═エッフェル塔、上昇中═════
降下部隊のメンバーで塔の外から垂直上昇を始める
他の部隊は破壊活動に尽力するLBXを駆逐しに向かった
進撃に夢中で戦闘機落とした奴の事考えてなかったな・・・だが正体もよく分からん。いや予想はつくけど軒並み証拠が無い。放送して煽ってきた奴も
突然だった。剣が空を舞いスティレット二機のメインエンジンを破壊した
「なっ!」
「はっ?」
無力に落下するスティレット、全員臨戦態勢に
よく見ると八本の青い光剣、恐らくソードビットが飛び交っている
直ちに弾幕を張りソードビットの撃墜を狙う
「皆、気を抜いたら落とされるぞ!」
レックスの一喝、だが奮戦虚しくソードビットに一機、また一機と落とされていく。機動力や速度で大きく劣っているのだ
「これで戦闘機を撃墜したのか!?」
『いや違う。こいつらは多分武器だ。本体のLBXは別にいる!ルナ!』
「スルガッ!」
ルナ、シャルナック・ムーンの乗るライディングソーサーにソードビットが突き刺さり飛行能力を喪失させた
ムーンは咄嗟にワイヤーを機龍に飛ばし機龍がそれをキャッチ、ソードビットの迎撃をしながらワイヤーを巻き上げムーンを引き上げる
「クソッ!」
「やられた!畜生!」
「駄目だ、避けられない!」
「ユウヤ!」
「行って!ジン君!」
助けに入ろうとしたジンを制止してリュウビが墜ちた
しかし助けに行った隙に自分のライディングソーサーもソードビットが切り裂いていった
「なにッ!?」
「ジン!」
オーディーンが間一髪でトリトーンの拾い上げに成功する
「バン君、助かった」
「ジン、これを!」
リタイエイターの散弾銃モードを渡す。全力の回避運動を取りながらジンが弾幕を張る
「おわっと!すばしっけえなぁ!」
「くっ、これは」
郷田仙道コンビも何とかソードビットを退けているがかなり綱渡りだ
「頂上は後少しだ!もう一踏ん張れ!」
════
『ヨシッ!着いたぞ』
「何機残った?」
オーディーン、トリトーン、機龍、ムーン、ペルセウス、Gレックスの6機
「ふむ、以外と残ったようだね。銀の機体以外は破壊する積もりだったが君たちの力を侮っていたよ」
なっ、こいつの狙いは
「こんなに街をめちゃくちゃにして、何が目的なんですか!」
「目的?ああ、そこの銀のLBXとその中身《2つ》だよ。それ以外には興味ないね」
機龍とその中身2つ?・・・フルリンクと俺自身?いや、アブソリュートゼロ?
「私はね、河白スルガが作ったフルリンクシステムに可能性を感じているのだよ。オーバーロードにも負けない可能性を!」
「私はそれを持ってセレディを・・・!いや、君たちには関係の無い話か」
セレディ!?まさかこいつ、ワールドセイバー・・・
「おっと失敬、自己紹介が遅れてしまったね。私はリフィルス・クロウド、河白スルガ君、君とは長い付き合いに成ることを期待しているよ」
『俺はこれ限りの付き合いにしてやるよ』
機龍で中指を立ててやる
「まあ、君以外を破壊して無理矢理連れていけばいい話だ。行け、トルークビルト」
繰り出したLBXの印象は細身で紫色のファントムだった。マントが無いからステルス能力の有無は分からない、恐らくストライダーフレームだろう。武器は紫の片手銃剣?形は紫一色にしたワイバーンブラストに似てる
ソードビットも更に増えて18本とどうやって管制してやがると言いたい
『皆、アレの目的は俺だ。俺が決着を付ける。俺が壊す。ルナ、露払いお願い出来るか?』
「飛んでる剣は任せて。スルガには触れさせないよ」
「大丈夫なのか?スルガ」
『大丈夫だレックス、俺と機龍なら問題ない。ルナが援護してくれるしな』
map エッフェル塔頂上
アンリミテッドレギュレーション
バトルスタート
トルークビルトがソードビットを差し向け機龍に銃剣を構える
機龍は飛んでくる剣と弾を完全に無視しブースターを焚いて一直線、一発タックルし押し飛ばす。避けようとしたようだが短距離の直線加速度なら負けていない。飛んだ先に誘導弾二発と口部メーサーで追撃
他機もソードビット三機の同時攻撃をうけているが援護しあって普通に捌けている。問題無さそうだ
おん?これ避けれないの見るとわざとじゃない限りこいつ腕はそこまで良くねえな?いや、ソードビットの管制に処理能力裂いてる?
