4000文字目安に書いていて2話まで投稿済みです。
つまり8話分くらいの量です。
1月後。
公安による分裂作戦の結果、異能解放軍には二つの分派が出来ていた。
開戦派と慎重派だ。
開戦派は文字通り、彼ら本来の計画である『主要都市機能の破壊による革命。』を主張する派閥でありオールマイトもAFOもいない今こそ解放を始めるべきだと主張している。
慎重派も今がチャンスと考えているのは同じだが、武力ではなく政治的なやり方でも可能なのではないかという思想が出来始めている。
全体の割合としては9割が開戦派であるが、逆に言えば1割は融和派なのだ。
公安としては過激な新興宗教みたいなグループに慎重派が少しでも生まれたのを成果として捉えている。
しかし、1割では次の段階である派閥の対立関係に進めた場合に鎮圧される恐れがある。
故に公安は更なる分派を作る工作を仕掛けている。
過激派の内部で少しずつ革命後のベクトルをずらすのだ。
革命が成功した後のビジョンについて幹部以外の比較的上の人間に革命後の統治や自分達の役割と違いを際立たせる。
そうすることで、革命の同志からライバルへと立ち位置を変化させ、互いを蹴落とす関係性を作り出す。
同じ道を行くようで微妙な進む向きが違う細かい派閥とは言えない程の差だが組織力に罅が入るだろう。
革命自体は全体の意思として統一されているが、革命後のポスト争いに関しては隙がある。
革命の機運が高い今だからこそ、革命後のポスト争いを意識させる事で足並みが乱れる。
公安委員長いわく、過激派内での革命後のポスト争いで疑心暗鬼になった人間が出来れば過激派内部での分裂は決定的になるだろう。とのこと。
(流石、公安汚い。)
ちなみに、ホークスは今回の工作には敢えて関わらずにいる。
ホークスが加入してから融和派が生まれたのだ、続けて過激派のいざこさが生まれたら疑われてしまう。
故にホークスは幹部の直属の部下として仕事をして、他の構成員にあまり関わらないように振る舞っている。
ちゃくちゃくと異能解放軍解体に向けて動いている。
(まあ、俺は暇なんですけどね。)
一応、警察からの依頼で死者の証言を得る仕事はあるが、異能解放軍に関しては分裂作戦の提案以降関わっていない。
異能解放軍に対する役割は完全に戦略兵器で、作戦か失敗した時に踏み込み鎮圧する事が役割になっている。
なので、作戦が順調な今は待機状態だ。
「というわけで、明けましておめでとうございます。」
「モガモガ!(明けましておめでとうございます!)」
「明けましておめでとう!!」
「よろしく頼む。」
「俺達の場合、今年もよろしくしていいのか?」
「死者にも新年があっても良いだろう。」
今は新年を迎えたので、皆でお節を食べている。
若干一名はバカみたいに餅を食ってる。
「詰まらすなよ?」
「もが!(準備バッチリです!)」
そういってテレポンは替えの配管を見せてきたがそうじゃない。
寝た切れ感が強い…
暫くは話の統合とかで、話数減るかもしれませんが。
その時は活動報告にのせていきます。