エア・ギア【RTA風】   作:八知代

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感想が来ていることにビビり、評価バーに色がついていることにビビり、日間のランキングに載っていることにビビりました。

そんなに人を悦ばせてさぁ、あんたら誇らしくないの?


4話 貴様!みてるなッ!

 世界一位の男に媚を売るRTA!もう始まっている!!

 

 

 南米の主婦層の辺りには八位だと言っている男もいるが、とんでもない世界一位は世界一位なんだよ。

 

 

 失礼。変な電波を受信しました。

 

 

 

 はい、というわけで現在倍速にてキリクとのバトルをお茶の間にお送りしております。

 

 

 てゆーかなんでかよくわかんないんですけど、スシ君が目覚めたのが廊下じゃなくてマイルームだったんですよね……スシ君、寝てる間に歩いたの?ホラーじゃん。

 

 

 まあ、なんであれ「持久力」全快なのは良いことなので問題はありません!

 

 

 

 さあさあさあさあ、スシ君!鬼のようにキリクにバトルを申し込むのです!!倍速で!

 

 

 

 そうですね~、A.T歴三日目のスシ君の戦レベルはようやく20に到達って感じでしょうか。具体的に言うと“小烏丸”結成当時の仏茶といい勝負ですね……クソ雑魚過ぎぃ!

 

 そんなわけでスシ君は限界までキリクに挑んで、どうぞ。もちろん倍速で!

 

 

 

 

 うーん……時間があるので、このゲームでの「(バトル)レベル」についての説明を簡単にしましょうか。

 

 ズバリ「戦レベル」とは!ライダーの強さの指標である!終わり!以上!閉廷!皆解散!……だめですか?そうですか。

 

 

 詳しいことは有志の攻略wikiを見てもらいたいのですが……まあ、いいです。

 

 このゲームで戦レベルを手っ取り早く上げる方法は「技術」のステータスを上げることです。

 有志の分析によって「技術」「機動力」「攻撃力」「耐久力」「持久力」の順番で戦レベルに影響しやすいことがわかっています。計算式は難しくてよくわかりませんでした(小並感)

 

 まあ、ステータスを上げる以外にも方法はあります。「道」を極めることによっても戦レベルは上がりますし、感情などによっても一時的に上下します。

 

 ちなみにオニギリは原作のラストバトルで、怒りとエロの力で戦レベル36から360まではねあがりました。えぇ……(ドン引き)

 

 

 

 あ、ところで!皆様は私が目指しているトロフィーである【空の王への鍵】の獲得条件を覚えていらっしゃるでしょうか?

 

 そう!オリジナルキャラで「王」の称号と「オリジナル玉璽」を入手することです。

 

 この「王」の称号を得るには、戦レベルが80前後なくてはいけません。なので、こ↑こ↓を出るまでに少なくてもそのレベルには到達しなければならないのです。

 

 がんばれスシ君!まけるなスシ君!

 

 

 

 ちなみに試走では、脱走までのタイムリミットは一年くらいに設定されていました。成功体でもその辺は変わり無いみたいです(wikiチラ見)

 

 目標まで上げれたならば、そのあとは寝て過ごすなりして時間を潰(スキップ)します。

 

 

 しっかり最速で駆け抜けてやりますから!見とけよ見とけよ~。

 

 

 あ、等速に!

 

 

「シイナ!君の力はこんなものか!?」

 

 

〉〉目の前を走るキリクに追い付けない。一体、キリクと何が違うのだろうか。わからない。わからない。わからないなら……シらなくては。

 

 

「そうだ!食らいついてこい!」

 

 

〉〉あぁ、そうか。こういうことか。

 

 

 おっ、どうやらボーナスイベントだったようですね。「技術」と「機動力」が素晴らしくのびました。いいゾ~コレ。

 

 

「……今のは悪くない走りだった。+5点だ」

 

 

〉〉キリクに褒められた。走りのコツを掴んだ。

 

 

「それじゃあ、続きを……って言いたいところだけど、このあと先生たちに呼ばれてるんだ」

 

 

 流石No.1。底辺グラチルのスシ君と違って忙しいようですね。ていうか、あの女研究者以外に接触されて無いんですが……え、なに?もしかしてスシ君、嫌われてるの?ヤメロォ(建前)ナイスゥ(本音)

 

 まま、ええわ。とりあえず、好感度は下げたくないので素直に見送ってさしあげろ(ホモ)

 

 

「ありがとう。また明日」

 

 

〉〉キリクを見送った……さて、どうする?

