ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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ふざけたタイトルからの真面目な話
この話かくのめっちゃ疲れた


エクストリーム・治療

═CIC前廊下═════第三者視点

 

戦闘が始まった。更にハンター改などここにある無人機達もスルガ側で乱入、13機対9機の決戦

 

 

スルガ(仮)は一切動かず戦いの後ろでただ戦況を視る

 

 

3式機龍 VS エルシオン、ペルセウス、トリトーン、リュウビ

シャルナック VS ムーン、ハカイオー絶斗

ソルジャーD VS A・アーサー、ナイトメア

残りの無人機 VS 残りの機体

 

 

以外だったのはルナやヒノが機龍と戦っていない所だ。真っ先に機龍に向かったのだがシャルナックとソルジャーDがそれを阻止、こうなった

 

 

 

ソルジャーD対シャルナック・ムーン、ナイトメア

 

「やっぱりスルガのLBXは強い」

「LBXだけの力なら、良かったんだがな」

 

 

先ほどまでとは違い戦い方に凶暴さが浮き出てきた

 

剣を交えているのはムーン、ナイトメアは隙を付きメイスを背後から叩き込む。しかし避けられた

 

 

なぜだ?いつものスルガならギリギリの回避か防御のどちらかだと踏んでいたが、少し見立てが甘かったか?

 

 

と追撃を辞めメイスを引きバックジャンプ、同時にGクイックリボルバーで牽制射撃、ムーンの片手間で左腕の装甲で弾かれる

 

 

「今までのスルガなら対応遅れそうだけど・・・完璧な対応だったね。まるで見えてるみたい」

「なら、避けられない攻撃をしてやるだけだ」

 

 

二人は戦い方をシフト、じわじわと攻め立て手足を奪う方向へ転換した。

 

ナイトメアが拳銃弾で牽制する間に、ムーンがインビジブルを発動、持ち武器をメイスに変え殴り掛かる。しかしソルジャーのワイヤーでメイスが絡め取られてしまった。単純な機体重量と出力ではナイトメアに勝ち目はなくメイスを離し後退

ソルジャーはメイスを回収、クサナギと共に歪だが二刀流の構えを取った

 

 

「それなら!」

 

 

電磁機関銃を撃ち込むムーン、しかしソルジャーがメイスを投げ飛ばしてきた

ムーンは難なく回避、ワイヤーを盾に結び付けて再び姿をくらます。この隙にナイトメアはメイスを回収、再襲撃

クサナギを防御姿勢で構えた途端に消えて後方から再出現しメイスを叩き込む。しかし振り向かれ上手く軌道を逸らされた

 

 

「いまだ!」

「仕込み終了!行くよ!」

 

 

ムーンがナイトメアの真後ろから襲来、隙間を縫って朔を突き入れた。狙いは最も動かし辛い胴体

少しだが刃が入った。無理してかわそうとしてナイトメアのメイスが振り下ろされる。これは左腕で受け止めておもいっきり床に叩きつけてナイトメアのバランスを崩しムーン諸とも蹴り飛ばした

 

 

「掛かった!」

 

 

戦闘で傷付いた床にシールドを引っ掛けてあったのだ

ムーンがワイヤー巻き取り装置をフル回転

ソルジャーDの周りのワイヤーが一気に締まり離脱が遅れたソルジャーDの右足を巻き込んだ

即座にクサナギでワイヤーカット、が既に電磁機関銃が放たれていた

回避行動をするが散布範囲を広めに撃たれた銃弾は一発が命中し左目を破壊

更にナイトメアの奇襲、だが防御モーション途中で放たれた左腕格納のボウガン、矢は吸い込まれるように左膝に突き刺さる

 

 

「何!?」

 

 

バランスを崩したナイトメア更にストームツインガトリングを至近距離から発砲

仙道は僅かなタイムラグを利用し離脱を図る

がコンマ数秒、たったそれだけだが胴体に被弾

二門合わせて約66発/sのガトリング銃、コンマ数秒でも数十発が命中して胴体のアーマーフレームに弾が食い込み、原型は留めるものの装甲としての能力を失った

ムーンが駆動系にダメージを追ったナイトメアを肩に抱えて更に銃弾の雨が振る前に後退

 