しかしメーサーの到達寸前に飛び上がる。高速で動きながら銃剣の連射
機龍がスモーク、チャフグレネードとフレアをばら蒔いた
『鬱陶しいからアレやるぞ』
「ん」
アタックファンクション
インビジブル
アタックファンクション
インビジブルブレイド
二機の姿が消える。ムーンと機龍を付け狙っていた4機の
ソードビットも姿を光学的、レーダー上で見失ったようで迷走状態に陥っている
トルークビルトに誘導弾を八発、上、横それぞれ四発包囲発射、それ乗じて二機とも接近する
着弾直前に誘導弾を振り切って上昇、煙幕範囲外へ。着弾し爆風で煙が霧散する。勿論そこに二機の姿は無い
意表を着くため機龍が真っ正面に姿を表しソードビットが一直線に機龍へ、機龍は直ぐに投射できる武器(口部メーサー、誘導弾、レールガン)を全て一斉に発射
トルークビルトはビット三機を呼び戻しシールドを展開、攻撃を防ぐ態勢を作る
その後方至近距離に今度はムーンがインビジブルを解いた。既に試作電磁機関銃を片手に構えもう片手には朔が握られている
トルークビルトは銃剣を二丁ともムーンに向けようとしたが射撃はムーンの方が早い
機龍も誘導弾の一部をビットシールドの範囲外から撃ち込んだ
『貫けええええぇぇぇぇぇぇ!!!』
更にブースターフル稼働スパイラルクロウとメーサーブレードのダブルアタックでビットシールドの移動も阻止、もし仮に移動させようものならそのままトルークビルトにぶっ刺さるだろう
「ふん、詰めが甘いな」
だが選択はムーンへの近接攻撃、銃撃と誘導弾を急加速で回避しムーンを銃剣で斬り付ける。しかし機関銃をすぐに捨て盾を構えてダメージを押さえたが構えが崩れる
そこに銃撃、致命傷は避けたが数発被弾、墜落する
「危なかった!ヤバッ!」
「墜ちろ」
そのタイミングでビットシールドがソードになり機龍に刺ささろうとするが、機龍はその勢いのまま回避しムーンに射撃するルークビルトを強襲しかし巴投げの要領で地面に投げられソードビット二基が追い立てる
『マジかよ!ルナ!』
「不味い!制御できない!」
機龍は上手く姿勢制御し着地、メーサー凪ぎはらいでソードビットを退けるが飛行能力を持たないムーンは強く床に叩き付けられる。そこに飛来する二基のソードビット
チッ、こいつ相手にリミッター掛けたムーンじゃキツいか。今のルナなら行けるか?・・・いや、彼女を信じないでどうする!
『ルナ、ムーンのリミッターを解除する。今のお前なら出来る!』
「え?・・・うん、分かった。お願い!」
パスワード入力[code moon_]
リミッター第三段階解放
ルナCCM《リミッター解除》
ムーンの基本性能全てが解き放たれた。ムーンが起き上がりソードビットが機体を貫く
──────
こちらは12基のソードビットに襲われているバン達、しかし機動力故に苦戦しようと撃破されるようなタマではない
「ふん、ハァ!」
Gレックスが突っ込んでくるソードビット2基を捕まえぶつけて壊す
「読めた、ここだ!」
背後から接近するソードビットにシーホースアンカーをクリーンヒットさせ叩き飛ばし破壊
「行きます!」
ペルセウスソードでソードビットと打ち合い距離を取ろうとした1基を切り裂く
「そこっ!」
散弾銃二丁の変幻自在な弾道で完全にソードビットを包囲、全方位から一気に畳み掛け破壊した
「よし、なんとかなりそうですね」
更にまた1基と破壊され残り合計が8基を
キシャアアアアァァァァァ!
