ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

72 / 144
前回、スルガが作ったフィールドギミックのせいで(大体七割弱)が撃破されどちらかと言うと運の良い連中が本選に進んだ。

今回はサクサク行きます!セリフとか戦闘描写書いたら長いのでハイライト集的な感じで読んでくださればいいと思われますわよ


アングラビシダス本選 

═アングラビシダス会場════

第一試合

アミ対ジェシカ map 岩場

アミのLBXはスルガが修復したダークパンドラ

フィールド的には機動力に大きな差は無くパンドラが追いジャンヌDが逃げると言う流れとなる

ジェシカ側は接近されたら不利。ハンマーと言うサブウェポンも得たがインファイトを得意とするアミに対してはあまり期待出来ない為だ

 

ジャンヌDは命中弾を得ているがアミの機体捌きもありいずれも大きな損傷になっていない

しばらく沼に嵌まるが弾丸がアミの左手のエッジを撃ち飛ばしたことで試合が大きく動いた。攻め時と決断したジェシカが逃げを止めて攻め立てる

 

「拾わせないっ!」

「ちっ、」

 

パンドラは近くの大岩の影に身を潜めた。ダガー系、ナックル系の武器は基本的の2つでワンセット

振り回すことは出来るが発動できる必殺ファンクションが限られる。アミがメインで使う蒼拳乱撃や旋風もこれに該当する技でつかえない

 

「・・・これなら!」

 

ゆっくりと攻撃の手を緩めずにパンドラの隠れる岩に近付く。ある程度の所でサイドワインダー8、上左右から八発の誘導弾が迫る

パンドラは後ろに逃げて誘導されるミサイルを一直線に並べる。ジャンヌDも追いかけるために前進

 

アタックファンクション

紫電手裏剣

 

パンドラの右手に紫電が集まりLBXの半分くらいのサイズの手裏剣を形作った。そこで反転し手裏剣をミサイルに投げつけ破壊、大きく曲線軌道を書きながらそのまま飛び続けジャンヌDの左後ろから襲来、パンドラを注視しすぎていたからか手裏剣はヒット、機体は一時的なスタンを起こす

 

「嘘っ!?」

「貰ったわ!」

 

片方だけのダガーの持ち方を変え全身全霊で斬り裂いた

 

 

WINNER 川村アミ

 

 

第二試合

ラン対Aブロック勝者 map ピラミッド

相手のLBXはケートスD(ドライブ)で武器はコンゴウハンマー。操作妨害の中を勝ち残った猛者でイケイケ押せ押せな戦法?を取るがその実はワイルドフレーム特有の不整地踏破力や高いジャンプ力と取り付けられたドライブシステムの機動力から繰り出される強力ハンマーの一撃を得意とする人 

 

砂漠と言う地形はどちらかが大きく有利と言うけではない。機動力の差で 最初は翻弄されていたミネルバだったがここで賭けに出る。敵を狭い高所に誘導したのだ

防御をしてわざと攻撃を貰い地上に落ちた

その後駆動部の不具合で動きを止める演技をし、その高所から止めを刺さんとハンマーを振ろしてくるのを回避、ハンマーを砂に深くめり込ませその隙に炎崩しで撃破した

 

 

WINNER 花咲

 

 

第三試合 

ヒロ対Bブロック勝者 map 港湾都市

相手のLBXはフライトデクーCで頭、胴体がフライトデクーで両腕と足がデクーカスタム砲戦型の火力と防御力、高い飛行能力を持つ機体。Bブロックでも○ピュタの外側から一方的に撃っていたのでラピュ○の崩壊にも巻き込まれなかった

 

そしてヒロはこの相手をするためにリタイエイターとある物を使用させられた

それはLBX用外部接続飛行ユニット。オメガダインで鹵獲したXF-05Bの肩パーツをスルガが改造したもので大体のLBXならば空中戦が可能にする一品である

 

戦闘開始と同時にフライトデクーCは滞空。地上のペルセウスに右腕のバズーカを撃ち降ろしてくる。

しかしペルセウスは建物の間をドライブシステムも駆使してするする逃げる

それを追うフライトデクーC、速度はペルセウスの方が速い。見失ってしまった

 

