═太平洋上中央部═════
「皆揃っているな?・・・よし、作戦を説明する。まずライディングソーサーとコントロールポットを用いたLBXでの強襲だ。今のところ甲板にはダックシャトルに危険が及ぶ兵器は確認できていないが念には念を、だ。その後甲板を制圧してダックシャトルで強硬着船する。ここまでで質問はあるか?ジンだけか?」
「タンカーに着船して大丈夫なのか?後対空火器があった場合は?」
「そのときは管制レーダーや駆動部を破壊してくれ。弾薬が誘爆して沈没したら目も当てられん。それと船の強度と予備浮力には余裕がありそうだ」
「了解した」
「その後は船内に侵入、艦橋と船内二ヶ所にあるシステムが集中してる部屋を目指す。ここのどちらかがパラダイスの管制センターと思われる。目標はそこの制圧だ。説明はここまでだ。疑問点は・・・無さそうだな」
《スルガの容態も説明しておこう。鎮静剤は効果が短いが一応脳波と脈動を初めとした機能も異常だが動いてはいて安定している・・・もっとも一定の不安定状態を維持しているのを安定と言っていいのなら。だけど体が死に向かう気配はしない。こいつは死んでも死なんな》
「じゃあ大丈夫ってことだね!皆!張り切っていこー!」
「「「「「おおー!」」」」」
「気合い十分だな。これより15分後futurehope号へ出撃する!各自LBXの最終チェックを済ませコントロールポットへ乗り込んでくれ」
「「「「「了解!」」」」」
─sideルナ──────
よし、ちゃんとメンテナンスしたしこれで良いかな?
ムーンをライディングソーサーに乗せLBX射出カタパルトに乗せた。そんなときシャルナックがズボンの裾を引っ張ってきた
「シャルナック?どうしたの?」
指差してる・・・ライディングソーサー?
「付いてきてくれるの?」
シャルナックが頷いた。ライディングソーサーに飛び乗る
「あれ?ソルジャーはどこ?」
シャルナックの体が向く方向。その先を見るとソルジャーが飛行形態に変形しているA・アーサーに乗ってカタパルトに降りていく。共に出撃するのだろう
「よろしくねシャルナック」
ムーン共にカタパルトへ降りていく。私もコントロールポットに乗ろう
コントロールポットにCCMをセット、LBX視点の映像が写し出される。横を見ればカタパルト射出待機中の他の機体も、自分が出るのは一番最後のようだ
《これよりfuturehope号制圧作戦を実行する!各機出撃せよ!》
「行くぞ!エルシオン!」「ペルセウス!出ます!」「ミネルバ、行きます!」「トリトーン、出撃!」「出るよ、リュウビ!」「ジャンヌD!Go!」「行くわよ。ダークパンドラ!」「Go!アキレス・ディード」「行くぜ!ヴァンパイアキャット!」「行け!ハカイオー絶斗!」「行くぞ、ナイトメア!」「行くよ!ムーン、シャルナック!」「出撃だA・アーサー!頼むよソルジャーD!」
ダックシャトルの機首、口を開いて延びてきたカタパルトから次々射出、荒れた海上を飛行、ある程度編飛行するとfuturehope号を目視で確認、既にfuturehope号からはホバー仕様のXF-05(高機動型)が迎撃に出てきている
よし、落ち着け私。スルガは居ないけど、皆が居る。私は一人じゃない
電磁機関銃を持つムーンの手に力が入る。シャルナックが肩を叩き拳を向けてきた
拳をこつんと突き合わせることで返事を返す
《アレを突破しろ!》
「各機散開!行くぞ!」
「「「「「おう!」」」」」
シャルナックは電磁狙撃銃のスコープを覗いている。既に撃墜準備は整えているようだ
ムーンも電磁機関銃を構える。遠くではソルジャーDがstgを構えていた
こちらにくる敵は散開した事もありそこまで多くない
「シャルナック!無理矢理突破するよ!」
正面から向かってきたライフル持ちのXF-05(高機動型)を狙う。特に進路を変えず出力を絞らず真っ直ぐ一直線に飛ぶ
だが二機の武装は弾幕を張るのにはすこぶる向いていない。そのため一発の精度で近付けない事を意識する。近付けなければ後は速度で振り切れる
因みにスルガ、ライディングソーサーにスティレットの対空ミサイルとか超加速用の強力な固体燃料の大型ロケット(VOB)を搭載しよとしていた
