルギープラント崩落事故でこの世界に恨みができたあたりか?」
『ほう?察しが良いな。 プラチナカプセルとメタナスGX。それをシーカーとイノベーターに持たせて、戦わせた。こんな腐った世界の運命とやらを巡って、駆けずり回るお前らの姿は愉快だったぜ?』
「レックスの計画はイノベーターの物と違うんだよね?勿論」
『ああ、あの男の計画か・・・俺には俺の計画がある』
「なぜ、何故だ檜山!」
『俺はこの世界に守る価値があるかを見定めたかったんだ』
「それでレックス、救う価値は・・・無かったみてえだな」
『そうだ。だから、世界には一度やり直してもらう。救うに値する価値を作る為のキッカケをな』
「レックス・・・」
バンが露骨に落ち込む。しかしレックスはそれに気を止めず
『もう少し話してやるつもりだったが、その様子だと俺がなんでこんなことをしようとしているのか、知っているみたいだな』
「ああ、スルガから聞いている」
と、その時だった
アタックファンクション
アブソリュート・ゼロ
「そーい」
なんということでしょう、スルガがロックのかかった扉を分子レベルで凍結し軽い掛け声で粉砕しているではありませんか
「レックス、この程度のロックは無力だぞ」
『ほう?しかし今からでは間に合わない。どちらにせよ諦めるんだな』
アナウンス<サターン発射最終カウントに入ります30...29...28...27...26...>
「俺達は諦めないよ、レックス」
「ああ、皆行くぞ!」
と、コントロールルームから駆けて出る
「なあ?檜山蓮俺達は心底諦めが悪いみたいでな。ぜってー止めるから覚悟しとけよ」
『分かった、止められるものなら止めてみろ』
と、スルガも最後にコントロールルームを出ていく
そういえば山野博士と会ってないな。ヤバくね?