こっから先更新遅くなる可能性が濃厚。
原作の話でいまの時期関われるのコレしかなくない?
年があけて、春となった。
原作が始まる年で、これから敵連合が台頭してくる。ヒーロー社会にとって試練となる一年が始まる。
俺は三月から、ヒーロー公安委員会の人間として本格的に働く事になる。
基本的には、ホークスが全国を周り個性で集めた情報から、未解決事件や表沙汰になっていない事件の情報について死者の証言がどうしても必要な場合に個性を使用してサポートする。他には公安委員会からの要請で、山で発見された遺体の身元を本人から聞いたり等を行う。
他の国のスパイ、国内のテロ組織、AFOの信者が潜んでいる可能性を否定しきれない為、公安委員会全体には『死者と対話する個性』という事になっている。穢土転生の事を知っているのはホークスやその上司等のごく一部だ。
後は、ホークスの公安の書類仕事の手伝い等、個性に関する事以外は事務員みたいな感じで活動している。
最近のホークスの調査中の案件の中にステインの逮捕がある。
ヴィラン名ステイン。17人のヒーローを殺害し、23人を再起不能に追い込んだ凶悪なヴィラン。
犯罪の特徴としてヒーローを狙うこと、一つの町で複数のヒーローを襲撃し、一定期間の冷却をおいて次の犯行を繰り返す。
戦闘スタイルは様々な刃物によるサイレントキリング。
犯行の動機は『英雄回帰の為の贋作の排除』
原作知識として知っているステインはこんな所だ。ヒーローとしても公安委員会としてもステインの犯行は見過ごせないという事でホークスが調査に当たっている。
ステインの犯行動機や戦闘スタイルは再起不能になったヒーローへの取り調べで公安委員会も把握しているが、本名は不明で個性についても、『動きを止める個性』以外に、把握出来ていない。
また、行動パターンも冷却期間がある事位で、全国何処にでも現れる神出鬼没である。
ホークスの調査でも居場所が特定出来なかった。
そのため、ステインの情報を得るために穢土転生を使う事になった。
今回呼び出すのは、ステインを最も追い詰めたと考えられるヒーローで『毛髪ヒーロー怒髪天』髪の毛を操る個性で、髪を全身に纏って戦う武闘派ヒーローである。
追い詰めたという根拠は、その町で最後に殺されたのが彼であり、またその後のステインの冷却期間が普段よりも長かったことだ。そのため彼が重傷を負わせたのではないかと考えられている。
地下施設に向かいホークス立ち会いの元に穢土転生を発動する。ちなみに、今回使用する遺伝子情報は髪の毛だった。
穢土転生で蘇った彼は、頭から伸びる髪の毛が全身を覆い姿を見る事が出来ない。
早速自我を縛り、ホークスが質問をする。
「君は毛髪ヒーロー怒髪天であってるか?」
「ああ、あっている。」
「ステインの個性について知ってる事はあるか。」
「ステインの個性には個人差がある。」
「具体的には?」
「説明しにくいので、その時の状況を話す。
ステインとはサイドキックと共に交戦した。交戦中に体が動かせなくなり、咄嗟に髪の毛で二人の全身を包んだ。
奴は俺の髪の毛をどんどん切り裂き、後少しで俺たちに届く所まできていた。
そのときだ、何故か俺の方が早く硬直が解けた。
俺はその時、残った髪の毛を右腕に集中して殴り付けた。
だが殴り付けた瞬間に奴はナイフを俺の首に刺しこみ俺は倒れこんだ。
意識が朦朧とする中でサイドキックの方をみたが、硬直は解けてなかった。」
証言を得られたので、穢土転生を解除し、ホークスと話し合う。
「硬直に個人差ね…、扉間君はどう思う。」
「戦闘中に個性が発動して個人差があるとなるとステインの個性は相手の何かをトリガーに発動する条件付き個性だと思います。」
原作知識を明かせるように誘導してみる。
上手く行けば飯田の兄を救えるかもしれない。
「戦闘中に得られる個人差のあるモノ…。
…血か!」
流石ホークスだ、すぐに気付いた。
