ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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やっぱりやるもんじゃないね。柄(2話同時作成)じゃないことはさ


オメガダイン 潜入は変わった

═オメガダイン═════

今バン達はLシティに存在している無駄にデカイΩの形をした建築物に来ている。

潜入に子供向けのイベントを利用する手筈になっている

その為にスルガが職員を数名買収し事前に把握できるだけの監視員の配置と警備システムを事前入手すると言う徹底っぷりだ

 

「こんなに沢山の人が集まってるなんて、初めて見るよ」

チャット『見ろ!人がゴミのようだ!』

 

と、バンのバッグに隠れ某大佐のセリフを書き込みながら一行はオメガダインの中へ

 

「はーい、良い子のみんな~。こっちですよ~」

 

雰囲気が緩やかなお姉さんの案内員に誘導され施設内見学の前段階、シアタールームへ

 

「ここだ。列を離れるぞ」 

 

列の最後尾からサッと他の客達からの死角に入り近くの通路へ、そしてスルガが事前に構築した潜入ルートに入る

 

「スルガの細工有りとは聞いているがここまで警備がいないとは、そこまで徹底したのか」

『ああ。久々に金の暴力を人間に向けた甲斐があったわ。最短なおかつ安全なルートを用意したからな』

 

そして警備LBX4機と出くわした

 

『チッ、完全には目を潰せないか。シャルナック』

「エルシオン!」

「トリトーン、起動」

「行くよ!リュウビ!」

 

警備用LBX『XF-05』

設計コンセプトや見た目はインビットに近い。両肩のカメラが飛行ユニットとなってたり武器腕じゃなかったり頭部の目がスリット状になっている等より実用性と汎用性を求めた設計となっている

脚部パーツがインビットと共通ならXF-05B、クイーンのようなホバリングユニットならXF-05U(高機動型)と変わる

 

武器はAMBライフルの改造品だろう。凄い威力の攻撃だろう。つまり当たらなければどうと言うことはない!

 

シャルナックは天叢雲から魔改造コマンドハンドガンに持ち替え高速で動きつつ代わる代わる目標を変えて射撃し嫌がらせ

 

「今だ!」

 

エルシオンハルバード、シーホースアンカー、武の剣が敵に食らいつき接近戦へ。シャルナックは腰から伸びるスカートのような部分からマグナムキャノンを一丁射出しキャッチ、そのまま射撃しジリジリと追い詰める

エルシオン、トリトーン、リュウビも苦戦なく撃破した

 

『バン、解析したいから破片持って帰って?』

「分かった。有るだけ持っていく?」

『証拠隠滅も兼ねてな。数多くてもアキハバラに流せばいい。足は付かんよ』

 

予想以上にアキハバラは広く深い。過去スルガが大量にグレネードを仕入れたり大量にイノベーターのLBXを流しても結局バレていない点だ(公安に目をつけられていてもおかしくない)今さら100機200機出所不明LBXが増えたところで怒られる心配はないし誰も疑問に思わない

 

話を戻そう。作戦は順調だった。奴に出くわさなければ

 

「おまえらは・・・!」

 

あ やせいの かざまキリト があらわれた

 

「風摩キリト!」

「まあいい。そっちから来てくれるなら好都合だ。俺とバトルしろ!」

チャット『無力化するか?』

「おっと、怪しい動きはするなよ?俺はボタン一つでお前らの事を通報できるんだぜ?」

「バン君ジン君、ここは僕が戦うよ」

 

ユウヤ一歩が前に出る

 

「分かった。任せたぞ」

「頼んだ、ユウヤ」

 

と、バン、ジン、拓也は先に進む

ユウヤはリュウビを取り出し戦闘に備えた

 

「さあ、やろうか!ジョーカーKC(キリトカスタム)」

「行くよ、リュウビ!」

 

map 草原 ストリートレギュレーション

バトルスタート

 

「へぇ?リュウビか!」

 

ジョーカーKCはジョーカーの頭と足、マスターコマンドの腕とルシファーの胴体を組み合わせた物だ。高い機動性から繰り出される独特な鎌、クレセントムーンの攻撃が特徴

 

ジョーカーKCは鎌を振り上げリュウビの方へ、リュウビは一撃目をかわしにかかる。しかし

 

