ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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絶対的な破壊と抗えない暴力の祭典!オーバードウェポン祭りじゃあ!


パリは燃えている

═ダックシャトル、大西洋上飛行中════

作戦の準備を済ませた一向、これから詳細なミーティングをすると言うときにNICSから衝撃的なニュースが飛び込んできた

 

「墜落?間違いないのか!?」

《ああ。エッフェル塔を目標として作戦行動に当たっていたフランス空軍戦闘機は全て墜とされた》

「ディテクターが対空兵器を用意してたのか?」

《いや、戦闘機からの最後の映像に写ったのは小さな高速で移動する物体だけらしい》

 

フランスから写真の提供は無かったらしいが、小さな高速で移動する物体、十中八九敵のLBXだろう

 

『おい、ジンちょっち来て』

 

ジンに事情を伝えて情報を貰う

 

「フランス空軍の主力装備のスペックを考えると、敵のLBXはとんでもないスペックをしている。僕たちの機体性能だけでは歯が立たないだろう」

 

戦闘機ヲタクのジンがそう言いきる

仏軍の運用しているミサイルの速度、戦闘機自体の速度を考えるとそうとしか考えられないみたいだ

 

《スルガ君!着陸地点の選定が終わった。全員を集めてくれ、作戦の説明をする》

 

 

 

──────

 

 

 

シーカーの隊長さんの指令で全員をあつめ作戦説明がはじまった

 

《作戦説明は私から行わせてもらう。がその前にコブラ、フランスからの情報を話してくれ》

「おう。つい先程だがエッフェル塔を攻撃したフランス空軍の戦闘機と発射したミサイルが全て撃墜された」

「戦闘機って・・・たしか音より早いんじゃ」

「ああ。それに撃墜したのはたった一機のLBXだったらしい」

「LBXが飛行する戦闘機を、どんなLBXなんだよソイツは!」

「不明だ。情報が無さすぎて性能の推察もろくに出来てない」

《不明なLBXに対する情報はこれくらいだ。続いて作戦説明に移る。第一にこの作戦はコントロールポットからの遠隔操作で行う》

 

エッフェル塔無力化作戦『yellow red』

一旦シャルルド・ゴール国際空港で合流してステルス機であるエクリプスに搭乗する

塔の南西部2.5km以内、グルネル通り沿いの頑丈な建物の屋上に飛行可能LBXで先遣隊を派遣して襲撃して屋上の制圧

そこに残ったLBXを全て降下させ戦力の再編成を行い襲いかかってくるであろうLBXを蹴散らし塔に向けて川沿いを進撃

塔にたどり着いたら電源ケーブルを予備含めて切断し電波塔としての能力を奪う

LBXの暴走が沈静化すれば仏政府と協力、指令コンピューターにワクチンプログラムを注入していき事態を終息させる

 

《以上が作戦内容だ》

「続いてワシから先遣制圧部隊のメンバーを指名するデヨ。まずバン、おまんが部隊指揮官じゃ」

 

F/Aオーディーンとバン、スルガin機龍(改)

外接飛行ユニットで仙道ダイキとナイトメア、ヒロとペルセウス

ライディングソーサーで6機でレックス(Gレックス)とジン、ユウヤ、郷田、ジェシカ、ルナだ。山野博士に伝えるのが遅れライディングソーサーの当てが外れてしまった

だがシーカーからはスティレット6機とその他飛行LBX6機で合計20機、後詰の本隊はスルガの無人機含め30機強で計50機以上のLBXが参加する大作戦だ

 

「ねえ、思ったんだけどもっと近く、なんならエッフェル塔に直接降下したらだめなわけ?」

『ランよ、むしろなんでだめじゃないと思う?』

「戦闘機を撃墜したLBXの存在だね。全員がエクリプスに乗り込むのもそう言うことだよ」

《後10分程でシャルルド・ゴール国際空港に到着するモ。全員着席するモ》

「皆、着陸したら直ぐにエクリプスに乗り込んで発進する」

 

