→とりあえず「風」のなかに「翼」あるということにします(「炎」のなかに「時」がある的な)(7月25日時点)
今日も今日とて全力疾走なRTA、はっじまーるよー!
「判断が遅い!―10点!僕の走紋をよめ!癖を把握しろ!君にも
〉〉キリクの言っていることはわかる……しかし、追い付けないのだ。まだ壁は高い。
見ての通りキリクとバトってまーす。
さて、スピとの
ポポン──“
ポポン──“
ポポン──“
ポポン──“
ポポン──“
ポポン──“
ポポン──“
ポポン──“
ポポン──ポポン──ポポン─ポポンポポンポポポポポポポポン
ん、これですか?この二週間分にきたシステムメッセージです。
え?見所さんがありそうな部分省いてんじゃねーゾって?
大丈夫ですよ。「ドーモ。ドントレス=サン。スシです」「ドーモ。スシ=サン。ドントレスです」くらいの軽いやり取りして、バトルしてただけですから。
……は?(威圧) 何でこんなことになってんの?
キリク以外の練習相手は何人いても良いとは言いましたが、限度があるでしょ限度が!なんで
その上、ポンポンポンポンいろんな「道」走っちゃってさぁ、スシ君恥ずかしくないの?
大体、これもあの女狐が悪いんですよ!スピとバトルする前から毎朝マイルームに来てましたけど、あの後からベッドに潜り込んでくるようになったんですよ!
夜はちゃんと鍵閉めて、一人で寝てるんですよ?でも朝になったら絶対横に居るんです!「左手が温かい。自分のではない、いい香りがする」なんてテキスト!タイムロスでしかないんですよ!(絶許)
そして!朝から「今日は練習に○○が来てくれるって」なんて言ってくるんです!
あろうことか、こちらが断っても「ん?よく聞こえない」て言ってくるんです!エンドレスに!
こんなん(タイム的に)断るに断れんやろがい!(突然の関西)
その時のシムカの顔といったら……殴りたいあのドヤ顔。
チカレタ……(小声)
まあ、この調子なら試走よりもかなり早く戦レベル80に届きそうなので、このまま走ります。そのあとは誰にも会わずにステイルームするので、無駄におきたイベントのタイムも帳消しになる予定なので構いません。
「……時間だ。あとは頼んだよ、シムカ」
「はーい、いってらっしゃい」
「僕も居るんだけどなー」
〉〉シムカを真似して、キリクに手を振る。キリクはトレーニングルームから出ていった。
「それじゃ、久々に僕とやるかい?」
〉〉スピの言葉に頷く。時間が惜しい。
はい、バトルはじめー。残念なことにこ↑こ↓最近、スシ君が瞬殺されなくなってしまいました。ゾンビ戦法がガガガガ。
まあ、いいですけど(手のひらクル)
〉〉練習はしているが、まだスピのような炎は出ない。“時の道”の走り方も教わったが、追い付けない相手には意味がない。
「いいね、悪くない!もっとペースを上げようか!」
〉〉スピの姿がぶれる……が、見えた。正面から、ミドルキック。それを迎え撃つように右足を振るう。
「なんや、おもろいことしとるやないか……ワイらも混ぜてーな♡」
あっ……(察し)
〉〉全力で出した右足が、風に押し返されるように吹き飛ばされる。バランスをなんとか整え、声の方を見る。此方とスピの中間に二人の少年がいた。
おいヤメルルォ!描写するな!シュレディンガーの猫なんだよ!(錯乱)
〉〉身長は此方とあまり変わらないくらい。歳も同じくらいだろう。襟足が肩まで伸びた黒髪の癖っ毛。二人とも全く同じ姿に見える。あえて違うところを探してみるなら、片方は少し不機嫌そうな顔をしていて、もう片方は笑顔なのに笑ってない……ような感じがすることだろうか。どちらも糸目であることは変わらないが。
あ゛あ゛も゛お゛お゛お゛や゛た゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛!!!
わかっています、知っていました!こいつらにあわないなんてことは、ストーリー的に不可能であるということは!だって脱走時に「お前だれや?」なんてことなったら興醒めですからね!
だから!できるだけ出会わないように試走の時にお前らのことストーキングしまくって!この辺りのトレーニングルームには来ないって!何回も確認したのに!!
重力子らしい戦レベルになってから会えば「ほーん、よろぴく」くらいの軽い感じで流してもらえるから!それを!狙ってたのに!
それなのに……なんでこんな時に来るんだよ!今戦レベル59やぞ!弱いものイジメ反対!!しかも、なんの「道」走るかも決まってないのにっ!!
〉〉不機嫌そうな方の少年がシムカに近づいていく。
「シムカ、最近全然見かけんと思ったら、こないな場所に居ったんか」
「……そうだよ。二人は何しに来たの?」
「そんな言い方すんなや、シムカ。聞いたで~、ワイら以外で楽しそーなことしとるらしいやないか……なぁ、お前も仲間はずれはよーないと思うやろ?」
〉〉笑ってるのに笑ってない方が、此方に話しかけてきた。どちらでもいい、と答える。
「はー、つまらんのぉ。もうちょい言葉のキャッチボールっちゅうのを楽しんだらどーや?」
〉〉───風。それを感じたときにはすでに少年が目の前に立っていた。「まー、キャッチボールなんぞしたことないけどなー!ほーれ、笑えや。仏頂面がぁ」と此方の両頬を引っ張っている。
「シイナも困ってるからその辺でやめないか?」
「あぁん?シイナ?こいつ一丁前に名前決めとるんか」
〉〉苦笑まじりのスピの言葉に少年は反応する。此方の頬から両手を離し、少し後ろに下がる。
「俺はSA-503B、ほんであっちで童貞くさくシムカに絡んどるのが弟のSA-503Cや」
「ドーテー言うなや!てかお前もやろが!」
「あー、聞こえん聞こえん。ところでお前、ここでみんなと楽しく走っとるらしいな……ワイとも走ろうや、シ・イ・ナ・く・ん」
〉〉断る理由はない。
ああ逃れられない!(カルマ)もうやだあああああ!!うー☆うー☆うー☆(カリスマブレイク)
どうする?再走?再走なの?結構いい感じで来てたのに?こんな序盤で?またリセマラしなきゃなの?