 

「機体は無事!?」

「いや、駆動系がほぼ動かん。それにコアボックスがほぼ丸見えに近い状態、普通ならここで撤退だが」

「良いの?」

「なに。壊れたら奴に直させれば良いだk!まずい!避けろ!」 

 

 

が後退中のムーンの背中に、高速で飛んできた盾がぶつかってきた。衝撃でナイトメアが投げ出される。

ソルジャーDがワイヤー付きの盾を振り回したのだのが命中してしまいコアボックスが揺れ大きなダメージとなる

 

だが不思議な事が起こった。損傷部から何か青黒いオーラが漏れ出しムーンを覆い尽くす

 

「え?なにこれ・・・」

 

ルナCCM『承認。全リミッター限定解除。稼働可能時間300秒』

 

code『Abyss

 

 

ムーンが深淵に包まれる

 

 

 

──────

 

 

 

シャルナック対A・アーサー、ハカイオー絶斗

 

正面から斬りかかる二機の攻撃を避けつつ格納武器を巧みに使い分けちょくちょく反撃に転じるシャルナック

だが一撃の威力と機体が単純に重い故に相性が悪い

 

 

「ちい!ちょこまかと、」

「明らかに動きが違う。ただ勝つための動きだ」

 

 

聖剣エクスカリバーを天叢雲で両手持ちで受け流して回し蹴り、振り下ろされた絶・破我刃を身を引くことで数回空振りさせ絶・破我刃を足場にハカイオー絶斗の胸部、我王砲の発射部に震斬を一本突き刺し顔を蹴りあげ怯まし少し距離を取る

 

 

「我王砲が!これじゃ撃てねえ!」

 

 

そして片手の電磁拳銃をA・アーサーに銃撃

色々な特殊能力込みでの正確無比な未来予測射撃は吸い込まれるように防御の外に大多数がヒット

運良く大きなダメージにはならなかったが、一つ彼女に確信を与えた

 

 

今の彼には正面からでしか勝てない。どんな攻撃も察知してくる。だから、避けられも防げもしない一撃を叩き込むしかない

 

 

「郷田君、今の彼にほぼ隙は無い。だから正々堂々打ち破ろう!」

「みてえだな。おうよ!任せとけ!」

 

 

ハカイオー絶斗の全速で接近、絶・破我刃を突きだす。シャルナックは少し斜め後ろに回避その先で今度は至近距離からA・アーサーが暴風の塊を飛ばす

 

 

アタックファンクション

風王鉄槌

 

 

不可視の風の弾、A・アーサーのモーションを見て避けようとしたが風に巻き込まれ大きく体勢を崩した。ストライクエアの発動姿勢そのまま飛行用ブースターで突撃

たが電磁拳銃を撃ち攻撃を止めようとしたがA・アーサーは損傷を機にせず聖剣エクスカリバーの剣先を前に前に突き出した

 

 

「貰った!」

「おかわりだぜッ!」

 

 

シャルナックが左腕で防御、完全に故障し動きを止めた

攻め手を緩めず追撃

今度はハカイオー絶斗が至近距離からバズーカをシャルナックに撃つ

しかし弾を天叢雲で斬り払い無傷で突破

A・アーサーが横薙ぎ一閃、続き上から振り下ろし返す刀で斬り上げる

だが機体を器用に動かして全て回避、逆に斬り込み鍔迫り合いに発展、左から絶・破我刃が振り下ろされた

 

 

「終わりだぁ!」

 

 

だが完全に近い形で不意を突きグレネードLを蹴り上げハカイオー絶斗を迎撃、鍔迫り合いの力を抜いて引き込む。A・アーサーは力が抜かれると直ぐ次の斬撃を繰り出す

シャルナックのカウンターアタック、エクスカリバーを振りかぶって無防備の胴体の左下から右上に天叢雲で斬り上げた。装甲に大きな傷が付く。そしてそこから光が漏れた

 

 

「これは一体・・・」

 

 

ヒノCCM『拘束解放』

 

code『Avalon

 

傷口から漏れた光、それをA・アーサーが纏う

 

 

 

─────

 

 

 