スルガが窓から滑走路を見ると先にエクリプスが滑走路脇で直ぐに離陸出来るよう待機している

 

ダックシャトルはエクリプスの直ぐ横に垂直着陸、着地を確認しだい全員が荷物片手にエクリプスに搭乗して緊急発進、一方でスルガは離陸前にオリオン・Eをグルネル通り沿いに派遣して効果地点の事前偵察をさせる

 

酷い有り様だった。リアルに燃えそうで燃えなかったこの都市が燃えている。まるで燃料のように燃えている

至るところから煙が上がり至るところで人が倒れるまさに地獄の様相だ

 

 

──────

 

 

 

═エクリプス═════

エクリプスが離陸し高度を取りながらパリ上空で旋回待機に入る少し前

 

「父さん!」

「バン、久しぶりだな」

 

別の所で準備していた山野博士とも無事合流できた

 

『お久しぶりです。山野博士』

「スルガ君も身体の件、災難だったな。私も調査しているがまだ発見には至って居ない」 

「貴方がバンさんのお父さんなんですね。初めまして、大空ヒロと言います!」

「私は花咲ラン!よろしくお願いします!」

「初めまして、山野淳一郎だ。二人の活躍はバンから聞いているよ。これから宜しく頼む」

 

「総員、コントロールポットに入って準備を整えてくれ。作戦red yellowを発動する」

 

隊長の号令でシーカーの隊員達はするすると、ヒロ達は戸惑いが強いみたいだがさっさとコントロールポットに乗り込んだ

 

[全部隊に連絡、地点はエッフェル塔南西1,9km地点の2階建て商業施設の屋上です。高い建物からの狙撃に警戒してください]

 

エクリプスからのオペレートで作戦の詳細が写し出される

[操作電波最終チェック問題無し]

[エクリプス、LBX投下地点まで残り30]

「よし!先遣制圧部隊及び武装コンテナ、投下用意!」

「皆、準備はいいな?」

 

サターン攻略にも使われた電磁カタパルトにライディングソーサーやLBX、コンテナグライダーがセットされる

 

[残り20...15...10.9.8.7.6.5.4.3.投下、初め!]

 

約30機のLBXが空中に躍り出た。各々の降下姿勢で重力も味方に付けながら目標地点に一気に降下

 

 

「わっ、凄いです!」

「まるで直接LBXに乗ってるみたいだわ」

「ジン君から聞いてはいたけど躍動感が凄いね」

 

コントロールポット初使用勢は感嘆しているが直ぐにそんな余裕は無くなるだろう

 

[先遣制圧部隊、全機正常に投下されました。各機異常無し]

[偵察映像では降下地点に敵LBXは数機程しか確認できていない]

[制圧部隊、高度100切った]

 

「よし、皆行くぞ!」

『「「「「「おう!ええ!うん!はい!」」」」」』

 

やはり下は地獄、煙が上がっていない場所が無い

スティレットのハンドガトリングの掃射で屋上の敵機はほぼ撃破、残った数機も降り立つ瞬間のオーディーンらに破壊された

 

[先遣制圧部隊着地確認、そちらに向かうLBXが確認できます。注意してください]

 

少し上空ではオリオン・Eが周回飛行し周辺の敵情を探る

建物の屋上に全機着地、だが直ぐに次の敵LBXが襲来する

 

『おらおら!死にたい奴らから前に出てこい!』

「先遣隊、バトル開始だ!」

 

 

機龍は真っ先に建物を登って来たLBXと一緒に外階段を爆破し、空からの敵はスティレットの弾幕やミサイルに追い回されたりオーディーンが切り飛ばしと連携して空から襲来する飛行型を迎撃に出る

Gレックスとペルセウス、ナイトメアは散発的に登ってくる敵を撃破、他LBXは狙撃、機関銃やランチャーを撃ち下ろしビル下の敵を掃討

 

[他エリアのLBXの動きが一気に活発化しました。被害が拡大しています!]

