ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER 作:ハジケハムスター・ポッポ
相変わらずメンバーが多いので別行動だらけ。加えて、オリジナルなモブ(名前がめっさ適当)や様々なゲストが多数出演するシリーズになりそうです。
特に今回は一人……いや一匹?私自身、まさか「出るわけねーだろ」どころか考えてすらいないキャラがふと思い出したように出演してしまいました。いやこんなん誰が予想出来るかと。
それではどうぞ。
相変わらず賑わうウルティメイ島とバビロニア島。
ウルティメイ島は元より、バビロニア島も首都ウルクにて王たるギルガメッシュが不在であろうと、もはやウルクの民となった住民達は王に頼り切りではいけないと常に自立して生きている。自身が政務を行わずともウルクが発展していけることを喜ぶギルガメッシュだが、それが愉しいので彼も政務に全力を注ぎ、結果さらなる発展を遂げ民もそれに触発され一層努力するという良き循環を生み出していた。
……が、ここで民は気づいてしまう。
――王、働き過ぎじゃね?――
普通であれば過労死待ったなしの仕事量、それを平然と捌くギルガメッシュは紛れもなくレジェンドの家族だろうが、この二人……あまりに働き過ぎて思考が可怪しくなる時があるのだ。レジェンドで言えばバレンタインの時などいい例だろう。
そこで、民達は普段から市場を回っては声を掛けたり商品を買ってくれたりしている我らが王へと暫し休暇を取ってもらうよう頼み込んだ。
別に島にいる以外は割と好き放題してリラックス状態な究極英雄王。しかしながらアーチャーな慢心王ではない彼は民の言葉を無下にはしない。
とはいえ、休暇を取るにしてもウルティメイ島もバビロニア島も娯楽は網羅しているのでどうすべきか悩む。
「折角の休暇を寝て曜日で終わらせるには忍びない。さて、どうしたものか……」
「え?食っちゃ寝ゴロゴロ別に良くない?」
「今まさにその状態であろうが友よ。ふはは」
エルキドゥがベッド上でゴロゴロしながら言い、かくいうギルガメッシュも腕組み状態で寝転んでいた。
「しかしバカトリアめ、師父を引っ張ってまで「『かいぞくのいりえ』をクリアするんだー!」と意気込んでおったが……」
――その頃のキャストリア――
「やだー!レジェンドあのウツボの尻尾のスター取ってスター!」
「結局俺頼みか!沈没船の中だって俺が取ったし何がしたいんだお前は!?」
「スターコンプしたい!」
「今の君じゃ厳しいとプーリン思うワケ」
「やれるもん!アルトリア頑張るもん!ほら、粛正防御!」
「……いやお前がそれで行けばいいだろ」
「ヤダウツボコワイ」
「何で片言?」
「お前アレよりぬんのすの方がヤバかっただろーが」
「ケルヌンノスはレジェンドがワンパンだったじゃん!!」
……何となくキャストリアがやらかしてそう(事実である)なのはさておいて、ギルガメッシュがピコーン!と頭に電球を光らせた。
「そういえば師父が作りし惑星レジェンド。行ったことはあれどゆるりと過ごしたことはなかったな、友よ」
「だねぇ。ポケモンアイランドにピカ君連れ出しに行っただけだったし、レジェンドの家どころかクリスタルシティにさえ行ってないよ。行きたいな〜凄く行きたいな〜観光しつつデパートで外食してレジェンドの家で食っちゃ寝したいな〜」
「ふははははは!!あからさま過ぎるぞこの欲張りさんめ!しかし我もまたそれに同意せざるを得んということだ!然らば我らがすべき事は分かるな?エルキドゥ!」
「とりあえずスター獲得に苦戦してるだろう、キャスターなアルトリアの目の前で代わりにスター取っちゃおうか」