 

 

 練習(即答)

 

 

 走って!飛んで!殴って!蹴る!この繰り返しなんでもう一回倍速……あれ?できないですね。なんでですかね~、頭に来ますよ~。

 

 

〉〉練習をしていると、何処からか視線を感じる。周囲を見渡すが誰もいない。気のせいだったのだろうか?練習を再開する。

 

 

 お前の自意識過剰なんじゃねぇか?

 

 

〉〉やはり気のせいじゃない。やはり誰か……風?

 

 

 ヒェッ!まっまさか!?やべぇよ…やべぇよ…風とか激ヤバじゃないですか。まさかの未来のラスボス登場ですか?

 …………ンアーーー!やめてください!タイムが壊れるどころかゲームが終わってしまいます!もう一回ガチャをするのは嫌なんですぅう!(発狂)

 いや馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前(天下無双)

 

 

「君がキリクの言ってた楽しみ?」

 

 

〉〉背後から声がする。振り返ると此方の目と鼻の先に、女の子の目と鼻の先があった。近い。 少し離れるとようやく彼女の全体が見えた。此方よりも少し低い身長。膝まで伸びた桃色の髪。彼女の整った顔を見てキリクを思い出したのは、その瞳に浮かぶ十字のせいだろうか?

 

 

 ハァーーーー……(クソデカタメ息)

 

 心配して走者の寿命が五年縮みました。縮めるのはタイムだけでいいんですよ!(半ギレ)

 なのでとりあえず †悔い改めて† どうぞ。

 

 

「ねぇ、聞いてる?」

 

 

〉〉キリクの言った楽しみが何かを知らないことを伝える。

 

 

「ふーん、そっか。まあそれはいいや。君、名前はある?それとも番号で呼ぶ?」

 

 

〉〉なぜそんなことを聞くのだろうか?とりあえず、栖原椎名と名乗っていると教える。

 

 

「へー、シイナっていうんだ。私はシムカ。シイナとシムカなんか似てるね」

 

 

 は?(威圧) 一文字しかあってないんですが、それは?(ノンケに厳しいホモ)

 

 

〉〉彼女───シムカに何の用か尋ねる。

 

 

 「別に。ただキリク──あぁ、キリクと私は双子なの。キリクがお兄ちゃんで私が妹。でね、昨日キリクの様子が変だったからあとをつけてきたの……途中で見失ったから、ここから出てきたキリクを見つけられてラッキーだったよ。それで……君はキリクと何してたの?」

 

 

 (そんな細かい経緯きいて)ないから。やっぱり女は駄目だな(ホモ)

 

 

〉〉隠すことでもないので、キリクにはA.Tの練習に付き合ってもらっていたことを話す。

 

 

「じゃー、私がキリクの代わりに相手してあげようか?」

 

 

〉〉……どうする?

 

 

 スシ君に丸投げされてしまった……まぁ、いいです。提案に乗ってさしあげろ。

 

 

 と言うわけでバトル開始です。

 

 

 さきほどシムカ自身が言っていた通り、キリクとシムカは一卵性違性双生児───つまり、双子です。ついでに彼女もキリクと同じく、グラチルのなかでも数少ない成功例です。

 

 そんな彼女、A.Tの技術は高いのですが、戦闘力はありません。ステータス的に「調律」に高い数値振ってるからですね。

 

 

 なので、経験値的には正直おいしくありません。

 

 じゃー、なんでわざわざ付き合ってる?RTAにならないじゃん?馬鹿なの?死ぬの?