[ここに来るまでに私がブレインジャック対策の妨害電波を用意した。距離の問題でエッフェル塔周辺は効き目が薄いが遠くのLBXになら効くはず、エクリプスから出してくれ]

[分かりました。妨害電波、発信開始します]

『山野博士!オリオン・Eの管制権限使って妨害電波出させてください』

 

電子戦が開始された。その間地上制圧隊も着実に敵を撃破し数を減らしている、 

 

[周辺の敵、半減しました。本隊LBX降下準備に入ります]

[本隊降下地点まで高度40]

「速度を落とせ!本隊降下用意!」

 

 

─降下本隊──

サターンの時より時間的余裕が無く降下装備はただのパラシュート、落下速度が遅いため地上からの対空砲火の餌食になってしまう。なので事前に着地地点の制圧の必要があった

 

 

[残り20.....15.....10.....5.4順次降下!鳥になってこい!]

「ラン!行きます!」

 

開けれる場所を全て開けそこからLBXが飛び降りる。高度50mでパラシュート展開しビルの屋上に降りてそこから攻勢に出る予定だ

 

[停止していた敵LBX、行動再開!]

[なんだと!?]

[敵のECCMじゃ。用意周到なことデヨ]

[敵のLBX群が徐々にですがエッフェル塔へ集まっています]

[この動き・・・今までのブレインジャックとは違う戦略的な行動のようだ]

 

「バン君変だ。敵のLBXの襲撃が小出しすぎる」

「今までのブレインジャックならもっと一気に来てるはずだ」

「隊長、空から第二波です!」

「おい、まてよ、あれがパリで使われてるLBXの量なのか!?」

 

空を多い尽くさんとするクイーン、デクーカスタム砲戦型、フライトデクー、オリオン・・・100機所の話ではない。数多の飛行型が群れを成して襲ってきたのだ

 

『オーバードウェポンを使う!上空の味方機、巻き込まれるなよ!』

 

投下された予備武装コンテナの一つを開封しオーバードウェポン《ヒュージミサイル》を機龍にドッキング、適当に群の真ん中にロックオン

 

オーバードウェポン

ヒュージミサイル

 

システム音『不明なユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。直ちに使用を停止してください』

 

「他機もスルガを援護しろ!」

 

ロックオンを済ませたら背中のコンテナが開き弾頭にドングリが使われた弾道ミサイルが組み立てられた

組み立てが終わった瞬間エンジン点火、初期加速用カタパルトに通電され発射態勢に

付近の敵LBXは全て撃破されているので心配する要素はない 

カタパルトがミサイル本体を加速させミサイルが空中に飛び出る。

機龍は空のミサイルコンテナをパージ、本体は集団の中心部で起爆巨大な火球を作り出し強烈な熱と破壊力で群の大半を飲み込み撃墜、撃破した

 

『ニ コ ニ コ 本 社』

 

後はスティレットとF/Aオーディーンに任せて大丈夫だろ、八割は殺ったっぽいし

 

[降下部隊、状況知らせ]

「全員無事だよ!もうそろそろパラシュート展開していいかな?」

[高度80.70.本隊パラシュート展開!]

 

一斉に落下傘が開く。飛びながら戦えるLBXが空中で護衛、敵のLBXや対空弾幕を無力化しつつ屋上へ続々着地、パラシュートを切り離し防衛戦に参加

 

[隊長、全機着地を確認しました]

「よし!着地地点を放棄、エッフェル塔への進撃を開始せよ!」

「「『「「「了解!」」」』」」

 

ランチャーやバズーカ、stgで道路のLBXを凪払い続々と道路に降りる

予備武装や弾が入ったコンテナはライディングソーサーが吊り上げ輸送

斬り込み隊(剣、槍、ナックル、ハンマー)、支援隊(両手機関銃、片手銃)、特火隊(両手単発、狙撃銃、バズーカランチャー系)巡での電撃戦、斬り込み隊が突っ込みそれを支援隊が銃撃で援護、特火隊はそれの更に後方へ火力を投射し数を減らす

