でも、エドテン持ちでヒロアカ世界に来たら誰でも情緒不安定になると思う。
オールマイトは『何時でも連絡してきてくれ!』と言って会談は終わった。
オールマイトには許された、でもここには四人のヒーローがいる。
「扉間君、ワシの生きた時代は正にAFOとの戦いの時代でもあった。
数多くのヒーローが協力し、AFOという悪を倒すために全力を尽くし、多くの犠牲があった。
ワシ自身もその一人として死んだ。
あの時代を生きたヒーローで君の行いを咎めるものは誰一人としていない、そしてありがとう。」
Plus Ultra、頭を上げてくれ。
「俺も似た感じかな、犠牲が無いのが一番だがそれは理想論だ、もし罪に感じてるなら一緒に償おう。」
…グラディエーター、ありがとう。
「坊主が悪いとは言えねえだろ、そもそも坊主の意見を聞いて実行した奴も悪いし、AFOを倒せなかった全員が悪い、ま、一番は悪いことしたAFOだけどな。
取り敢えず、まだ火種は残ってんならそっち片付けてからにしようや、今度は俺たちがいるしな。」
カロリ、そうだ全て終わった訳ではない。
「ムー!ムー!ムー!!!」
あっ、口閉じさせたままだった。
「あー!空気美味しい!必要無いですけど!
さて扉間君、私は貴方の個性も行動も全部許します。
貴方の行動や個性を許さない人が出てきても、その時は貴方の側に必ず立ちます。
だから悩むような事があったら聞いてください、ヒーローとして一人の人間として私たちは貴方を支えましょう。」
正直言って俺の中に正義とはっきりと呼べる者は存在しないと思っていた。
公安に入ったのもホークスに力を貸す事を言い訳に個性を使用したかっただけだった。
こんな個性ではヒーローになれない、こんな個性では真っ当に生きられない、この個性を使う理由を考えてたら公安にスカウトされた。
そして原作の流れを理由に雄英生の犠牲から目を背けてAFOの完全排除を行った。
この流れの一切に正義はない、AFOは俺の安全の邪魔だったからだ。
それで良いと思ってた。
だけど、オールマイトに感謝されて俺は雄英生を犠牲にした事を後悔してる事に気付いた。
AFOの居場所に気付いた時点でなりふり構わず個性を使って排除すれば良かったのではないかと、そうすれば犠牲なく全て終わったのではないかと考えてしまった。
だけど、オールマイトは目を背けてた俺をヒーローだと、助けてくれてありがとうと俺に言ってくれた。
俺は俺を許せない。
けど俺をヒーローと呼んでくれるなら、俺はそれに応えたい。
「皆、感謝する。
俺は自分の個性に対しては覚悟をしていた、だけどAFOを倒す事を言い訳にして、俺の行いや言葉に対する覚悟が出来ていなかった。
他人事で、犠牲に対して鈍感であるように努めていた。
それでも俺をヒーローと呼んでくれる人が出来た、ならそれに応えたい。
そして、今度は犠牲なく助けたい。
だから協力してほしい。」
「良いとも!良い目だ扉間君!」
「望む所だ、理想を叶えよう。」
「挑みがいのある良い熱だ!」
「勿論です!一緒に頑張りましょう!」
謝罪は全て終わってからだ。
敵連合、死穢八斎會、異能解放軍、それ以外にも敵は沢山いる、放置していても犠牲を払っていつか勝手に解決するだろう。
だが、俺はここいる。
取り敢えず、原作の犠牲をなくしてやる。
暫くして
「いやー!それにしても良い泣きっ面でしたね!
扉間君!悲しいことがあったら何時でもお姉さんの胸で泣いて良いんですよ?」
「胸ないじゃん。」
「おやー?キレが悪いですね~!照れてるんですか~?コノコノー( ´∀`)σ!」
「扉間君はまだ少年!個性や立場を考えれば泣くのはしかたない!気にするな!」
「先生、それ追い討ち。」
「慰めてるつもりなら、男の涙をからかってやるなよ。」
「…」
「あ、あれ?勝手に首が捻、れ、て、あれ?完全に背中向いちゃってますよ、扉間くーん?」
「首を回せと念じたが本当に出来るとは、そしてテレポン
まじで背中と胸の違いがわかんない。」
「確かに。」
「確かに。」
「確かに。」
「ムキー!」
全てといってますが、原作完結してないんですけどね。
全力原作介入でハッピーエンド目指す事になりました。
ま、基本はエドテン体が動くので客観的に見たら少しシュールですが。
エドテンの責任とかヒーローになれないとか、やべー思考とか原作通りだから犠牲は仕方ないとか色々モヤモヤしてたのを封じ込んでいたけど、ようやく吹っ切れました。
最後はシリアスや熱血に耐えられなくなったのでギャグ、何かテレポンが沖田さんになってた。
後、UA数の増加みてニヤニヤしたいので投稿は1日一話にします。