ダンボール戦機 絶対零度の闘士   作:超甲形巡洋艦

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マスドライバー防衛線!祭りの準備

═マスドライバー施設 北部防衛線════

 

大きく分けて四方向から攻めてくるLBXの大群に対して機龍の誘導弾を上から落とす事でこちらから火蓋を切った

 

反撃を許す暇なく残りの機体が一斉に弾幕を張り始めた

 

銀龍は一番前で敵の攻撃を吸引、直衛の灰従者が接近してくる敵機を撃退

ナガシノは種子島零式の低レートを信長よろしく三段撃ちで補い火力を絶やさない。僅かな間もハンター改がストームツインガトリングやハンターライフル魔改で埋める

インビット・Fも持ち前の機動力を生かし遊撃に出る。か敵が隠れた各障害物に回り込みバズーカや腕の機関銃で単機で強襲し一撃離脱、マスドライバー破壊用の手持ち爆弾が誘爆すれば隠れてるLBXは纏めて吹き飛ぶ

 

無人機は正面方向に火線を集中している。そのため横から抜けてくる敵機を撃破するのが四人の役割だ。数もそれなりでこちらも忙しい

 

 

「一体どこからこんな数をかき集めてるのかしらね!」

『さあ?だがここを守り抜かねば後もない』

 

 

隙を見られて空を飛び抜けようとしたオリオン。だが見逃さなかったヒノとA・アーサーが斬り落とす

 

 

「ヒノ君、空の守りは任せた」 

「心得た!」

 

 

ジンはトリトーンの事前仕込みで粘着液でクモの巣を作り敵機を絡め取ったり足を止めをしたら機龍かジャンヌDの銃弾をプレゼント

 

 

《さすがに戦線が広すぎる少しずつ突破されてるぞ》

 

 

マスターコマンダーは突破した敵機の放置を下令した

 

 

『マスターコマンダーがほっとけってさ』

「大丈夫なの?」

「なるほど。今の最終防衛ラインはレックスとここにいた動ける人達だ。よほどこちらで大量に取り逃さない限り大丈夫だろう」

「それなら心配無いわね」

『そういやジェシカ、お前らはレックスに一勝でもしたのか?』

「うぐっ、痛いとこ付かれるわね・・・まだよ」

「僕も10戦しても三戦程しか勝てない。無理はないだろう」

『直弟子のバンでもGレックス相手だと勝率四割弱だろ?レックスまじで強いよな。ストリートだと機龍でようやく三割位だわ』

 

 

レックスの強さを改めて思い出しながら迫る敵を討つ

 

《敵の残存数残り八割を切った》

『残り八割?全体でか?』

《ああ。レーダーで反応を探った限りそう見える》

「妙だ。まだ二割しか撃破していないのか?」

「そんなに時間は経ってないけれど、本当に二割なの?」

『小出しされてる?舐めた真似を・・・』

「戦力の分散とは、愚行を」

《待ってください!これ時間稼ぎじゃないでしょうか?》

《どうしてそう思ったんデヨ?ヒロ》

《敵の狙いはマスドライバーかダックシャトルの破壊ですよね?ならその破壊のためにLBXは残しておかなきゃいけない。それに僕らは飛び立つ直前に自分達のLBXを戻ってこさせるじゃないですか。そこを一気に突くつもりじゃ?》

《そうなれば防戦一方は危険だな。スルガ、オーバードウェポンで全部まとめて撃破できるか?》

『可能ではありますが、ここまで包囲されてるとなると・・・攻撃性能特化のオーバードウェポンじゃ一方向に穴をあける程度です。それでいいならやりますが。どうします拓也さん?』

《・・・スルガ、ジャミング特化のオーバードウェポンが無かったか?》

『バイラルレーダーかぁ。拓也さん、それはちょっと諸刃の剣だ。俺達のスパークブロード通信も遮断される。無人機はある程度大丈夫だが、相手はアダムとイブとか言う高性能AI、対策を取られたら数に押し潰されて一貫の終わりだ』

《打つ手なし・・・か》

『取れる手は削れるだけ削り取って後は無人機に防衛を任せるだけだ。で?コブラ、この施設どれくらい頑丈?』

《こんだけのモン打ち上げ上げんだ。ぶっとい柱が無数にある。ちょっとやそっとじゃ壊れねえ。かなり持つとみて言いだろうよ》

《発射まで後20分だ。それまで防衛線を少しずつ後退して防衛の密度を上げる。LBXでも移動には時間が掛かる。奥に待機してるつもりなら引きずりだしてやればいい》

《敵の密度が上がった場所にスルガ君のオーバードウェポンを撃ち込めば効果もあがるだろう》

「スルガ!キラードロイドだ。それも10機や20機じゃない!」

 