この中でも大体の距離に対応可能で高い機動力を持つ轟雷は大きな戦果を上げる。滑腔砲で中~遠距離でも下手な武器より火力を発揮、スティレット共々最高の初陣となった

 

機龍はまたもや最前線、ムーンとコンビで次々敵LBXを薙ぎ倒しつつ前進する

襲ってきたLBXの頭を掴み道路に叩きつけ残骸を別のに投げつけ、尻尾で粉砕し、グレネードで爆破し、踏み潰し、殴り付けて装甲諸ともコアボックスを破壊、機龍を後ろから襲うLBXはムーンの朔が貫き通す

オーディーンは双剣と槍を使い分け、少しはなれた敵を 散弾銃モードで一度に4、5機を撃破、着実に戦果を重ねる

ジン、ユウヤは連携しお互い背中を預けながらLBXを殴打、斬り払い着実に進む

レックスは機龍よりも前で一人無双ゲーをやっている。なんか攻撃毎に7機吹き飛んでね?

ヒロとランは支援隊の援護の下で敵集団に潜り込み斬り、殴り倒しながら走り抜けていく

他機も支援隊や特火隊も多くの撃破を重ねる

 

[塔まで1.5kmを切りました]

[これは!?部隊より100m先に防御陣地を多数確認!]

 

防御陣地、と言っても瓦礫や土嚢を障害物にしてるくらいだがそれが短間隔で大量に置かれその後ろにLBXが隠れているだけで十分な脅威だ

 

「明らかに人間が指示を出しているか・・・よし!まとめて吹き飛ばせ!」

「じゃあ僕が行くよ!ヒュージロケット!」

「僕も行こう、サイクルレールガン!」

 

リュウビとトリトーンは背中に異質なものを背負っている。格納状態の40門の拡散ロケット砲と三連装レールガン

 

オーバードウェポン

ヒュージロケット

 

オーバードウェポン

サイクルレールガン

 

不明なユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。直ちに使用を中止してください

 

リュウビの肩にレールが作られその上を大量のロケットが格納されたコンテナが移動、エネルギー供給に左腕が切断、照準を定め、トリトーンの腕に三門のレールガンが取り付けられ背中に背負った制御がろくにされてない剥き出しのエターナルサイクラーがエネルギーを吐き出しレールガンにエネルギーを供給する

 

先に撃ったのはトリトーン、三発のレールガンは土嚢や瓦礫、隠れていたLBXを破壊し瓦礫の破片でLBXを加害

続きリュウビからおびただしい数のロケットが発射され瓦礫を超えて上から飛来、LBX群は対空射撃をするが多勢に無勢、獲物の集団に殺意Max&嬉々と飛び込んでくるロケットになす術無く蹂躙され大半の防衛陣地は壊滅した

 

「ねえ!川の中から何か来る!」

 

防衛陣地を消し飛ばした矢先異変に気付いたランが叫んだ。

 

「水中戦闘型だ!皆気を付けろ!」 

「特火隊!あれを蒔いて川から離れろ!」

 

中身はナズー、リズー、シーサーペイント、マッドロブスター、ネレイド、ケートス

セーヌ川から奇襲、防御陣地相手に手こずっていたら全滅の危険すらある程危なかっただろう

しかしと言うべきか奇襲してした集団は迷わず特火隊を襲う

だが川沿いを進む以上これしきのこと規模以外は想定の範囲内。スルガ製指向性地雷をセットし両手単発組が足止めしながら後退、遠隔起爆装置など付けてないのでランチャーで誘爆させ大量加害、撃破には至らない事が多かったが動作に異常を発生させるには十分だ

 

 

「よっしゃ決まった!支援隊、殲滅するぞ」

「応!」

 

 

