ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

89 / 162
力の代償

═オーストラリア、キャンベル════

スルガの元に他の指令コンピューターを無力化したと言う連絡が来る。カイオス長官には指令コンピューター無力化の報告、観光をして帰る旨を伝え通話を切る。一応モニタリング対策はしておいたので大丈夫だろう

 

《よし、全ての指令コンピューターの無力化に成功したようだ。それにしても飛行船とは驚いたぜ》

『オタクロス、パラダイスと関係は?』

《飛行船の飛行経路の管制に使われていたようじゃ》

「でも妙な感じがするわね。さっき捜索中に色んな飛行船があったのに何で水中ミュージアムだけ?」

《成る程、調べてみよう・・・・・・飛行経路から大きく外れていた?拓也、皆これを見てくれ》

 

 

レックスのパソコンには正規の飛行ルートとは別、今飛行していたルートが写し出されている

一定間隔でキャンベル上空を一定のコースで飛び回るのが特定の四ヵ所で一隻一隻円を書くように飛行していたのだ

 

 

「これは、誰がどう見ても」

「正方形で真ん中は水中ミュージアム・・・ですよね?」

 

 

ジェシカとヒロの感想に全員の思いが込められていた

飛行していた円同士を結ぶとちょうど正方形になる。対角線を引いてみると交わる点にあるのは水中ミュージアムだ。ちょっと露骨すぎじゃないですかね山野博士

 

「コブラさん、水中ミュージアムの調査をしてみたいのですが、よろしいですか?」 

《下手に調査したいって言うと証拠隠されかねないし隠密潜入だな》

「じゃあ、閉館時間辺りに水中ミュージアムに集合ってことでいいかい?」

《そうだな。皆で観光でもしてくるといい。スルガ、水中ミュージアムは有名なデートスポットがいくつもあるらしい。ルナと行ってこれば良いんじゃないか?》

『そうだね、任務忘れて・・・ルナ、行こうか?』

「行ったこと無いし行く!」

チャット「おい、いつまで寝てればいいんだ?」

 

放置していて痺れを切らした仙道ニキから起きるタイミングの催促が来たので全員にもう大丈夫と送りシーカーの実働部隊がオーストラリアへの密入国に成功したとの暗号も受けた。俺の体を持ってる主治医の元で集合し俺達と同時に突入する手筈を整えてある

 

 

他の連中は知らないがスルガとルナは一足先に水中ミュージアムへ遊びに行く。さっと調べた限りでは水族館、海関係全般の博物館との複合施設のようだ

もう少しでイルカショーも始まる時間の用だし直ぐに向かいますか

 

最寄りのバス停に行き水中ミュージアムへ、これから少し、観光の時間だ

 

 

 

 

 

 

═オーストラリア東部標準時で夕方七時頃═════

 

ルナとのデートは閉館時間の案内で終わりを告げた。オリオン・Eで透明化しセキュリティを管理する場所に侵入した。管理装置にハッキングをして時限式のセキュリティ麻痺ウイルスを流しこみついでに建物の設計図を盗み見る

 

ふむ、やっぱり地下への入口はひとつじゃなさそうだ。監視カメラとかセンサーは全部麻痺させるし警備員は・・・スタグレ(動詞)してトイレにでも監禁しとけばいいだろ

これなら搬入口から侵入して最寄りの隠し扉一つ発破すれば最短ルートで入れそうかな?ただ地下の見取り図はこんなところに無い・・・つまりぶっつけ本番で迷宮突入かよ、ちょいと面倒だなぁ。館長室にも行ってみるか、後10分程、集められるだけ情報集めるとしますか

 

向かう先は館長室あたり。地下にあんなもん作って管理してるくらいだ。支配人か館長あたりの管理者が協力してるはず。そこつっついてガーダインのついでに共々地獄に叩き込んでやる

 

 

═閉館時間、三十分後════

 

スルガが水中ミュージアム中を駆け回りオメガダインやガーダインとの繋がりの証拠をいくつも抑え地獄に叩き落とす準備も出来たな。さてと、そろそろ人も捌けてきたろう、全員集合してるようだし警備麻痺ウイルスが作動するまでもう少し、入口の警備員無力化してから俺も合流しますか

 

 

 

─水中ミュージアム搬入口近く─────

 

大人子供漏れ無く全員集まっている

 

『やっほー、皆揃ってるね』

「遅いじゃねえかスルガ」

「ふん、人を待たせすぎだ」

「久しぶりだねスルガ君、このLBXありがとう!」

 

 