「振り落とされないでねソルジャー!」
答えるようにストームツインガトリングをスピンアップ、えげつない弾幕を張り続ける。何気に無印序盤から使い続けられているこの武器、消耗品は交換されてるものの目立つ改良はされていない。射撃レートだけで一線級の性能を未だに保っているのだ
ヒノは逆に敵の集団の中に突っ込んで行く。ソルジャーはそこに向かって鉛弾をぶっ放つ。A・アーサーの飛ぶ道が作られ敵の中を飛び抜ける
ゼロ距離まで来た敵にはソルジャー左腕装備のボウガンのワイヤー付きの矢が突き刺しそのまま振り回して別の機体への激突を繰り返させ撃墜数を稼ぐ
二機の航路が交差する時シャルナックとソルジャーDが入れ替わる。ムーンのライディングソーサーにソルジャーが、A・アーサーの上に跳んだ
真っ直ぐライディングソーサーの上から存分にストームツインガトリングを敵機を弾幕に飲み込み撃墜
シャルナックは回避運動をするA・アーサーの上から正確な一撃で撃ち落とす
四機はそのまま敵機の群れを誰よりも先に飛び抜ける
そして最後XF-05(高機動型)が密集し文字通りの壁を作った。普通なら避けていくだろう。しかし主導権を握る二人は避けることを選ばなかった
「「行くよ!ソルジャー!/シャルナック!」」
ムーンが紫の光、A・アーサーが金色の光、ソルジャーが緑の光、シャルナックが赤き光をそれぞれ纏い始めた
「えっ何これ?」
「スルガ君仕込みの何か!?」
「そんな事一つも言ってなかったけど・・・スルガならやっててもおかしくないか」
《それは私の仕込みだ。一時的にLBXのエネルギー放出をブーストしt「御託は後で聞から。どうすればいいの?」
《二機で協力し放てば共鳴して大きなエネルギーを産み出すはずだ。試験はしていないがいきなり本番は得意だろう?》
紫と緑の光が練られ交じり合い増幅、白き光となりシャルナック・ムーンの朔とソルジャーDのクサナギのクサナギに集まった
また、赤き光と金色の光も混ざりあう。橙色の光に変わりA・アーサーの機首とシャルナックの天叢雲に集まる
「行ける!」
「突っ込むぞ!」
アタックファンクション
月光破斬突
アタックファンクション
ブレイズストライク
四機は敵機の壁に突撃する前に収束し増幅されるエネルギーを解放した
シャルナック・ムーンとソルジャーDは全てを斬り突く白い龍に、A・アーサーとシャルナックは全てを焼き付くす焔のドラゴンとなり突撃、二頭は何にも目をくれず敵機の壁に侵入する
そして壁を形成していたほぼ全ての敵機を斬り飛ばし刺し墜とし、炎が焼き付くした
最後の壁を突破した四機が誰よりも早く雨が打ち付けるfuturehope号の甲板に降り立つ
「いよっし、一番乗りだね」
「ここからが正念場だ!」
既に甲板上にはライフルやダガーを持ったXF-05Bが待ち構えていた
四機が動く。弾丸の嵐に晒される前に甲板上の窪みに潜りこんだ。その中で散開し敵の至近距離に飛び出したり、窪みの中を駆け回り敵をどんどん斬り伏せる
そして後から他の機体も続々着船、甲板中に散らばり時々必殺ファンクションを交えて敵機を撃破
事前情報通り対空兵装は無く敵機の総数も三割を切った。何機から船内に撤退していくのが確認できた
「拓也さん!甲板はほぼ制圧しました」
「よし、よくやってくれた。これからダックシャトルを強硬着船させる。引き続き警戒してくれ」
その後何事もなくダックシャトルが着船した。それぞれLBXを回収しそのまま艦橋へ直行、ソルジャーDとシャルナックが短時間で艦橋に居た人間をスタングレネードで無力化、ここは外れだ
続いて船内へ、しかし警備のLBXが大量に待ち伏せていた
LBXをバン達が相手取る。マスターコマンダーとオリオン・Eの合わせ技で敵機を操作し同士討ちを誘発させたり工夫を凝らしながら数を減らし船内を進む
───────
さらに船内奥深くに進む。途中核弾頭ミサイル等の、破壊力はセト50には及ばない大量破壊、殺戮兵器が保管されているのを発見
そこでミノタウロスと遭遇するも最早敵では無く一斉攻撃でコアを破壊しK.O.