鬼か貴様、と笑いながら起き上がるギルガメッシュに一足早くおちょくりに行ったエルキドゥ。無論、ビクビクしながらゆっくり壁のウツボに近付いていくキャストリアの前を平然と泳ぎ、勢いよく出てきたウツボの反応にビビり逃走したキャストリアに対し、エルキドゥは余裕綽々で出てきたウツボの尻尾のスターを取得。これ見よがしに決めポーズまで取るという、正しく鬼畜の所業を実行した。
「うわああああああん!!今日こそ成功させたかったのにいいいいい!!」
「夢は見てこそが夢なんだよ」
「さすがエルキドゥ、キレッキレな煽りを良い笑顔で言い放ったな」
「というかアヴァロンモードはどうしたんだいアヴァロンモードは」
いつの間にか来ていたオーフィスによしよしと撫でられているキャストリアを尻目に、レジェンドはエルキドゥに質問する。
「んで、今回はどした?」
「んー、例によってギルがね……」
☆
――惑星レジェンド――
ヒリュウ改を始めとしたウルトラ騎空団各艦艇は惑星レジェンドに到着。艦艇ごとに拠点とする場所を決め、それぞれ希望の場所へ行く艦艇へと乗り別々に休暇を取ることにしたのだ。
ではヒリュウ改、ペガサスA、クロガネ、そしてアークエンジェル。今回の休暇で惑星レジェンドに来た艦艇は何処を拠点とするのか、どんな休暇を取るのか覗いてみよう。
ちなみに、例によってグランサイファーやエリアル・ベースは空の世界にある。空の世界(ぶっちゃけウルティメイ島やバビロニア島)で休暇を過ごしたい者もいるということである。
○ヒリュウ改・拠点クリスタルシティ
例の如くレジェンド率いる面々はクリスタルシティ。宿泊する場所は多数あり、アーシアやギルガメッシュらは当然レジェンドの住まいである光神殿での宿泊だ。特に彼の家はそこにも某図書館島のようなトンデモ書斎があるということで、後日そこを冒険することになった。
ということで初日はデパートに突撃。必要なものを買ったら後はお待ちかねの外食及び趣味の時間。
ギルガメッシュやエルキドゥはレジェンドやアーシア、プーリンにキャストリアを連れてゲームコーナーへ赴き、データカードダス『ウルトラフュージョンファイトSP』をプレイ中。何でも惑星レジェンド製ということで、排出されるカードが全てウルトラレアかシークレット仕様という超豪華仕様。偶にスペシャルシークレットという虹箔押しで専用ホログラム加工されたものが出てくるらしい。
「ふははははは!!見よ!グリッターティガのスペシャルシークレットを手に入れたぞ!!」
「うわ、すっごいゴージャス」
「元が金色だからなぁ、グリッターティガ。そりゃゴージャスにもなるわ」
「あ、レジェンド様!私はレジェンド様のスペシャルシークレットですっ!」
「「「「「何ィィィ!?」」」」」
『さすが巫女よ。奉仕の見返りで超幸運EXというわけか』
お約束というか、レジェンドが絡むとギルガメッシュをも超える運を発揮するアーシアである。
一応全員がスペシャルシークレットを手に入れられたようで、ギルガメッシュは先のグリッターティガに加えて初代ウルトラマン。さすが最強最古の英雄王。エルキドゥはセブンとゼロの親子。しっかりセブンを手に入れているあたりギルガメッシュとタッグを組む気満々だ。
アーシアは無論レジェンドのみ。しかし性能がぶっ壊れだったので問題もなし。プーリンはコスモス・フューチャーモードとジャスティス・クラッシャーモード。こっちもレジェンド絡みなのはさすがだった。キャストリアはまさかのグレートとパワード、リブットの師弟三枚セット。
ちなみにレジェンドは……。
「いや何で俺にノアが出てくるんだよ」
「ぬう……アーシアの引き当てた師父のカードに匹敵する壊れ具合ではないか……!」
「まあ、最高位光神だしね」
後日、サーガがユウキやアカネ達と来たときにキングやサーガ本人のカードのスペシャルシークレットを引いたのは余談。