代わる代わる、時折四機同時に攻撃されるも優位に立ち続ける。何度も改良や改装を繰り返された機龍の性能は製造時と比べ物にならない程向上しているのも理由の一つだろう。そして何よりオーバーセンス、そして併発している別の能力に依る厄介さが増している

 

 

射撃兵装無しで四機の耐久が1/4程削られる。逆に機龍の参考耐久は1/10も減っていない

 

 

「くっ、手強い」

 

 

異能力でブーストされた機龍本来の性能

世界トップクラスのLBXプレイヤーとそれに合わせ作られ、カスタマイズされたLBX四機を完璧にあしらい返り討ちにしている

 

 

「全力の機龍がこんなに強いとは『機龍はこんなものじゃない』と言っていたのを聞いたが、予想外だ」

「今のスルガ君、去年の僕の用になってるのかな」

「スルガさん、あの時以上に早いし行動が鋭い。バンさんとジンさんの本気でも軽くあしらわれてる、なら!」

「エルシオン!ナイトモード!」

「ストライクモード!」

 

 

バンCCM『ナイトモード

ヒロCCM『ストライクモード

 

 

エルシオンが黄色く発光、六角形の黄色のエネルギーシールドに包まれ

ペルセウスは青く発光、青白いエネルギーが小さな翼を形作る

 

 

機龍の攻撃をエネルギーシールドが全て弾く。ペルセウスは目にも止まらぬ速さで疾走、機龍もそれに互角に渡り合う

エルシオンが機龍の攻撃を吸引しペルセウスが次々と斬りかかる。トリトーン、リュウビもペルセウスとタイミングを合わせ同時攻撃

 

 

機龍はエルシオンへの対処を防御だけに留め誘導弾を上から自機の周りに落としトリトーン、リュウビを一時的に引き剥がして斬りかかるペルセウスを尻尾で打ち飛ばしレールガンで追撃、ペルセウス何とか床に足を付け再加速しレールガンの軌道から逃れる

 

 

「完全に動きが読まれてます。うわっ!おっと」

 

 

エルシオンはミサイルの雨を強引に突破しレールガンを撃つ機龍にハルバードを突き出した。しかし手で握り取られた。引き込む機龍、咄嗟に手を離しシューターSR-33での近接射撃、だが機龍の装甲に阻まれた

 

 

二機の特殊モードに対応してか機龍も内側から黒い光に包まれる

 

 

「これが暴走状態の機龍・・・禍々しい。まるで怪獣みたい」

「おかしい。機龍の特殊モードは白か黒一色のはず」

 

 

今までと違い背中から尻尾にかけては水色のオーラがゆらゆらと揺れている。まさしく背鰭を光らせる怪獣のように。そして

 

 

ギシャァァァァァァ!グォォォォォゥン!

 

 

機龍が吼えた。そして青いオーラが電撃のようにバチバチと暴れながら口元で青い電の数個のリングを形成、口を開き連装メーサーを放つ

 

 

否!放たれたのはメーサーでは無かった。青い電撃とメーサーがぶつかり合った結果生み出された膨大な熱エネルギーがレーザーに姿を変えたのだ

 

 

予備動作が大きく四機は余裕を持って回避、しかし熱線が放たれた金属の床は直撃していないにも関わらず赤熱化し壁は綺麗に溶断されており、機龍の目の前の床は完全に液状化していた

 

 

「金属を一瞬で溶かしただと!?」

「一体何百度いや千?」

「いくらナイトモードでも、あれは耐えれない・・・どうすれば」

「バンさん、Σオービスならどうでしょう?」

「確かに・・・Σオービスでも厳しいかもしれないけど、食らい付けるかもしれない!」

「ランさん!大丈夫ですか?」

「こっちは大丈夫、いつでもそっち行ける!」

「実戦じゃ初めてですね・・・行きましょう!」

「おっし!鍛練の結果見せるよ!」

 

 

❰ドッキングシークエンス開始❱

❰プロセスワン❱

エルシオンとミネルバが各パーツが変形、分割されおおよその位置に展開、中心にペルセウスが入る

 

❰プロセスツー❱

ペルセウスが各パーツを連結するため変形、腕や足等が次々ドッキングしΣオービスが形作られる。最後に武器に変形したミネルバ(Σツインブラスター、Σガーター)を持ち、合体完了

 

完成 三機一体Σオービス!