「ッ!早い!」

 

上半身パーツの重量からはあまり考えられない速度で距離を詰めてくるジョーカーKC。リュウビはとっさに回避から防御にシフト、鏡の盾で一撃目を受け止め二撃目を受け流し反撃に剣を振るう。しかし容易に回避され気付けば後ろは崖、ジョーカーKCが鎌を振り下ろす

だがリュウビも寸の所で横回りし回避した

 

しかし猛攻は続く。三撃目の攻撃をいなしきれず岩肌が露出している壁に叩きつけられた。間髪入れずに突撃、リュウビはそれを再び回避する

 

「こんな事でビビる灰原ユウヤじゃないよねぇ?」

 

その挑発に乗る形でリュウビは反撃に出る

 

 

 

═バン、ジン、拓也side════

 

ダクトの中、警備のXF-05B三機を相手取る

三機の持ち物はいずれもライフル銃。エルシオンが盾を傾けて構え攻撃を吸引、その隙にトリトーン、シャルナックが飛び出す

 

アタックファンクション

ヒートウイング

 

焔の翼を生やしたシャルナックは迎撃の射撃を掻い潜り一機を斬り飛ばし、焔の翼に巻かれ一機が損傷、そこにトリトーンのシーホースアンカーの打撃で一機葬りエルシオンがハルバードを投擲、シャルナックへ射撃しようとしていたとろを突き刺さし爆発

このダクトを突破した

 

「よし、順調だね」

 

しかし次の扉の近くにはダクトは付いておらず、これまた雑にアブソリュート・ゼロで破砕、次々と扉のロックを解除しながら(いくつかの扉はオーバードウェポンで溶けたりブチ抜かれたりした)足を進める

 

「まて、あそこ」

チャット『人間だな。じゃあ俺が行くわ』

ドガッ バギッ ゴズッ バチバチ! 

 

そして道中で職員を十数名スタングレネードと打撃で意識を飛ばし(多分死んでない)そこら辺のトイレに放り込みまだまだ先へ。

やがて、Mチップのデータが格納されているであろう扉に到着した

 

 

═ユウヤside════

リュウビが剣を振るう。上から振り下ろす、横に凪ぐ、斜めに斬り上げるの三連斬撃。しかしすべて避けられる

 

(動きが全て読まれている!それなら)

 

更に踏み込み一閃。ジョーカーは後ろに回避、次の斬撃、と見せかけてリュウビはタックル、機動力の為軽量なジョーカーは容易に飛ばされる。しかしそこは風摩キリトの力量。直ぐに姿勢を立て直した

リュウビはその隙を狙い更に追撃、大ダメージを狙った

だが刀を振り下ろせばそこにジョーカーは居なかった

 

「なに!」

 

ジョーカーKCはリュウビの後ろに回り込んでいた。顔のピエロのような造形も相まって全てを嘲笑っているよう。

「残念でしたぁ!」

そしてクレセントムーンを振り下ろす

リュウビにクリーンヒット。だがダメージを最小限に留め受け身を取り直ぐに剣を構える

 

「クククッ、そうでなくっちゃ。ジョーカーキリトカスタムはジョーカーをカスタマイズした俺の自信作だ。攻撃性運動、防御、全てのスペックを極限まで高めている!」

 

再びクレセントムーンを振るいリュウビを滅多打ちにする。次々の重い攻撃にリュウビは姿勢を正す隙すら与えられない

五撃、六撃と攻撃を受け続けた

 

「どうした?君の実力はこんなものじゃないはずだよ」

 

リュウビは近くの山の頂上へ。ジョーカーKCはリュウビを追いかけ武器を振り下ろす。それを回避するために別の山頂へ飛び写る

今度は逆にリュウビの攻撃。しかし機体を捻らせ回避、また別の山頂へ移動、武器同士の鍔迫り合いに発展する

 

「どうしたんだよ。もっと本気で来てくれないと意味がないんだよ」

(本気で?意味がない?)