 

 そーんな声が画面の向こう側から聞こえてきますね。大丈夫です、意味はあります。

 

 

 必要なのは彼女のカリスマ性による人脈です。

 

 

 現在のシムカは原作開始時と比べて、落ち着いた性格です。たぶん広い世界に出て刺激されたらイッキを魅了する小悪魔に進化するんじゃないですか?(適当)

 

 それでも、カリスマ性やコミュ力の片鱗はみられます。彼女の好感度を上げれば スシ君強くなりたい→スシ君練習相手を求めてる→シムカ皆を紹介してあげようか?→スシ君オナシャス! というコンボが繋がるんですよ。やったねスシ君!家族(経験値)が増えるよ!

 

 

 Q.いやいや、世界一位さんがおるやんけ!

 

 

 はい、もちろん経験値がもっともうま味なのはキリクです。しかし、今回のようにキリクがいないことは残念ながら今後もあります。

 その時のために、練習相手はいくらいても困りません。

 

 さらにいうなら、同じ相手とばかり連続してバトルしていると得られる経験値が徐々に減っていきます。飽きてくるんですね。

 なので途中で別のヤツを挟んでリセットさせましょう!

 

 

 ちなみにキリクも性能No.1グラチルなんでカリスマ性はあるんですが、紹介とかはしてくれません。別にコミュ力が無いとかそういう訳じゃないんですが、自分が相手をするのが(経験値的に)一番効率的だって分かっちゃってるんですよね。

 

 キリクが唯一紹介してくれるとすれば、一番仲のいい未来のラスボスくらいです。おいヤメルルォ!

 

 

 今のクソ雑魚の状態で未来のラスボスと会ってしまうのはヤバイです。

 

 キリクの紹介か、どないなヤツや?→なんや、くっそ弱いやんけ(憤怒)→コイツいる?いらんやろ?→(バトル中に)すまんのぉ、力加減まちごぉて思わずプチッと潰してもーたわ(笑)

 

 というコンボが成り立ちます。関西こわっ(偏見)

 

 

 そんなわけで、シムカとはある程度仲良くしときましょう(QED)

 

 

 

 

「ねぇ、シイナは重力子なんだよね?なのにどうしてそんなに下手くそで弱いの?」

 

 

 ぐはぁっ!(critical)

 

 

〉〉そんなこと聞かれてもわからない。むしろ此方が聞きたいくらいだ。

 

 

 せ、センセンシャル。かわりに光の速さで強くしてあげるから許して?許せよ(豹変)

 

 

〉〉シムカはキリクほど強くはないが、動きの一つ一つが洗練されている。参考になりそうだ。

 

 

 おう、スシ君はやっぱりガリ勉ですね。ぐいぐいステータスがあがりますよ。

 

 

「……シイナって、体力だけはあるんだね。私疲れちゃった。もう晩御飯の時間だから帰らない?」

 

 

〉〉気づかなかった。シムカの動きに集中して、時間を忘れてしまっていたようだ。今日はもうこれくらいにして自室に戻ろう。

 

 

「シイナの部屋、ついていってもいい?」

 

 

 え、なんで?

 

 

〉〉なぜ?

 

 

「何となくだよ。それとも、知られたら困ることでもあるの?」

 

 

〉〉特にそういうことがあるわけではない……さて、どうする?

 

 

 正直、気乗りしません。しませんが、好感度……ひいてはタイムのためです。許可しましょう。

 

 

〉〉特に面白いことはないぞ、と前置きをしてから自室に向かう。後ろからシムカがついてくる。ちらりとそちらを振り返ると、彼女がうっすら笑っているのがみえた……なぜ?