 

初陣は暴走している機龍、まあ対処法が確立されてしまったワイバーンより良いだろう

 

 

「バン君、あの威力、恐らくアブソリュートゼロかそれ以上にエネルギーを消耗したはずだ」

「それにここまで来る過程でかなり色々壊したはずだ。水中ミュージアムの後メンテナンスしてないから残ってても二割程度のはずだよ」

「もう少しだ。皆、行くぞ!」

「任せてください!」

「よっし、気合い入れていくよ!」

 

 

初っぱなからアクセスベタ踏みだ。機龍が撃った誘導弾を背中に付けられたミネルバの両腕から拳状のエネルギー弾を連写し全てのミサイルを撃墜

機龍はスパイラルクロウで突撃してくる。だがΣオービスが金色のエネルギーシールドに包まれた

 

 

「借りるよバン!ナイトモード!」

 

ランCCM『ナイトモード

 

 

防御を司るランがナイトモードを発動し攻撃を受け止めた。これぞスルガの小細工の一つ、三機の特殊モードを任意でいつでも発動出来るのだ

次は赤い焔に包まれる

 

 

「借ります、バーニングモード!」

 

ヒロCCM『バーニングモード

 

 

Σツインブラスターから威力が強化された赤いレーザーを放つ。

キラードロイドに対しても有効打になる威力だ。機龍の装甲でも無傷では済まない

機龍は最小限の動きで全弾回避

機龍やソルジャー、シャルナックには全て視えているのだ。いや、《にも》と言う言葉が正しいだろう

 

対してΣツインブラスターにエネルギーソードを展開、今度は青く光る

 

 

「借りるよヒロ!ストライクモード!」

 

バンCCM『ストライクモード

 

 

Σオービスも機龍を追尾、レールガンはΣガーターで弾き誘導弾はストライクモードの機動力で翻弄し振り切る

機龍は反転、急速に縮まる距離にランは対応しきれず拳の直撃を受けた。その衝撃でストライクモードが解除

 

直ぐにバンが建て直しヒロが反撃、しかしΣツインブラスターは単純に大きい。機龍のインファイトをしてくる機龍にはやりづらい

 

 

「これなら、あっ!」

 

 

ランが気転を利かせ防御用のミネルバの両腕の拳のエネルギー弾を攻撃転用しようとした途端機龍が後ろに飛ぶ。すかさずヒロがΣツインブラスターで追撃、だが当たらない

 

 

「凄いな。これがΣオービスか」

「うん。機龍と互角に渡り合ってる」

 

 

逆に至近距離からレールガンと正面向きの誘導弾発射口を開く。誘導弾で防御を惑わせΣガーターでのカバー範囲外にレールガンを集中、脚部に少し亀裂が入る

 

機龍とΣオービスとの激突は戦闘ボルテージを加速させていく

 

 

 

 

─sideヒノ────

 

A・アーサーが光に包まれた。目視では最早シルエットすら見ることの出来ない程の光

ヒノのCCMに表示されている300sと言う文字は299...298とカウントダウンを始めていた

 

 

「これは」

「スルガが特殊モードを仕込んだのか?・・・ヒノ!今の状態なら互角にやりあえるかも知れねえぞ!」

 

 

グレネードLが至近距離で爆発したハカイオー絶斗は満身創痍だ。今からの戦闘に耐えられるかどうか分からない

 

 

シャルナックが天叢雲の剣先をA・アーサーに向ける

そしてA・アーサーが駆け出した。が、凄く早い

 

 

「早ッ!けどこれなら捉えて斬れる!」

 

 

天叢雲の剣先直前で踏み込みエクスカリバーを斜めに振り下ろす。シャルナックは右腕だけの力で受け太刀、力負けは目に見えているので衝撃を少し殺してから回避

 

するとヒノの心中にとある疑念が出てきた

受けると力負けするのは明らか。それにさっきまでならこれらを避けてたはずだ。と

 

そして攻防は続く

 

 

─sideルナ─────

 

闇に、深淵に呑み込まれた。深淵は光を遮断しシャルナック・ムーンの姿を隠す

 

