※途中ルーン文字使ってますが、端末によって読めなかったらすみません。
1話 実況はじめました
「キリク、どうして泣いてるの」
(倍速中)
「シイナ!」
〉〉シムカがこちらに手を伸ばしてきた……どうする?
手を 握る
▼握らない
(倍速中)
〉〉気づいたら暗くなっていた。どうやら何時間か寝ていたらしい。空を見上げると、暗闇の中に無数の輝きが見えた……あれが星か。そんな風に初めてのものに目を奪われていると、誰かが近寄ってくる気配がする。
「よぉ、探したで」
〉〉SA-503B改め、空が暗闇から現れた。さがしてた?なぜ?
「そないに不思議そうな面すんなや。にしてもお前、こんなところで寝とったんかいな」
「おーい、おったか?」
「
〉〉空が宙と呼んだのはSA-503Cだった。双子で『そら』と『ソラ』だなんてわかりづらい、なんて寝惚けた頭で考えていると……
「眠いんやったら寝かしたるわ……永遠にな」
〉〉その言葉とともに足の痛みを自覚する。右太股にナイフ……そして、そのナイフの柄を握るのは空。
「寝惚けるにしたって限度があるやろ。なんや?知り合いやからって安心しきっとったんかいな、マヌケ」
〉〉今度は宙の握るナイフが胸に突き刺さる。宙はひきつったように笑いながら、此方を罵倒する言葉を吐き捨てる。さらには突き刺したナイフで肉を抉るようにグリグリと動かす。早く心臓に届けと言わんばかりに…………どうして?何故こんなことを?
「お前の成長速度は異常や。このまま放っておいたら将来的にお前はワイの
〉〉空の言葉が理解できない。なぜ此方が空の邪魔になるというのか……しかし、彼はそうなると確信してこのような行動をとったことは紛れもない事実だ。
「……今さらやけどお前、抵抗せんのかいな」
〉〉抵抗……あぁ、そういえばそうか。考えもしなかった……そう小さく呟くと空が呆れたような顔をした……と思う。どうにも目が……。
「はよ死ねはよ死ねはよ死ねはよ死ねはよ死ねはよ死ねはよ死ねはよ死ねはよ死ねワイをバカにしよってシイナのクセにザコのクセにはよ死ねはよ死ねシムカに付きまといよってからにムカつくおちろおちろおちろおちろおちろや!」
〉〉……そんなに嫌われていたとは……出来れば先に耳がダメになってくれれば良かったのに。
「別に怨んでくれてええで。赦しは請わん」
〉〉……自由を謳歌出来なかったことは怨めしいが、今イけば先生に追いつけるかもしれない……あぁ、抵抗しなかったのはそういうことだったのだろう。そんな言葉を聞いた空はどんな顔をしているだろうか。
「……ワイはお前のこと
〉〉その言葉を最後に、首に何かが触れ────。
-Game Over-
セーブデータをロードしますか? ▼Yes
No
(倍速中)
「シイナ!」
〉〉シムカがこちらに手を伸ばしてきた……どうする?
手を 握る
▼握らない
(倍速中)
〉〉気づいたら暗くなっていた。どうやら何時間か寝ていたらしい。空を見上げると、暗闇の中に無数の輝きが見えた……あれが星か。そんな風に初めてのものに目を奪われていると、誰かが近寄ってくる気配がする。
「やぁ、探したよ」
(倍速中)
「正確には鍵付きの日記帳さ」
〉〉見るべきだと思う……と同時に見るべきではないとも思う。見れば大切な何かを知れるだろうが、同時に苦痛を味わうだろう……どうする?
はい!と言うわけでお待たせしました!RTAで使用したデータを再利用して実況プレイする
冒頭部分はちょっとしたおまけです。興味ない?そうですか……(残念無念)
まぁ、いいです(手のひら返し) さてさて突然ですがみなさんに、この動画の内容の説明をしておきたいと思います。
え?聞きたくない?…………すいません聞いてください!何でもしますから!(何でもするとは言ってない)
私、最近良いこと何も無いんです!(隙自語) 心が折れそうなんです!(隙自語) 自分が折れ無いようにするには他人の心をへし折ってやるしか無いんです!(人間の屑) でもリアルじゃそんなこと出来ません!(ビビり) だからラスボスの邪魔をします(ん?)