XF-05Bの大群はまとめてマルチプルパルスで焼き払う
「キラードロイドって結構量産されてんだね」
「言われてみれば・・・でも難なく対処出来てるのもスルガさんのおかげです!」
「それに俺達三人で組むのも久しぶりだな。なんかこう、ガッチリと歯車が噛み合ったみたいだ」
「そうね・・・でもカズ、あんた射撃の腕少し落ちたんじゃない?」
「そんなことねえって。なあ?バン」
「安心して。冗談よ」
そしてオタクロスから通信が入る
《おまんたち、そろそろ一つ目の部屋じゃ。準備はヨイか?》
「ああ。いつでも大丈夫だぜ」
「そういやレックス、何でいつもと違う格好してんだ?そんな拓也さんみたいな格好してよ」
「スルガの指示だ。どういう意図が合ったか今は知ることが出来ないが」
見た限りは普通の扉、マスターコマンダーが扉の電子錠をハッキングし解錠、LBXをすぐに出せる状態で中に入る
これって・・・サーバールーム?でもカップ麺のゴミ袋だ。こんなところにゴミなんて普通置かないと思うけど
あれなんだろう?
ルナの視線の先には空中に浮遊するナニか、粗の下にはそれと会話している?女の人あっ、振り向いた
「誰ッ!?」
「・・・母さん?」
「ヒロ!?どうしてここに!」
「母さんこそ、ロンドンに入るはずじゃ」
どうも感動の再開では無いみたいだけど・・・親子?
「初めまして、海道ジンです・・・早速で失礼ですが、あなたはここで何を?」
「何って・・・仕事だけど」
「仕事って・・・ここはオメガダインの船だよ」
「そうだけれど、それがどうかした?」
「そんな・・・母さん、全部知ってたの?」
どんどんヒロの表情が曇る。
「えっと、山野バンです。後ろの二つは一体、」
「私が開発した世界最高のAIコンピューター、アダムとイヴ。今は最終調整中よ」
「ふーん、ここでこのAIがパラダイスの管制をしてるの?あ、私は石森ルナ、よろしく」
「パラダイスのコントロールセンターはもう少し行ったところのCICよ。ここは地上からパラダイスのアダムとイヴ本体をメンテナンスする私のラボ」
「そんな事教えていいの?」
「今は姿が見えないけれど河白スルガだったかしら、彼の情報収集解析能力ならこの船の内部構造くらいとっくに把握してるでしょう」
「なら、俺から質問させて貰おう。そのアダムとイヴと言うAIはどんなものなんだ?」
「へぇ?話は聞いていたけれど生きていたのね。まあいいわ。アダムとイヴは男性の思考ルーチンと女性の思考ルーチンを組み合わせることによってこれまでのどんなコンピューターにもなに優れた演算技術を実現したコンピューター、それがアダムとイヴよ」
あれ?なんか少し自慢気だね。まあガーダインとかオメガダインはこのコンピューターを使ってパラダイス動かしたり色々ハッキングしたりするわけか
「お母さん!パラダイスは通信衛星なんかじゃない!色んな兵器を隠し持った軍事衛生n「だからなに?私の研究とは関係ないわ」
皆が絶句、大空遥は続ける
「アダムとイヴが完成すれば、人類にもたらされる恩恵は計り知れない。人類は更なるシンカを得られるのよ」
「確かに、それが正しく使われればそうなるかも知れない。でも間違った使われ方をすれば意味はない!」
ヒロがそう言いきった
「確かにそうかもしれない。でもより高度な物を作り出すのが科学者の務め。再三言うけど、どんな事に使われようと、私には関係ないわ!」
「それは違うだろう」
山野博士が遂に口を開く。かつて作ったエターナルサイクラー、それを想って