 

「これって・・・スルガの仕込みだよね?・・・メッセージ?」

 

 

そのメッセージはただ一言 

 

 

《殺してくれ》

 

 

と書かれている。スルガは自分の暴走の可能性を危惧していた。機龍とオーバーセンスを持って暴れたらどんな被害をもたらすか分からなかったし、何よりオーバーセンスが明らかになるかも知れなかったからだ

 

そのためにオーバーセンスを無力化とは行かないものの対抗策を恋人と好敵手に託した

自分を犠牲に平穏を守る為に

 

 

「・・・ばか。絶対に止めてやる!死んだら私も後追うからね!スルガッ!」

 

 

闇が蠢きソルジャーDをも覆い尽した。全く視界が通らない中、時々見える不安定で不確定な未来視や音を便り反撃と防御、だが小さな傷が増えていく

 

 

─ヒロside────

Σオービスは三色の特殊モードの駆使と三人の連携操作、そしてトリトーンとリュウビの援護を受けて機龍と戦う。いや、機龍にとっては闘争本能を剥き出しにした殺し合いだ。しかし互角も互角。ジリ貧というやつだ

 

 

「バンさん、ランさん、攻撃速度上げていいですか?」

「分かった!」

「オッケー。任せとけ!」

 

 

あの時の感覚を思い出せ。スルガさんやパリでのバトルの、オーバーロードの感覚を

 

ヒロの目が光る。そして頭の中に浮かび上がる機龍の動きの映像、勿論現実の映像じゃ無い

オーバーロードの顕現に合わせてか機龍が少し離れて動きを止めた

 

 

グルルルルルゥゥゥ・・・

 

 

機龍が唸る

 

ッ!やっぱりだ。スルガさんと戦う時だけ未来が入れ替ってる・・・もしかして、スルガさんもオーバーロードを?

 

ヒロの答えは正解に近い。正確にはオーバーセンスとオーバーロードの併発が真実であり異常な強さの正体だ

勿論オーバーセンスが発動しているのは機龍、ソルジャーD、シャルナックのみ

しかしオーバーロードはフルリンクシステムを搭載しているオリオン・Eを通じ《全ての機体に適応》されている 

他のメンバーが無人機相手に大苦戦してるのは大体それが原因

 

「ヒロ、どうしたの?」

「スルガさん、小細工無しで正面からの実力勝負で挑むならそれに答えてくれる人ですよね?」

「・・・そうだね。余程実力差が無い限りは。スルガは搦め手を多用するけどそう言うところは正々堂々してる」

「じゃあ、一か八か」

「分かった。行こう!」

 

バンCCM『ストライクモード

 

 

Σツインブラスターを構える

 

先んじてリュウビが武の剣を、トリトーンがシーホースアンカーを構えた

 

「「必殺ファンクション!」」

 

 

アタックファンクション

オーシャンブラスト

 

 

アタックファンクション

白虎衝破斬

 

 

ヒロの攻撃の前に大技で牽制する。しかし攻撃命中の直前までΣオービスの動向を視るため機龍は動かなかった

直撃を避けるため空中へ

 

視えた!

 

Σオービスもブースターを焚いて飛び上がる。その間にΣツインブラスターにソードを展開ギリギリまで攻撃をせず引き付ける

 

機龍は誘導弾とレールガンを撃ってきた。しかしランがナイス反応を見せる

 

「突っ切る!」

 

ランCCM『ナイトモード

 

全ての弾を弾き返す。そして真っ直ぐ機龍に突っ込む

機龍自身もエネルギー残量が底を突きかけている。つまり後が無い。最後に大技で決めるつもりだ

ヒロにはそう視えている

 

 

「ヒロ!任せたぞ!」

 

 

バンCCM『ストライクモード

 

 

Σオービスが今まで以上の速度で機龍に迫る

確実に決める。それだけを考えろ

 

 

─sideヒノ─────

 

A・アーサーがシャルナックを圧倒する。今は知るよしもないがcode Abyss、Avalonの発動はスルガの頭脳に相当な負荷を掛けた

そこにヒロのオーバーロード発動も合わさり脳が処理落ち寸前となっている。立っているスルガの本体に目をやると汗がひどく目視出来る程の蒸気を放っていた

 