足を鈍らせた所に支援隊と特火隊が必殺ファンクションを混ぜた十字砲火クロスファイアで殲滅せんと一気に畳み掛けた

機龍も誘導弾、レールガンの一斉射でLBXを資源ゴミに加工していく

何機かはそのまま川に落ち難を逃れた用だが大半は行動不能に陥らせ奇襲してきた水中型は壊滅

更にスルガがグレネードを川に投げ込み爆発の激流と水圧の暴走を起こし追い討ちをかけた

部隊は進撃を再開する

 

 

[進路上に明確な障害物、今のところ確認できませんが散発的にLBXが待ち伏せしています]

[エッフェル塔に集結しているLBX、推定3000機を突破]

『エクリプスへ、予備武装と弾薬、ヒュージブレードをソルジャーDに付けてマルチプルパルス、後大和と機龍の予備バッテリーの投下準備、目標地点はエッフェル塔500m地点、こっちが600m地点くらいで投下、鹵獲防止でパラシュートの展開遅めでおなしゃす』

[了解、準備に入ります]

 

 

斬り込み隊ではオリオン・Eの誘導電波の下ランチャーや誘導弾で障害物を超えて敵を攻撃、出てきたところにレックスを初めとした歴戦の化物共が襲いかかる

最早進撃を止められるものは無いように思えた

 

[む?先程までこんなコンテナ・・・?]

 

山野博士が何かを見付けたようだ。オリオン・Eを向かわせて観察する

 

[何でしょうか、これ]

[ここ二、三分の間に出現した。箱の中に熱源反応、嫌な予感がする]

[地上へ 200mほど先、800m地点に1m四方のコンテナの用なものを確認しました。正体不明です。十分に注意を]

「スルガ、オーバードウェポンかアブソリュートゼロで吹き飛ばす?」

『それでもいいけど中身が気になる。ルナ、コンテナに銃弾ぶちこんでくれ。弾かれたら必殺ファンクション』

 

機龍とムーンが一時的戦線離脱、ビル伝いにコンテナの正体を確かめに行く

スルガが目にしたのは黒い箱、恐らく外装は強化ダンボールだろう。破壊は難しいか

 

『ふむ、確かに熱源がある。ルナ』

「おっけー、撃つね」

 

試作電磁機関銃が当たるが目立つ反応は無い。続きサンダーバーストを向けた

 

「うーん、反応なし?」

『山野博士、オリオン・Eから攻撃して』

「分かった」

 

上空を旋回しているオリオン・Eからミサイル攻撃

それでようやく箱が反応した。綺麗に箱が展開、中が露になる。がその中身は割りと嫌な物であった

 

「あれは・・・キラードロイド?」

『設計図に無い新型のキラードロイド、ワイバーン、ミノタウロス、ヒドラに続き空想の幻獣グリフォンがモデルか。あ、気づかれた』

「なんか溜めてるね。凄いの来そう」

『逃げるか殺るか?』

「ここで倒しちゃおうよ。二人なら行けるって」

 

コンテナから出てきたのは紫と黄金で塗装されたキラードロイド《グリフォン》だ。名前通りの飛行能力と放たれる強力な怪光線が武器の厄介な奴(デザインは大型ミゼレム参照)

さっそく口から怪光線を撃ってくるが距離があり二機は余裕の回避、グリフォンは飛翔して機龍を追ってくる

スルガも飛び上がりレールガンで牽制をしながら誘導弾で隙を作り連装メーサーを照射

 

単純にグリフォンより機龍の飛行能力のが高いな。オバセ使うまでも無い。あの光線も飛びながらなら精度クソだし遠距離武装がそれ以外無さげ・・・設計者無能か?

