エア・ギア【RTA風】   作:八知代

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一部分で掲示板形式あります(タグ追加済み)

それと先に謝っておきます。

ゴメンネゴメンネ~!……いや、ほんとすいません(土下座)


6話 見えない所にあるものは触れない

 ガゼルと海人に会って1ヶ月。いつのまにやら週3でガゼルと海人に会いに行ってるゲームの実況、はーじまーるよー。

 

 その度に手土産(海人の奢りで買ったお菓子)持って帰ってくるとか、飲み会帰りの親父かよ……。

 

 

 さて、スシ君と野山野家のほのぼのな日常を画面で垂れ流しながら、今後の方針をお話します。

 

 

 まず皆様はガゼルの今後をご存知でしょうか?…………そうですね、鬼畜ショタどもに追い詰められて自ら頭を拳銃でパーンしますね(南無)

 

 もう少しちゃんと説明するとWソラがガゼルが一人の時に襲撃。黒幕にガンダム(仮)を渡された海人がガゼルを救出して東京を離れます。

 二人は北海道のさびれた港町にしばらく潜伏して、このゲームでは日付はランダムなのですが──2月中に再びWソラの襲撃をうけます。

 追い詰められたガゼルは、お前らの思い通りにさせるかよ、といった具合に海人の拳銃を使って自らの頭をパーンします。

 その後、ガゼルの履いていた【棘の玉璽】はWソラが回収。こいつガゼルのバックアップなんじゃね?という推測のもと、玉璽はリカ姉の元に渡ります。

 冷たい海で仮死状態でプカプカしていた海人くんは無事救助され、ガゼルの死体は黒幕の手に渡り、彼女の腹のなかにいた子供は無事生まれました。

 

 っていうのが大体の流れですね…………クソがッ!(ガンバレルーヤ感)

 

 

 失礼、少々荒ぶりました。

 

 

 Wソラの好きにさせるのも面白くないので、ちょっと邪魔したいですね(ニッコリ)

 なのでガゼル生存ルート狙ってみましょうか。

 

 

 さてさて、このゲームではガゼルを救うことは可能です。まぁいろいろな条件がありますが。

 今回はオリキャラ操作時のものを紹介しますね。

 

 

 まずは通称『翼の守護者』ルート。

 ガゼルからの好感度が一番高いときに発生するものです。

 どんなルートかと言われれば、単純なWソラ撃退ルートです…………ただし、生半可な覚悟ではクリアできません。こいつらマジで執拗に襲ってくるので、ちょっとガゼルを一人にしたらコロッとイッちゃってる可能性が多々あります。

 鬼畜ショタどもが諦めるまで守りきれるかの勝負ですね!私は無理でした!(挫折)

 

 以前から言っているように好感度はマスクデータなのでハッキリと確認できる訳では無いのですが、ガゼルから好感度一番であるかどうかは簡単に判別できます。

 ずばり、ガゼルがオリキャラを真似ること……分かりやすく言えば海人のポジションにオリキャラがいれば良いのです。

 

 この時点でスシ君はダメですね。

 

 

 次に一番現実的な選択肢、通称『海人の協力者』ルート。

 ガゼルと海人の両方から高い好感度を得ており、なおかつ海人から実力を認められていると発生するものです。

 

 一度目の襲撃の後、北海道に潜伏している海人から協力を求められ、それを承諾することで二度目の襲撃戦に参加することができます。ここで鬼畜ショタどもを撃退して、無事にガゼルと海人を国外へ逃がすことができればガゼル生存に繋がります。

 逃亡できればヤツらも簡単には追えないですし、海人のカリスマで人脈を作ってガゼルを守ることができます。

 

 

 そんなわけで、現在週3でせっせこ好感度を稼ぎにいってる訳なんですね。ちなみに、これ以上頻回に行くと「二人の時間を邪魔するな」ってむしろ好感度が下がります。

 

 めんどくさいなぁ!もう!っと言いたくなるのを我慢して頑張りました。その結果ガゼルはもちろん、海人の方も好感度はそこそこ高くできたと思います(推定)

 

 

 さて、スシ君と海人が出会うきっかけとなった、海人がトラックに轢かれそうになった事件から1ヶ月。そろそろWソラがガゼルを襲いに行く頃でしょう。

 

 時期を正確に把握するため、給料で買った携帯を使って情報収集をします……二つ折りのパカパカガラケーやぞ!

