あ、無事に30連で水着キアラ(10連)と水着アビー(20連)お迎え出来ました。
何故か星4水着は来ないというね。
「敵連合を捕まえる為に北海道に行こうと思う。」
北海道に行くには四人の同意が必要だ。
彼らは俺を守る人間として俺の安全を確保したいと考えている。
命令する事も出来るが、それはしたくないし、してはいけないと思う。
彼らとは人形と主人ではなく、対等な関係でありたい。
「ワシらだけ向かうのはダメなのか。」
「人が少ない冬の北海道とはいえ皆さんは正直目立つ。
それに、今回の目的地は網走監獄で長期滞在を考えています、人との交流は避けられません。」
今回は網走監獄に直接向かう。
敵連合が北上している以上、戦力の確保を考えると網走刑務所は潜入や破壊する難易度が低く、タルタロスには劣るが十分に厄介な敵も多い、出来れば待ち構える形で敵連合と相対し、鎮圧したい。
長期間滞在となると四人の正体に気付かれる可能性が高い。
「そもそも、奴等が監獄を襲撃する可能性は高いのか?
潜伏するだけの可能性もある。」
「確証はないですが、敵連合に今必要なのは戦力とブランド力の維持。
どちらも得る手段としてあり得なくはないかと。」
敵連合の名前が過去の物なったり舐められた状態だと、他の敵組織との交渉で不利になる。
刑務所襲撃による集団脱獄を敵連合が行う事で世間に恐怖を刻み、他の敵組織からも評価が変わるだろう。
それに、奴の目的はオールマイト含めヒーロー社会そのものを壊すことだし。
俺の意見を聞いてPlusUltraとグラディエーターは考え込んでいる。
もう一押し必要か。
「坊主の考えはわかったし、意味はあると思う。
テレポンがいるし戻ってくる事は容易い。
ただ、俺達が動くべきかと考えると正直微妙だ。
仮にも向こうは二番目の規模を誇る監獄だ。
警備もしっかりしてるだろうし、俺達が和を乱して余計な被害が出ないとも限らない。」
カロリの言うとおり、懸念自体は正しいが四人を動かすと考えると、根拠が弱い部分もある。
「確かにそのとおりです。
正直に話すと、異能解放軍への警戒の策として拠点を増やしたいのもあります。
彼らは衛星も持っていますし、ホークスがミスするとは思えないが万が一を考えるとここ以外の拠点が必要かと。」
緊急用の拠点。
異能解放軍は衛星による監視も可能な集団だ。
ホークスが潜入に成功した場合、素性を調べるだろう。
ホークス自身から俺に繋がる事はないが、サイドキック達の周辺のパトロールはまだ続いている。
万が一俺の成果や個性が向こうに漏れた場合を考えると拠点がもう一つあった方がよい。
「確かに、異能解放軍は情報分析能力も規模もデカイ。
俺達の指一本でも写真か何かに映ればアウトかもな。」
とりあえず、カロリも説得出来た。
後はテレポンだけだが、一番厄介な気がする。
今も話を聞きつつ、此方を微笑みと共に真っ直ぐ見つめている。
「扉間君、建前は分かりました。
貴方の本音を聞かせて下さい。」
「…」
ダメだ、勝てない。
「…ホークスが俺の意見でスパイ活動を始めた。
このままじっとしていたらホークスの背中が焼かれるかもしれないし、もしかしたら死ぬかもしれない。
それだけはごめんだ。」
敵連合は原作以上に追い詰められている。
後々、異能解放軍とぶつかって合流した場合により過激な存在になる可能性も否定出来ない。
「よし!
なら早速北海道に向かう準備をしましょう!
扉間君は上司の方の説得をちゃんとやってくださいね!」
「いいのか?」
「いいもなにも、貴方の側に立つと言ったじゃないですか?
間違っていたらビンタでもしますが、正しい願いです。
協力しますよ!」
Plus Ultraとグラディエーター、カロリもやれやれとテレポンの意見に賛同する。
「色々と建前を作る前にもっと本音を聞かせてくれたまえ!」
「友を守れなきゃ社会も守れんよ。」
「今の俺は坊主の味方だしな、社会より坊主の我が儘優先だろ。」
皆の言葉に、少し胸が熱くなる。
ありがとう。
「わかった、ホークスの悲劇を少なくするために敵連合を捕まえるために北海道に向かう!」
説得編。
思ったより展開考えるの難しくて、毎日投稿厳かも。