機龍が吼える──
══════
こちらは機龍とムーン、先ほどムーンが貫かれたはずだ
が、その場に残るのは斬り伏せられた1基のソードビットだった
「何!?あの間合いでソードビットを!?」
「行こう、ムーン」
キシャアアアアァァァァァ!
機龍が一際大きな咆哮を上げる。クロウドが機龍に目を向けてしまった。その隙にムーンが動く
トルークビルトの背後に出現し背中のブースターを貫いた
『よし、行けるね?』
「うん、問題ないよ!」
「ふふっ、ふはははははははははははは!!!」
「その紫のLBXも本領発揮か!宜しい!ならば私も本気を出すとしよう!」
トルークビルトが錆びた銅のような色に光りだす
「トルークビルト、モードエデン!」
コード『エデン』
発行部が赤から橙に変わりどこぞの擬似シン化形態のようだ。その刹那、全員が驚愕することになる
シュン!コツン・・・
トリトーンの頭パーツが床に転がり胴体から下が力無く膝から倒れる。その横には銃剣を振り抜いたトルークビルトが居た
「は?」
「ふふっ」
「嘘、見えなかった・・・」
『俺もほぼ分からなかったぞ、』
機龍とムーンが睨みを効かせて居た筈なのに動き出しすら機龍に搭載されているカメラではまとも捉えられなかった
は?嘘だろ・・・ほぼ肉眼で捉えれんレベルの加速度だと!?
スルガは迷い無くオーバーセンスを発動させる。トルークビルトの次の目標はGレックスだった
次の瞬間放たれる銃弾を回避し斬りかかって来たのを防ぎきった
「くっ!」
「ほう?流石伝説のLBXプレイヤーだな」
「レックス!」
「レックスさん!」
Gレックスの背後から迫るソードビットをペルセウスとオーディーンが撃退、2対の双剣が舞い二基のソードビットを切り落とす
『オラ!』
後ろから尻尾で殴打、だが不思議な動きで避けられ追加でグレネードを投げるがあっという間に効果範囲外に逃げ去る。そこにムーンの追撃、しかしビットシールドで阻まれ再度銃撃を受ける
即オーディーンがフォローに入るが先のダメージと合わせ戦闘機動に大きな制限を受けてしまった
Gレックス、ペルセウス、機龍で挟撃、ソードビット3基をオーディーンとムーンがひきつけている隙に本気で落としに行く
スモークグレネードを焚き機龍は上からメーサーとレールガンの集中投射、シールドビットが展開されている
トルークビルトを守るものは今無い
『ここだ!行け!』
スモークの中に二機が突入しインファイト、中でどのような戦闘が行われたのかはスルガからは確認出来なかったがスモークが晴れた時、Gレックスはペルセウスを庇ってコアボックスを撃ち抜かれていた
「レックスゥゥゥゥゥ!」
「後は頼んだぞ、お前達!」
しかしトルークビルトも装甲の数ヶ所に亀裂が走っている。レックス機体と共にグレネードLをトルークビルトに押し付けた。抵抗するがストライダーフレームの腕力ではブロウラーフレームに敵わない
グレネードが起爆し二機が爆炎に包まれる
『どこまでダメージ入った?』
煙が晴れると胴体装甲に亀裂が入り間接部からは少し異音が認めらる
「クソックソクソクソクソクソクソクソクソクソクソあははハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
『あ、壊れた』
理由は知ったことではないが急にクロウドが狂い始める
「ハハハハァ、こうなっては目標達成はもう無理かなぁ!せめてお前達も殺ってやるよぉ!」
なにこいつ変わりすぎだろ。怖いんだけど
再びトルークビルトが動き出した。レックスの意地で最高速が明らかに下がっている
『行くぞ!ヒロ君』
「はい!スルガさん!」
「バン、私たちでソードビットを引き受けよう」
「ああ」
機龍のメーサーブレードがトルークビルトの頬を掠めペルセウスの双剣が破損した右肩関節を斬りかかりスパイラルクロウでコアボックスを抉りに行く
ヒロとの即席コンビで主導権を握り攻め立てる。速度が落ちたとは言え早いのは変わら無いので攻撃の隙を与えない。恐らく攻めを許したらどちらかが落とされるだろう
チャット『ヒロ君、俺とのタイマンを思い出せ』
「あの戦いを・・・思い出す!」
CODE"G"
機龍の体が黒のオーラに飲まれ目が赤く光る。が内側から白銀のオーラが沸きだし目が強い意思を込める金色に輝く
あらあら、機龍手伝ってくれるの?珍しい
・・・?