 なお、リカ姉にはまだ買ってあげられてないので、自宅とバイト先と海人くらいしか連絡先が登録されて無い模様(悲しみ)

 

 

 気を取り直して情報収集です。某掲示板サイトなどで『ロボットが空から降ってきた!』や『ガンダムを見た!』などの書き込みがないか探しましょう。

 ちなみにテレビや新聞には載りません。なぜなら黒幕が揉み消してしまうので。さらに付け加えるなら掲示板などの書き込みも、数時間しないうちに消されてしまうので注意しましょう。

 

 

 おっ、それっぽいのみっけ!

 

 

【速報】ガンダムが舞い降りたぞっ!【東京都】

1:名無しの都民 ID:SDB756G6/

なんてこった!夜中の渋谷にガンダムが出現したぞ!

 

『画像』

 

2:名無しの都民 ID:b4lMmc6Nu

嘘乙

 

3:名無しの都民 ID:IZ1841nyG

どうせ合成なんでしょ?し っ て る

 

4:名無しの都民 ID:xYu9iO5si

俺も見た

『画像』

『画像』

『画像』

 

5:名無しの都民 ID:KvONopEEi

>>1>>4 マジなのか?

 

6:名無しの都民 ID:wGUBNr87T

>>1>>4 全然ガンダムちゃうやんけ やりなおし

 

7:名無しの都民 ID:xMcOgVBZf

>>1>>4 かっけぇぇぇえええ!!

 

8:名無しの都民 ID:XPfeApoc4

この周りでひらひらしてるビラなんなの?

 

9:名無しの都民 ID:mHkoT9sXM

>>8

『画像』

よwwwめwwwなwwwいwww

 

10:名無しの都民 ID:amdEpouOX

>>9

やめろ!そんなアルファベットの羅列をみせるな!頭痛くなるだろうが!(受験生)

 

11:名無しの都民 ID:D+3izaW9X

>>10 勉強しろ

 

12:名無しの都民 ID:zLEeJGnr0

ていうかなんで急にそんなロボットでてきたわけ?

 

13:名無しの都民 ID:o6ChJkAgp

>>12 なんかいろいろ言ってたけどよく分からなかった

 

14:名無しの都民 ID:kOem7LlpB

>>12 ダンディなおっさんボイスが「はじまりの翼がー」「戦いこそが世界をかえるー」みたいな少年漫画みたいなこと言ってた

よくわからんけどな!

 

15:名無しの都民 ID:TUVpMHf96

広告モニターのほうもよくわからない映像出てたけど、数秒だったしロボットに夢中で撮れなかった

 

16:名無しの都民 ID:Yk0V0IpAf

>>15 俺も

 

17:名無しの都民 ID:/uGH91eBx

>>15 自分も

 

18:名無しの都民 ID:LSTBGcb26

>>15 アチキも

 

19:名無しの都民 ID:uyZffxSky

>>15 我輩も

 

20:名無しの都民 ID:MBK8avmBk

>>15 おいちゃんも

 

21:名無しの都民 ID:YmbrP7Da6

>>15 拙者も

 

22:名無しの都民 ID:PvMg+mzfw

>>16-21 ええい!どいつもこいつも!ここには無能しかいないのか!

 

 

 

 画像を確認した限り、写っているロボットもA.Tアーマーで間違いないようですね。

 書き込みの時間的には今頃海人がガゼルを連れて飛び去っていったくらいでしょうか?