今回スレイブプレイヤー(役)を買って出てくれたのは郷田、仙道ニキ、ヤマネコ、ヒノだ。三人はこのまま旅に加わって貰う手筈となっている。ヤマネコだけは引き続き情報収集に徹して貰うため先に日本に帰国した

 

 

「で?スルガ君、僕は何も聞いてないんだけど?」

『まあ、一人くらい何も知らない奴が居てもリアクション新鮮で良いだろ?』

「スルガ今凄く悪い笑顔してるね」

 

ルナに現在の表情を完全に言い当てられ何も言えなくなってしまった

 

「本当にこんな所にそんな凄い爆弾があるんでしょうか・・・」

「ね。本当信じられないよ。」

「トキオシティの地下で兵器やら超巨大ロケット作ってるくらいだし、もうどこで何してても驚かないわ」

「ねえ、スルガ。最後に聞いておきたいんだけど本当にパパに黙ってするの?」

『ああ。情報が伝わるのを少しでも送らせるためにな。俺が麻痺させたのは水中ミュージアムの監視システムだけだ。事前に山野博士が侵入しているとは言えエリア51もビックリの秘密軍事施設、警備兵は居たら確実に撃ってくる』

 

 

最悪殺される可能性を考慮しスルガと実働部隊が先行してスタングレネード等をまき敵を無力化していく予定だ

 

「すまない、少し遅れたか?」

「あ!隊長さん」

「いや、大丈夫だ。作戦内容は聞いているな?」

「ああ。問題ない。全員に周知済みだ」

 

シーカーの実働部隊が来る。武装した精鋭二十名程がマイクロバスでここまで来ていた

 

「それでスルガ、潜入の手筈は整えたんだな?」

チャット『うん。さっき送った通り水中ミュージアムの地下には何かはある。山野博士が言ってた例の物の保管施設で間違いないと思う。監視麻痺まであと2分』

「よし、皆行くぞ」

「「「「『「「ハイ!」」』」」」」

 

 

═水中ミュージアム搬入口═════

既にスルガの手によって警備員は夢の中に押し込められ行く手を阻むものはない

 

 

「この壁だな?」

『皆離れて。発破するよ』

 

壁の周りを取り囲むように指向性グレネードがセットされている。最初からスルガの頭の中には鍵を探すと言う発想は無いようだ

 

ドンッ!

 

破壊された壁を吸盤で引きずり出すと出てきたのは大きめの部屋、恐らく貨物エレベーター、ボタンの類いは無い

 

 

「これ、ボタン無いですね」

『ふむ・・・えい!』

 

 

一部の壁を剥がし基盤を見つけハッキングし強制稼働、エレベーターが下降し始める

 

「ここから先は敵の拠点だ。何があるか分からない。絶対に勝手な行動はするな」

 

レックスからの念押しが入りエレベーターが停止、ドアが開く。即座に実働部隊が飛び出し左右に銃口を向けハンドサインでクリアと伝えた。人影は無いが耳を澄ますとLBXの足音が聞こえてくる

 

 

「LBXの相手は僕達の仕事だ。トリトーン!」

「そうだね。行くよ!リュウビ」

 

 

スルガ意外の子供メンバーがLBXを繰り出す。シーカーの部隊より先行し警備していたXF-05Bを攻撃し撃破する。しかしそこまで数も多くなく連携によって速やかに殲滅され人も居ない

 

 

『隊長さん、大型エレベーターの前、誰か居ますね。何体かキラードロイドも確認できます』

 

 

オリオン・Eに入り込み先行しているスルガが写真と共に連絡を入れる。写真には棒立ちしている誰かとワイバーンが数機認められた

 

 

『これは?』 

「この人僕とバンさんがアルテミスの決勝で戦った古城アスカって人ですよ!」

「ああ。間違いない。でも何でこんな所に」

「恐らくオメガダインだろう。セト50の守り人って所だろう。ただこの数のキラードロイド、厄介だな」

『何とかはなるでしょ。キラードロイドとか今まで負けたこと無いし・・・しかし何かの装置があるね』

 

置かれているのは全長50センチ程の黒い卵型の機械、表面に赤いライトが走っており良いものには見えない

 

「スルガ、少し待っていてくれ。皆で掛からないと厳しいぞ」

『そのつもり。ルナ、機龍用意しといて』

「おっけー」

 

 

 

─全員集合─────

 

 

 

スルガは機龍(三連装ハイパーメーサー、銀装備)でルナの肩に乗り古城アスカとキラードロイドの前に出た

 

「俺は指令コンピューターを守るガーディアン」

 

 