 

「ヒノ!行くぞ」

 

 

ダメージがあるがギリギリ動けるハカイオー絶斗がバズーカで攻撃し圧力をかける

 

シャルナックも反撃を伺うが管制しているスルガの脳がそこまで追い付いていないのだ

 

やがて限界が来る。鍔迫り合いで押しきられ天叢雲が右手から落ちた。直ぐ別の武器を持とうとするがそれを許さない

 

エクスカリバーが下から振り上げられシャルナックに大きなダメージをもたらす

 

 

「終わりだ。シャルナック!」

「決めろ!ヒノ!」

「我が魂よ、呼応せよ!」

 

 

聖剣エクスカリバーに星のような光が集まり、それは大きな奔流となり巨大な悪を討つ光となる

そこにAvalonの光も合わさり更に成長する

 

 

─sideルナ─────

 

深淵からソルジャーDが出てくる。致命的な傷は無い

しかしありとあらゆるところに攻撃の後があった

 

 

「終わらせよう、ソルジャー。必殺ファンクション!」

 

 

アタックファンクション

月光深斬

 

 

闇が朔に纏わりつき右腕に直接剣が生える

そして昼夜が反転、月明かりだけが周りを照らす深夜

新月を背景に浮かび上がり、いつの間にかソルジャーの背後に移動している。いや、最初から浮かんでる方はダミーなのだ

ソルジャーは防御が間に合わず後ろから切り裂かれた

 

 

ソルジャーD ブレイクオーバー

 

 

 

 

─sideヒノ─────

 

「エクスッ!カリバーァァァ!」

 

A・アーサーが聖剣エクスカリバーを振り下ろす

 

シャルナックは面制圧レベルの攻撃で回避に失敗、巨大な光の奔流に飲み込まれ一瞬で撃破された

 

シャルナック ブレイクオーバー

 

 

 

 

─sideヒロ─────

 

Σオービスが機龍にただ一直線に突進、ヒロには視えている。このまま行けば《相討ち》になる未来が

 

機龍が未来を視てるんだとしたら、決着を付けようとするはず。その一瞬を突ければ勝てる!

 

機龍の背中が再び青い電撃を暴れさせ口元に収束させる

口を開き熱線の体勢を整えた

 

 

「「「必殺ファンクション!」」」

 

 

アタックファンクション

Σドライブソード

 

 

Σツインブラスターの刀身が一際輝く

それと同時に機龍の口元も光る。熱線が出る直前だ

 

 

視えたッ!

 

 

その刹那、いやそれより遥かに短い時間。普通の人間の五感でもどんな機械でも観測できない領域でスルガとヒロの闘いが始まった

 

 

この間合いで、お互いの攻撃手段はほぼ一つ

確実に相手を倒すため、確実に相手を壊すため

 

お互いがお互いに掛けれる時間は0,1秒未満

 

その間に二人は百を越える闘いをした。そして制したのは

 

 

二機が空中ですれ違う。熱線は天井を溶かして直ぐに消え、Σオービスは振り返る。そして、機龍が床に落ちた

 

胸部装甲に大きな傷を付けられた。黒いオーラも霧散し目も黄色に戻る

 

キシャァァァ・・・

 

最後の咆哮、機龍が動きを止める

 

 

「ルナさん!これで良いですか!」

「ありがとう!必ず引っ張り出してくる!行くよムーン。フルリンクシステム起動!」

 

 

 

─機龍内部───── 

 

ルナがムーンを通じて機龍に侵入した。しかしそこに立っているのは、河白スルガでも無く、三式機龍でも無い機龍に良く似た一匹の黒い怪獣が居た。背丈は同じくらいだろう

 

「あなたが・・・機龍?」

 

そうであるとも言える

 

「ふうん。って喋った!?いや、ここはLBXの中だし・・・」

 

奴を探しているのだろう?

 

「うん。スルガを叩き起こしに来た」

 

ならば助力しよう

 

「ありがとう。で、スルガに会うのはどこに行けば良い?」

 

既に覚悟は出来てるのだな。我についてこい

 

 

黒い怪獣が振り向き歩き出す。ルナもそれに並んで歩くと、程なくして一つ、橋のような、トンネルのような物が形成された

 

 

「この先が・・・スルガに」

 

最後に聞く。本当にいいんだな?

