エア・ギア【RTA風】   作:八知代

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 すまん!ヨ○ツ○の出番はここじゃないんだ!(ネタバレ)

 京言葉?よくわかんないんで変換してくれるサイトを使いました。なんかおかしかったら教えてください。


14話 in京都

 

 端からみたら金の亡者にしか見えないスシ君の地方出張、はっじまーるよー。

 

 

 はい、現在スシ君はヤスさんと共に京都府警でA.T事件の責任者であるオッサンの話を聞いています。

 え、なんでヤスさんも一緒なのかって?そりゃあ、スシ君一人じゃ助っ人だと信じてもらえませんから。

 

 

 さて、なんか「こないな格好のやつが?」とか「こちらに素顔も見せられへんようなやつには任せられまへんなぁ」とか「東京のもんに頼ったのは間違いでしたわ」とか言われてますがスルーです。

 まあ実際に今のスシ君は仕事着なんで、だいぶ礼儀はなってないですからね。仮面つけてますしフード被ってますし。色々言われるのもしゃーなしです。

 

 ついでにヤスさんもボロクソに言われてますけど、涼しい顔してますね。流石ダンディーな男は違うなぁ。

 

 

「あんのクソ眼鏡野郎、好き勝手言いやがって……シイナ、全力だ。アイツの鼻を明かしてやれ」

 

 

 ……府警を出た瞬間これですよ。ヤスさん超怒ってんじゃん(笑)

 

 まあ、適当に終わらせて帰りましょう。

 

 

 それでは京都観光……ではなくパトロールを開始します。

 ヤスさんですか?府警の人と一緒にいますよ。

 

 じゃけんさっさと一人で行きましょうね~。

 

 

 さーて、どこいこっかな~。清水寺、京都タワー、金閣寺、映画村。いろいろあって迷っちゃいますよ。

 

 とりあえず、地図(るるぶ)を確認しましょうか。たしか今いるのがこの辺りで「なぁーなあー、ええやないか。キミも一人で退屈やろ?俺らと遊ぼうや」ヤスさんは南の方に行ったから「わざわざおおきに。そやけど結構どす」逆方向に行きますか。となると「そないなこと言わんとってや。良いホテル知っとるねん、一緒に気持ちよくなろうや」ごはん……はまだお腹はまだそんなに空いてないんですよね「しつこい男は嫌われますえ。というか、そないな粗末なモノで満足させるなんて……ふふっ、冗談やろう?」よし、一番最初は金閣寺に行きましょう「なんやとこのアマって、イッたいなぁ!何やねん!!」

 

 

 何だ、お前(素)

 

 歩きながら読んでたら何かぶつかったみたいです。前を見るとチャラ男が二人と制服を着た背の高い女子が一人いました。

 いやー、うっかりうっかり。初めての京都観光でちょっと浮わついてたみたいですね。

 

 

「おいコラっ!聞いてんのかワレェ!調子ノってるといてこますぞ!!」

 

「てか見てみろや。こいつ、フードでよう見えんかったけどお面着けとるで。仮面戦士とかガキかよ、おもろ」

 

「クッソ気分悪いわ。おいワレェ、俺にぶつかっといてゴメンで済ますつもりやないやろうな?そこで土下座しろ。ついでに有り金も全部出せや」

 

 

 えぇ、なんかいちゃもんつけられた……めーんーどーいー。無視して金閣寺行きましょう。

 

 

「おい無視すんなや!俺を無視してどこ行くきやねん!おいコラっ!おいっ!……テメェっ!!!」

 

 

 おっと、いくら浮わついてるとはいってもソレは当たりませんわ。すれ違いざまに横顔を殴られそうになりましたが、ゆらゆら~っと回避します。

 A.Tは履いて無いですが余裕で避けられますね。

 

 A.Tを履いてない理由は単純。京都府警のオッサンからNGくらったからです。いやー、皆さんよっぽど野良暴風族に手を焼いてるんでしょうね。協力者(スシ君)がA.Tを使うことにも良い顔しなかったですもん。

 

 だから今回A.Tを使えるのは、事件に対処する場合と現場に急行する場合のみですね。観光(パトロール)中は歩くか公共交通機関を使えということです。まあ、ゆっくり見て回りますので全然構わないのですが。

 

 

「クッソ!ヒラヒラ避けんなや!大人しく殴られんかいっ!!」

 

「何やねんコイツ、こっちは二人がかりやぞ!」

 

 

 いや、そろそろ君らも諦めなよ面倒臭いな。ちょっと諦めてもらいましょうか。

 

 右から殴りかかってきたチャラ男の腕を取って足を軽く引っ掛けてやると、チャラ男は一回転して背中を地面に叩きつけられる。

 痛くて起き上がれないみたいなので腕を離して差し上げましょう。

 

 隙を見せたなと言わんばかりに後ろからもう一人のチャラ男が殴りかかってきましたね。振り向きざまにその手を払います。そのまま隙だらけで間抜けな顔面を右手で掴んで後頭部を地面に陥没するほど叩きつける……まではしなくていいですね。痛みでのたうち回る程度にとどめてあげましょう。ほら、今仮面つけてて正義の味方モードだから、多少はね?

 

 

 というわけで、チャラ男二人の討伐完了。これに懲りたら二度と俺にいちゃもんつけんなよ、ぺっ!……不注意でぶつかったのはこっちだとか言ってはいけない。先に手を出した方が悪なのだ(ごり押し)

 

 

 さーて今度こそ金閣寺に行きましょうかね。

 

 

「ねぇ、アンタ。けったいな格好してるわりに強いんやな」

 

 

 バス……はお金が勿体ないので徒歩ですね。いろいろ見て回りながら行きましょう。えっと、まずはこの通りを真っ直ぐ行って……って進めない。誰ですか邪魔するのは?こっちは急いでるっていうのに。

 

 

「いけずやわぁ。さっきのチンピラみたいにしつこいのも邪魔くさいけど、アンタみたいにあっさりしすぎなのもどうか思いますえ」

 

 

 スシ君の肩を掴んで進めない様にしていたのは、先程のチンピラに絡まれていた制服女子のようです。黒セーラーでロングスカートとかスケバンかよ(偏見)

 というか背高いですね。遅れてきた成長期真っ最中のスシ君が177㎝なんですが、それよりほんの少し高いです。ほんの少しだけな!