 

 

〉〉寝る前に見つけたスレッド。その荒い画像のなかに、A.Tの技術を流用したと思われるアーマーが写っていた。他の画像も確認すると、そのアーマーに乗り込む人影……海人?……電話してみるか?

 

 

 とりあえずしてみましょう。

 

 

〉〉……出ない。もう一度かけ直す……やはり出ない。しかたない。折り返し連絡をくれ、と留守電を残して寝ることにしよう。

 

 

 今はバタバタしてるでしょうから仕方ないね。

 

 上手いこと条件を達成できていれば、そのうち海人から連絡があるでしょう。

 無かったら?無かったら……どうしましょう?

 

 いや、別にガゼルが死んでも最終目標のトロフィー獲得には関係ないので問題はないのですが……この1ヶ月の好感度上げの努力が無駄に思えてきて嫌になるんですよね(自己中)

 

 

 まあまあ、きっとどうにかなるでしょう!(適当)

 

 

「見て見てイッキ!サンタさんからプレゼントが届いたよ!」

 

「まじだ!見ろよリンゴ、新品の靴だぜ!ピッタリだ!」

 

「私のはポシェットとヘアゴムが入ってた!かわいいでしょ!」

 

 

 ……どうにかなるでしょう。

 

 

「兄貴兄貴。ありがたいんだけどさ、まじでお年玉こんな貰っていいわけ?……さっすが!太っ腹ぁ!」

 

「えっと、私も貰っていいわけ?……うん、ありがとう。今年もよろしくね」

 

 

 ……どうにか……。

 

 

「ミカンは~外!(あん)ちゃんは~内!」

 

「イッキ、てっめぇ!鬼の面かぶってんのは兄貴なんだからちゃんと兄貴に投げろ!」

 

「豆撒いて悪いモン追い出すのが節分なんだろ?なら俺間違ってないね」

 

「……ドロップキックぅぅぅうううう!」

 

「ぶへっ!」

 

「そこ、喧嘩しないの!」

 

 

 ………………。

 

 

 どうにかならずに2月なっちゃった(絶望)

 

 これまで定期的に電話かけてるんですが全然出ないんですよ……仕方無いので今日も電話かけるんですけどね!

 

 

〉〉あれからガゼルと海人の行方がわからない。海人のチームメイトである「イエローレイン」のメンバーに聞いても誰も連絡がつかないという……やはり心配だ。何度もかけている番号、今日は出てくれるだろうか?

 

 

──Prrrr....Prrrr....Prrrr....Prrrr....Prrrr....ガチャ 

 

 

『もしもし』

 

 

〉〉出た!ガゼルの声だ。連絡がつかなくて心配したこと、今どこで何しているのかを矢継ぎ早に尋ねる。

 

 

『うるせェな、そんなに心配すんなよ……ただの旅行だッつーの』

 

 

〉〉旅行?みんなに黙って急に?

 

 

『あぁ、いろいろ急なことでな。あいつらにも……おまえにも……ワルいと思ってる』

 

 

〉〉……いつ帰ってくるんだ?

 

 

『……サァな。正直言ってすぐには帰ってこれねーと思う。でも心配すんな。いつか……いつか、ゼッタイ会いに行くから』

 

 

〉〉何かを覚悟したようなガゼルの声。旅行、の話なんだよな?……本当に?胸の奥がざわつく。今を逃したら決定的に違えてしまうような、そんな感覚に襲われる。

 

 

『いいかァ、シイナ?次会うときまで、ちゃんと家族と仲良くしてるんだぞ?してなかったらブン殴るからな!……じゃあ……元気でな、シイナ』

 

 

〉〉ガゼル待て!っという言葉も届いたかどうか。通話が切られた。即座にかけなおすも、携帯の電源を切ってしまっているようだ。

 

 

 あ、あれー?こんなん知らんぞ、旅行とかウッソやろおまえ!……え、ウソよな?

 

 

〉〉どうにも腑に落ちない……どうする?