さらに高度を取ってペルセウスの捜索をするが見つからない。それもそのはずだろう

突如後ろからの強い衝撃、これの正体は空を駆けるペルセウスが通り抜け様にリタイエイターで斬りつけたのだ。いきなりの事に機体はバランスを崩す

そこを逃すヒロではなかた。更にリタイエイターを投擲し追撃、リタイエイターを空中でふらついているフライトデクーを撃墜する

しかし重装甲のLBX、それだけでは壊れない

そのためペルセウスは空中のリタイエイターを拾い炎を纏わせ急降下する

 

アタックファンクション

クリムゾンスラッシュ

 

炎の刃をフライトデクーCに直接叩き付ける

ペルセウスは着地姿勢を取り地面を滑走し停止、それと同時に大ダメージを受けたフライトデクーCは爆発した

 

 

WINNER 大空ヒロ

 

 

第四試合

Aブロック勝者対Dブロック勝者

割愛

 

 

WINNER Aブロック勝者

 

 

準決勝第一試合

アミ対ラン map 水上岩場

ランにとってはドラゴンタワーでのリベンジ戦だ

だが今は操られているわけではなく全力100%、はるかに手強い

しかしランも強くなっている。簡単には行かない

繰り広げられるのは武器と体術の応酬。実力は互角の一進一退の攻防戦。ランが今まで通りのオラオラ戦法なら早々にやられていただろう

 

状況は三分間ほど動かなかった。その間行われる攻防に誰もが息を飲む

 

しかしランが先に大きく動く。本当に零距離まで飛び込んだのだ。インファイトの間合より更に近くで自分の武器もまともに振るえない所に、だ

アミも意表を突かれ距離を取ろうとするがミネルバはその大きな頭飾りを使い頭突き。小気味良い音を立ててパンドラは怯む。更にミネルバは武器を持ち変えた

ユウヤの持つ武の剣とおなじ系統の刀『霊刀クサナギ』修練のためスルガが貸していたものである

 

クサナギを怯むパンドラに投擲し直撃、アミに取っては想定外の連続、そのままミネルバクローを持ち更に加速する

 

アタックファンクション

気功弾

 

本来は飛び上がり上から落とす技だが、水色の波紋をクローに纏わせそのまま走り思い切りぶつけた

ぶつかった衝撃で波紋が混ざり合いパンドラを飲み込み吹っ飛ばす。しかしアミの機体制御術、寸前に後ろに飛びあがることでうまく衝撃を流し損害を少しでも押さえた

 

「へっへーん、どうよ?」

「やるわね。今度はこっちから行くわよ」

 

アタックファンクション

アクセルフォース

 

一定時間の速度ブースト。一瞬で距離を詰めラリアットをかましその後も速度と手数の暴力で押していく

 

アクセルフォースの効果が切れた後もまた攻防戦が続き両機ともダメージが蓄積、次の一手で勝負が決まる

 

アタックファンクション

炎崩し

 

アタックファンクション

旋風

 

決着の時、勝利を掴んだのは、ミネルバだった。旋風でダメージを受け続ける中先に致命傷の一撃を叩き込んだのだ

 

WINNER 花咲ラン

 

準決勝第二試合

ヒロ対Aブロック勝者 map 草原?

もう一人はアニメ本編でもヒロの相手だったジョーカー使い。金ベースのよりピエロの用なデザインが施されている。武器はスナップリボルバー二丁だ

戦い方はジョーカーの高い機動力で相手を翻弄して倒すもの

アニメでは苦戦していたが今のヒロにはあまり問題にならなかった

もっと高速で複雑な機動を書くヤベー奴ワイヤーを使ったルナが居るためこの程度慣れきっていたのだ

 

しかしここはアングラビシダスでフィールドを準備していたのはスルガ、フィールドに地雷を仕込んでいた(アミとランの時も水中に魚雷発射管を沈めていたが二機とも水に入ってこなかった)

地雷原に閉じ込められたがここでヒロの頭に疑問が浮かぶ『あのスルガがただ地雷埋めただけで満足するのか?』と。

ペルセウスは何か無いかを探す

するとなんと言う事でしょうdangerと書かれたあからさまに怪しいスイッチがあるではありませんか

 

『あ?マジか!?やべヒロ君、あのスイッチだけはまずい!』

「何のボタンなの?」

『フィールドに隠されてる俺の在庫処分も含めたばら蒔いたグレネードと爆弾と地雷が一斉に起爆するボタンだ。撤去しきったはずだが残ってた。多分フィールドごと更地になる。全員伏せろ!』

「皆!伏せてくれ!」

 