 

 てかよく見たら笑顔に見えて目元が笑ってないですね、あら怖い。

 

 

「あら、旅行雑誌……金閣寺どすか。さっき助けてくれたお礼に案内してあげましょか?」

 

 

 いや、別にあなたを助けた覚えも無いし、目的地も自分で行けるんで結構です。というかなーんかこの制服女子見たことある気がしますね、どこででしょうか?

 

 

 まあどうでもいいですね(諦め)

 

 さっさと観光しにいきましょう。

 

 


 

 

「そないな寂しいこと言わんでおくれやす。こないな面白そうな人を逃すなんて勿体な……ちゃうくて、ここで会うたのもなんかの縁、もう少し一緒にいさせてほしいわぁ」

 

「……さっきも言ったけど遠慮する。俺もいろいろやることがあるんだ」

 

 

──Prrrr....Prrrr....Prrrr....Prrrr....Prrrr……

 

 

「もしもし。あぁ、ヤスさん……窃盗ですか。場所は……はい、はい……わかりました、すぐ行きます」

 

 

 電話を切ったシイナは旅行雑誌を開き、地図を確認する。しかし、見通しが甘かったようだと仮面の下で眉をひそめる。雑誌に掲載してある地図では細かい住所までわからなかった。

 まあ、近くまで行ければあとはどうにでもなると思い直して小さく息を吐く。

 

 

「どこにいきとおすか?」

 

 

 女はシイナの両肩に手を置き、後ろから雑誌を覗き込みながら耳元で囁く。

 

 シイナは目だけをそちらに向け、少し考えて先程電話で聞いた住所を伝えた。一応、方向だけ聞いて別れようと考えたのだ。

 

 

「ん、ほな行きましょか」

 

 

 彼女は微笑みながらシイナの手をとり、導くように歩きだす。

 

 

「待ってくれ、方向さえ教えてもらえれば自分でっ」

 

「まあまあ、そんなん言わんと。さっきも言うたやないどすか、ここで会うたのもなんかの縁かて。アンタの用事に付き合いますえ」

 

「いや、なんであんたがそんなに楽しそうなんだ?」

 

「そう見えるんはワクワクしてるから。さ、ついたで」

 

「ここは駐車場?なんでこんなところに……ってバイク?」

 

 

 彼女はバイクの前でようやくシイナの手を離した。シイナはバイクに明るくないため車種などはわからなかったが、女性が乗るにはゴツいなと感じた。

 

 

「おもんない学校を抜け出してきて正解やったわ。今日はええ日になりそうやな」

 

「抜け出した?あぁ、どおりで。平日の昼間なのに制服だからおかしいと思った。学校はちゃんと行ったほうが良いんじゃないか?」

 

「それ、お互い様ちゃう?アンタもウチとそないに変わらへん年や思うんやけど、どや?」

 

「さて、どうだろうな」

 

「いけず」

 

 

 軽口を言い合いながら女はバイクに跨がり、エンジンをかける。シイナはその様子を見ながら先程の感想を少し改める。

 確かにゴツいが、長身の彼女が跨がりエンジンをかける姿は大変様になっている。端的に言うと格好いいと思った。

 

 

「ほな、そろそろ名前を聞かしてもらいましょか。いつまでもアンタじゃ色気があらへんやろう?」

 

「あぁ……名前、な。えっと……仮面、暴風族(ライダー)……だ」

 

 

 シイナは顔をそらしながら、名前とも言えない偽名を告げる。それを聞いた女はきょとんとした顔をして、すぐに破顔した。

 

 

「ふふっ。仮面ライダーねぇ、まあええわ。白昼堂々そないな仮面のつけてるくらいやさかい、いろいろ隠したいことあるんやろ?……オシャレでやってるなら改めた方がええと思うけど」

 

「顔を覚えられると面倒なだけだ。それであんたの名前は?」

 

「ウチのことはベンケイって呼んでおくれやす。一番気に入ってる渾名で、本名とちゃうけどええどすなぁ?」

 

「構わない」

 

 

 シイナの言葉を聞いて、ベンケイは満足そうに頷く。更に自分の座るシートの後ろを叩いてシイナを促した。

 

 彼女は、渋々従ったシイナが自分の後ろに座ったのを確認して前を向く。

 

 

「ほな、ライダー。楽しい楽しい初デートと行きましょか」

 

 

 ベンケイは茶目っ気たっぷりにそう言って、アクセルを回した。

 

 




走者の言い訳↓
「だって若かったし、セーラー服だったし……てか豹柄シャツ+黒ブラ(仮)のアノ服じゃないとわからn(以下略」

作者の言い訳(長文)↓
正直「ベンケイ」って呼び方は「ヨシツネ」が居たからこそのものだとは思うんですよ。「ヨシツネ」の下についてるから「ベンケイ」と呼ばれるようになった、みたいな。

しかし作者はどうしてもベンケイと何かしらの関係を築きたかったんですよ。
でもあんな男前で天才なヨシツネと先に出会ってたらスシ君の印象薄れちゃう!!って思ったので「ベンケイはまだヨシツネとは出会って無い」という設定でいきます。

 ヨシツネ好きの皆さん、許してヒヤシンス。
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