そして……未来ハーモニー……あなぽむ……冒頭シーン……
「歩夢、そろそろ帰ろう」
「侑ちゃん、先に帰っていいよ」
歩夢は部活動日誌を書いていた。手伝いたいけど…………きっと歩夢は『大丈夫だよ』って言って断るかもしれない…………
それならと思い、私は歩夢の前に座り作詩ノートを開いた
「帰らないの?」
「ん?ちょっと良いのが浮かんでね。すぐに書き出したくって」
「そっか♪」
歩夢、嬉しそうだな。歩夢の嬉しそうにしているところを見ているだけで、私も嬉しくなる
少しすると、部室が夕日に赤く染まっていた。
「ん~」
「書けたの?」
「ちょっと集中が切れて……歩夢は?」
「私は終わったよ」
「そっか……続きは家に帰ってから……あ、そうだ」
私はあることを思いだし、鞄からレインボーコッペパンを取り出した。
「それこの間かすみちゃんが作った……」
「うん、あの時は用事があって食べられなかったから……かすみちゃんがまた作ってくれたの」
「美味しかったよ~」
それなら……早速食べよう……としたけど歩夢の顔を見て、私はレインボーコッペパンを半分にして歩夢に渡した。
「いいの?」
「私一人で食べるの悪いから……それに美味しいものは歩夢と食べるとより美味しくなるから」
「なにそれ~」
歩夢はクスクス笑うけど、本当のことだもん
私と歩夢は同時に食べると……うん、本当に美味しい
「本当だ……この間食べたときより美味しい。侑ちゃんと一緒だからかな?」
「きっとそうだよ~」
フッと歩夢の口元にクリームがついてることに気がついた。
「歩夢、ちょっと動かないで」
「う、うん」
私は口元についたクリームを指で取る。取る際に少し歩夢の唇に触れ……
柔らかい……
「取れたよ」
「ありがとう」
お礼を言う歩夢だけど……私としてはもう一度歩夢の唇に触れたくなっていた。
歩夢とちょっとした同棲が始まってから、何だか変な欲が出てきてしまう。
少しは押さえないといけないけど…………
我慢はよくないよね
「歩夢、ちょっと動かないで」
「えっ?また付いてた?」
私は歩夢の問いに答えず、唇に触れた。
歩夢は突然のことで顔を赤らめているけど…………
「…………」
「…………」
指を離して、私は……
「ちょっとお手洗いに……」
「侑ちゃん‼」
歩夢に呼び止められて振り向くと……歩夢が私の唇に指を当てた。歩夢の指が離れると……
「これでおあいこだよ」
歩夢は照れながらそう言うと、私は思わず恥ずかしくなり……部室から出ていくのであった。
思わず出ていったけど……私って……へたれかな?
落ち込んでいると、歩夢の唇に触れた指が目に入り……自分の唇に…………
歩夢side
侑ちゃん、出ていったけど……追いかけた方がいいかな?
どうしたらいいかと考えていると……侑ちゃんの唇に触れた指が目に入り……
「侑ちゃん……柔らかかった……」
侑ちゃんの唇に触れた指を自分の唇に付けて…………我に帰り、ものすごく恥ずかしくなっていた。
なお、一時間で書き上げました