「確かに科学者が高度な物を作るのが科学者の役割だ。だがそれを正しく使われるよう導くのも科学者の役目だと私は思っている。私が作った物、それはようやく人類に福音をもたらそうとしている。だが今に至るまで、何度も破壊兵器として使用されかけてきた。自分が作った希望が、世界を壊す絶望になりかけていた。君がしていることは、人類への福音ではなく、破滅に向かわせる行為そのものだ!」
「創造の前には破壊が必要、違うかしら?」
「母さんなんて・・・今のお母さんは、科学者なんかじゃない!」
「ッ!?皆出ていって!作業の邪魔よ」
少しの間、部屋を静寂が支配する
「皆さん、管制室のあるCICに急ぎましょう!」
ヒロに続き続々と部屋を出る。残されたのは大空博士
ヒロの小学校入学式の写真に目を落とし思いに更ける
「科学の神と自分の息子、私はどちらを・・・」
フィロフォン【その質問は回答不能です】
「そうよね・・・あなた達、オメガダインの機密情報の全てとパラダイスの詳細設計図と稼働履歴、全て集めてきて。邪魔なプロテクトやセキュリティは全てブレイクして、あなた達ならできるでしょ?」
─CIC──────
ここに居るのは車イスに載ったDr.マミー、もとい正体はレックスの妹、檜山真美
そしてモニターに写るのはオメガダインの総帥アラン・ウォーゼンその人
《NICSに計画のほぼ全てが露呈した。その船は時間を稼げるだけ稼いで破棄、こちらではガーダインが行動を開始している。君はこちらに来るなりそこに残るなり好きにすると良い》
そう言い残して通信を切る。Dr.マミーは監視カメラに写るバン達を見てニヤリと笑う。変装しているレックスには気付いていないようだ。気付くときが楽しみだ
「・・・厳重警戒態勢」
船内の水密扉が全て閉じられる。そして船からの脱出準備を始めた
───────
ウィィィィン!ウィィィィン!
突如として警報が鳴り響く。そして前後の水密扉が降り始めた
「扉の下から離れろ!」
今居る通路に閉じ込められてしまった。
「チッ、今から開けるからちょっとまってろ」
コブラがタブレット端末を電子錠に接続、ハッキングを始める
「ヒロのお母さんって、昔からあんなんなの?」
ルナが少し落ち込み気味のヒロに声をかける
「はい。昔から根っからの研究者で何かに没頭すると滅多に家に帰ってこないんです。さすがに一年以上帰ってこないのは初めてですけど」
「ヒロは今の母さんの事をどう思っているんだい?」
「そうですね・・・お母さんが夢中になれることがあるなら、その邪魔にならないようにしようって、そう思ってます。お母さんが好きだから」
「そうか、ヒロは偉いな。僕の両親はトキオブリッジ崩落で命を落とした。僕ならずっと一緒に居たいと、そう思う。ヒロのお母さんだってそう思っているはずだ」
ピロリロリロリン♪ピロリロリロリン♪
「あれ?お医者さんからだ。」Pi「スルガに何かあったの?」
《ルナか。さっき目を離した隙に機龍で拘束具を破壊してスルガが船内に侵入した!今追跡していたが扉が閉まって見失ってしまっている。どういう状態や目的か詳しく分からない。一つ言えるのは目線が途轍もなく冷たかった。十分気をつけてくれズガーン!・・・扉を壊してる音?何かあったら容赦なく拘束してくれ。鎮静剤は用意してある》
「分かった。皆、スルガが起きた・・・けどこの船の中で暴れてるみたい」
「スルガが?他には何か言っていたか?」
「目線が冷たかったって。扉を壊してるって言ってたし多分こっち来てるんじゃ無いかな?あっ、写真も来た」
ダックシャトルの監視カメラで取られた何枚かの写真、スルガは服に血が付いている以外は異常な箇所は無さそうだが・・・目が赤い。充血でも無く普通(?)の赤目、その瞳には何が写るのか
そして近くには機龍が飛んでいる。ただCCMは持っておらずフルリンクシステムも使ってなさそうだし自我を持ってる機龍が自発的に動いてるのか・・・?