ジンの号令で全員が姿勢を低くする

ペルセウスはエルシオンハルバードとエルシオンガーターを装備、ハルバードをボタンに投げ直ぐ様盾で出来る限りの防御姿勢をとる

 

至るところで一瞬十字の閃光が浮かび次の瞬間轟音を轟かせた。会場所か商店街すら揺るがすほどの爆音、強化ダンボールの中でなかったらブルーキャッツ周辺の商店街を加害しただろう

しかし会場中酷い有り様、軽いものは散乱しドリンクが入ったビンやグラスは割れて中身が飛び散る。怪我人がいないのが奇跡だ

 

そんなフィールドの中は完全に更地、強化ダンボールが剥き出しになっている。至近距離に居た二人は爆破をもろに受け髪の毛が爆発、ちょっと咳き込んでいる

ジョーカーは吹き飛び跡形もない。しかし驚愕の事実が

なんとペルセウスだけは盾の全壊と装甲の焦げで耐え抜いていやがったのだ

 

「「「「「嘘だろ!?/でしょ!?/だ・・・」」」」」

『えー、なんで原型保ってるの』

 

ジョーカーは跡形もなく吹き飛んでいる

 

「ペルセウスってあんなに固いの?」

『いやぁ、えぇ?(困惑)』

 

もはや困惑しか浮かばない

ジョーカーが粉々に吹き飛んでいる以上ペルセウスも原型は保てないはずだ

 

と言うか決着のがこれでいいのか

 

「成る程、そう言う事か」

「レックス、何か分かったの?」

「恐らくだが偶然爆風同士が干渉するところに居たんじゃないか?」

「お互いに打ち消しあった場所に居たと言うことか。確かにそれなら無傷で済むかもしれないが・・・そうとしか考えられない」

 

まあ、運も実力の内と言う感じでヒロの勝利となる

しかし爆風により会場内の片付けが決勝戦前に行われることになった

 

 

WINNER 大空ヒロ

 

 

決戦戦

ラン対ヒロ map 城塞(無改造)

かつてバンとジンが激戦を繰り広げたフィールドでペルセウスとミネルバが対峙する。と言っても特段変化のある戦いではない。ペルセウスが時折タイヤを駆使した変則的な動きをするが二人とも小細工は苦手、実力は拮抗して正面から正々堂々とした戦いをするので手に汗握るバトルとなる

それはそうとして中々試合は動かない。時々攻撃は当たっているのでダメージレースを征する方が優勝するだろう

がしかしペルセウスに異常発生、先の爆発で点検では見えない損傷が合ったらしく動きがだんだん鈍く可笑しくなっている。だが互角に渡り合う

ヒロは多分オーバーロードで操作精度と速度をブーストしてんな・・・とんだバケモンじゃねえか!オーバーセンス込みの紙一重とは言えよく勝てたな

 

またペルセウスの各所から煙が上がる。スルガが突貫作業で問題無いレベルでは修復したがオーバーロードの負荷までは耐えられないらしい

あっモーター異常音までしてきた

と言うかオーバーヒートしてんじゃねえか(赤外線カメラ)後30秒も持たないぞ!

 

ペルセウスはミネルバが見せた普通なら反応出来ないような刹那の隙を突き最後の一手を打ちにかかった

 

アタックファンクション

ディメンション0

 

ペルセウスが宙に描く「0」の字。それを時空ごと切り裂く。その凄まじい衝撃波がミネルバを飲み込こんだ

 

そして最後に立っていたのは機体が限界を迎え自壊寸前で全機能が停止したペルセウスだ

会場からは一際大きな歓声が湧き上がり思い思いの言葉をヒロに投げ掛けヒロを祝った

 

 

WINNER 大空ヒロ

 

 

═大会閉幕式════

中央にレックスとヒロが並ぶ

 

「今回のアングラビシダス優勝者は大空ヒロとペルセウスだ!機体が壊れる程の熱いバトル、とても楽しいものだった!アルテミス出場権は大空ヒロ、貴様の物だ。ありがたく受け取るがいい!」

 

そしてヒロはお礼を言いながらアルテミス出場権を受け取った(この後ペルセウスはスルガの手に終えない程ブチ壊れており修理のため山野博士に託すことになった)

 




多分ペルセウスが万全の状態ならヒロ君のオーバーロードにも耐えることができたと思います

何が言いたいかと言うとこの段階でヒロ君のオバロ対応機体を合体機構込みで作る博士はヤバいと言うことです

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。