エア・ギア【RTA風】   作:八知代

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 ゲーム実況ってなんだろ?と考えると指が進まなくなる。
 とりあえず、スシ君の主張を減らしてみた(えっ)

 長さはいつもの半分くらい。


8話 九ツ首の鐘

 ───リンッ ゴォォオオオン!! 

 

 

〉〉街に響きわたる鐘の音。この鐘の意味を知ったのはごく最近。この鐘は“九つ目”……確かめたいと思った。

 

 

 メランコリーな少年の里帰りを見守るゲーム実況、はーじまーるよー。

 

 

 ことの発端は鐘の音です。今年の春頃から朝だったり昼だったり夜だったりに鳴るこの鐘の音は一体何なの?と疑問に思ったスシ君。

 教えて!海人先生!と電話で質問。答えは以下の通り。

 

①ミッション系の学校の時計塔『九ツ首の鐘(ナイン・フォール)』の音である。

 

②その鐘は数ヶ月にわたって全部で九回鳴る。

 

③九回目が鳴ると、そのミッション系の学校の裏手にある巨大な扉が開くという。

 

④その扉の正体は左財閥が出資していた地熱発電施設に通じる防火シャッター。

 

⑤鐘の音は廃熱のために防火シャッターが開く合図である。

 

⑥地熱発電施設が運用停止した理由は不明。

 

 

 ということだそうです……まあ、つまり『天空の塔』に繋がる『鱗の門(グラム・スケイル)』が開くってだけの話ですね。

 

 スシ君はそれを聞いて、一度中を確認してみることにしたようです。うん、その……最後いろいろありましたしね(白目)

 

 ゲームでの鐘の鳴り方は、原作の年以外はランダムです。今回は夜の自由時間中に九つ目が鳴ったので、すぐさま現場へ急行します。

 

 

 はーい着きましたね。それでは中に侵入していきましょう。

 

 

 下りながら確認しますが人の気配は無いです。

 あの日、グラチル達が破壊したところはある程度修理されているようですが、研究者達はちゃーんとこの施設を破棄したようですね。

 

 

 さてさて、ホールまで下りてきました。ここからは無重力エレベーターを操作して一気に下までいきます。探し物が見つかるように外壁部分は開けてガラス張りにしておいて、外を観察しましょう。

 

 もちろん気密を解除したりなど、トレーニングしながらですよ(鬼)

 

 あっ!見っけ!

 

 

〉〉塔の天辺。内部のコード類に引っ掛かるようにして彼女───母さんはいた。仰向けに眠る彼女の腹部にはあの時のアタッシュケースが乗っている。

 

 

 ちっ、やっぱりそいつもあるかぁ……。

 

 本来そこにいるはずの研究者みたいに抱えて落ちたわけでもないから……ワンチャン、マグマまで落ちて回収不能になってないかなぁと思ったのですが。

 

 ほら、そしたら空も悪さする必要無いじゃないですか!

 

 

 人生そんなに甘くないか……いやまぁ、これゲームだけど。

 

 

 

 うわぁ、スシ君がママン見ながらめっちゃ悲しそうな顔してますね……ストレス値大丈夫?

 しかも今まであったいろいろなことを語りだしましたよ。

 

 いや、本当にスシ君大丈夫?墓参りで近況報告とかよくやるけど、流石に死体(ミイラ風)に直接話し掛けるのは軽くホラーなんだけど……あれ?もしかしてSAN値チェック必要なのは私か?(混乱)

 

 

 

 

 

 

 さてさて、たくさん話していくうちに家に帰る時間になりましたね。さっさと帰りまっせ。

 

 

〉〉……会えてよかった。また来るよ、母さん。

 

 

 はい、エレベーター操作して地上に帰ります……もちろんトレーニングしながらな!!ステータスは上げられるときに上げましょう。

 

 

 

 

 

 

 

「お帰りなさい。さっき父さんが来てね、シイナへの荷物だけおいて帰っちゃったのよ。とりあえず部屋においてるから後で確認しといてね」

 

 

 え?南博士からの荷物とか厄ネタな気しかしないのですが。

 

 部屋に戻ると、手のひらサイズの正方形の物が机に置いてありますね。どうやら金属製のようです。

 

 特に開くところとかボタンがあるようには見えないのですが……ヒェッ!触れた途端にガシャガシャ音たてながら小人に変形しました!しかも南博士に似てますね、キモチワルっ!!

 

 

「やぁやぁシイナ君、久しぶりだね。君に直接プレゼントを渡すつもりだったんだが、僕もいろいろ忙しくて……代わりにコレ()を置いてきたんだ」

 

 

 ちっこい博士が小躍りしながらそんなことをほざいております。

 

 それで?プレゼントってなんのことですかね?このミニ南博士がプレゼントだったら即座にハンマーで砕いて捨てるんですが(過激派)

 

 

「彼だけにプレゼントを渡すだなんて不公平だろ?前にもいった通り、僕は君にも期待してるんだ」

 

 

 彼?彼って……ラ ス ボ ス のことかぁぁぁぁあああ!(サイヤ人)

 

 あ、いや、嘘です。別に怒ってませんよ?(情緒不安定)

 プレゼントを渡したということは、空の手に風の玉璽たる『バグラム』が渡ったようですね。

 とりあえず、尊い犠牲となったであろう数人の不良と二人の学生君に対して合掌しておきましょう(南無三)

 

 

「それじゃあ、御開帳~」

 

 

 うへぇ……今度はパッカーンと胸の部分が開きました。中から出てきたのは部品みたいですね。

 

 なにコレ?

 

 

「これは君に足りない玉璽の核さ。栖原君……君の母親が構想だけ練っていたが、資材が揃わずに完成に至らなかったものを僕が完成させたんだ。これを組み込めば君の無限の空(インフィニティ・アトモスフィア)が使えるようになる……まあ、僕としては複雑だけどね。重力(カミ)にケンカを売るために作った戦士に重力(カミ)の力を与えるなんてさぁ」

 

 

 最後のほう、ブツブツうるさいですね。

 

 それにしてもペットボトルの蓋くらいのサイズの部品で?そんなパワーでるの?ふーん……

 

 南博士の科学力は世界一ィィィィーーーーッ!(洗脳)

 

 …………はっ!私はなにをっ!?(錯乱)

 

 

〉〉受けとるか、受け取らないか……どうする?

 

 

 いやー、正直胡散臭くはあるんですけどね。将来的にラスボスを倒すために力は欲しいので受けとります。

 

 

「シイナ君。君には期待しているよ……いろいろとね」

 

 

 玉璽の核を取り出したら、そんな言葉を残してミニ南博士は部品一つ一つに別れるように崩壊していきました。

 ちっ、博士(偽)をボコボコにしてやろうと思ったのに残念です(真顔)

 




 うん、まあエタるよりかは良いか(目そらし)
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