 

 

 どうするもこうするもねーよ!(激おこ)

 

 ……こうなってしまった以上、こちらから打つ手はありません。 

 海人たちが拠点としている場所はランダムなため、教えてもらえない限りそうそうたどり着けません。まあ、隠れ家が簡単に見つかるわけにはいかないですからね、当然です。

 

 では戦闘が起こりそうな場所で張り込む?

 

 はっ!ナンセンスです。襲撃日時はランダムな上、あんな極寒の地で何日も張り込みなんてありえませんよ。

 いや、出来ないことはないんですよ?ただ体調崩して足手まといになる可能性が微レ存。

 ついでに戦闘前に海人に見つかったら「テメェ、実はアイツらとグルだったのかっ!」てな具合に敵認定されます。やってられませんよ!

 

 ……つーかよくよく考えたら、今のスシ君あんまり家を空けるのをよしとしないでしょうね。空けれて3日くらい?

 

 うーん、やっぱ無理ですね。諦めましょう。

 あーあ、せめてさっきの電話でガゼルが場所のヒントを言ってくれてればもう少しやりようがあったんですがね。

 

 

「うぁ、うぅー、んぎゃ、んぎ、んぎゃあーー!」

 

 

〉〉シラウメ……いまは、やるべきことをやるしかないようだ。

 

 


 

 

「ありがとな、海人。アイツの電話に出させてくれて」

 

「別に……なぁ、やっぱりアイツにも手伝ってもらった方が「それはナシだ」ガゼルッ!」

 

 

 海人、おまえが不安に思うのはよくわかるぜ。でも、それはダメなんだよ。

 

 

「言ったろ?アイツ、今すげェ幸せそうなんだ……俺とアイツらの争いなんかに巻き込んだら可哀想じゃねェか、シイナも……アイツの家族も」

 

「ソレは……そうだけどよ……」

 

 

 海人もシイナのことを気に入ってくれていた。そして、シイナの幸せを壊したくないと思ってくれている。

 

 

「お前だって……幸せにならねェと、ダメだろうがよっ」

 

「……」

 

 

 同時に、俺の幸せも願ってくれている。やっぱ優しいなァ海人。

 

 海人を正面から抱き締める。

 

 

「シイナとソラとキリクってヤツな、端からみてて結構仲良かったんだよ……ソラは否定するかもしれねェけど」

 

「……」

 

「俺、シイナにダチと闘わせるなんてさせられねェよ……それにたぶん、今のシイナはアイツらを殺せない」

 

「……だろうな。アイツ、あめェからな」

 

「フフッ、素直に優しいからッて言えよ……だから、シイナにはアイツらのことはヒミツにしてェんだ」

 

「……そうか」

 

「大丈夫。アイツらは二人、俺達は三人いるんだ。負けねェさ」

 

 

 体を少し離し、自分の腹部に手をあてる。浮かない顔をしている海人に笑いながらそう言ってやれば、少しだけ笑い返してくれる。

 

 

「そう、だな」

 

「おう。生きて、シイナにいろいろ教えてもらわなきゃな」

 

 

 シイナがいれば確かにソラ達にも勝てるだろう。でも俺は、アイツの(こころ)をこんなことで汚したくない。

 A.Tだって、人を殺すようなことに使うんじゃなくて、ただ純粋に空を飛ぶためだけに使ってほしい。

 

 

 ピッピピピッピピピピピ…ピーーー!

 

 

 メールアラートが鳴る。海人は血相変えてパソコンに向き合う。

 

 

 

 シイナ、俺頑張るけどさ………約束守れなかったらごめんな。

 

 

 言葉にはゼッタイしないと決めた弱音。ソレは俺の心の底で、消えることなくずっと燻っている。

 




 僕はね、正義の味方になりたかったんだ(なれるとは言ってない)

 ワイには無理やった……すまん……誰か!全員救済ハッピーエンドエア・ギア書いてくれ!(他力本願寺)
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