個性が「穢土転生」な件   作:ボリビア

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フェス楽しかった~


守りを固める件

 ホークスと色々話し合ったが、結論として合宿には介入しない事に決めた。

 下手に介入して敵連合が拉致に失敗した場合に予測が出来なくなる。

 恐らく、敵連合は電撃戦を挑み一人拉致したら撤収するだろうという予測とホークスがヒーロー科一年の個性や体育祭での活躍を見て、死なない程度には動けるだろうという事から公安委員会は介入しない事になった。

 ホークスは若干不服そうだが、ここは抑えてもらう。

 正直、子供が何人か死のうとAFOと殻木を確保出来るなら十分なお釣りが来ると思う。

 

 合宿には介入しないが、敵連合が拉致を成功させたと仮定して準備を進める。

 拉致後にわざとアジトや施設の情報をAFO側が漏らすと仮定し、その準備段階での足取りを掴む。

 拉致後のヒーローからの敵襲に備えるため、脳無を何体か活用するだろうと仮定し、殻木の病院を出入りするトラックや地下に秘密の通路があると仮定して、透視の個性持ちに病院の地下を遠くから見張らせる。

 個性増強剤を使用する事で、超遠距離からの監視を行い、AFOに気付かれない様にするとのことだ。

 透視が出来るなら初めからやれと思うが、増強剤はリスクが高くAFOに感知される可能性を否定できない為、許可が中々降りなかったが、今回はAFOとその側近、及び後継者を一網打尽に出来る可能性があるので許可がおりたらしい。

 それと、万が一作戦がバレた場合に最も危険があると思われる俺に専属の護衛を作る許可が降りた。

 護衛を作るということは、つまり穢土転生体を使役して良いという事に近い。

 ただし、条件として今後、俺は首に爆弾を付ける事になる。

 穢土転生体を使役するなら首に爆弾、しかも遠隔操作可能で許可なく外してもBAN。

 どっかのシンジ君みたい。

 もしくは、今まで通り公安委員会とホークスのサイドキックによる護衛で爆弾なしか。

 

 悩む事もなく前者を選んだ。

 ホークスはその答えに複雑そうな顔していたが、正直メンタル的に限界なのだ。

 一人で良いから人形が欲しい。

 その事をホークスに伝えたら、渋い顔のまま了承してくれた。

 ホークスは俺がこのまま暴走する可能性と子供に爆弾を付ける事の両方が気に入らないのだろう。

 彼はやはりヒーローなのだ、俺とは違う。

 

 穢土転生候補として公安が用意したのはヒーローであった。

 てっきり敵なのかと思ったが、一度死んだ存在が露見した場合にヒーローの方がカバーしやすいのだろう。

『瞬神ヒーロー テレポン 個性 テレポート』

 渡された資料にはヒーロー名と個性が書いてあった。

 個性はテレポートで条件はマーキングしたポイントにしかテレポートが出来なく、生前は武器にマーキングして敵を倒していたらしい。

 …まんま飛雷神の術だな。

 因みに、男ではなく女だった。

 

 いつもの施設の地下で、ホークス立ち会いの元穢土転生を発動する。

 今回呼んだ穢土転生体は俺の護衛として利用するので解除せずに使役する。

 テレポンの容姿は、金髪で貧乳で忍者の格好をしていた。

 自我の縛りに関しては、俺の自由で良いらしい。

 取り敢えず、自我は解放せずに顔を頭巾で隠させた、美人だったが流石にひび割れゾンビに欲情はしない。

 忍者の格好で良かった、これなら塵に戻しても顔を隠しやすい。

 早速、個性を活用する為に今いる場所と俺の体にマーキングを施す。

 マーキングの施し方はどうやら手のひらにマークがあり、押し当てる事でマーキング出来るらしい。

 

 マーキングが完了したので取り敢えず、閉まってしまう。

 

 「扉間君、テレポンの使用は危ない時だけ使うように、一応操作とか動かし方を知りたければ事後報告で良いから確実に俺に知らせてね。」

 

 最後にホークスに釘を刺されて自宅に戻った。




短いですが、ここまで。

取り敢えず合宿には干渉せずに敵連合の拉致成功を祈ります。
拉致後の動きについて公安委員会は病院を観察し、殻木とAFOを結ぶ決定的な証拠を掴みます。
まあ、AFOが神野で暴れてくれれば状況証拠でガサ入れ出来そうだけど。
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