ルナが悪寒とも言えない謎の予感を感じ取る
「凄く、駄目な予感がする。今の機龍にアブゼロが付いてないのが救いだね」
「おいコブラ、まだ開かねえのか?」
「急かすな郷田、今やってるが、思った以上にかてえんだよ」
コブラが扉を解析するもののセキュリティが固い。勿論コブラの能力は高いのだが
「あれ?お母さんからだ・・・」
《ヒロ、貴方に叱られるなんて思ってもいなかったわ。ずっと一人にして辛かったはずなのに、この世界のために頑張ってるのね。驚いた・・・アダムとイヴを止めるわ。諸々の準備をするから少し時間は掛かるけど》
「お母さん・・・」
《私が間違ってた。ごめんね、ヒロ》
「ありがとう。お母さん」
「ヒロの母さん、そこからパラダイスを停止させることはできないか?」
《ジン君だったかしら?アダムとイヴはパラダイス運用の支援コンピューター、機能停止はCICからでないと出来ない・・・けれど少し遅かった、この船からアダムとイヴ以外へのパラダイスに対するアクセスがロックされているわ》
「なんだって!?」
「こちらの計画が何処かから漏れたのか?」
拓也とコブラが少し頭を抱える。だが山野博士が通信設備に異常が無くロックされているだけなら何とか出来るかもしれないと言う。しかしユウヤが続いた
「でもそのCICまでの道の扉が閉まってて」
《ちょっと待って・・・これで良いかしら?》
ものの三秒程度で見える範囲の扉を全て解錠、警報も停止する
《CICまではもうすぐよ。でも船内に機能異常を起こしてる扉がいくつもあるの。何か変な事が起こってるのは間違いない。急いで》
「スルガだ・・・」
「扉破壊はいつもの事だけど(問題発言)ここまで乱暴なのは中々、」
「皆さん、急ぎましょう!」
更に奥へ奥へ、そしてCICの手前の周りの通路にはどこにそんな量を隠してたんだと想った程の大量のXF-05BとXF-05(高軌道型)だ
「流石にあの量を相手取るのはキツい・・・こんな時スルガ君ならどうするだろうか」
「オーバードウェポン一択じゃないかな?でも入り組んでる通路じゃ効果は薄いよ」
「バンとアミ君、カズとルナ君と檜山君を連れて私が侵入したい。少しの時間で良い。どこか一本、道を開いてくれ」
「分かりました。皆頼んだぞ」
「はい!しっかり守ります!」
「任せといて!」
五人が走る準備を整えた
他全員がLBXを出す。ここから一番近い入口、大空博士
のハッキングで扉のロックは無効化されている
全員のLBXとコブラ、レックス、拓也が持っているスルガの無人機も出撃、二手に別れ通路の角の先に敵LBXを後退させることを目的とする
map futurehope号CIC前通路
アンリミテッドレギュレーション
バトルスタート
スルガの無人機ケース(補給物を考えないなら一つ12機収納可能)から量産されたインビット・Fが34機、ルナティックジョーカーとハンター改が出撃する
「こう、インビットと肩を並べるとは、奇妙なもんだぜ」
「味方になると凄く頼もしいな」
敵の銃弾を自慢の装甲で弾きながらXF-05の集団にランチャーやバズーカを浴びせるトリトーンとハカイオー絶斗そしてインビット・F
インビット・Fは両腕の機関銃も撃ち続け着実に敵の撃破を重ねる
更にハンター改が普通のストームツインガトリングで、ソルジャーDがその直衛を買い敵を粉微塵に還す