ンガーーーー!
私だって走者の端くれ!!この程度の試練!私の華麗なるPSで!のりきってみせますよ!
馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!(天下無双)
ほら!バトル始めだコラァ!(ここまでの思考時間1秒)
今回は空との一騎討ちですね。とりあえず、あいつは耐久ゲージ半分までは舐めプしてきます。
そこまで減らすことが出来れば、ある程度実力があるものと判断してくれるます……このレベル差で削りきれるかわかりませんが。
使うのは一番使いなれている“炎の道”にしましょう。「風」との相性も悪くありませんから。
Q.なんでいろんな道走れるくせに限定するの?舐めプなの?馬鹿なの?死ぬの?
A.嫉妬されて要らない(死亡)フラグがたちます。才能の使い方にはご注意ください。
オラ!クラエッ!アッイタイヤメテッ!ヨワイモノイジメハンタイッ!…ト!オモワセトイテ…シネヤコラーッ!!
あー、ようやくゲージの四割を削れました。まじで腱鞘炎になりそうです……ちなみにスシ君のゲージは
「ほれほれ!もっときばらんかい!」
〉〉……風を読んで。
ファッ!?やめろスシ君!それだけは本当にいけない!
〉〉……掌で風を掴んで。
ンアーーーッ!!そんな(面倒な)ことしなくていいから!
〉〉彼との間にある風の壁を──抉じ開ける!!
「なっ、ワイの風をっ!」
〉〉一瞬の動揺。SA-503Bと此方に遮るものはもうない。超高速移動により炎を灯しながら肉薄する。相手の頭部に向かって右足を振り抜き、体を数m先まで吹き飛ばす。右足に残る確かな感触……浅くはないだろう。
…………。
〉〉土埃がはれる……いや、風により強制的に排除された。彼の体には掠り傷がいくつか見えるが、何事もなかったかのようにしっかりと立っていた。隙をついたと思ったが、また風の壁に阻まれてしまったらしい。此方はこれまでの戦闘で体中傷だらけだし、足を酷使してしまった……限界だ。片膝を地面につける。勝敗は明らかだろう。
「……「炎」だけやなくて、ワイと同じ「風」を使ったやて?」
〉〉そう呟いた彼の顔。ひそめられた眉、ひきつった口元。細い目から少しだけ覗かせた瞳は、酷く濁って見えた。背筋に冷たいものが走る。空気も重い。
「……まあ、ええわ」
〉〉その一言で、空気が弛緩する。SA-503Bは最初に会ったときのように笑っている。さっきまでの表情が幻だったかのように感じてしまう。
「なあ、名前。もっかいちゃんと教えてーな」
〉〉息を切らしながら、栖原椎名と呟く。
「スバラシイナ……覚えたで」
〉〉SA-503Bは此方にきて、耳元に顔を寄せる
「仲良くしようや、な?」
〉〉そう言って此方の肩をポンと叩き、そのまま出口の方に向かう。「ちょっ!置いていくなや!」とその後にSA-503Cも続く。二人が出ていったあとのトレーニングルームは、静寂に包まれてた。
ポポン──“
ポポン──“
…………………………。
ふざけんじゃねぇよお前これどうしてくれんだよ!(ガチギレ)
ボロボロになった彼を問答無用でメディカルポッドの中に放り込む。
思わず頭を抱える。
「記憶が消えても、結局は同じところに辿り着くんだねぇ」
「異性の部屋にノックもなしに入るなんて、神経を疑いますね……大した用がないなら出ていっていただいてもよろしいですか、南博士」
あぁ、人が入ってきたことにも気づけなかった。しっかりしなさい。
「つれないなぁ……まぁ、いいや。ちゃんと用事はあるさ。彼の様子を見るっていうね」
「……」
「おお、怖い怖い。そんなに怒らないでくれたまえ。ちゃんとデータを渡してくれるなら、君達を引き離したりしないさ。私は優しいから、ね」
引き出しからUSBメモリを取りだし、机の上に置く。
「どうぞ。あの子が起きてからの三週間分の記録です」
「ありがとう。ところで、今回は改竄はしてないよね?」
「……まるで、以前に私が改竄したことあるかのような言い方ですね」
彼は眼鏡の奥でキョトンとした目をみせる。三秒ほどしてから右手でハットを持ち、顔を隠すような位置に動かす。クックックと小さく笑っているようだ。肩の動きは隠す気が無いらしい。
「あー、そうだったそうだった。彼の記憶喪失は、A.T訓練中に頭を打ってしまった事によるもの。つまりはただの事故だったね。うん、覚えてるよ」
「……」
「じゃー、用事は済んだので私はこれで。またね栖原君」
……さて、塩は何処だったかしら?
どんどんキンクリしていくぞー(RTAにあるまじき行為)