アンケートの結果、公安ルートメインで行きます。
ただ、ヴィランルートの要望もかなりあるので、エクストラとして本編が完結したら更新、思い付いたら更新していきます。
ある日の格闘術の稽古からの帰り道に彼は現れた。
「君が、千手扉間君かな?どうも、ホークスって言います。単刀直入に言うと、君公安にこない?」
やっほー、と声かけてくるこの男は、赤い翼を背に従える最速のヒーロー、ホークスだ。
18歳から事務所を立ち上げ、その年の下半期チャートで10位に史上最年少でランクインした、速すぎる男ホークス。エンデヴァーに憧れ、幼少期に一人で事故から人々を守った為、ヒーロー公安委員会に保護されてヒーローになった男。
その男が今スカウトとして目の前にいる。
「一つ質問があります。俺の個「君の個性は死んだ生物に同じ生物を使うことで塵の体を与える個性。はいこれ、資料。」
「っ!?」
思わず、一歩後ずさる。いつから監視されていた?個性の正体は誰にも明かしていないし、テストも数回行っただけのはず!いったい何時から見られていた?いや、まさか…
「曾祖母ですか。」
「はい、正解。君に個性が発現したって届け出があってからずっと君の事監視してたらしいよ。」
あっさりと、監視していた事実を資料をパラパラと見ながら認めやがった。
「何故、今このタイミングで貴方が?」
中学三年生のこの時期に声をかけてきたのは疑問に思う。18歳を越えてからでも問題ないはずだ。
「君が将来について悩んでいるから。正直今のまま個性を偽ってヒーローしてもらうのも良いけど、偽装がバレた時の事を考えたりとか、個性を抑える事に限界きて暴走する前に、君に声をかけるべきだって上は判断した訳、ちなみに今動かせる人間で一番年近いのが俺って訳でこうして来た訳。」
「自分に何をさせたいんですか?」
「死んだヴィランからの情報収集。」
ホークスの言い分から分かることを考える。曾祖母の血縁関係の人間に個性が出たということで監視がついて尚且つ、個性に関しては殆ど把握された上でのスカウト。
役目としては死んだヴィランからの情報収集。この二つから推測だが曾祖母の個性は死人の意思も呼び出していた可能性がある。それがバレて表向きは引退し死人ヴィランからの情報収集に集中したのではないだろうか?
そして今はその役割を担う人間がいない、だから自分を監視していた。スカウトの理由は分かった。
そしてスカウトを断った場合の処刑人が恐らくホークスだ。自分の個性は生け贄が必要とはいえ死人に肉体を与える個性。野放しは危険だ。
断って逃げるのは不可能。
「追加で質問良いですか?」
「全然良いよ。」
「まず、生きた人間の確保は?」
「死刑囚を使う。」
「此方のメリットは?」
「報酬と家族を含めた保護」
「保護の責任者は?」
「俺」
実際に個性について悩んでいるのは事実だし、理解者を得れるという点と親を保護してもらえる点はメリットだ。
…それに、彼はヒーローが暇になる世界を実現するために、スパイを行い、殺しも行った。そのあり方は千手扉間様に似ている。
彼の夢ならば、手を貸す価値がある。
「一つ、条件がある。」
「何かな?」
「自分の上司はホークス、貴方であることを公安委員会に認めさせる事。」
こっちだとホークスが上司で色々活動する感じになります。
目標は特に決めてませんが、探偵や刑事ぽくなるかも。
以下プロフィール
ヒーロー名 ホカゲ
個性 穢土転生
趣味は人間観察
主な活動は、表向きの個性である塵の動物による広範囲の監視やサポート
裏の活動は、ヴィランから情報収集及びスパイとしての活用
ホークスのあり方に扉間様を重ね、手を貸す事にした。