 

キリトの発言に疑問を抱いたユウヤ

それは置いといて戦闘は続く。武器の打ち付け合いの応酬が続く

 

「いいねぇ、その調子だ」

 

鍔迫り合いが起こったらジョーカーKCは独特な形の鎌を生かしリュウビの背後に回り込む。リュウビはそれを回避、飛び込みジョーカーKCに斬りかかる。それを柄で防御した後蹴り飛ばし追撃でクレセントムーンを投げるジョーカーKC、リュウビはこれを遠くに弾き飛ばす

それすら折り込み済みと言わんばかりに赤色のホープエッジでリュウビに襲いかかる

不意を突いた。そう確信したキリト

 

「なにっ!?」

 

しかしユウヤは盾を犠牲にキッチリと防ぎきっていた

この一撃の凄さは鏡の盾に半分程斬り込まれて居ることが証明だろう

リュウビは固まるジョーカーKCをおもいっきり蹴飛ばした

 

「最高だ!これは面白い!」

 

決着までもう少し、その時だった

 

「そこまでだ。関係者以外は即刻退去して貰おう」

 

キリトが不機嫌に振り替えると黒服とオメガダイン総帥アラン・ウォーゼンに連れられたバン、ジン、拓也が居た

 

 

═オメガダインサーバー室?═════

 

スルガが扉の鍵を粉砕、オープンする

 

「これは・・・」 

 

ここはスルガと拓也が入手した設計図ではサーバー室の筈だった場所だ。しかし目の前にあるのは巨大なMチップの生産ライン

 

「クソッ、偽の情報だったか」

チャット『あちゃー。結構精査したんだけどな。ちょっくら探してくら』

 

機龍がインビジブルを起動、ダクトへ飛び込む

 

「拓也さん、直ぐにここを去るべきです。サーバー室はきっとある筈」

「ジンの言う通りだ。拓也さん、探しましょう!」

 

と、踵を返そうとしたその時

 

「おやおやこれはNICSの皆さん。ずいぶん手荒ですが本日はどのようなご要件で」

 

全員が振り返る。そこにいたのは武装した黒服を四名程連れたオメガダイン総帥、アラン・ウォーゼンだった

 

「アラン・ウォーゼン自らお出ましとは」

「先程の会話を聞きましたがここにはサーバー室なんてここにはありませんしMチップの安全性も事前に政府に提出した通りです。ここまでの蛮行(大小数十ヶ所に昇る扉や壁の破壊)は見なかった事にするのでお引き取りを」

「・・・分かりました(後はスルガ便りか)」

(頼んだぞ、スルガ/スルガ君)

 

 

 

═Lシティ、駅═════

結局、オメガダインへの潜入は無駄足に終わった。スルガには駅で集合と連絡をして現在スルガ待ち  

 

「結局何も無かったの?」

「ああ、サーバー室だと思われていた部屋は生産プラントだった。結果的に、罠に嵌められた形になったな。後はスルガがどうするかだが」

「上手く動いて居てくれていると良いが」

 

と、一抹の不安を覚える。警備システムを麻痺させているとは言え扉と壁を破壊しながら進むと言う事をするような奴だ。更なる破壊活動をしなければ良いが・・・

 

と、駅構内で軽めの食事をしながら待っていると突然ユウヤの肩の上にインビジブルを解除した機龍が到着した

 

チャット『ただいまー。サーバー室見つけたは良いけどプロテクト固すぎて何にも出来なかった。でも何か面白そうな物を見つけたぜ。話は列車の中でしよう』

「相当なセキュリティだな。スルガも戻ってきた所だ。次のリニアでNシティに戻ろう」

「スルガ君、一応聞くがそれは君基準での面白そうなものか?」

チャット『うん。とっても愉快な物を見たよ』

 

 

 

═リニア内════

拓也のパソコンにアクセスし持ち帰った情報を広げる

 

チャット『今は建物の内部とか置いといて盗んだデータを見ていこう』

 

スルガ持ち帰ったデータ、それはLBXや機械の設計図、風摩キリトの過去とオメガダインとの関係、そしてキラードロイドと呼称される怪物の事だった

 

チャット『まあLBXとかの方は後で見てもらうとして一番濃い内容なのは風摩キリトの過去だな。だからこっちから行こう』 

 

ファイルを展開する。ファイル名は『キラードロイド』

スルガは意図的に持ってきているデータの量を絞っている

 