というわけで、今回の
このトロフィーの獲得条件は、ラスボスである空に『空の玉璽』を手に入れさせずに打倒する、というものです。
一つ注意すべきなのは、『旧眠りの森』解散の切っ掛けとなった戦闘で空を倒しても、このトロフィーは獲得できません。
空にとってあの戦いは、ルーン詩を手に入れるためのもの。つまり未来への布石です。勝っても負けてもどちらでも良いというスタンスでしたので、残念ながらあそこで空に勝っても空の野望を打ち砕く要因にはなり得ないのです。
ちなみにあの時点では、どう頑張ってもキリクが邪魔をするので空を頃すことができません。諦めましょう。
あの戦いでどーしても決着をつけたいというせっかちさんは、前に紹介したようにキリクでプレイするのがいいでしょう。唯一あそこで空を頃せるキャラですから。
さて、
現在、スシ君が黒幕に迫られてる真っ最中(意味深)ですね。
今回は読む方を選択してみましょう……ちなみに私の二次目標は“虚の道”について調べて攻略wikiに追記することです(隙自語)
〉〉南博士から日記を受け取る。ロックはすでに解除されていた。中身を読む。最初は大学生活についての内容を週に一回、一行程度で書かれていた。しばらくするとある男性のことについての記載が多くなる。毎日書いているわけではないが、一回の内容は少し増えていた。その後、結婚したことの喜びや子供の出来ない不安について綴られていた。暫くして男性が死んだとだけ書いてあり、暫くの間日記はとまっていた。次に書かれていたのは九年後の日付だった。内容は栖原椎名について……頭が、痛、い。
「お、いい反応だね~。さあさあ続きを読んで読んで」
〉〉関、係性を隠して、成長観、察。実験、過激化。事故で昏、倒。喪失、恐れて記、憶の消去、を実行。成功。しか、し驚異的な、成長速、度を確認。わずか三ヶ月、で消去以、前の能力値と遜、色ないまでに。路線変更、玉璽の完、成を急ぐ。他重、力子の力、を借りるも、完成に、至ら、ず。
あぁそういえばあの人、玉璽くれるときに未完成云々言ってましたね。後で確認しておきましょう。
〉〉最後だ『不安が拭えない。やはり見に行くことにしよう。愛しい我が子に何事もありませんように』
「おやおや、泣いているのかい?」
〉〉南博士の言葉で、頬が濡れていることに気づく。頭が割れるように痛い。胸が締め付けられるように苦しい。口から吐き出されるのは、あの時救えなかったことへの謝罪ばかり…………自分のなかの何かが壊れる音がした。
ポポン──スキル「感情欠落」が変化します。
えっと、玉璽とともにこれも後で確認しておきましょう。
「『
〉〉一体どれ程の時間慟哭していたか。激しく泣き疲れ、最早眠気が襲ってきた頃に南博士は再び語りだした。それは何のことか尋ねる。
「君たち28人の重力子、一人ひとりに与えた『ルーン
そういえばそんなものもありましたね(棒読み)
「君に与えたのは欠乏のルーン……君にはガゼルと同様に期待しているんだ。いつか神へ挑戦しうる戦士になることを」
〉〉詳しく説明する気などさらさら無かったのだろう。言いたいことだけ言って南博士は去っていった。独りになるとドッと眠気が強くなった……もうこのまま目を閉じてしまおうか?
はい、RTAでは時間短縮のため寝ましたが今回は寝ません。
〉〉流石にここで寝るのは危険だろう。人目につかず、雨風が凌げる場所を探そう。
寝床の探索中に少し補足説明をしましょう。先程の寝る寝ないの選択で、寝た場合はもう皆さんご存知でしょう?
では寝なかった場合はどうなるか…………答えは単純。スキップしません。スシ君の成長を見守るんだよ、あくしろよ!