 

 

 大丈夫大丈夫、そいつ誰にでも大体そうだから。

 

 話し掛けてくるシムカに適当に相づちイれてたら、そこはもうマイルーム。

 嫁入り前の女の子が異性の部屋に入るもんじゃありません!とかなんとかいって追い返しましょう。

 

 

〉〉シムカは文句を言いながら帰っていった。本でも読もうかと思っていると、扉がノックされる。

 

 

「私よ。開けるわね」

 

 

〉〉そう言って入ってきたのは先生だ。何の用だろうか。

 

 

「A.T見せてくれる?……あぁ、やっぱりボロボロね。たった二日でよくここまで酷使できたものだわ。そういうわけで、また預かるわね……そんな顔しないの。ちゃんと明日の朝には返してあげるから」

 

 

〉〉先生はA.Tを持って無い方の右手で、此方の頭を撫でてくる。先生の顔を見上げると、彼女はひどく驚いたような顔をしていた。すぐに頭から手を離し、足早に扉から出ていった。今のは何だったのだろうか?

 

 

 うん、本当になに?研究者は基本的に事務的なことしか話してきません。A.Tの調律だって月1くらいでしかやんないですよ。

 

 なに?好感度高いの?モブの癖にチョロいの?無駄にイベントおこすようなら再走案件なんですが(ガチギレ)

 

 

 ……考えた結果、続けることに決定しました。キャラクリの貯金もありますし、なにより「第一世代重力子(成功)」を捨てるには勿体無いです。

 

 取り返しのつかないガバをするまでは駆け抜けようと思います。ほら、他に記録がない今なら走り抜ければ自動的に最速だから。

 

 

〉〉本を読んでも集中できない……もう寝ようか?

 

 

 おう、寝ろ寝ろ!

 

 

 はい、と言うわけでオートセーブが入ったんでここで区切りまーす。見てくれてありがとナス!

 

 

 


 

 

 

「栖原椎名って、自分でつけたの?」

 

「いや、先生がそう言ったから名乗っているだけ」

 

「職員の人が名前をつけてくれたの?」

 

「そういうことになる」

 

 

 会話が止まる。数時間一緒にいてわかった。この栖原椎名という少年は、口数がひどく少ないうえに、表情が動かない。無表情で地に倒れ伏している様には軽く引いた。

 

 

「シイナは何歳?」

 

「知らない」

 

「いつもは何してるの?」

 

「三日前にA.Tを貰ってからはほとんど練習」

 

「……じゃあ、それより前は?」

 

「覚えてない」

 

 

 何でもないように彼は言った。

 私たちは人工的に生み出された存在。だから見た目の年齢そのままかと言われると、一概にそうとは言えない。

 

 それでも一年程度の誤差だ。

 

 彼の見た目は十歳前後に見える。明らかにおかしいだろう。

 

 しかし、彼の言葉に嘘は無さそうに感じる。そうであるのならば、彼は今まで何処で何をしていたのか。

 

 本当に何も無い?それとも何も無いようにさせられた?

 

 

「シイナはどうしてそんなに一生懸命練習するの?」

 

「重力子だから。そうあれかしと生み出されたのに、下手くそなままでは存在価値がないだろう」

 

「……」

 

「ついたぞ」

 

 

 彼は一つの扉の前で止まる。

 

 

「入っていい?」

 

「駄目」

 

「なんでー」

 

「シムカは女だろ。自重しろ」

 

「べぇーだ。シイナのケチ」

 

 

 私はそう言って元来た道を駆け登る。

 

 シイナの居場所は、私たちのところよりもずっとずっと深いところにあった。

 

 

 


 

 

 

 ボロボロになったホイールなどの部品を新しい部品と交換し、組み立てる。

 

 組み立て終わり、古い部品をみる。

 

 

 ホイールは摩擦ですり減り、中のパーツも熱や衝撃で変形しかけている。

 

 

 それらを持って立ち上がり、部屋の隅にあるボックスに丁寧にしまう。

 

 

 

 

 また増えてしまった。

 

 

 

 

 




RTAとエア・ギアの人気を思い知りました(小並感)

そんでもって貯金がなくなりました。

暫く時間が空きます。許してクレメンス。

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