それだけ言ってヴァンパイアキャットを取り出す。ワイバーン二機ミノタウロス、ヒドラ、計四機も臨戦態勢だ

が、突如として卵型の機械が開きスルガ達、子供達だけが古城アスカ、ワイバーンと透明な障壁で閉じ込められる。良く見れば機械自体も障壁で覆われているようだ

 

「なんだ!?」

「これは一体?」

『多分Dエッグの応用品だ。下見てみろ、フィールドが形成されてる』

 

と言っても多少凹凸が出来ているだけだがLBXには十分のサイズだ

 

「やるしか無い見てえだな。バン、ヒロ!二人で古城アスカにリベンジしてこい!後は俺達に任せろ。ハカイオー絶斗!」

「キラードロイド、話は聞いてるがどの程度なのか興味があった所だ。ナイトメア!」

 

郷田がそう言って自信の胸を叩き、仙道ニキとが続く

 

 

『ルナ、俺達で一機貰おうか。行くよ機龍』

「二人なら大丈夫だね!行くよ、ムーン」

「いや、三人さ。僕も混ぜておくれよ。スルガ君から貰ったLBXなら僕は無敵だ。A・アーサー!」

 

 

「アミ!ジェシカ!女達の底力見せつけるよミネルバ!」

「ええ。女の子の強さ見せてあげましょう。行くわよ、ダークパンドラ!」

「私達の速度で目を回してやるわ。ジャンヌD,GO!!」

 

 

「ジン君、僕達も行こう!リュウビ!」

「ああ。トリトーン!」

 

二機の間にアキレス・ディードが降り立った。カズの姿は見えないので機体だけ何処かに隠れていたらしい

 

map 謎のフィールド

アンリミテッドレギュレーション

Killer Droid《ワイバーン/ヒドラ/ミノタウロス》

 

先んじて機龍が吶喊、キラードロイド四匹が立ち塞がりエネルギー銃で弾幕を張る。しかしオーバーセンス込みで全て回避、避けられないのは撃ち落として一匹の首根をひっ掴みブースター出力全開で投げ飛ばしそれを追う

 

機龍を追う残り三匹には他のLBXからの攻撃を受けてそちらに向かった

 

『さあ、獲物はこいつ。さあ、やるぞ』

「「うん!/ああ!」」

 

投げ飛ばしたワイバーンは空中で姿勢を正し綺麗に着地並んだ機龍、シャルナック・ムーン、A・アーサーと睨み合い、吼え合う

 

 

キシャァァァァァ!

ギイイイイィィィーー!!!

 

 

咆哮が戦いのゴングを鳴らす。機龍がウイングボルトを狙いに誘導弾を斉射

 

 

「ルナちゃん、行くよ!」

「え?!うん!」

 

 

A・アーサーが鳥のような飛行形態に変化しムーンを乗せて飛び上がり、機龍がインビジブルを起動、磁場爆弾でレーダーを無力化し完全にロスト

 

続いて誘導弾がウイングボルトに殺到、翼を振り回し叩き落とす。だが爆炎の向こうからムーンが飛び掛かった

ワイヤー用アンカーをワイバーンに撃ち込み固定する

振り回される翼を避け胴体に取り付いたムーンを振り落とそうとワイバーンが体を捩る

 

背中に張り付いているので仰向けに倒れれば自身の体重で押し潰せる。しかし今までの戦闘データを学習したキラードロイド達にとってそれは行方知れずの機龍にコアを晒すこと(死)になるのだ

そして低空から誘導弾が両側面から迫り足やレーザーガンユニットに次々ヒット、部位破壊までは行かなかったがワイバーンの注意を分散させ恐怖を植え付ける

暴れまわる所にワイヤーを射出、狙い通り羽が勝手に絡まりまともにうごかすことが出来なくなってしまう

気づかぬ内にA・アーサーが尻尾のケーブル付近に着地した

 

「これで狙いやすくなったね。いっくよー必殺ファンクション!」

「ああ!必殺ファンクション!」

 

 

アタックファンクション

ドリルスラッシャー

 

アタックファンクション

月華刃

 

 

ムーンは朔にドリル状のエネルギーを纏わせ、ウイングボルトに強烈な追撃を、A・アーサーはエクスカリバーに光を集め縦に振り下ろし、テイルケーブルごと尻尾の先端を切り落とした

 

ギイイイイイイイィィィィイイ『うるさい!!』グギャバドギン!

