ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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ロンドン

═イギリスへの移動中═════

 

スルガと大人達が会議をしているのと同時刻、子供達とレックスも子供達でLBXのメンテとか色々している

 

「あの、檜山さん大丈夫ですか?」

「気にする事じゃない。ヒロも敵の大将撃破とはよくやったじゃないか」

 

ヒロはどうやらペルセウスを庇って壊れたGレックスの事を気にしているらしい。しかしレックスはそこまで気にしていないようだ

 

「長いこと使っていたからか所々ガタが来ていた。寿命と考えればこいつは良くやってくれた」

 

表面上修復したGレックスを眺め思いにふける

伝説のLBXプレイヤーに成る前からの付き合いで挑み挑まれ共に数多の強者を退けてきた戦友、それに伝説のLBXプレイヤーレックスは死んだ。こいつもそろそろ休ませても良いだろう

 

 

「そう言えばヒロ、お前の母さんイギリスに居るらしいじゃないか。連絡取ったのか?」

「それが・・・やっぱり連絡が付かなくて、珍しいことでは無いんですが、パリの件もあって心配です」

 

ヒロの母親、大空遥、今は多分パラダイス管制船でスーパーコンピューターで色々している所だろう

 

 

 

═グリニッジ天文台════

 

舞台は美食のフランスから、産廃のイギリスへ。グリニッジ天文台(元凶の潜伏先)に訪れた一同、目的はエルシオン、ペルセウス、ミネルバのΣオービスへの変形機構利用のため変異結合型電磁石の搭載改造だ

 

バン、ヒロ、ランはちょこちょこΣオービスの操作の練習を重ねているのでもう三人の喧嘩にならないだろう

 

その中スルガとルナはロンドン市街に繰り出していた

 

チャット『駄目だ。やっぱり連絡付かねえわ』inシャルナック

「あんなことがあった直後だし、大丈夫かなぁ?」

 

連絡相手はコンゴウヒノ、しかし電話もメールも反応が無い。先の一件もある。何もなければ良いが

 

パリの件から一日も経たない内には山野博士も事を起こさないだろ

 

しかしその考えはどこかからの爆発音で裏切られた

 

「今の・・・行こう!スルガ」

チャット『今度は何だ?機龍の修理中に間が悪い。取り敢えずコブラに連絡取っとくわ』

 

突然の事態に群衆が音から逃げ始める。パリの悲劇が合ったからかいつもよりも逃げの勢いが凄く流れに逆らうので一苦労だ

 

『ルナ、俺だけ先行ってる。無理はするなよ』

 

ルナのバックからシャルナックが飛び出し建物の僅かな出っ張りや街路樹を足場に利用して爆発音の大元へ急いだ

 

 

 

 

 

─────

 

 

 

 

 

さて、爆発音はこの方向からのはず

電柱の上から回りを観察する。すぐに分かるのは独りでに動く大量のLBXだ。山野の野郎昨日の今日で実行しやがった!

 

チャット『コブラ!ブレインジャックだ。動ける連中全員呼びつけろ』

《なんだと!分かった。今すぐ向かう!》

《スルガ!大丈夫デヨ?》

『機龍ならともかくシャルナックじゃちょっとヤバいかも、情報収集に徹する。早く指令コンピューター見つけてくれ』

 

電柱から送電線伝いに移動しながら色んな場所の様子を見る。被害範囲はそこまで広くなさそうだ

 

死人と怪我人は・・・今のところ居ない?つまり山野の仕業か

 

《コブラ、被害範囲はいつものブレインジャックとそう大差なさそうだ。怪我人とかも確認出来ない所見ると今度はディテクターの仕業っぽいな》

 

ん?待てよ?そいやヒノとさっきから連絡付いてない・・・まさかあいつが?ここのスレイブプレイヤーはケイタ君のはずじゃ

 

「スルガ、今どこに居る?」

『座標送ってくれ。一人じゃ怖いから迎えに行く』

 

取り敢えずルナのもとへ移動開始、そのタイミングでLBXの暴走が停止した。そして街中のモニターに仮面の男、ディテクターが写される

 

《諸君、我々はディテクター。ロンドンは我が手の中に》

《先のパリで起きた事件、あれは我々の知ると所ではない事だけ先に伝えておこう》

 

ここで否定してかかるか。いや確かに被害がトんでもないし気持ちは分かるけど

 

「スルガ、居た!」

『ルナ、怪我とかしてないか?』

「大丈夫、他の皆は?」

《ごめんスルガ、避難の人達で道路とかが完全に麻痺してる。二人とも、無理はするなよ》

『りょ。オタクロス、指令コンピューターは?』

《・・・合ったデヨ!ビッグ・ベンの時計制御コンピューターじゃ!》

「ビッグ・ベン・・・あれだね」

『時計塔か。時計塔・・・ルナ、行くか』

 

なんか嫌な予感がする

 

「ねえ、もしかしてスルガの友達のヒノさん、スレイブプレイヤーになってるんじゃ」

『可能性は凄くすごーく高い』

 

あの野郎・・・ルナだけでなくヒノにまで手に掛けるか、目的は知っているが万死に値する

 

 

取り敢えずビッグ・ベンへの移動、LBXの動きは無いのでスルー安定

時々ロックの掛かった扉を発破解錠してエレベーターに乗り込み最上部へ(多分ロック解除の回り道してたら滅茶苦茶時間掛かる)

 

 

 

 

 

═ビッグ・ベン塔最上部═════

 

