ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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いざ鎌・・・アメリカ!

═三日後、スルガ家════

昨日決まったことだが今日の昼頃ディテクターに対抗するためにアメリカに行くこととなった

シーカーでの解析でカズ、アミのCCMの反応が太平洋上で失探しアメリカに向かったのでは?と推測を立てた為だ

 

今はレックスとルナに手伝いを頼み家の整理をしているよ

昨日スルガはタイニーオービットからフルリンクのデータと機龍の全データを外部端末に移動し物理的隔離の後完全にデータを消滅させた

ついでにフルリンクもLBXの暴走と言う名目でレンタル停止(分解、分散保管中ブルーキャッツとかキタジマとか色んな所)核とも言える部分は持ち出す

そしてスルガの家のパソコンもデータバックアップをUSB、ディスク、紙で残し搬出、家の電子記憶媒体アブソリュート・ゼロで完全破壊と言う徹底ぶりだ

 

「スルガ、これで良いのか?」

チャット『うん、しばらく家の管理任せたよレックス』

「これ結構な量あるね、私だけで持ち運べないよ」

チャット『だからレックスを呼んだ。運搬よろしく』

「分かった。日本での事は諸々任せておけ」

 

レックスの運転する車でハネダ空港までルナと送って貰う。その車内では

 

チャット『ルナ、そう言えば最近レックスと仙道兄妹にみっちり修行うけたそうじゃないか』

「うん。でも成果は自分の中ではイマイチかな。私がシャルナックに振り回されてばかりだもん」

「そう凹むなルナ。使いこなせてるとまでは言えないが二日で仙道も驚くほどに成長している」

チャット『レックスからの太鼓判とはさすがだな』

「まだまだだよ。この子の能力はこんなものじゃないはずだから」 

チャット『あんまり気負い過ぎるなよ?』

 

 

═ハネダ空港════

空港でバン、ヒロ君、ラン、拓也さんと合流し初めましてのランとルナは軽めの自己紹介を交わす

 

「オッス!花咲ランです!これからよろしくお願いします!」 

「元気だね~私は石森ルナ、よろしく!」

「よお!もう集まってたか。早速機体を見てきたんだが流石世界のタイニーオービット社社長専用機だ。すんごいぜ。羨ましいなぁ」

「簡単に動かせるのでも無くてな。処理は霧野君に任せっきりだ」

チャット『後からでもちゃんと労ってあげなよ?拓也さん只でさえ鈍いんだから』

「うっ、そこを突かれると耳が痛いな・・・っと、そろそろ出発時間だな。俺は行けないが、頑張ってくれ」

「「「「はい!」」」」

チャット『いざ鎌倉!』

 

 

 

═太平洋上空════

搭乗してから間も無く離陸した機体、航路が安定し機内自由行動時間となった

 

「私飛行機なんて初めてだよ!綺麗な雲海だなー」

「ですね。僕も初めてです」

「私もー」

チャット『そう言えばコブラ、アメリカ行くのに何のアテも無い訳じゃないんだろ?と言うかアテ無しとか言ったらここから叩き出すぞ?』

「アテはあるから楽しみにしとけ。っても色々話し聞く限りスルガなら分かってんじゃねえか?」

チャット『おおよそ検討は付いてる。行くには気が引けるけど』

 

そう、スルガは一度NICSのサーバーをハッキングした経験があるのだ。バレてないと良いけど・・・

 

「そうだ!あのシャルナック完成してたんだって?」

チャット『ルナの為に頑張った甲斐があったぜ』 

「ねえスルガ、時間あるしヒロ君、練習がてらバトルしない?」

「いいですね!やりましょう!」

「あっ、ズルい。私もやりたーい」

「スルガはどうする?」

チャット『フィールド内で観戦させて貰うわ』

 

と言うことでルナ対ヒロ、ランの対決となった

 

「頼んだよ。シャルナック・ムーン」

「ペルセウスッ!」

「行くよ!ミネルバ!」

 

map 港湾都市(夜)

ストリートレギュレーション

バトルスタート

 

機龍は一番高いビルの上から観戦している

ミネルバがさっそくシャルナック・ムーン(以後ムーン)に仕掛ける。しかし真正面から来る相手の対処はムーンの得意範囲だ 

少し下がって一撃を避け近くのビルの壁を蹴り空中へ しかしそこにペルセウスの襲来

ムーンは衝撃を盾で受け流しペルセウスの姿勢を崩し無防備な背中に朔で斬り付け地面に落とす 

 

「うっ、流石です!ルナさん!」

 