 

「うん。スルガを連れ戻せるならなんだってやる」

 

よろしい。自分を忘れるな。強く持て。そして、全てを受け入れろ

 

「・・・分かった」

 

 

黒い怪獣の見送りを受けてルナはその道に踏み入る。その瞬間強く引きずり込まれた。無数の手に捕まれているような感覚を味わいながらその道を行く

 

 

 

 

─???sideルナ─────

 

道から吐き出される。その先にはスルガが居た

しかし目に光は無く、左右別方向になにもない空間を見つめて、別方向に手を伸ばしている

 

 

「ここがスルガの中」

 

 

触れようとすると何かに遮られる

 

 

「いざ来てみたけど、どうすればいいんだろ」

 

 

壁を解け。壊すのでなく解くのだ。そしてここには必ず大小意味がある

 

 

何かが頭の中に語り掛ける。声の主はさっきの黒い怪獣だろう

 

 

「解く・・・」

 

 

周りを良く見ると周りには無数の画面のようなものがあり映像が写されているのに気が付いた

 

 

「これって・・・全部スルガの記憶?」

 

 

映像の一つに病院のベッドでこちらを見て談笑している昔の自分が居た。他にもバンやレックスが出ている映像もある

ヒントを求めて他の映像も確認していく。

法則性にも気付く。どうやら記憶の順番で並んでいるらしい

一番新しい映像ではまた大人達に取り押さえられ鎮静剤を注射させられている

 

 

「まだ暴れてる・・・早く止めないと」

 

 

最新から過去に見て回る内に気がかりな映像がいくつか出てきた

 

 

「この映像ってフルリンクシステムの戦闘、何で相手が赤いんだろ」

 

 

類似する映像もいくつも出てきた。いずれも強敵達との戦いだ

 

 

「うーん、何なんだろこの赤いの・・・相手の動きを表してるのかこれ?これは記憶だから?いやでもそれなら他の記憶でも赤くないと行けない・・・シャルナックとソルジャーと機龍が共通点か」

 

 

更に遡る。イノベーターとの戦いの記憶のエリアに入った 

 

 

「これがイフリート・・・でも機龍なのに赤くない?其にしてもオーディーンも凄い・・・あっ、赤くなった・・・で、攻撃が視えるようになったと・・・スルガには未来が視えるんだ。信じられないけど機龍の受け入れろってこう言うことだよね」

 

 

オーバーセンスの事を知る。まだ昔へ

イノベーター事件へ関わり始めた頃、ミソラ二中に入学した頃、そしてルナと出会った頃

 

 

「・・・あれ?ここから変だな・・・」

 

 

ルナに出会った日の前日の夜からの映像が2つづつ並んでいる、片方には砂嵐の用な物で正確に見て取れずもう片方は人の顔や個人名が黒塗りされている

 

そして、背景の違和感に気が付いた

 

 

「・・・この建物大分昔?」 

 

 

記憶に映る物がやけに古いのだ。他の映像を見て行くと確かにあらゆる物が古い。そして、映像では新聞が手に取られた

 

 

「2020年、10月・・・三十年前の新聞、何でスルガの記憶にあるの?」

 

 

その新聞を良く観察したかったが直ぐに棚に戻された

 

 

「あっ・・・でも新聞が置かれてるし家じゃ無さそうだし、ここは図書館?」

 

 

そこから先からは一つの画面の連続に戻る

 

 

「まだまだある・・・」

 

 

更に遡る

そして一作のアニメーションが目に止まった

 

 

「これは・・・バン?それに皆だよね?」

 

 

記憶の映像のテレビ画面の中にバンやジン、そしてLBXが写っている

 

 

「・・・スルガってなんなの?」

 

 

疑問は尽きない。でもスルガを起こしたら纏めて問い詰めればいい

歩みを止めない。横目に映像を流し気になった所だけを細かくみる

 

そして歩く内に記憶の終わり、いや始まりに辿り着く

 

