ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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番外編!W編行くまでに少し書きます


幕間、河白スルガのとある日常

═タイニーオービット社会議室════

ルナが居たり機龍の大規模メンテナンスやドライブシステムの改良、その他諸々の理由でタイニーオービットに定期的に通っているスルガそしてなにやらタイニーオービットで重要な会議があるようす。スルガもそれに参加させられていた

 

「───以上の理由で河白君が開発したドライブシステムは大成功と言っていいでしょう」

「分かった。以上の事で何か質問のあるものは居るか?・・・特に無しだな。では本題に入ろう」

「拓也さん、何で俺がここに呼ばれたの?」

「1つはドライブシステムの今後の事、そしてこっちが本題でフルリンクシステムの事だ」

 

フルリンクシステムは元を辿れば病床のルナの外の景色を見ると言う願いを叶えるために作ったシステムなのだ

 

「拓也さーん、フルリンクシステムの事なんですけど仕組みは半分も分かってないですよ?重要な所は何一つ分かってないに等しいです。よく分からないまま計画進めたら最悪意識だけが喪失して植物状態よりひどくなりますよ?」

「君は問題無く使っているんだろう」

 

一人の重役からの質問

 

「正直このシステム自体深夜テンションで作れてしまった物でなぜ問題が無いのかすら分からないんですわ。後今さらながらこのシステムをおおっぴらにするのも腰が引けるんですよね」

「軍事転用、いや悪用全般を心配してるんだな?」

 

海道ロイドの一件があり下手すれば人的被害が極端に少ない軍隊が完成、世紀末と化する恐れもある

 

「そうです拓也さん。世に出すにしても自壊装置付きで定数作って貸し出しと言う形にしてほしい。俺に管理させてくれるのが一番ではあるけど」

「そこには十分配慮するつもりだ」

 

タイニーオービットの重役達もこの後の自分のフルリンクシステムの使用法やアンリミテッド状態での副作用等を説明、危険性についても十分納得していただいた。と言うか納得させた

とりあえず今の段階では世に出す方法までの結論は出なかった。一歩間違えた時の危険性がヤバすぎる為だ

 

「んでドライブシステムの方なんですが、タイニーオービット以外に提示するつもりも特許料を請求するつもりはありません。機龍作ってもらったりフルリンクシステムの解析させてもらってる恩があるので」

 

重役達が驚く。結構な利益をあげているみたいだし当然かな?

 

「それではあまりにもスルガが損をしていないか?」

「んなこと無いですよ。これから困ったときとやりたいことがあるとき存分に便りにさせて貰うつもりなんで」

 

イフリートに腕が噛み砕かれた機龍、元に治すと同時に別のパーツも追加で作る。新たなレールガンユニットと背部バックパック、そして新たな右腕だ。しかしまだ新型胸部武装は開発途中である

 

「河白君の機龍と言うLBXだが一般販売はしないのかね?」

「それだけはしません。理由は色々ありますがその代わり機龍の一部武装をベースに新型武器を考案させて貰っています。資料はそちらに」

「確かにこれは凄いが機龍も売り出した方が儲かるのでは?せめて理由を教えなさい」

 

と会議は続く。終わったときにはへとへとであった

 

═社長室═════

自分で勝手に淹れた紅茶を飲みながら突っ掛かってくる重役に対してぶつくさ言うスルガ、拓也さんと霧野秘書は苦笑い

 

「機龍は仕方ない。細かいデータ言ってないから、でもフルリンクシステムの危険性理解しねえのはどうなのよ・・・ブツブツ」

「そこまでにしてやってくれ。君の考えも分かるが彼らもタイニーオービットの事を考えているんだ」

「定数貸し出しは何がなんでも認めさせてやる。一般発売とか絶ッッッッ対にさせない」

「そこは私も裏から手を回しましょう。話を聞く限りそうした方が良さそうですし」

 

とりあえず文句を一区切りし紅茶を飲み干す

 

「すっるがー!」

「うおっと、どうした?」

 

社長室にルナが突貫してくる、度々突貫してくるがセキュリティはどうなってんだと聞いたところ霧野さんがその都度通してるらしい。黙って

 

「会議終わった?」

「おう、終わったぞ。んでどうした?」

「結城さんが呼んでたよ」

「分かったすぐ行く。そ言えば拓也さん、オプティマって認可どこまで進んでる?」

「あと一週間と言った所だろう。認可を止めていた連中が海道の失踪で勢いを失ったらしい」

「はっ!いい気味だ。んじゃあ拓也さん、また」

 

═レベル4研究室═════

オーディーンや機龍、フェンリルが生まれた研究室

今はエターナルサイクラーの実用化、フルリンクシステムの解析等がメインで行われている

 

「あ、スルガ君早速だけど聞いてもいいかい?」

「なんでしょ?」

「フルリンクシステムの作動履歴を解析していたんだけど主にカイザ、ルシファー、イフリート、その他戦闘でフルリンクシステムに不自然な動きがあったんだけど、何かおかしな事はあったかい?」

 

不自然な動き・・・やっべ、オーバーセンスって使いすぎるとバレるのか?

 

「さ、さあ?今まで以上にアンリミテッド状態でダメージ受けたからそのせいじゃないですか?痛みのフィードバックもありますし」

「うーん、そうなのかなぁ?明らかに精神同調の深度が上がってるんだよな。本当に何もないのかい?」

「特になにも」

 

やっべー・・・結城さんにだけオーバーセンスの事ゲロるか?いやしかし巡り巡って第三者には知られたくないし、シラきり通すか

 

「ますます謎だね」

「あ、そう言えば機龍がイフリートと月光丸との戦いで操作拒否して勝手に動きましたね」

「勝手に?自立戦闘システムを組み込んだのかい?」

「いや、んなもん組み込んでない。機龍が勝手に動いたんだ。山野博士曰く原因不明らしい。仮説としてはフルリンクシステム周りが怪しいとさ」

「じゃあその辺を先にしらべてみようか」

 

スルガも解析に回る。しかし機龍の自我の事はCPUや記憶装置を精査してもよく分からなかった

フルリンクシステム状態からアクセスしてもうんともすんとも言わない

結局、何も分からなかった

俺何でこんなもん作れたんだ?

 

═数日後═════

タイニーオービット内のカフェスペース、秘書の霧野さんに呼び出されたスルガとルナと里奈

 

「スルガ君、ルナちゃん、里奈さん朝早く呼び出してごめんなさいね」

「いえいえ、別に構いませんよ」

「ルナちゃん、最近体調はどうかしら?」

「絶好調・・・って訳でもないけど元気だよ」

「そう、それで話なんだけどルナちゃんが元の病院に戻ることになったわ」

「え?」

「ま、そうだろうな。イノベーターが力を失った今別に警戒すべき物は特に無いし、手術するためにも戻らなきゃいけない」

「社長の話によるとオプティマの認可までも秒読み段階みたいだから」

「よかったじゃないルナ!」

「うん!スルガ、お姉ちゃん、霧野さんありがとう!」

「手続きは私と社長がやっておくから準備しておいて下さい。後スルガ君、フルリンクシステムの解析を山野博士が手伝ってくれてるみたいですよ」

「山野博士が?もう少し家族の時間取った方が良いって突っぱねれない?」

 

山野博士が来るのはまずい。あいつが来るとオーバーセンスの事まで明かしかねん、どうするか・・・

 

「一応今日から出社してくることになってるからそれは無理です」

「嬉しいんだけどフルリンクシステムの事を詳しく知る人はこれ以上増やしたく無い」

 

この後オーバーセンスの事がバレかけた

 

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