敵連合全員の逮捕は大々的に発表された。
執行者は世間的には公安の特別チームとだけ発表されて俺達の名前は一切報道されなかった。
マスコミに騒がれるのは嫌だし、名誉もどうでもいい。
寧ろ公表されたら、敵連合を捕まえた奴を倒して名を上げようなんて考えるバカに絡まれるだろうし。
ヒーロー側の面目を保つ為にヒーロー達の積極的な拠点探しが大いに役立った事もアピールされて、世間は『オールマイトがいなくても平和が保たれる。』と拍手喝采だ。
死柄木達はバラバラの監獄の独房へと送られる事になった。
タルタロスはAFOがいるため、各地方に散らばった形だ。
そういえば、敵連合を手引きした監守長と副長はどうやらAFOの信奉者ではなかったらしい。
地下に収容されている囚人の部下で、その囚人は色々と偽ってタルタロス行きを免れて、当時ヒラの監守だった二人が立場を得るまで待っていたらしい。
敵連合が北海道に来ていると聞いて興味が湧いたらしく彼らを呼びつけて、面白そうなら一緒に活動しようとしていたとかなんとか。
なんでここまで分かったのかというと、公務員というか警察関係者が敵の部下だったので面目丸潰れな方々が滅茶苦茶締め上げて、全部吐かせたらしい。
まあ、事件の顛末はこんな所だ。
これで原作の懸念材料は異能解放軍のみとなった。
まだAFOは生きているが、奴は呼吸器なしに生きられないし、個性も移植した事で劣化している。
何もかも失ったのだからせめて俺だけでも殺しに来るかと考えたが、それは奴の美学に反するだろう。
裏社会にも動揺が走っている。
ヒーロー以外の存在が敵連合を逮捕した事に対して動揺してるようだ。
公安は裏から社会を守る存在、ヒーローが採らない方法も躊躇なく行う。
まだ裏社会の支配者の席を争い続けているが、今後はこの勢いのまま取り締まりが活発になるから大きく価値を落とすだろう。
敵連合を逮捕出来た事で裏社会の弱体化には成功したと見て間違いない。
異能解放軍に関しては動きは今の所ない。
ホークスもまだとっかかりが得られただけで深くは潜入出来ていないみたいだし、今年中は動かないだろう。
俺はというと、公安委員長からお礼と謝礼をもらった。
本来なら英雄として称えるべき事を隠す事への謝罪の意味も含めてかなりの額を貰った。
そもそも、表に出る気はないが貰わなければ向こうの面子が立たなそうだし貰っておこう。
それにしても、敵連合があっさり片付いた事に自分の個性がどれほどぶっ壊れているかを再確認した。
こう、一度くらいプラスウルトラするのかなと思っていたらしなかったし、いやしても困るけど。
まあ、取り敢えずこれで雄英生達とかもトラブルなくヒーローを目指せるだろうしひとまず一件落着としよう。
prrrrr…
おっと公安委員長から電話が来た。
『扉間君、申し訳ないのですが一部のマスコミや警察内で今回の功労者を探す動きが出てきているので、また那歩島に避難してください。』
知ってた。
というか、予想出来ていた。
今回の成果を考えれば、マスコミが騒がない訳がない。
警察内でも公安が一人大手柄を上げた様なものだし面白くないから粗探しの為に此方を調べようとするのも無理ない。
俺の活躍が知られれば、拍手喝采してる市民達が一斉に非難轟々な市民に変わってしまう。
「テレポン、那歩島に行くから四人にも準備するように伝えてくれ。」
「ヒャッホー!
新しい水着を買わなくては行けませんねぇ!!」
ということでバカンス回へ
それにしても一月以上も書いている自分にビックリしている。
皆さんの感想のおかげだと思います!
異能解放軍どうしよ。
二作目の劇場版の時系列どうなってるんだろう?
今度こそ主人公と会わせてしまおうか。