 

機龍はギリギリまで透明化を維持しながら急降下、そのまま力任せに殴り付けた

その言葉と同時にヘッドアーマーが叩き壊され勢いで顔面が床に打ち付けられカメラなどの機器がまとめて故障、盲目状態になる

ワイバーンが大きく半回転、レーザーガンをA・アーサーとムーンに向ける

 

『気を付けろ~、目を潰したから乱射してくるぞ』

 

ムーンとA・アーサーは逃走、黄色の破壊光線を放つ

 

「ねえ、スルガ本当に目見えてないの!?」

「狙いが、妙に正確じゃないか?」

『カメラは完全に壊した筈だ。索敵器官は頭に集中してる筈だ』

 

構造解析の結果胴体にレーダーとかを取り付けるスペースが無いのは判明しているし、だがどうやって?

 

誘導弾の弾道を磁場爆弾にしてキラードロイドの周辺に起爆させる。しかし狙いはずれてない

続いてムーンとA・アーサーの近くでスモークを焚く

 

『気を付けろ。視界が無くなるぞ』

 

すると狙いが散発的に、スモークの中全体に通常のエネルギー弾をばらまくようになった

 

やつの情報源は画像認証のカメラか・・・他のやつとデータリンクしてても他は他で掛かりっきりだしこちらを見る余裕は無い・・・なら他の目がある筈

 

機龍の索敵装備を総動員しフィールド内だけでなく部屋中を見回す。すると障壁の向こう側、部屋の五ヶ所のダクト口にLBX、XF-05Bが隠れてこちらを見ている。こいつらが観測者だ

 

『居た!隊長さん!ダクトの中のLBXを追っ払ってください!』

 

そう言い場所を送る

 

「任せろ!行くぞ轟雷!」

 

シーカーの轟雷、スティレットがむかっている事に気付き少し奥に隠れていた残りのXF-05Bが観測者を護るために迎撃に出てきた

 

「拓也、俺達も行くぞ!轟雷!」

「ああ。ホーネット!」

「ワシも久しぶりにやるデヨ!パーフェクトZX4!」

 

レックスが轟雷を借り受け出撃、敵の敗北が決定されてしまった

 

更にスルガはスモークグレネードを蒔いて自分たちとワイバーンを煙に包む。黄色の破壊光線が様々な方向に振り回されているのを見ると半狂乱状態だろうか?

 

『じわじわ削り倒してやろう。後は足周りだけだ!』

 

煙の中を動き周り足首辺りを狙いレールガン、誘導弾を発射、視界の悪い中で誤射しないよう(ワイヤーを切らないよう)細心の注意を払い蹂躙する

 

「いよっし、手応えあった。どっちか分かんないけど足首のケーブル切れた!」

「僕も膝の装甲を割った!」

『こっちもかなりの命中弾を得てる。ダメージは凄い筈だ』

 

キラードロイドも飛べないにせよ逃げ回っている。しかし逃げる先に煙を炊かれ襲撃され最早戦慄のLBXキラーとはなんだったのかと思うほどに手のひらの上で転がされている

そして、転んだ

 

『ヒノ、煙を払ってくれ。決める!』

「心得たストライク・エア!」

 

アタックファンクション

風王鉄槌

 

エクスカリバーが風を纏いA・アーサーがそれを一気に解放、突風は一瞬で煙を霧散させた

 

 

胸部装甲展開、リミッター解除

全武装へのエネルギー伝達回路解放よし。照準ワイバーンコアへ

全兵装一斉発射!

 

機龍が持つ全てがワイバーンを襲う。口部メーサーは足周りに照射され関節を完全に焼き壊しさらにレールガンが降り注ぐ

特にハイパーメーサーを照射された装甲は瞬時に融解し内部露出そこにムーンの電磁機関銃も合わさりどんどん破壊されている

そして胴体中央部が完全に破壊、逆にコアは無傷であったが動きを止めた。胴体内部のバッテリーを破壊したのだろう

 

『ふむ、オーバードウェポンに頼らずとも機龍でタイマン張れそうだったな』

 

他の連中も的確にキラードロイドを追い詰めている。郷田仙道コンビと戦っているヒドラは既にコアにメイスが突き立てられていた

ジンが戦っているワイバーンも既に満身創痍、いくつか部位破壊されておりコアが露出しており更に郷田が援護に入り、今しがたリュウビのサーペントドライブがコアに突撃している

アミ達は速度でミノタウロスを翻弄し主に足部に大きなダメージを与えていた。すでに左腕のコアは破壊されていて仙道ニキも援軍に向かっている。こちらも時間の問題だろう

バンヒロコンビもヴァンパイアキャット相手にもう一押しと言ったところだ、ヒロもオーバーロードを発動してそうだし援護は要らないだろう

 

 

「スルガ、他の所手伝う?」

『要らんだろ。他の敵に警戒しとこう』

 