「資料だと血液型の情報だけですが、怒髪天はO型でサイドキックはB型、複数の現場の血痕からステインはB型だと判明しています。」
驚いた呈で補足として、前もって目を通した情報をホークスに伝える。これで血液型に依存する説はかなり強まったはずだ。
その後、ホークスの報告により、ステインによって再起不能になった元ヒーローに、戦闘中のステインの動きについて警察が深く事情聴取を行い、『ナイフや傷を舐めとる』という裏付けからステインの個性は明らかになった。
裏付けが取れた結果、ステインの個性に関する情報は警察を通して全国のヒーローに周知された。
これで、インゲニウムもある程度まともに戦う事が出来るだろう。
長く戦えば、彼の性格を考えるとステインから英雄認定を受けて助かるかもしれない。
恐らくこれが俺に出来るステインに関する最善策だろう、保志市に現れるなんていっても信用されないだろうし。
一応、原作介入をした事になったが、暫くは行えない可能性が高い、というか介入するポイントが無い。
原作の序盤は学校内の出来事中心だし、ホークスの登場はかなり後という事もある。
公安委員会の立場からの介入ポイントを強いて上げるなら、雄英襲撃事件の後だろうか?
敵連合の初登場で死柄木君がまだクソガキみたいな性格の時だ。
確か襲撃の結果、無数のチンピラと脳無が一体捕獲されるはず、脳無が複数のDNAを持つ事から警察から依頼が来る可能性がある。
そして、この事件をきっかけに公安委員会も動きだすはずだ。
後は、体育祭の後のインターンで雄英生をホークスが一人受け入れるはず。だが、これに俺は関係ない。
ホークスのヒーロー活動には参加した事ないし。
積極的に原作介入するつもりは無いが、今回程度であれば問題ないだろう。
後は単純に忙しい。
ホークスは全国を飛び回り、ヒーローとして各地での事件解決を行い、公安としては敵組織の情報収集を行ったりしている。
なので、報告書は膨大になり程度の低い書類を処理している俺でもかなりの量を扱う。
それに踏まえて、勉強課題、公安での訓練なども行う為、暇が少ない。
暇があっても、保護の関係上遠出は不可能だし外出の際は見えない護衛が付く。
なので、原作での事件について協力を求められたら応じる位しか接点がない。
それにしても、個性社会は治安が悪い。
オールマイトがいるお陰で発生率は少ないが、犯罪者の質がおかしい。
大量殺人を行うサイコパス凶悪犯が多すぎる。単純に犯罪数が減ったから浮き彫りになっている可能性もあるが、海外ドラマの舞台かと思うほど頻発している。
後は組織犯罪も多い、詐欺、麻薬、人身売買等の組織ぐるみの犯罪もある。
個性持ちが複数関わるので方法が複雑で分かりにくいし、癖が強い。
上記の事件に関しては何度か個性を使用して協力をした。
個人的に一番気になる点は、行方不明者が多いことだ。
これに関してはその傾向がある年以降にハッキリと増えている。
そう、オールマイトとAFOが戦った年だ。
確か、オールマイトによってAFOは顔を失い、体に機械を着けなきゃ生きていけないレベルの重傷を負ったはず。
傷の治癒の為に超再生の個性を手に入れたが、治らなかったはずだ。
行方不明者の個性を調べると、大半がチンピラや犯罪者だが、年単位で見るとわずかだが、増加傾向のある年からの合計で見ると1 割が再生に関わる個性持ちで一般人が多い。
ホークスに相談した所、公安委員会でも行方不明者の増加は把握しており原因を調査しているが、殆どがチンピラや犯罪者で進展がないらしい。
なので、再生個性持ちが行方不明者の一割である事を伝えると、個性で分類した事はなかったらしく詳しく分析する事になった。
死体の一つでもあれば協力出来るが、個性を抜き取った後の体は恐らく脳無の実験に使われているのだろう。
AFOに関して現時点で介入出来るのはここまでだろう。
後は、雄英襲撃事件が終わってからだ。
色々とガバガバだけど、勘弁して下さい。