二人が結婚するまで○話   作:水甲

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三ヶ月ぶりの更新かつ最終回です


二人が結婚した日

イベント当日…………私はドレスに着替え終わり、歩夢の控え室を訪れると……

 

「歩夢……着替え……」

 

私の目に飛び込んできたのは、白いドレスを纏った歩夢の姿だった。本当に……歩夢……綺麗だよ……

 

「あ、侑ちゃん……ドレス似合ってるね」

 

「…………」

 

「侑ちゃん?」

 

「あ、ごめんね……歩夢も似合ってるよ……」

 

「ありがとう。こうしてこんな素敵なウエディングドレス着れるの凄く嬉しいよ」

 

「私も…歩夢と一緒に…」

 

「でも…ちょっと残念だな…」

 

「残念?」

 

「だって…イベントで着てるって思うと……」

 

歩夢は残念そうな顔をしていた。私も…イベントじゃなければ…歩夢のドレス姿を見た瞬間に抱き締めていたかもしれない

 

「あの…」

 

「お二人とも、時間ですよ」

 

言いかけた瞬間、栞子ちゃんが入ってきた。そっか…そろそろか

 

「侑ちゃん…ううん、あなた」

 

「私が夫なの!?」

 

「ううん、そういう訳じゃないけど…言ってみたくって」

 

「そっか」

 

 

 

 

 

 

 

私と歩夢は一緒に腕を組みながら、せつ菜ちゃんと栞子ちゃんが開けた扉をくぐり、ヴァージンロードを歩く。観客は学校のみんなや同好会のみんなの姿があった。

 

みんな…祝福してくれている…イベントの催しだから仕方ないけど…

 

「侑ちゃん?」

 

「ん?」

 

「何だか元気ないよ…」

 

「大丈夫…」

 

それから誓いの言葉を言ったり、順調に進んでいき……

 

「誓いのキスを…」

 

本当なら…誓いのキスをする振りをするべきなんだよね…

私は歩夢のヴェールを上げ…そっと顔を寄せた。歩夢は目を閉じている。

 

 

 

 

 

私は歩夢のことが大好きだ…その気持ちに気づいたときには歩夢のことでいっぱいだった。だから……だからこそ……

 

私はキスの振りをせず、そのままキスをした。

歩夢は一瞬ビックリしたのか身体を震わせたけど、そっと私の背中に手を回してきた。

 

ほんの数秒のキスだったはずなのに…………永遠に感じた。

 

 

 

 

 

 

イベント終了後、歩夢の控え室で歩夢にキスの事を聞かれた。

 

「ねぇ…あのときのって…」

 

「うん、振りなんてできない…できないよ…」

 

「侑ちゃん……」

 

「私は歩夢のことが大好き……女の子だけど……一人の女の子として歩夢のことが……上原歩夢のことが大好き……」

 

こんなこと……言ったら……引かれるかもしれないけど……でも私の歩夢への想いはしっかり伝えたい

 

「侑ちゃん……」

 

「歩夢……」

 

「私ね……侑ちゃんが大好き……侑ちゃんと同じように……大好き……」

 

「歩夢……それって……」

 

「私を……」

 

歩夢は優しく眩しい笑顔で……手をさしのべながら……

 

「私と一緒に……幸せになってくれますか?」

 

「……歩夢……幸せになろう……」

 

私は歩夢の手を握り、抱き寄せた。そして……キスをするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「って!?一緒に暮らしてるんですか!?」

 

「違うよ~」

 

「毎日お互いの家に泊まってるだけだよ」

 

両親に「歩夢と一緒にいたい」と話した結果、そう言うことになったことをみんなに話したら……

 

「お二人のご両親の理解力……凄いですね……」

 

「とはいえいつも通りな感じね」

 

みんながそんなことを言うけど……私たちからしてみればそれでも幸せだからいいのだ

 

「侑ちゃん」

 

「歩夢……」

 

「「大好き」」




フェスぽむかわいいよ。
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