時計の針へ動力を伝える巨大な歯車が剥き出しの部屋

しかし戦闘音が聞こえてくる。既にやりあってる連中が居るらしい

 

「誰だろ?」

『スレイブプレイヤーと誰か・・・多分ヒノじゃないかなぁ?』

 

短い階段を上がるとDエッグが展開されている。この隙にワクチンプログラムを撃ち込みに行けるが無粋な真似はしたくない

よし。スパイラルクロウでぶち抜いて乱入するか・・・って機龍無いんだった

 

「えっ?」

 

だがそんな事を気にする必要はなかった。ルナの背中が何者かに押されDエッグの中に入れられてしまったからだ

 

「お前は・・・石森ルナ」

『よお風摩キリト、暫く振りだな・・・そして懐かしいお顔がお二人とは』

 

片方は先にバトって居たのはアジアチャンピオン、森上ケイタ。ルナの背中を押してDエッグの中に押し込んだもう片方は英国チャンピオン、コンゴウヒノ

 

「予想が嫌な方向に当たっちゃったね」

『ねえ、手ぇ出して良いかい?』

「好きにしろ。だが俺はお前達の味方じゃない、それを忘れるな」

「我は指令コンピューターのガーディアン、ディテクターに逆らう者は蹴散らす!O・アーサー!」

 

O・アーサー、スレイブプレイヤー用のK・アーサー改造機

濃い紫ベースの塗装、そして血のような濃くくすんだ赤と黄金の線が機体の数ヶ所に走り顔にはセイバーオルタの仮面がバイザー代わりにつけられている

武器は邪剣カリバーン、黒に赤線の大剣だ

 

 

『なーんか既視感あるデザインだなぁ。行くか』

「行こう、ムーン」

 

 

ウォーリアーとハカイオーKCが戦っているフィールドにシャルナックとムーン、そしてO・アーサーが投下される

 

map 王宮城内

アンリミテッドレギュレーション

バトルスタート

 

シャルナックはフィールドの中央で天叢雲を構え階段の上、玉座らしき所で待つO・アーサーに挑みムーンはウォーリアーと戦っているハカイオーKCに加勢しに行く

 

シャルナックじゃソルジャー程重い一撃出せないし相手はわりと重装甲のLBX、オーバーセンスも無し。つまり攻撃速度と手数で勝負、機龍無しでどこまでやれるか

 

スルガは初っぱなで正面からのフェイントを仕掛け背後に天叢雲を突き立てる。しかし防がれた

今度はO・アーサーが大剣を振り下ろす。シャルナックは剣で受け、もう片手のハンドガンを足関節にワンマガジン連射、が装甲が思いの外堅牢で無力化されてしまう

 

チッ、パーシヴァルFがそのまま凄く固くなったか。しかし機動力は据え置きとは言えない?ならハンドガンで機動戦と行きますか

 

それを確認して腰の装飾からもう一丁のコマンドハンドガンを取り出した

 

 

 

 

─ルナside──────

 

一方こちらはウォーリアーの討伐を支援しようとした所、邪魔をするなと一蹴され尚且つ三つ巴の乱戦となってしまう

 

ハカイオーKCのドリルを盾で受け止めウォーリアーの水月棍を朔で絡め相殺し一時的に距離を取りウォーリアーにワイヤーを飛ばして動きを奪おうとしたが払い除けられて失敗する

 

 

「やっぱりワイヤー投げは成功しないなぁ」

「オラオラ、こんなものじゃないだろ」

 

 

今度はキリトがウォーリアーに突っ掛かる。ドリルを胴部に突き立てようとするが少し下がって片方のドリルを押さえ込み水月棍を叩き付けた。

しかしハカイオーとタイタンの厚い装甲で受け止められ反撃に頭突きを貰う

ウォーリアーが怯んだタイミングでムーンが電磁機関銃を持ち出した

それを見たハカイオーKCは不規則な動きで接近、ウォーリアーも盾を前に出した防御姿勢に、だが向かってきたのは弾丸では無くどこかからの破壊光線だ

 

 

 

 

─スルガside────

 

O・アーサーとシャルナックの斬り合いは続く。両者とも攻撃を当てているが大したダメージに成っていない

 

しっかしシャルナックで攻撃受けると痛てえなぁ。ソルジャー程装甲無いし、かといってコマンドハンドガンの威力じゃ狩り切れないし

 

今だ機動戦を続けるシャルナック、しかし有効打は与えられていない

 

・・・待てよ?普段の俺ら(スルガとヒノ)のアーマーフレームと逆、ならヒノの戦いを真似すれば良い?

 

拳銃二丁を腰に格納し天叢雲を抜刀、両手で持ち接近しO・アーサーの攻撃を受けに回る。隙をみてカウンターを狙う構えに移行した

 

上から振り下ろされたカリバーンを受け止める。受け流し。鍔迫り合いからヒノが引き面、それを速度で振り切りつつスルガは引き胴で返す

 

そして向かってくるO・アーサーに対してウォールマインで壁を生成、片手にマグナムキャノンを構える

 

が炎の向こうから紫の極太破壊光線が振り下ろされた

 

視線先には邪剣カリバーンを振り下ろした姿のO・アーサーがたたずむ

 

は?なにこれ完全にアレじゃん。宝具とか言うやつじゃん。直撃してねえのに体がピリピリしやがる

 

 

 

森上ケイタ以外が驚愕の表情を見せる。が驚きはそれだけでは終わらない

上から一匹の殺戮者が現れるのだった

 

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