そして狭いビルの屋上に着地、乗ってきたミネルバを素早い連続突きで屋上から退け上がってきたペルセウスを踏み台に高く跳躍、上空から試作電磁機関銃をペルセウスに向け二発射撃、防御を試みるも弾速が早く中途半端に受けた剣が弾き飛ばされた

 

更に連射、10発の連射で引き金ロック。

ペルセウスは弾かれた剣に向かい走りながら避けていたものの最後の当たり所は良かったが二発被弾し行き足が止まった

電磁機関銃を捨て朔を起動、向かってくるミネルバの迎撃にシフト、感で突きを避けミネルバクローがムーンに刺さる

 

「やっぱり上手く制御出来てない・・・振り回されてる」

「へへーん、どうよ」

 

全体的にルナにしては動きが大振りだな(オーバーセンス発動中)。レックスや仙道ニキの修練も合ったとはいえまだ使いこなせてない。と言うかムーンの癖に三日でここまで慣れるのも相当だろうけど

 

更にミネルバの追撃、しかし今度は対処する

 

「今かな!」

 

アタックファンクション

インビジブルブレイド

 

ミネルバの後ろに回り込み刺突、それと同時に姿を隠す

開けた場所に出て背中合わせになり回りを警戒する二機

 

「二人共、インビジブル姿は消えるけど影は消えない。攻撃の時に姿を見せるはずだ」

 

バンからのアドバイスが入る 

機龍は上から赤外線カメラでムーンの動きを見ているがバンのアドバイスが凶と出ると分かった

 

「影ですね。影・・・影・・・」

「どこだ?どこにいる?」

 

開けた場所で待ち受ける。しかしやって来たのは銃弾であった。遠距離からの亜音速の弾丸がミネルバに二発、三発と着弾

ミネルバ ブレイクオーバー

 

「どこから!」

 

近くを警戒していたが為遠くの建物の屋上から狙っていたムーン。ペルセウスは直ぐに近くの障害物の影に隠れ難を逃れる

 

へえ、インビジブルでの奇襲と見せかけた遠距離攻撃、俺が過去にやった手だな

 

「近接攻撃の警戒させて遠くからやったのか。しかも早いからすぐに回収できる。流石だよルナ」

「スルガの戦術だよ。何回嵌められたことか」

チャット『敵は絶体近付いて来る訳じゃ無いからな』

 

残弾で牽制し高速接近、ある程度で朔に持ち替え銃撃が止み出てきたペルセウスを突きかかる。だが機体の制御が遅れる

 

「あっ、遅かった!」 

 

加速が予想外に早く朔の突きだしが間に合わずぺるの横を掠め背の低い建物に激突しかける。そこはルナもきっちり対応しギリギリで建物を飛び越えた。しかし!

 

「今だ!必殺ファンクション」 

 

アタックファンクション

コスモスラッシュ

 

飛び越えた建物ごとコスモスラッシュが切断し後ろで着地したばかりのムーンに直撃、

シャルナック・ムーン ブレイクオーバー

 

──────

 

チャット『今回のバトルの総評、まずランから』

「押忍!」

『決まり手のインビジブル隠密射撃、ヒロ君にも言えるけどあれはもう少し射線を気にすること。あまり開けていると狙撃の餌食になる』

「でもどんな場所ならいいの?」

『理想は周りに射線を切る建物を用意する。狙撃は大抵上から来るから。警戒する方向を絞るとよいぞ。勿論逃走ルートの確保ができる場所だな』

「成る程、分かりました!」 

『ちょっとガツガツ行きすぎかな。正面戦闘が悪いわけではないけどもう少し動きを見るといい』

「動きを見る・・・」

 

「じゃあ俺はヒロの評価をさせて貰おうかな」

「はい!よろしくお願いします」

「そうだな・・・全体的にいい動きだったぞ。アドバイスは武器を落としたとき拾いに行ったよね?」

「はい、あれ以外武器が無いので・・・」

「そうか、持ってないのは仕方ないとして、あの距離で回収しに行くと相手の方が攻撃がはやかったら普通にやられてしまう。今回は二人いたからミネルバを頼るべきだったかな」

 

「じゃあ次わたしかな?そうだねぇ、自己分析するとムーンのスピードに付いていけてない。どうしても動きが大振りだったり最後見たいに動きが遅れちゃう」

チャット『今更言うのもあれだけど三段回リミッター有るよ』

「え?そんなのあるの?」

チャット『今回の結果視てその設定するつもりだったんだわ』

 

スルガは三段と言っているが実の所四段回ある

 

