ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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苦戦する理由も無し


戦慄のLBXキラー(をデストロイ)

═ロンドン・時計塔═════

突如としてDエッグの壁を破り黒いナニかが2つ現れる。ナニかはついでとばかりにウォーリアーを踏み壊してジオラマに降り立ち、軋むような咆哮を上げる

 

黒い片方はアキレス・ディード。そしてもう片方はキラードロイド、ワイバーンだ

 

「アキレス・ディード!キラードロイドに襲われてたの?」

『おいおい、ここでこんな乱入者かよ』

「こいつが何でここに!」

『何か知ってんだろ風摩キリト、ありゃ一体』

「詳しくは興味無いが・・・が俺のジョーカーはあいつに壊された」

 

ワイバーンはその牙をここにいる全ての機体に向ける

 

スルガとヒノにはレーザーキャノンを、ムーンとハカイオーKCには翼の刃を飛ばす

 

『おい!アキレス・ディード、この通信聞いてんなら何かアクション起こせ。一時休戦だ。あいつ何とかしないと全員喰われるぞ』

 

アキレス・ディードが頷いた。どうやら休戦は受け入れるらしい

 

「風摩キリト、皆でレイドボス討伐しない?」

「気に食わないが、あいつにジョーカーの借りをここで返してやる・・・!」

『全機へ、回線開け。キラードロイドの弱点を送る。参考程度にしてくれ』

 

 

各部の弱点や露出しているケーブルの位置をまとめたデータをばら蒔く

 

map 王宮城内 Killer Droid《ワイバーン》

 

バトルスタート

 

 

ムーンが電磁機関銃で翼に向け射撃、シャルナックはそのまま外周の高所を走り抜けながらケーブル切断の隙を伺い二丁のコマンドハンドガンでヘッドアーマー及び目を狙う

O・アーサーは正面から斬り掛かりアキレス・ディードがレーザーキャノン等に攻撃を仕掛けて突撃を支援するようだ

キリトは機動力で翻弄しながらドリルをニーアーマーに飛ばしアーマーを破壊しようと画策する

 

いきなり散開したLBX、ワイバーンは一番近くに居るO・アーサーとハカイオーに目を付ける。しかし遠距離から的確に弱点を攻撃してくる獲物達に早速警戒を覚えていた

 

『よーし、誰を殺るか迷ってるって、俺かい!』

 

ワイバーンに目を付けられたのは頭を攻撃しているシャルナックだ。レーザーキャノンが向けられた。銃撃を辞めて身を屈め通路の壁に潜み頑丈な柱の影に移動、グレネードを手に持ちエネルギー弾の嵐を防ぐ

 

そして銃撃を続けているムーンが右のウイングボルトを破壊、ワイバーンはその衝撃で前に倒れこみダウン

 

 

「今だね。やるよ!」

『行くぞお』

 

シャルナックが鬱憤晴らしに飛び出し顔に時限爆弾を数個放り付け左のヒールケーブルを、ムーンが右のヒールケーブルを切断する

キリトがここぞとばかりに左ニーアーマーにドリルを突き立て完全に破壊

アキレス・ディードとO・アーサーが共同でテイルケーブルを斬り飛ばす

 

ギイイイイィィィィィィイイイイイイ!!!

 

ほぼ同時に各所を破壊され悲鳴を上げて飛び起きるワイバーン、しかしスルガがセットした時限爆弾が起爆、ヘッドアーマーを消し飛ばし悲鳴すら掻き消した

 

 

「皆上手いね」

「ハッ!弱点が分かればこんなもんだ」

『以外と楽に狩れそうだ!』

 

 

ワイバーンが酷い恐怖を覚える。本史ではケーブルを攻撃されるだけで怯える様子を見せた。こんな事になったら覚える感情は何なのか、それは知るよしもないがこのままここにいたら撃破される(殺される)と思ったのだろう。迷わず羽ばたき逃走を図る

 

 

「あ!逃げちゃう!」

『逃がすか!』

 

 

アタックファンクション

ドラゴンインフェルノ

 

アタックファンクション

テンペストブレイド

 

アタックファンクション

ブラックストーム

 

 

 

シャルナックが高く飛び上がり巨大な業火を纏う炎の龍を、ムードが風纏う極太エネルギー剣を、黒い濁流のごとき嵐をアキレス・ディードが飛び去ろうとするワイバーンに撃ち込み地上という地獄に落とす

 

 

墜ちてくるワイバーンを睨みO・アーサーがカリバーンを掲げるように両手で振り上げた

そしてカリバーンが機体が持つエネルギーを吸収、光と替え収束、加速させる

 

 

アタックファンクション

エクスカリバー

 

 

黒い破壊の奔流がワイバーンと言う龍を切り裂かんと振り下ろされる。黒い奔流は龍を飲み込み蹂躙、その一撃で戦闘能力を喪失させた

 

 

「ジョーカーの借りだ、返すぜ。これで終わりだ!」

 

 

アタックファンクション

光速拳・一閃

 

 

右のドリルにエネルギーを集め真っ直ぐに一直線に光速で突撃し瀕死のワイバーンのコアを図体ごと貫き破壊

ワイバーンの全機能を完全に停止させた

 

 

 

 

『殺った?・・・ルナ、構えろ』

「え?あっうん!」

 

 

今度はまた三つ巴の乱戦か、そう思ったのも束の間だった。アキレス・ディードはいつの間にか姿を消しO・アーサーは剣を振り下ろしたまま動かない

 

 

「うッ、」カシャン

 

ヒノの洗脳首輪が外れ床に倒れた。さっきの攻撃でO・アーサーはエネルギーを使い果たしその役目を終えたのだろう

となるともう一人の動向だ

 