「これは・・・設計図?」

「キラードロイド・・・設計者はレックス!?」

「まさか、レックスは日本に居る筈だ。スルガとシーカー、オタクロスの監視網を全て掻い潜るのはいくらなんでも難しいだろう」

チャット『ああ。レックスは日本に居るのは確認済みだ』

 

嗚呼、レックス

この世界でも妹は暴走しているようです。多分ブレーキ役でいつか連行するのでよろしくお願いします

 

バンは設計者の名前に驚くがジンは冷静に分析する

 

チャット『こいつ、設計者は置いといてかーなり強いぞ。対LBX用自動殲滅兵器、LBXだけを殺す化け物って所だな』

「スルガ君、今対抗策はあるの?」

チャット『一番単純明快なのはアブソリュート・ゼロ又はオーバードウェポンの直撃、つまるところ力こそパワーの頭悪い火力で粉砕ことだな。ま、弱点もハッキリしてそうだしなんとでも調理できそうだ』

「問題は檜山を語る謎の人物か」

チャット『そっちの情報は一切なし。レックスが関与してないのは確かだね・・・そう言えば皆、NICSの人らってレックス生きてること知ってたっけ?』

「トキオシアでのスレイブプレイヤーになってたし知ってると思うけど?」

チャット『あ、そっか』

「レックスを知っているものは多い。何者かが騙ってるだけの可能性もある」

チャット『ま、現状はあんまり変わってないね。じゃあ次、風摩キリトの話に行ってみよう。かなり重いから覚悟しとけよ?』

 

 

【風摩キリトの過去】

彼には愛するエイミーと言う彼女が居た。

とある雨の日、キリトは彼女との待ち合わせをしていた。だが元々時間にルーズな所があった彼は遅刻してしまう。そして遅刻した彼が見たものは、待ち合わせ場所に突っ込んだ大型トラックだった 

 

彼女は死んだ。その日、その瞬間から彼のあらゆる歯車が軋み、狂い始めた。事故から少し時間が立ち、キリトはエイミーの精巧なアンドロイドを作った

あの日、自分が遅刻しなければ彼女は死なずに済んだのでは無いか。その後悔を払拭するために

ただ一言、彼は謝りたかったのだ

 

──────

 

チャット『あいつの気持ちも分かる。俺もルナが死んだら狂う。自分のせいってなったら尚更な』

「大切な人の死・・・か」

 

それぞれ思うところがあるのだろう

特に今のスルガにはルナと言う愛する人が居るのだ

 

──────

 

いくら精巧なアンドロイドを作ったとは言えそれはアンドロイドだった。感情の無いただの人形はただプログラム通りの答えを返すだけ

いくら改良してもその繰り返しに彼の心は、壊れかけていた

自暴自棄で放心していた頃にオメガダイン総帥、アラン・ウォーゼンと出会った

サイクロップスAI、それを成長させれば感情を獲得するの唆されて、

 

──────

 

『それでテストプレイヤーになったって所だな』

「そんな経緯が・・・だから本気でやらないと意味が無いって言ってたんだ」

「彼の事、なんとかならないだろうか」

「スルガ、キリトの事を説得できないかな」

『うーん、現状無理じゃね?手立てがねえもん。それに風摩キリトは死んだ女に相当執着してる。AIの完成までは打つ手なしだな。代案は立てれるけど乗って来ねえだろうし』

 

そう。フルリンクシステムの利用だ。機龍には自我が宿った。ならばエイミーのアンドロイドでも自我を宿らせるのは可能なのでは?

しかしこの方法、アンドロイドを弄った上誰かがエイミーに入る必要がある。更に言えば宿った自我がエイミーに似ても似つかない可能性があるのだ。それを了承するとは思えない

 

「今は諦めるしかない・・・うん?拓也さん」

「どうしたバン?」

「LBX同士の戦いでAIを成長させるのは分かるんだけどそれで人の感情って宿るのかな?」

「あり得ない・・・とは言わないが相当歪んだ性格になると思う。なら何故彼はオメガダインに協力を?」

「案外気付いてない・・・のかもしれないね」

チャット『目先に取り憑かれたか。まあ後々現実を突き付けるしか無かろうて』

 

この後帰るまでの間リニアの中に列車の積み荷泥棒が出たがただのスルガ無双になった(全員戦うことなくスタングレネードやメーサー、打撃の餌食になった)

 

 

 

 

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