珍しいと言うか初めてじゃん。サターンの時から何にも音沙汰なかったじゃん
機龍も本気の力を出し始めた。ペルセウスも攻撃速度が上がっているのでオーバーロードを発揮しているだろう
つまりどう言うことか?
想定外(オーバーセンス&ロード)で相手は死ぬ
ビットシールド込みで捌いていたが攻撃速度が上がり僅かな反撃もオーバーセンスの先見で潰されてしまいもう抵抗が精一杯だ
ムーンとオーディーンもソードビットの撃退に成功している。まさに絶体絶命だ
こいつしぶといな。オバロとオバセン相手にここまでやるとは、そこそこ見直したぞ。あ、銃撃ちそう。弾こ
『そろそろ決めにかかるよ!』
二機同時タックルで大きな怯みを作り出す
「これで行きます!必殺ファンクション!」
『ッシャア!これでしまいだ!』
アタックファンクション
コスモスラッシュ
双剣が合わさった大きな空色の刃とブースターで全力の推力で支援されたスパイラルクロウがトルークビルトのコアボックスへ一直線
慌ててソードビットを呼び戻し2つのシールドを作成し二機の攻撃を受け止める。しかし長くは持たないだろう
「グゥッ!クソォ!コンナトコロデェ!!」
「「必殺ファンクション!」」
アタックファンクション
超プラズマバースト
アタックファンクション
テンペストブレイド
ソードビットを呼び戻したことで他二機が自由に動けるようになった。直ぐに大技を引っ提げてトルークビルトに押し掛けてきた
雷を纏った槍と剣が一直線にトルークビルトへ
到達する寸前に機龍のスパイラルクロウがシールドビットを貫きコアボックスを抉り壊す
制御装置を失ったビットは行動を停止、遮るものなく全て無くなり全ての必殺ファンクションがクリティカルヒット、大爆発を起こした
そして機龍はトルークビルトのコアボックスを抉った勢いそのままクロウドを襲撃する
「ヒッ!くるな!くるなぁ!」
『これで終いだ!』
顔面にスタングレネードを投げつける。しかしダメージを受けている様子は無い。のでそのまま尻尾で殴り飛ばすも当てた感覚も妙だ
うん?いまいち手応えが無い・・・こいつも海道義光とかセレディ的に人間辞めたのか?
今度はグレネードを迷い無く顔に投げる
「あれは・・・ロボット?」
「おじいさまと同じか・・・」
『うん?あ!ヤバい!』
リフィルスクロウドの体が異常な動きを見せた。即座にアブソリュート・ゼロの発射体制に入る
アタックファンクション
アブソリュート・ゼロ
「リフィルスクロウドの行動不能を確認、自爆プログラム作動します。5.4.3.2.」
水色の光球がヒットしクロウドの体が凍りつかせ自爆を許さず崩壊させた
『あっぶねぇ。全員吹き飛ぶかもしれんかった』
[皆さん、早くバッテリーを止めてください!]
「あれか!分かりました。」
オーディーンのリタイエイターがバッテリーから伸びる配線を切断、アンテナからの電波発信は完全に停止した
そして五分後、パリ全域でシーカー及びNICSのLBX以外の行動停止が確認されパリブレインジャックは終結、後は大量の指令コンピューターにワクチンプログラムをインストールするだけとなる