「・・・データは取れた。俺も帰る」

 

Dエッグが格納状態に戻り緑のエネルギー膜が消えた

風摩キリトはハカイオーKCを回収してエレベーターを降りていく。ルナもムーンを回収した

 

その後、反対方向からはたくさんの別の足音が近づいてくる。どうやら指令コンピューターの無力化は済ませたらしい

 

「大丈夫か!二人とも!」

『おいおめえら遅いぞ。キラードロイドまでぶっ飛ばす時間あった』

「とりあえずこの二人の介抱を手伝って」

「ケイタ君!?それにもう一人は」

「英国チャンピオン、もとい今年ヨーロッパのチャンピオンになったコンゴウヒノ、スルガ君が去年戦った相手だ」

「ヒノさんは私が担いでくよ」

 

ヒノをランが、ケイタをバンが背負って時計塔を降りる

 

『コブラ、卓也さん、ワイバーンの残骸とヒノが使ってたLBXの回収お願い。ちょっと山野博士から設備借りて内部メモリくらい解析しよ』

「しかしよく撃破できたな。風摩キリトも居たんだろ?」

『ああ。全員利害が一致してな。5対1のレイドバトルで破壊してやった。後で戦闘記録見せてやるよ』

「スルガ、何があった?」

『ここに居た連中で三つ巴やってたらアキレス・ディードとそれを追ってかワイバーンが降ってきて、そこから破壊と蹂躙の始まりよ』

 

まあ、大体あってる

 

「待て、アキレス・ディードがキラードロイドに追われていた?」

『間違いないね。この残骸を送り込んだのはオメガダイン、こりゃそろそろ本腰入れて動かなけりゃ駄目かもな』

 

ここで山野博士がゲロってくれれば楽なのよなぁ。オーストラリアのセト50の事教えられればシーカーの人と制圧乗り出せるし、最悪セト50だけでもアブソリュート・ゼロで破壊出来れば後々大きくなってお釣りになるからね

 

 

「こいつがキラードロイドか・・・」

『レックス、何か感じでもする?』

「イフリートに近いような、そうじゃないような、そんな感じがする」

『作り手に似るのかねぇ』

 

 

═グリニッジ天文台═════

ヒノとケイタを病院にお任せし騒動にケリを付けて戻ってきた一行ようやくΣオービスへの改造が始められる

 

「まさに三位一体のスーパーLBX、どうなるのか楽しみです!」

「今一私が防御担当ってのは癪だけど、これでまだ強くなれるね!」

「スルガから概要は聞いてるけど実物はどんなものなんだろう?」

 

ついでに山野博士は他のLBXも調整とメンテナンスをしてくれるそうだ。ありがたいが俺の手持ちLBXシャルナック以外今まともに稼働出来ないのよね。機龍は絶賛修理中、ソルジャーDはヒュージブレードの修理待ち、その他無人機群もオリオン・E、マスターコマンダー以外はパリで被撃破&修理待ち

後の事(天文台への襲撃)を考えると何にも準備出来てないな

 

唯一の橋に爆弾仕掛けてLBX来たら発破解体して諸とも水に落としてやろうかと思ったけど後処理色々めんどくさいし泳がれると効果あるか分からんしやめた

 

「スルガ君、頼みがある」

『ジンが頼み事とは珍しいな。どうした?トリトーンの処理速度向上なら俺にはどうこう出来ねえぞ』

「いや・・・僕にフルリンクシステムを使わせて貰えないか?」

『突然どうしたのさ?ゼノンでもトリトーンでも改造を施す事は出来るは出来るが』

「僕はパリで、何も出来ずにやられてしまった」

『OK、だけど肝心のシステム一式は予備も無いから今は無理だな』

「そうか、ついでに聞かせてほしいんだが、君には未来でも見えているのか?」

『んなの見えたら体持ってかれてねえっての』

 

 

 

 

──────

 

 

 

 

改造は順調に進む。ファクトリーでは機龍の修理も完了し入れ替わりでシャルナックのメンテを始める

このままなにもなければ良いが、と言うワイバーン壊したしΣオービスの出番も無いんじゃ

 

 

しかしそんな淡い期待はオタクロスからの通信と共に裏切られる

 

 

「おまんたち、ブレインジャックされたLBXがここに攻めてきとるデヨ!」

『マジで?』

「嘘でしょ、このタイミングで?山野博士、私達のLBXは?」

「今改造とメンテナンスの真っ最中だ。直ぐには戦闘出来ない。だがここにデータ収集用のLBXは何機か置いてある。あまりカスタマイズはされてないがそれなら直ぐに動かせる」

《山野博士、橋落とす?》

「それは最終手段にしてくれ。オタクロス、指令コンピューターの場所は?」

《探しとるんじゃが付近一帯には見当たらんデヨ》

『・・・オタクロス、パラダイスって一応通信衛星だよな?エッフェル塔で出来たなら』

《少し待つデヨ・・・・・・・・・・・・スルガ、ビンゴじゃ。こやつらパラダイスから管制されておる。それゆえ手出し出来んゾイ》

『電子戦だ。山野博士、ここのアンテナ使って妨害電波は出せるか?』

「いや、そこまでは無理だ」

「チッ、お前達、ここのLBXを使って防衛線を敷く。橋の上、玄関ホール、研究室手前を防衛線としてLBXを迎撃するぞ」

「「「『「了解!」』」」」

 

バン達のLBXは本史と同じ、ルナはジョーカー(装備は朔と電磁機関銃)、スルガは機龍で出陣する

 

 

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