始まり、ここだけは唯一静画だった。顔に黒塗りされているもののスルガの母親と父親だ。近くの映像ではなにやらその二人が談笑している

 

 

「「────」」 

 

 

口の動きも分からないし声も聞こえなかった。けど確かに聞こえてくる

 

 

「今のがスルガの本当の名前・・・今の私凄い冷静、普段ならもっと慌てるはずなのに」

「スルガって何なんだろ・・・今までの記憶に三十年前の記憶、そういえば映像が二枚になってる所って」

 

 

そう思い立ちその二点の映像を細かく観察

片方は砂嵐だが目を凝らせば見えない事もない

やはり最初は病院だった。最後はバスだろうか?乗っている車が突如激しく揺れて、記憶はそこまでだった

もう片方の終わりは道路で子供を助けるために飛び出し子供を何処かに放り投げた直後まで

 

河白スルガと────が出逢うまでの二筋の軌跡

 

 

「スルガは多重人格?でもそんな素振り無かったし、片方の記憶の始まりは違う病院、で記憶の量に10年以上の違い・・・2つの事故と2つの記憶」

 

 

記憶から推理、そして出てきた一つの結論

 

 

「転生?でも・・・憑依なら納得できる。事故で何かが起きて二人が混ざったとしたら」

「スルガは、迷ってる?」

 

 

再びスルガを確認、さっきと変わっていない

そして、映像にも変化があった

一番新しい記憶の隣に2つの画像が流れている。

上はfuturehope号が爆発を起こし沈んでいる光景

下は何事もなくダックシャトルが飛び立つ光景

お互いを取り込み合うように蠢いているが画像自体にに変化はない

 

 

「スルガには未来が見えてる。ならこれは、」

「どうすればいい?・・・まって、2つ並んだ映像は別のスルガのやつだった。ならこれも別々のスルガの記憶?でも映像はさっきのまま」

 

一つ手前ではまだ暴れて取り押さえられている所だ。これが今なのだろう

 

 

「私が何かしたら、どちらかになる・・・そう言うことか」

 

 

もう一つ助言だ。選べ。奴は受け入れる

 

黒い怪獣の声だ

 

 

「選べ?・・・どう言う意味?記憶は見たから、後は、あのスルガか」

 

よく観察する。左右の目は相変わらず別々のものを見て腕が別々の方向に向いている

 

「・・・目線と腕の方向が同じ?」

 

目線と腕の先、そこにはさっきの2つの映像

 

「選べってどちらの未来をってこと?なら上だけど」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

「何にもない・・・選ぶものが違う?スルガ中で選べるものって」

 

同じ体の2つの人格、そしてフルリンクシステムの長期使用、何が起こるか、片方が押さえてたけど押さえが無くなってもう片方が出てきた・・・2つの人格?どちらかを選べ?

 

 

「つまり河白スルガか────を、でも記憶には最初以外スルガの名前にも黒塗りされてた・・・良し」

 

 

殻に閉じ籠るスルガに向かい合う

 

 

「スルガはスルガだ。私が知ってるのは河白スルガだけ。それ以上でも、それ以下でも無い」

 

 

殻が、解けていく。振り替えると次の2つの画像はダックシャトルが飛び立つ画像しか残っていなかった

 

「・・・・・・るな?」

「バカ、心配したんだよ」

 

そう言って優しく抱きつく

 

「すまんなぁ・・・結構迷っちまったよ。俺が何で何者なのか」

「早く帰るよ。皆も待ってるし、それに私と生涯一緒に居てくれるんでしょ?」

「ああ」

 

 

その返事を聞き届けた途端に、スルガから追い出された、気付けばそこは機龍の中だ

 

 

暴走する前に奴は言っていた。お主が何とかすると。信じていると

 

 

「・・・帰ったら殺してくれなんてメッセージ送ったことに説教しなきゃ」

 

 

戻れ。後は我が何とかしておこう

 

 

「ありがとう。機龍」

 

 

 

 

 

─sideスルガ─────

 

目覚めたときには知らない天井だった。そして、よく知ってる顔が目の前に出てくる

 

「おはよ。よく寝れた?」

「・・・ああ。とってもいい夢だった」

 




まさかの10000字超え・・・そりゃ時間掛かりますわ
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