 

飛んでいるA・アーサーが発見したのはワイバーンの集団だった。その数は20を優に越えるだろう

 

 

『博士、銀龍のレールガンユニットを・・・オーディーン辺りにくくりつけてこっちに持ってきてくれ。流石の俺達もこの数は相手取れん。殺戮者キラーの底力を見せて貰う』

《分かった。直ぐに用意させる。コブラ君、よろしく頼む》

《分かりました!》

 

 

「ヒノ君、距離は?」

「まだ遠いから時間はある」

『キラードロイドなら同士討ちしてないのか?』

「・・・してないね」

《私が作った行動パターンが改変されてる。普通ならここに居るLBX全てを目標にするはずだわ》

 

《こちらカズ、西のこっちもキラードロイドを見つけた。多分七機位だ》

《チィッ、南も捕捉した。こっちは六機だ。クソッタレ!》

「東は?」

《こちらヒロ、こっちは八機です!バンさんとランさんでΣオービスで戦います!》

 

 

一体どこにこんな数のキラードロイドを用意していたのか?で、数的に主力部隊、ここをぶち抜く気か

 

 

「防衛線を下げよう。そうすればキラードロイドの到着も遅らせられる」

『俺と銀龍で殿を勤める。その間に無人機連れて後退してくれ。場所はジンに任せる』

「分かった。頼んだぞ」

 

 

木の幹にメーサーを照射、巨木を倒して敵LBXを押し潰し即席の壁に、そうして敵の足を遅らせ誘導弾で敵を破壊、銀龍も弾幕を巧みに操り敵機を粉砕、しかし横から抜ける機体が多い

 

 

『ジン、思ったより抜けてく数が多い。もう全体で最終防衛ラインまで下がって戦力集中したほうが良いかもしれん』

「拓也さん、どうしますか?」

《難しいな・・・スルガ、大量のキラードロイドとLBXに同時に襲われても平気か?》

『面白いこと言いやがりますねぇ?ねぇ?殺って壊ろうじゃねえかそんくらい!』

《スルガ君、オーバードウェポンを借りたいんだけど?》

『いいぞ。ユウヤは西だな?コブラ、俺のとこにウォーリアーOWに大和を引っ付けて南と東にもお任せで派遣してパリ以上のオーバードウェポン祭りだ!』

 

 

まもなくコブラの手によってオーバードウェポンを装備したウォーリアーOWが六機解き放たれる

 

西にはヒュージブレード、ヒュージロケット

東にはヒュージキャノン、サイクルレールガン

南にはヒュージミサイル、ユナランチャー

 

各々が装備したオーバードウェポンはその武骨さの中に強烈な殺意を抱かせ出撃、これらが最高のパフォーマンスを十二分に発揮し思う存分被害をバラまけばこの辺一帯が敵味方のLBX諸とも火の海に飲まれることになるだろう

 

 

《スルガ、お届け物だぜ?》

『サンキュー。銀龍!』

 

銀龍がガトリングユニットを切り離した。

飛行するF/Aオーディーンからレールガンユニットが投下される。地面に突き刺さったそれに腕を接続した

銀龍はそれを引っこ抜き、二、三発試し撃ちし命中させたLBXは原型を残さず消し飛んだ。しかし球は貫通し更に後ろの巨木にめり込む

 

 

『素敵な威力だ。ジン!陣地の構築は?』

「そろそろ終わる。キラードロイドはスルガに任せる」

『心得た。行くぞ銀龍!』

 

 

一機と一匹は飛び立つ。直ぐにキラードロイドの集団を捕捉、数は40機だ。例えΣオービスやレックスでも無事では済まない数だ

 

二機の飛行音、その音に気づいたキラードロイド達はビームガンやら電気の球を打ち上げてくるが機龍は全て回避、銀龍の装甲にはLBX相手の兵装など問題にならなかった

 

そして二機の反撃、機龍が直線速度をひたすら上げて適当なミノタウロスの頭を殴り壊し、銀龍はヒドラを踏みつけ着地、そしてヒドラの真ん中の頭にレールガンの銃口を突きつけて射撃、ヘッドアーマーやコア諸とも貫き地面に着弾させた。そして、二匹はキラードロイド達を睨み付けて───吼える

 

 

キシャァァァァァ!!!

 

グギュァァァァァ!!!

 

 

 

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