個性が「穢土転生」な件   作:ボリビア

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ただでさえ暑いのにソシャゲやるとスマホがアチアチで辛い…

文字数に関してはこれまで通りというか、間隔空けると絶対サボるので一日の限界というかやる気が続く1500文字位で行きます。

後、いくつかの話を統合したので話数が減ってしまいました。
6話分を3話にまとめました。
始めてのエドテン(人)な件と原作介入な件と一寸の虫にも五分の魂な件
の3話です。
今後も、行けそうな部分は暇なときに統合と編集します。


準備な件

 テレポンは箱にした。

 

「…サー・ナイトアイ事務所からヤクザが敵連合に接触を試みてる可能性ありという報告があったとホークスから連絡がありました。

 原作を考えれば、2週間前後で三つの事務所と警察による家宅捜索が関西で行われるハズです。」

 

 あの後送られてきた、サー・ナイトアイ事務所の報告書によると、死穢八斎會は敵連合についての情報収集を行ってるらしい。

 警察側には決定的な証拠が出ない事、調査がバレるのを防ぐために少人数で調査したいという事だ。

 また、既にトップヒーローのリューキュー事務所には協力体制をお願いしてるらしい。

 

「原作の流れとしては雄英生のインターンの時期にファットガム事務所が個性を破壊する銃弾を確保した事が決定的となり、警察とヒーローによる家宅捜索に繋がります。

 ヤクザが動いている事から恐らく原作通りに事は進むでしょう。」

 

「それで、俺達はどう介入する。」

 

「介入に関しては、公安所属の個性使いという線で動いてもらう予定です。

 今回は室内戦が中心なのでグラディエーターさんとカロリさんに動いてもらいます。

 Plus Ultraは万が一の保険、テレポンは全員のサポートについてもらいます。」

 

 彼らを動かす事は、公安委員長からかなり渋られたが、許可は降りている。

 敵連合と死穢八斎會が手を組む場合、死柄木と治崎という対人最悪の二人を相手取る可能性がある。

 明らかに穢土転生体をぶつけるのが一番被害を押さえられる可能性が高い。

 

「敵連合の存在が明確になっている事件、明らかに被害が大きくなる可能性が高い事件の場合に出動が許可されました。

 個性を破壊する銃弾と敵連合からの派遣で必ず許可は降りるでしょう。

 それと、身バレ対策として公安からカロリとPlus Ultraには専用のスーツが支給されますので後で確認お願いします。」

 

 カロリは刺青対策として、全身をカバーできるマントとズボンで顔にはゴーグル。

 Plus Ultraはオールマイトのスーツと同じ素材で出来た灰色のスーツとマスク。

 服装をon/off出来るようになったから可能になった。

 デザインについてはコスチュームを元に、配色を黒を中心にした地味な形になっている。

 取り敢えず、二人にスペックの書かれた紙を渡す。

 

「派手さはないが、仕事人って感じで悪くねぇ。」

 

「形ではなく、行動こそが大事だ!

 問題ない!」

 

 グラディエーターは知名度が低い上に元々全身を覆う形のコスチュームなので今回は見送られた。

 テレポンに関しても基本俺の護衛で、マーキングさえあれば視界共有で発動は可能なので見送られた。

 なんか、箱がガタガタ動いてるが無視だ。

 ヒビに関しても、視界共有とかそれくらいの制限しかないため、殆ど現れてないから問題はないと思う。

 

「それと、これを渡しときます。

 公安所属の身分証です、偽名というか、偽ヒーロー名で登録されているので覚えておいてください。」

 

 公安所属のヒーローというのは一応存在する。

 基本的に日陰者として、世間にバレてはいけない事案を解決するために個性を使用する存在として世間は認知している。

 あの、透視個性持ちも公安所属のヒーローである。

 偽ヒーロー名に関しては元の名前とかから適当に考えた。

 グラディエーターはグラディス。

 Plus UltraはOver Master。

 カロリはジュール。

 テレポンはシュンテン。

 

「グラディスの方が良さそうだな。」

 

「うむ、良い名だ!」

 

「元々適当に付けた名前だし、問題ねぇ。」

 

 ガタガタ!

 

 全員名前に文句は無さそうで良かった。

 後は令状の申請を待つだけだ。

 令状なら公安でも見る事が出来るし、タイミングとしても問題ないだろう。

 

 

 一週間後、家宅捜索令状の申請が行われた。

 ホークスからの連絡を聞いて早速上司に許可を貰うために連絡をした。

 

「死穢八斎會への家宅捜索令状、これへの派遣の許可をお願いします。

 個性を破壊する銃弾と敵連合、それに治崎の個性は生身には十分な脅威ですが彼らなら問題なく対処出来ます。」

 

『しかし、令状を見る限り、現場にはプロヒーロー複数に警察とインターン生がいます。

 あれほどの規模ならマスコミも嗅ぎ付ける可能性があります。

 貴方の個性が公になるリスクを考えると今回は認めたくないのですが。』

 

「ヒーローやインターン生の個性を破壊されて後悔したくないですし、それに敵連合がその銃弾を手に入れた場合を考えると今潰すべきですよ。

 それに直接向かうのはグラディエーターさんとカロリさんです。

 彼らなら知名度やコスチュームで身バレの可能性は低い。」

 

 まあ一人ヒーローオタクがいるから絶対ではないが。

 

『…わかりました。

 屋内での活動のみを条件に許可します。

 決してマスコミ等の映像に残らないように。』

 

「許可していただきありがとうございます。

 それと、治崎を逮捕した場合に身柄や銃弾を狙って敵連合が襲撃する可能性があります。

 囮の用意をお願いします」

 

『わかりました、護送に関しては手配します。』

 

 よし、これで正式な活動としてヤクザ屋敷に乗り込める。

 そばに控えていた四人に指示を送る。

 

「許可が下りました。

 公安の準備が出来次第、二人は関西に。

 Plus Ultraは後からテレポンの転移で秘密裏に送り待機をお願いします。

 表向きは個性破壊弾の破壊と敵連合の捕縛ですが、第一優先はサー・ナイトアイの生存、次にミリオの個性破壊を防ぐ、そして壊理ちゃんの救助です。」

 

「ああ、任せてくれ。」

 

「室内なら個性を押さえる必要あるが、ギガントマキアレベルの化け物はいねぇし何とかなるな。」

 

「屋外戦闘が禁じられたが、バレなければ良いこと!

 速さの限界を超えて見せよう!」

 

「お土産は、たこ焼きでお願いします!」

  




取り敢えずヤクザ編介入の準備はここまで。

個性破壊する銃弾とか公安が動く理由として十分でしよ。

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