この「地道に毎日コツコツルート(仮)」は、やりこみ要素の一つですからね。時間がない人には無縁なものでしょう。
〉〉良さそうな場所を見つけた……ここで寝ようか?
はい、二回目の選択肢は寝て構いません。さっさと寝て次の日にしましょう。
オートセーブ入りまーす。
〉〉辺りが明るくなり目が覚める。そうか、ここは外(自由)だった……何をする?
はい、とりあえずメニュー画面開いて確認ですね。
『虚の玉璽(未完成)』
栖原椎名に合わせて作られた玉璽。様々な道を走れるように調律されているが、その影響で他よりサイズが大きくなっている。
部品不足などにより「
これはあれですね。必殺技が使えないようです。まあ、改善可能とのことなので気長にやっていきましょう。
『飛ぶ心』
何処かから湧き出て来る気持ち。蓋をされたそれは外からは見えなくなっても確かにそこにあった。
蓋が無くなった今、再び溢れだす。
効果:ステータス値を大幅に加算。
うん、良いんじゃないですか(適当)
さて、確認が終わったところでスシ君を操作していきましょう。
最初の方にやることは一つ……kin☆sakuです。
見ての通り、スシ君を含めたグラチルはその身一つで塔から出てきました。ゆ~えに~、スシ君は素寒貧です。どげんかせんといかん!(県知事並感)
というわけで金策ですが、13歳のジャリボーイにはできることが限られています。戸籍ないからバイトなんてできませんから。
今回は善の道をいきましょう。すなわち、困ってる人を助けてお駄賃をねだります(物乞い)
ん、悪の道?……狩りにいこうぜ!(マジキチスマイル)
それでは倍速にして流しましょう。
とりあえず困ってる人間は片っ端から助けます。おら、なんか寄越せよ!
東に親とはぐれて泣いている子供があれば、行って親を探してやり。
西に重い荷物を持って疲れた婆があれば、行って荷物を背負い。
南に突然の持病の悪化で死にそうな爺があれば、行って病院まで担いでいく。
北に狩られている親父があれば、行って助けてやる。
そういうことを、三日間やってきました(現在所持金4545円)
今季節夏なんですよね。だから一応外で寝泊まりしても死にはしません。ご飯だって半額弁当とかでどうにかやりくりしてるんですが……なかなか貯まらないですね。
そりゃね、いくら助けてもらったからと言ってガキにお礼で大金なんて渡さないよね、ふつうね。仕方無いのでコツコツ頑張りましょう。
ちなみにこの三日間での一番の大きな買い物は衣服です。
塔脱出時に来ているこのピッチリ黒スーツは早めに変えるのをおすすめします。じゃなきゃ、助けてもスゲェ変に見られっから!……実際、カツアゲから助けた学生に逃げられました(憤怒)
さてさて、どこかに困ってるひ~とはいっないかな~?
あっ!信号が赤なのに凄い勢いで横断歩道に突っ込んでいきそうなトラック発見!
親方!横断歩道に女の子が!(普通)……突然のことに固まってしまい逃げられないようなので助けます(見境なし)
〉〉全速力でトラックに轢かれそうな少女のもとへ。少女を抱き抱え、安全な建物側までいって彼女をおろす。止まることなく暴走車の目の前へ。被害が出る前に何とかしなければ、と思い「風」を使ってトラックの勢いを削ぐが、足りない。運転席の扉を開け、意識のない運転手を外に出す。多少離れたところに雑に転がす。申し訳ないが一秒といわず一瞬も惜しいのだ。
はい、これでトラックは無人なので……やっちゃえスシ君!
〉〉もう一度正面へ。今度は運転手を気にする必要がない。「石」の振動で動きを止めようとするも足りない。さらに「風」を思い切りぶつける。数m後ろへ押されるも、何とかトラックを止めることができた……運転席部分は見るも無惨なほどに大破してしまったが、人的被害が無かったことでチャラにならないだろうか。
「あの、さっきは助けていただいてありがとうございました!」
さっき助けた少女ですねって……こいつ!
話のストックはないし、ソシャゲの水着イベも全然できてないんでしばらく失踪します。