日常から一転、いつのまにか世界の命運を掛けた戦いになっている系ハイスピードバトルアクションゲーム、はーじまーるよー!
はい、じゃあ今読み込みしているのでちょいとチュートリアルの解説をば。
第一世代重力子のチュートリアルは、
その後は軽くA.Tの走り方をならって、そのままA.Tをプレゼントしてもらったらチュートリアルは終了です。
ちなみに第一世代グラチルの成功体でスタートすると諸々の説明をしてくれるのは“黒幕”こと南林太博士になるそうです(wikiチラ見)おう博士、ちょっくら死んでくれや(丁寧な挨拶)
お、読み込み終わりましたね。
〉〉目を開けるとそこには白衣を纏った女性が一人、此方を観察するようにじっと見つめていた。
あれ?女?黒幕じゃないですね……まあ別に黒幕である必要はないのでどうでもいいですが。そもそも成功体でのプレイデータが少ない訳ですから誤差ですよ、誤差。
「おはよう、栖原椎名くん。気分はどうかしら?」
〉〉少し思考に靄がかかったような感じはあるが特に問題はないことを伝える。それを聞くと彼女は少し目を伏せたが、直ぐに顔をあげて淡々と語りだす。
はい。ムダなテキストが挟まりましたが、ようやくA.Tとグラチルの説明をしてくれましたね。これは何回も聞いた説明なんで
前回も軽く説明しましたが、とりあえず原作をよく知らない皆様は「A.T=凄い技術の詰まった凄いインラインスケートっぽいもの」「グラチル=A.Tをうまく扱うために産み出されたガキども」とでも覚えといてください。
え、もっとちゃんと教えろって?でもこれRTAだから(無慈悲)
ちゃんと知りたかったら原作買ってね(ダイマ)
……私は読んでも良く分かりませんでしたが。はぁー、つっかえ。やめたらこのRTA?
〉〉説明を終えた女性に連れられて場所を移動する。暫くして辿り着いたのは、何もない真っ白な四角くて広い部屋だった。彼女からA.Tを渡される。
「椎名くん。君の好きなように走ってみなさい」
おかのした。まぁチュートリアルは、走ったり止まったり跳んだりと同じことしかしないので飽きました。なのでちゃっちゃと終わらせます。
〉〉一通り走り終わった後に女性を見る。彼女は口元に手をやり考え込んでいる。暫くすると部屋を出ていく。彼女が帰ってくるまでここで待っていなければいけないらしい……さて、何をしようか?
はい、自由時間はA.Tの練習です。当たり前だよなぁ?
取り敢えず、全速力で
これを繰り返します(鋼の意思)
壁を走っては転け、走っては転けを繰り返すという見所さんの欠片もない時間なので、ステータスについて説明しましょう。
キャラクリ時のスシ君のステを改めてのせます。
「
「
「
「
「
「調律」→0
「耐久力」は体力やHPと呼ばれるものです。練習時やバトル時に攻撃をくらったり、壁にぶつかったり、転んだりしたら減っていきます。0になったら練習中断や、バトル終了になりますね。戦レベルに少し影響します。
「持久力」は行動力です。つまるところ、変なドリンク飲んだり林檎かじったら回復するアレです。練習やバトルができる回数に直結します。あと、長時間全力で練習やバトルをしてもジリジリ減ります。戦レベルにほんのちょっと影響します。
「攻撃力」は解説不要でしょう?戦レベルにそこそこ影響します。
「技術」は技に関係するステータスです。ただ走るのも技ですし、跳ぶのも飛ぶのも技です。さらに言うと戦レベルに一番影響を与える項目となっています。つまり!ごっつ大事やねん(突然の関西)
「機動力」も解説不要でしょう?疾走感のないエア・ギアなんて見たくないですね。アニメのOP?知らない子ですね。戦レベルにかなり影響します。
「調律」は「
さーて、一通り解説したので初期スシ君のステータスを見てみましょう。
地面や壁に突っ込めば一撃でノックアウトするほどの「耐久力」!
しかし!すぐさま起き上がり何度でも行動できる、達磨を彷彿とさせる「持久力」!
「攻撃力」はクソ雑魚パンチ!
跳んだり跳ねたりが精一杯の初心者丸出しの「技術」!
安全運転!「機動力」!
「調律」ぅ?知らん!
総括!戦レベル2の実力者!!(クソ雑魚モブ並)
あっ……(察し)
なるほど、トロフィー獲得のことしか考えてませんでしたが、端から見ればこれはグラチルとして失敗どころか一般ライダーと比較してもダメダメですね。
そりゃ、黒幕も出てきませんわ(呆れ)
まあ、いいです(掌ドリル)
「求メル者」のスキルをもつスシ君は、このステ振りでこそ輝くのですから!
見とけよ見とけよ~
──もっかい!───はい、もういっちょ!─────まだまだ!──────よっし!見てください!この短時間で壁走りを完璧にモノにしていますよ!
…………はい。(初期の個人練習の見所さんなんて)ないです。
そもそもこの部屋はチュートリアル用のトレーニングルームなんで広さも大したことないし、障害物だってありません。
まあ走り出したばっかだしね、しょうがないね。
じゃけん、お暇な皆さんにスシ君のスピーディーな壁走りを見てもらいながらステータス上げについて説明しましょうね~。
基本的なステータスの上げ方は単純。使えば成長する!