 

「スルガ、大丈夫か?」

『隊長大丈夫です。単純にこいつ機龍より弱いし一応増援にスティレット二機ほど回してくれると助かります』

「分かった。援護にスティレットを派遣する」

 

ムーンは戦況を見て下にワイヤー地帯を作りながら何かをまつ

機龍がグリフォンを翻弄しつつ足等部位破壊を徹底、少しずつ装甲を剥ぎ落とす

やがて増援のスティレットが到着、バルカンの射撃さらに狙いが分散され空中での動きが鈍くなる

機龍は連携して最後の部位、翼の破壊に取りかかる

 

『翼をへし折って落としてやる。牽制をお願いします』

「「了解」」

 

攻撃を翼の付け根に集中、メーサーの直撃や多数の誘導弾の命中には比較的弱い間接部は長く耐えられず片翼がもがれ地面に墜ちていく

勿論落下先はルナが作ったワイヤー地帯、糸に絡まり身動きが封じられ怪光線を乱射するもさらに複雑に絡み付きやがて動かなくなった

 

「スルガ、これどうする?」

『鹵獲したいからある程度壊して放置』

 

機龍は諦め悪くもがき続けるグリフォンの口をこじ開け上からメーサーを撃ち込み機能を停止させた

 

『よし終わり。向こうに合流しようか』

 

機龍がムーンを抱えて本隊に向け飛ぶ

 

[本隊、間もなく600m通過、コンテナ群投下します]

 

エクリプスからいくつもコンテナが投下、設定高度に到達するとパラシュートが開く仕組みだ

 

[敵LBX群、進路上に確認できません。潜伏もしくはエッフェル塔で待ち構えています]

[現在こちらは三機喪失、想定内の被害です]

「総員、エネルギーと武器弾薬の補給を、それが済み次第エッフェル塔に突入する」

『エッフェル塔の麓は障害物があまりないのであらかたオーバードウェポンで露払いをさせてもらうよ。誰かの轟雷にマルチプルパルスを取り付けさせて』

 

コンテナを開き交代交代で襲撃の警戒に当たりながら補給を開始、支援型の護衛を受けて随伴していたスルガ作無人機『ブルド改支援型』が機龍のアーマーフレームの一部を取り外しバッテリーパックの交換しグレネードも補充

弾の尽きたレールガンを銀色から青色の物にに換装、バックパックを下ろしオーバードウェポン《大和》を取り付ける

他の連中も他の支援型から弾薬補給と損傷箇所の応急処置を受けエッフェル塔突入の準備を整える

 

[現在周囲及び進路上に敵影無し、敵LBXはエッフェル塔で防衛態勢を敷いています。推定機数2800]

 

やはり大量に待ち構えて居るようで、オーバードウェポンをぶっ放すのが楽しみだ

 

そして準備は整う。全機補給は万全だ

 

「全機作戦伝達、エッフェル塔には大量の敵が待ち構えている。そこでオーバードウェポン同時投射で敵を削り全機突入、集団の突破を最優先にし到着次第手段を問わず送電ケーブルをぶった切れ」

 

残りの500mを走破しLBX群が待ち受ける場所の少し手前で一旦停止、オーバードウェポン機を切り離し一時的に護衛を付けて発動地点へ

 

『さあ、行くよ機龍』

 

別の場所のヒュージブレード装備のソルジャーDを遠隔操作しながら大和を展開

歯車激しく回転、エネルギーを伝達され6つのミサイルコンテナと三連装三基九門が組み上がり歯車が赤熱化、更に砲の射角を修正

別の所を見るとマルチプルパルスを待機状態にした轟雷も見えた

 

不明なユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。直ちに使用を中止してください

 

オーバードウェポン

大和

 

オーバードウェポン

ヒュージブレード

 

オーバードウェポン

マルチプルパルス

 

 

機龍が咆哮を上げる。それに気が付いたLBXが銃口をこちらに向けるがもう遅い

 

「一斉発射ァ!」

 