まず一段目はパーシヴァルF、ナイトメア程度。最低ライン

二段目はジョーカーX、パンドラ程度

三段目でこいつの全ての通常スペック解放

四段目は特殊モード、スルガも詳細不明

 

改造主として二段目と選択。四段目の特殊モードは伏せ   ておく

 

チャット『二段目程度でリミッター掛けとくわ』

 

と、機龍がムーンの調整をする中機体に衝撃が走る

 

『コブラさん、機体の制御が出来ません。乗っ取られました!どんどん機体の高度が下がってこのままだと海面に衝突します!』

「何だと!?」 

「「「「ええ!?」」」」

チャット『ハッキング?それともハイジャック?』

「どれどれ・・・」

 

コブラが機体を解析し原因と黙される謎の反応を二ヶ所見つけ出した。場所は機体中腹上部と前輪格納庫付近

 

チャット『バン、そう言えば前にもこんなん合ったよね。リニアだったけど』

「そう言えば確かに・・・ってことは」

「皆、謎の反応の正体はLBXだ。バン、ヒロ、ランは上の奴を、スルガとルナは前輪付近のを頼む」

「わかりました。ヒロ!ラン!行くぞ」

「スルガ、私達も!」

チャット『心得た』

 

─飛行機、前輪部─────

シャルナックとムーンはインビジブルを起動しながら反応の有る方へ

『インビットだ。恐らく近くにボスも居る』

「アレかな?前にタイニーオービットで撃破したこと有る奴だけど」

 

ムーンと赤外線カメラを共有、六個の熱源の中にインビットでは無い物が混じっている

 

『LBXマスターコマンド。リニアをジャックした奴だ』

「じゃあアレだね。どうする?多分見つかってないけど」

『凸るからボスに裏取りよろしく』

 

シャルナックが少しはなれたところからインビジブルを解除し手頃なインビットに正面から斬り込む

しかしインビットは軽快動きに天井の梁を掴み銃撃、それを回避し別のインビットへ、だが接近戦に乗ってこず遠距離攻撃に徹される。しかしシャルナックは撃破に拘らず時間とヘイトを稼ぐ

だがボスのマスターコマンドにはムーンの魔の手が伸びるままだ。気付いて居ない

シャルナックはスカートの部分からマグナムキャノンを二丁射出し装備

 

アタックファンクション

グラビティスフィア

 

遠距離から攻撃するインビットの近くに撃ち込み重力の弾に引きずり込む

 

そしてムーンもマスターコマンドに奇襲、目標をシャルナックに向けていた上に暗い空間で気付くことができず背後から朔でコアボックスを一突し機能停止 

 

『ルナ!』

「分かったよ!」

 

重力の中に引き込まれ身動きが取れないインビットに左右からの攻撃、この二機の腕の前では軽金属など無力で脆い胴間接を切断、三機程が爆発し二機はその爆風で重力の範囲外へ、しかしそこを逃すほど甘くはなかった

踵を返し二機ともに仕留める

立ち上がった所にシャルナックは首跳ね、ムーンは軽金属を貫き破壊した

 

═客席════

『操縦が回復しました!高度を上げてNシティに向かいます』

「五人とも、よくやったな。ふぅ、これで海のど真ん中で海水浴はしなくて済んだわけだ」

「助かった・・・ヘトヘトですぅ」

チャット『ヒロ君、疲れてるとこ追い討ちするけどこれからもっと凄い事になると思うで』

「何にせよこれで怪しい反応はもう無い。ゆっくり休んでくれ」 

 

コブラだけコックピットへ

 

「あ!スルガ」

チャット『どしたの?ラン?』

「さっきの戦闘記録見せて!」

「どうしたの?何か気になるとこでもあった?」

「だって私達と敵の数変わらなかったのに半分くらいしか時間かかってないじゃん」

「あ、確かに気になりますね」

チャット『あいよ。今CCMにうpしたよ』

 

─ヒロ、ラン、バン視聴中────

 

要約しよう。ランの言いたいことは『早すぎないか?』と。しかしバン曰くこの二人のコンビネーションはジンとでも真似できないぐらいには良い

スルガは論理と経験でルナの実力を把握しておりルナはスルガの実力を女の勘で把握して信じきっている

そのためにどこまで任せて良いか、どこまで手伝うかを瞬時に判断しているらしい

 

「これは正直真似できないよ。この二人の付き合いが生んだ物だからね」

「やっぱり経験かー!」

「でもお互いの信頼度半端無いですね」

チャット『そりゃそうよ。ルナとならバンとジンも下してやるわ』

 

そうやってワイワイやったあと一眠りした頃にNシティ上空に到着した

 

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