個性が「穢土転生」な件   作:ボリビア

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個性社会の苦労人話とか書きたくなってきた。
無個性の人とかトップヒーローの劣化個性で比較されて鬱なヒーローとか、残念個性で劣等感がヤバいとか。

時系列とか一切ふれてなかったけど、中学生3年の5月にスカウト&引っ越し、個性使用が6月といった感じです。
あとで、話数の統合とかで加筆するかも

予約投稿失敗したので一度けしました。


高校進学はしない件

 初めての人への穢土転生から、一月経って今は7月。

 あの後も何度か個性の使用をお願いされた。死人の証言は役にたっているらしい。

 証言としては使えないが、本人しか持ち得ない情報を元に証拠確保や犯人の特定、犯罪組織の構成員や判明してない幹部の名前など、宝の山らしい。

 そのあとの流れとして、カウンセリングを受けて後日、ホークスが福岡観光につれていってくれる。

 個性を使用した時の流れはこんな感じだ。

 後、一応公安所属という事で盗聴対策や護身術の訓練等を此方の都合に合わせて行っている。

 公安の保護も完璧とは言えないらしく、一応の備えとしている。

 ちなみに、母さんや父さんは受けていない。両親はあくまで保護した一般人であるためだ。しかし個性の情報が漏れた場合に人質になる確率が高い為、警護は普通の保護より厳重である。

 

 ちなみに、俺は高校には行かない。

 俺は現在中学生三年生、本来なら高校受験を意識し勉強に火を入れている所だが、此方に来てからは書類上在籍している事にはなっているが中学校へいってない。

 母さんの考えというか一般的な考えだが、中学の次は高校に進むのが普通の考えだ。

 個人的には高校へは行きたくない。というか個性を使用している場面を多く見たくない。

 普通に生活する中で、すれ違ったりとか深く相手と接しない分には問題ないのだが、他人の個性や能力を知れば知るほど、こう、欲しくなってしまうのだ。

 個性由来の欲もあるが、単純に他人の個性を羨ましいと思っている面もある。考えてしまうのだ、普通の個性を持った自分を。

 その個性を自分ならどう活かすかを妄想して、自分の個性を思い出して惨めさを感じる。

 小学生の頃は無邪気に妄想して癖になって楽しんでいたが、中学生から現実を見るようになって苦痛に変わった。だから、雄英体育祭は見なくなったし、話題を避けるようになった。

 後から知った事だが、この頃の自分は個性鬱と呼ばれる精神状態で、ヴィランの何割かはこの傾向が強いらしい。

 今は学校に通ってないし、カウンセリングのお陰で大分マシになったけど、たまに朝のニュースとか見ると鬱ぽくなってしまう。

 こういった理由で高校というか集団に長くいるのは苦手なのだ。

 両親もこの事は知っているし、カウンセラーとホークスにも話している。

 個性由来の鬱は珍しくないらしく、公安委員会からは指定のカリキュラムを三年間取り組むことを条件に高卒認定を出してもらえる事になっている。

 もし、スカウトがなくて、高校に通う事になっても個性持ちの少ないヒーロー科がなくて、個性的な奴が集まりにくい学校に通う事になっていただろう。ただ、無個性しかいない学校なんてないし、個性的な奴が集まりにくい高校なんて警備は甘いだろうから、多分個性を使ってしまうと今の俺は思う。

 ヒーロー科のある学校や雄英なんていったら、雄英初の史上最悪ヴィランになってた気がする。

 

 中学卒業後、表向きは書類上の高校生となり、裏向きは公安委員会所属の身分が与えられて、正式なホークスの部下という事になる。

 そして、僕のヒーローアカデミアが本格的に始まってしまう。




主人公は個性を堂々と使えないのに他人は堂々と使ってるという事も含めて、学校とか精神的苦痛のフルコースになってます。
ヴィランルートだとここら辺の要因も相まって爆発してヴィランになります。
というわけで主人公は学校に通いません。
取り敢えずは公安委員会の秘密兵器として活躍の予定。
死人という死角からヴィラン連合やAFO、ヤクザ等を攻めていく予定。

今回は短いですが、取り敢えず次回から原作スタートです。

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