マルチプルパルスを付けた轟雷がスティレットにより敵のど真ん中に投下され閃光を撒き散らしながら前進、バルスキャノンと姿を変え敵を飲み込む

ソルジャーDは限界を超えてエネルギーを注入したヒュージブレードを水平に振り刀身の範囲内全てを両断

大和は自分の前方全てに砲弾を爆速超連射、ミサイルを次々発射、砲身はその熱で直ぐに赤熱化しそれでも止まらず敵機に弾丸を撃ち込み続けLBXだったものを作り続ける。ミサイルも大量にばら蒔かれて着弾しLBXの破片の花を狂い咲かせた

 

『粉砕!玉砕!大喝采!ヌハハハハハ!』

「い、いままで以上に凄い」

 

集団殲滅向けのオーバードウェポン三基の同時発動

エッフェル塔にあつまっていたLBXの四割が完全破壊(蒸発含む)三割が破壊(原型有り)二割が戦闘不能

約九割、2400機程がオーバードウェポンの餌食になった

 

「うっわ・・・ぜ、全機突入せよ!」

 

あまりにもないえげつない攻撃力で実働部隊隊長もドン引きしている

 

機龍はそのまま支援型からバッテリーの交換、背中のを大和から青バックパックに載せ変えの作業に入る

さてと、戦況は・・・優勢所の話じゃねえな。もう足早いやつ中はいってるし

 

「こちら仙道、分電盤を見つけた。破壊する!」

 

あ、中から爆煙出てきた。デスサイズハリケーンでも撃ったか。ともあれケーブル切ったなら電源供給止まるはず

やがて外のLBXの動きが止まる

 

[エッフェル塔からの電波送信停止、周辺を見ているが・・・稼働しているのLBXは無い。作戦成功だ]

 

山野博士が様々な箇所の監視カメラをハッキング、諸々確認して稼働LBXが居ないことを確定させた

作戦に参加した隊員全員から歓声が上がる。しかしスルガだけは得体の分からない不安感を拭えていなかった

 

「実働部隊の隊員そしてスルガ君、どう見るかね?」

「まだ終わっていない、と思う。仏軍戦闘機を撃墜したLBXの事も分からない」

『同感です。今回のLBXの作戦的な動き、間違いなくリアルタイムで人の知恵が入っていました。まるで我々がこうして降下、エッフェル塔の制圧に乗り出し無力化する事も見透されてたような・・・』

「まだ要求、ましてや声明の一つもないのは異常デヨ」

 

その時だった。突如として停止していたLBXが動き出した

 

[塔周辺のLBXが活動を再開しました!全機破壊活動を行っています!]

[救助活動に当たっているフランス陸軍から救援要請です!]

「なんだと!稼働できる轟雷全機をフランス陸軍の救援に回せ」

『んだと!オタクロス!コブラ!電源は破壊したはずだ。どうなってやがる!?』

「塔の電源の大本は既に破壊されたはずじゃ」

「多分犯人が別の電源を用意していたんだ。塔周辺のLBXしか動いてないのを見る限りこの電源は限定的な物だろうが」

 

慌ててLBXの対応に当たるがさっきまでとは違い襲ってくる訳でもなく破壊活動に徹しているため別の意味で厄介だ

 

【ご苦労様だ。NICS、そしてシーカーとやらの諸君!】

 

「なんだ!?」

「この声は一体」

「犯人・・・かな?」

 

エッフェル塔の放送設備から何者かが呼び掛けてきた

 

【と言ってもこちらに声は聞こえないがね。君たちの疑問は何で電源を破壊してもLBXが止まらないのか?だろう?是非答えよう!】

【私が別のバッテリーを持ち込んでおいたからだ。持つのは三時間程度だろうがそれだけあるならこの花の都を焼くには十分だ】

【ついでに言っておこう。戦闘機を落としたのは私だ。まあこちらは重要では無いが】

【上の住居スペースで諸君らを待っているよ。盛大な歓迎の準備は整っているからね】

『隊長、飛べるやつで直ぐに向かっていいですか?』

「ああ!」

 

先の降下部隊でライディングソーサーやら色々使い塔の上に向かう

 

待ち受けるモノとは一体誰なのだろうか

 

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