個性が「穢土転生」な件   作:ボリビア

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やっぱりちょっと賛否両論があった前回、前々回
でもあれないとヤグサ編に介入する動機なくなっちゃうし。

この時期はFGOとグラブルが忙しい…!

投稿時間間違えてた!


目標を建てる件

 取り敢えず四人には俺の知識を話すことにした。

 信頼の証というか、正直ヤクザ編に介入する理由が見つからないので、良い案が出るかと思ったのだ。

 

「むむ、まさか転生等という現象が起こるとは!しかし、蘇りがある時点であり得るか!」

 

「しかも、こっちの世界が漫画で扉間君の前世は皆個性が無い世界とか治安よさそう。」

 

「信じられねーと思いたいが、坊主がAFOの計画を完全に潰せた訳が分かったな。」

 

「それにしても、良く立ち回りましたね!偉いですよ!」

 

 全員で頭を撫でないでくれ首が死ぬ。

 

「話したのは信頼の証と今の俺達の立場から次に起こる事件に介入する理由が思い付かないからだ。」

 

 実際、ヤクザ編の切っ掛けは治崎が起こした事件だった、それにナニカを感じたサー・ナイトアイ事務所が調査を開始、その結果敵連合との接触を確認、そしてリューキュー事務所とファットガム事務所とのチームアップによる検挙。

 事件はサー・ナイトアイの死亡、ルミリオンの個性消失、敵連合に個性消失弾が渡るという結果で終わった。

 

「第一目標はサー・ナイトアイの生存、次にルミリオンの個性消失を防ぐ事、犠牲という点ではこの二つを。

 そして可能なら敵連合をここで捉えたい、そうすれば次の異能解放軍との合流及び死柄木、トゥワイスの覚醒を防げる。」

 

「普通に、公安からの派遣って形で逮捕に合流って形が一番じゃねぇか?」

 

「それは難しいかもしれない、俺達の立場は秘匿されるべきでこの事件は客観的に規模が小さい。

 異能解放軍との戦いなら出撃可能かもしれない。」

 

 公安としての立場を使うならカロリの案がもっともだが、グラディエーターの言うとおり、確かに事件とした考えると規模が小さく許可が降りるか分からない。

 

「うーん、案外上司の方に言えば許可降りるんじゃないですか?」

 

「うむ!テレポン君の言うとおり、彼らも同じ社会を守る者である!君の今までの信頼と結果を考えれば話せば分かるだろう!」

 

 テレポンやPlus Ultraの言うとおり、俺にはステインの事件から積み上げてきた実績がある。

 まだ事件まで時間はあるが、サーナイトアイ達が踏み込む際の令状を理由に関われるように掛け合ってみる価値はある。

 だが、いきなり『この事件に首を突っ込ませて!』といっても怪しまれる可能性がでかい。

 取り敢えず、下準備としてもう少し気軽に動けないか聞いてみる事にしよう。

 

 

 

『いいですよ。』

 

 次の日連絡したら、あっさり許可が降りた。

 

『貴方の個性や戦力の使用は気軽に行って良いものではありませんが、頭脳労働という点で貴方を働かせない程、今の公安に余裕があるわけじゃありません。』

 

 理由を聞けば納得がいった。

 今はオールマイトの引退と都市伝説だったAFOが実在した事、そしてAFOが監獄にいることで次の支配者を狙う敵組織の活性化に伴い公安も忙しいのだ。

 

『なので、貴方はホークスと組んで敵連合を追ってください。情報処理や諜報に関してはホークス側に部下として何名か付くので貴方の個性がばれる心配はありません。』

 

 つまり、昔と一緒だ。

 違うのは部下ではなく同僚ということだ。

 早速、地元に戻ってきたホークスと会うことになった。

 

「今度は同僚としてよろしくね、大出世だ。」

 

「やることは前と一緒な気がしますけどね。」

 

 握手をして早速話し合いを行う。

 外なので一応テレポン以外の三人は口寄せ出来る状態で待機してもらう。

 テレポンはいつもの頭巾モードで待機してる。

 

「取り敢えず、敵連合の行方はまだ分かってない。

 今は後ろ盾も脳無もいないから潜伏してるだろうね。」

 

「オールマイトも居なくなったし、敵連合の目的はヒーロー社会そのものを破壊することに切り替わってるでしょう、似た目的の団体と手を組む可能性もあります。

 そういえばギガントマキア逮捕はまだ世間に漏れてませんよね?」

 

「漏れてないよ、そうそう、ギガントマキアだけどようやく刑務所が完成したよ、その名もコキュートス。」

 

 ギガントマキアは手足を失い胴体の八割を炭化したにも関わらず生きている、また医者の見立てでは脳へのダメージから昏睡状態らしいが複数の個性を持ってる事からいつ目覚めてもおかしくないらしい。

 刑務所では冷凍保存という形で収容される事が決まり、そこからコキュートスと名前が付いている。

 

「ギガントマキア逮捕が広まってないなら、噂を流せば釣れるかもしれませんね。

 彼らもギガントマキアの存在を知っていて可笑しくないですし、何より彼らは建て直す為の力を欲してるはず。」

 

「よし、他に手段はなさそうだし取り敢えずその案でいこう、結構大規模な工作になるし噂を流す時点で警察やヒーローと衝突する可能性があるから事前に協力してもらおう。」

 

 確かに、噂を使って誘き出すなら必然的に警察やヒーローの耳に入って余計な動きをされると困る。

 予め協力した方が良いだろう。

 

 




というわけでまだ仮免試験すら始まってないので黒霧逮捕編からです。
といっても作戦提案で終わっちゃう可能性がありますが。

あ、呼札でキャスターアルトリア引きました!

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