スカイリムが楽しすぎぃ!
取り敢えず、ヤクザの方は後回しにしよう。
個性を消す薬の可能性が浮上しなきゃ、彼らに対してアプローチの取りようがない。
異能解放軍については、幹部やボスや構成員の殆どが一般人に溶け込んでいる点から組織の全容が見えにくい。
確か、彼らの主義というか思想は『異能=個性の自由行使は人の権利』という個性至上主義の過激派みたいな存在だ。
厄介な事に、彼らは11万人もいる癖に組織として腐敗しておらず、全員が組織の為に死ねる立派なテロリストだ。
個人的には彼らのような団体が現れるのは自然というか仕方ないと思う。
だって個性は使いたくなるから。
今の社会では個性を悪用する人間を敵と呼ぶが、性格や趣向は個性に引っ張られる関係上、個性によってはどうしても犯罪行為に走る人間は一定数いる。
一応個性カウンセリングはあるが、完全ではないし世間では個性によって性格や趣向に影響を受ける事への理解は低い。
原作でもトガちゃんは、『血を吸って変身する個性』の影響で、可愛いと感じたり、好きになった人や動物の血を吸いたくなってしまう。
彼女からすればとても自然な行為で、それを禁止するのは人や動物を好きになってはいけないという事と同義だ。
そして彼女のそれを両親は理解出来なかった、あるいは理解できても対処出来なかったのだろう。
彼女に我慢を強いて、彼女も両親の言う通りに我慢した、その結果彼女は敵になった。
確か、異能解放軍の幹部の一人が彼女を現代社会の闇の体現者みたいな事を言ってたか?
正にその通りだと思う。
他人を必要とする個性が存在する時点で、他人は強い欲求の対象となってしまう。
それも思春期の強い時期に集団生活なんて送らせたら、どうなるかは良く分かる。
俺がそうだったのだ。
俺の個性欲求は転生者で精神が成熟していたから耐えられたが、普通の子供が耐えられるとは思えない。
個性を我慢させられて苦しんでいる人間からしたら、異能解放軍は正に救世主だ。
個人的には今の社会は未熟で彼らの思想は先を行きすぎている。
あと少し、個性に対して社会が理解していれば彼らの思想も受け入れられたかもしれない。
(まてよ、彼らの思想と個性由来の欲求、社会の理解…)
ここに異能解放軍へのヒントがあるかもしれない。
確か、幹部は全員社会的立場が高い。
サポート企業、政治家、出版社、IT。
どの業種でも、個性の悩みを聞ける立場にある。
サポート業は異形系個性、政治家の場合は住民問題や社会的な個性問題、出版社は特殊な個性に関する出来事や関心の強い敵の取材、ITならネットに吐いた個性の悩みを集める事が出来る。
その中から、自分達の思想に近い人をスカウトしているのではないだろうか、じゃなきゃ11万人も熱狂的な人員を集められるはずがない。
AFOが逮捕されていないから、彼らは本格的な活動を起こしていない。
今からなら末端に入り込めるかも知れない。
勧誘を受けた時点で報告すれば公安委員会もマークをする可能性がある。
(試す価値はあるかもしれない。)
まだ、神野まで時間はある。
短いですが先が思い付かないので取り敢えずここまで。
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