外のLBXも気付いたら既に駆逐されている。おっ、ミノタウロス逝った

バンパイアキャットもコスモスラッシュ直撃して結構飛んだな・・・あ、バンホーリーランス予備動作済ませてる

 

外のLBX郡も既に大半が瓦礫と化している。大体レックスのせいだろう。チュドーンあ、終わった

 

ヴァンパイアキャットが撃破された。あの二人相手にスレイブ状態でここまで善戦するとは、さっすがアルテミス優勝者

 

 

「あれ?壁無くならない」

『どれどれ?十中八九あの機械だな。ちょっと待ってろすぐに解除する』

 

機械を守る障壁を叩き割ると勝手にフィールドが消え元の卵に戻に戻る。どっかに行く様子も無いし面白そうなので持ち帰ろう

 

「皆、大丈夫か?」

「うん。外も凄かったみたいだね」

『しかし古城アスカがこんなところに居たとは驚いた。誰か地上に連れてって。起きたら事情説明よろしく』

 

シーカーの隊員が担いで先に帰投、そして

 

「カズ・・・?」

「久しぶりだな。バン!」

「本当にカズなの?」

「ああ。まあ、色々あってな、鍛えたんだ」

「父さん、この先が」

「セト50の保管場所だ。それより先にスルガ君の体を返さねば」

 

えらく筋肉質になって帰ってきたカズ、バンとアミは軽く困惑している。後ろには山野博士と、棺桶を引いているルナの主治医だ

 

 

『おい!てめえ何でよりによってド○クエの棺桶なんだよ!』

「ここに持ってくるには剥き出しじゃいささか不味いと思ったのさ。何より運びやすいし、半分死んでるような物だろう?」

『こいつッ・・・』

「それとほら。君のCCMだ。久しぶりに戻れて良かったじゃないか」

『フルリンクシステム、解除』

 

 

主治医が棺桶を開けるとスルガの肉体が目を開けた

 

「結構肉落ちたな・・・それに関節が動かし辛いし頭痛い・・・」

「まあ、長期間の昏睡状態開けとほぼ変わらないからね」

「・・・あれ?スルガの目ってそんな色だっけ?なんか赤い気がするけど」

「うん?充血してるだけじゃね?まあ、こんだけ寝てたんだ。そのうち戻るだろっ・・・あー、駄目だ、誰か起こして」

 

拓也さんとレックスに肩を貸してもい何とか起き上がる。が足は動いているだけで体が歩き方を忘れまともに体重を支えられていない

 

「スルガ、大丈夫か?その要するになら古城アスカと戻ったほうが」

「いいや、もう少し進む。もうすぐ物語もフィナーレだ。脚本家としては最後まで見たいのさ」

 

 

それに少しずつだが体の痛みが増している。これも副作用だろう。そう結論付け先へ

 

「これが、全部そうなんですか、」

「いや、まだ製造が始まった段階で完成品は一つしかない」

「予想以上ね・・・」

「よしっ、じゃあ、後は隊長さん、施設の占拠よろしくお願いします。俺達はダックシャトルで管制船を制圧しに行ってきます」

「スルガ、本当に大丈夫か?全身なにかしらヤバいぞ」

「最悪またフルリンクシステム使うだけです・・・行きましょう!」

 

 

 

═ダックシャトル═════

後の事をシーカーに任せダックシャトルへ、主治医もスルガの体に何かあったらと付いてきた

そして離陸少し前、古城アスカの意識も覚醒、バンが事情と状況を話せる範囲話したらやられっぱなしじゃ終われない!と同行者が増えた

 

そしてスルガの体は即刻ベッドの上に置かれダックシャトルは進路を擬装しつつ太平洋上のfuturehope号へ進路を取るのだった

 

そしてカイオス長官には本編と全く同じ事が起きたとコブラがスルガが予め用意した嘘を教え全ての黒幕はオメガダインとアルベルト・ガーダインであると、パラダイスとかセト50はヤバいと伝えたのだった

 

《成る程・・・山野博士、いかに利用があるとは言えテロと言う手段を取った事は擁護出来ません》

「カイオス長官!ですが山野博士は誰一人死者は出してません!。パリのは山野博士の仕業じゃありません!」

「死人を出していなくとも私は世界を混乱に陥れたのは事実だ」

《私の権限でこの事件が終息するまで責任の追及は遅らせます。そしてスルガ君の容態は?》

「今は寝てるよ。私の主治医だった人とレックスが付きっきりで看護してるけど何が起きてるのか良く解らないって」

《そうか・・・我々NICSも行動を起こす。そちらの事はそちらに任せる。A国での事は任せてくれ》

「よろしくお願いします。長官。それと「大変だ!スルガの容態が急変した」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。