一部の機体はナイトメアやペルセウス、A ・アーサー等と交じり敵集団に突入、弾丸と砲弾、武器腕の爪でXF-05を薙ぎ倒し着実に数を減らしていく
どちらも無人機同士の大規模戦、前にスルガが言った通り『ただ数で押すので無く質と連携の重視』と言う戦術の違いも現れたのだろう。マスターコマンダーをベースとした有人機との連携も上手く行っている。数機の被撃破はあるものの目の前の通路には敵機は見えない、後は少しの止めだ
「行くぞ!走れ!」
山野博士の合図でエルシオン、アキレス・ディード、パンドラ、シャルナック・ムーンを先頭に六人が走り出す
足止めから抜けてきたXF-05を走りながら撃破し扉に滑り込んだ
═futurehope号CIC═════
部屋の中はそこそこ広く機器や机に身を隠しながらパラダイスを管制しているコンピューターを探す。そして少し上の空間、ここがパラダイスの管制センターのようだ
「この上だ。何があるか分からない。慎重に行こう」
「・・・アレか?スルガの言ってたレックスの偽物は?」
「なんか、不気味な感じね」
アミとカズの目線の先には笑みを浮かべるDr.マミーが入る
「俺が行く。本当に妹なら、俺が止める」
「いいや、皆で行こう。あの人がレックスの妹なら皆で説得出来るかもしれない」
「そうだなバン・・・皆、よろしく頼む」
レックスは変装を解きいつものコートを羽織る。そして管制センターに上がる階段を昇り・・・Dr.マミーと対峙した。明らかDr.マミーの目が動揺を見せる
「俺は檜山蓮!お前は・・・真実か?」
「にいさ・・・ん?」
変声機を投げ捨て、車椅子を立つ。顔の包帯をとりながら弱々しく歩きだし目には大粒の涙が溢れている
「本当に、兄さんなの?」
「ああ。色々あって死んだことになってるが、確かに俺だ」
顔の包帯が取られ褐色の素肌が露になった。確かに檜山真実、その顔にはレックスの面影があり確かに兄妹だと認識させられる
「兄さんッ!兄さんッ!」
辛抱効かぬと言った感じで抱き付いた。ひどい涙声で何を言っているのか聞き取れない。レックスが頭を撫でながら時折慰めている
「父さん、今の内にパラダイスを!」
「ああ。メイン端末は・・・中央のアレか?」
山野博士は端末にマスターコマンダーを接続、ここと遠隔のオタクロスからのハッキングも準備を整えアクセスを開始、しかし通信設備が既に破壊されていた
《駄目じゃ。設備が壊れておる》
「予備回路も通じない・・・オタクロス、このLBXを通じてダックシャトルの通信設備を使えないか?」
《成る程。ちょいと待つデヨ・・・・・・・・・行けそうじゃ。山野博士、準備はヨイデヨ?》
「ああ。問題ない」
こちらではパラダイス管制権限の奪取が開始された。四人は一応部屋中を見回すも特に何もない
「・・・なんか、変に静かじゃない?」
「人が居ないならこんなもんじゃねえか?」
「いえ、確かに変よ。何でこんな広い部屋にレックスの妹しか居ないのかしら?」
「言われてみれば・・・警備のLBXも」
LBXを直ぐ出せる状態にして警戒を強める。四人は気付かない。否、気付けない
隠れていたキラードロイド、ワイバーンから音速を越える速度で放たれた弾丸が子供達の所に迫ることに
そしてその弾を叩き落とそうとCICのダクトから一機、音を越える速度でLBXが飛び出してきた事も