練習で転けたり、バトルでタコ殴りにされれば「耐久力」UP!
練習やバトルを沢山こなせば「持久力」UP!
……みたいな感じで、成長していきます。ちなみに経験値の効率は、個人練習(短時間)<格下とのバトル<個人練習(長時間)<格上とのバトルといった具合でしょうか。さらに言うと、「耐久力」が0になって練習を中断したり、バトルに負けたりしてもそれまでの経験値は貰えます。
ま~だ女研究者は帰ってこないようですね。仕方ありません、それではスシ君のステータスの上げ方について少しお話ししておきましょう。
先程もいった通りスシ君は「求メル者」のスキルを持っています。
練習やバトルでの経験値が増えることも勿論大事ですが、一番重要なのは低いステータス項目は経験値がさらに増えることです。ガリ勉かよ。
「持久力」は練習やバトルをするために必ず使うので経験値が入ります。練習やバトルのなかで「耐久力」「攻撃力」「技術」「機動力」を使って経験値がドーンと入ります。
わかりましたか?あとは「持久力」の数値をそれ以外のステータス項目の数値が追い抜くまでヤるだけの簡単な作業です(おめめグルグル)
普通はもっと均等に割り振るんですが、あのスキル構成になった一瞬で割り振った私を誉めてください……誉めろよ(豹変)
〉〉壁を走っている最中に扉が開く。
おっと、スシ君ストップ~。
〉〉ぶつからないよう急ブレーキをかけ、そのまま扉の近くの床に降り立つ。入ってきたのは先程出ていった女性だった。彼女は部屋の中を見渡し、最後に此方を見た。
「少しA.Tの調律をするわ。脱いでくれるかしら」
やだよ(即答)
〉〉言われた通りA.Tを脱いで女性に渡す。明日の朝には返してくれるそうだ。彼女に自分の個室──最初に目覚めた部屋に戻るように言われた。道は覚えている。戻ろう。
やだ!小生やだ!かえらない!
……このゲームの魅力でもあり唯一の不満と言えばこれですかね。スキルにある性格特性に行動や選択肢がひっぱられること。
普通にプレイしてるぶんにはね、オリキャラが正しくその世界に存在しているかのように振る舞ってくれるので嬉しくもあるんです。あぁ、こいつはここで生きているんだってね。
でも走者にとっては別です(おこ) 思い通りの選択肢がでなかったり(まじおこ) 勝手に原作キャラと険悪になったり(激おこ) 勝手にぃ!原作キャラと!フラグ建てて!あまつさえ付き合ったり!!(激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム)
……失礼、取り乱しました。ふぅ、大丈夫っすよバッチェ(頭)冷えてますよ。
まあ、これくらいは問題ないです。チュートリアル初日はどうせ大したこと出来ませんからね(情緒不安定)
そうと決まったらこんなところに用はありません。さっさとマイルームへ帰りますので倍速!
〉〉部屋に帰ってきた。部屋のなかにはベッドや机、本棚が置いてある。生活感が感じられない部屋の中で、様々な種類の本が納められているその本棚だけが少し異様に見えた。……少し本棚を物色しようか?
やだよ(即答)……と言いたいところですが、持久力も大して減ってないのでスシ君の好きにさせましょう。
〉〉適当に本を1冊手に取る。「世界の鳥図鑑」を読もうか?
なんでもいいから、あくしろよ。
ハーーーーッ……(クソデカタメ息)
本当はさっさと寝て
あまりにもそのキャラクターの特性から離れたことをしすぎると、ストレス度がグングン上がっていきます。
ストレス度が上がるとプレイヤーの手を離れて好き勝手することがあります。そして大体ろくなことになりません。
例えばイッキで全然A.T使わないで勉強とかさせてたら、ストレスで頭禿げるわ真っ裸で公道をA.Tで走り回ってマル風Gメンに捕まったりします。
オニギリで禁欲生活しようとしたら1日ともたず、性犯罪を犯してお縄になりました。
ウスィーのでイッキより目立ちすぎる生活をしたら胃に穴が開きます。
そんな感じなので、ある程度キャラクターの意思を尊重してさしあげろ……こんなんじゃRTAになんないよ~(棒読み)
〉〉「世界の鳥図鑑」を読み終わった……もう寝ようか?
そうしてください(半ギレ)
オートセーブ入ったんで今日はここまで!次回はちゃんと進みますから!許してください!なんでもしますから!(なんでもするとは言ってない)
壁を見て、そこにつけられた真新しい傷の数々に手を添える。密室なはずのそこで、風が頬を撫でた。
悪い気はしなかった。
少し目線を上げる。自身の身長と同じくらいの高さに出来た、さきほどより深い壁の傷に指をあてがい、その傷に沿って壁際をゆっくり歩く。
特殊な素材で出来た壁は頑丈で冷たいはずなのに、指先は暖かさを感じていた。
途切れることのない傷に導かれるように部屋を一周する間、指の位置は一切変わらなかった。
先程より強い風が頬を撫でる。
涙が一筋、すぅっと流れた。
今度は優しくて暖かい風が全身を包むように吹いた。
それでも、頬が乾くことはない。
見きり発車で書いてるゾ(小声)