「よし!次はデュエルモンスターズの新弾を――」
「は、箱買いとかですかっ!?」
「一人6パックまで選んでよし!別に新弾じゃなくてもいいぞ!」
「「まさかのパック買い!?」」
「箱買いの方が効率が良いのは分かるが、パック買いの方が雰囲気を楽しめるということよな。さてどの弾にするか……」
「いい罠カード入ってるのどれかな〜?」
「あれ?何かマイロードがパッケージになってるパックがあるんだけど」
「「えっ!?」」
プーリンが見つけたのは、所謂デュエリストパック。どうやら殿堂入りしたことでレジェンドが殿堂入り当時に使っていたカードを収録した特別記念パックらしく、全て特殊なレアリティとイラストで収録されているそうだ。やっぱりレジェンドを除く全員が最低1パックはそれを購入。アーシアはそれのみ6パックなのだが。
「これの開封は夕食後のお楽しみにしようではないか!ふはは、我に開けられることを今から待ち望んでいるかのような雰囲気を感じるぞ!」
「マイロード殿堂入り記念パックかぁ、開けるの勿体無いかも」
「俺、これ見るたびに恥ずかしくなるんだけど」
ここでキャストリアがあることに気付く。今更な気がしないでもないが、全員がハイテンションだったので仕方ない。
「あれ?そういえばアーシア、ジャンヌと一緒じゃないの?」
「えっと……何か乱菊さんと黒歌さん、夜一さんにC.C.さんが引き摺っていってしまって……」
「布陣的に着せ替えさせられてるね。しかもC.C.以外は下手なサーヴァントじゃ太刀打ち出来ない戦闘力だし」
「あの魔女も不死持ちであろう。耐久EXは伊達ではないな」
「まあ、案外途中で合流出来るかもしれんぞ。よし、フードコートで豪華な昼飯にするか」
「ラーメン店もあったよね。今アナスタシアにメッセージ送ったら写真も送って欲しいって返ってきたよ。さすがラーメン大好き皇女」
その後、彼らはフードコートにてオーフィスにルリア、アズとアマリを発見。カタリナやヴィーラ、ミツバもいたので結構な大所帯になったという。
「わ、ここもメニュー凄い。アルトリアは何にする?」
「えーっと……スタミナチャーシューメンに特盛チャーハン、あとデザートに――」
「ル……ルリアと同じくらい食べるんだな、君は……」
「ふはは、食べた分だけカロリー消費せよバカトリア」
「そこうるさいぞギルガメェ!そういうとこだぞギルガメェェェ!」
「騒ぐな騒ぐな。ちゃんと俺も付き合ってやるから」
「レジェンドさんは何にするの?」
「新商品カロリーブラザーだ」
「それ栄養食だよね!?しかもここに来る途中で買った感じの!というかアズも一緒になって食べようとしないで!?せめてこういうところでは普通に食事しよう!?」
「今日はアマリが絶好調だな。いや、ツッコミだけに舌好調か」
「ふはははははははは!!」
「レジェンドの言葉がギルのツボに入りましたー」
こういった場で騒ぐと大抵迷惑がられるがここは惑星レジェンド、かつクリスタルシティにして彼らはレジェンド一行。普段忙しなく働いている彼らを知っている者ばかりなので、ゆっくり出来ているのだと微笑ましく見守る民ばかりであった。
☆
――継国家及び継国道場――
呼吸剣士、及び鬼殺隊には始まりの剣士として有名な縁壱が大黒柱兼師範を務める継国道場には縁壱の実兄にして師範代の一人である巌勝や、元鬼殺隊の柱である杏寿郎(とパム治郎)にしのぶ、小芭内と蜜璃、そして弟子のカナエとそのサーヴァントのジャックが訪問。
結果、巌勝以外は絶句。
「ぐはあああああ!!」
「何ィ!?刃吉が開始2秒でやられがボォ!?」
「「「「「影狼ォォォ!?」」」」」
「即座に師範代二人が戦闘不能とか、また強くなってないか師範!?」
「兄上が熾烈な戦いを繰り広げているというのに私が堕落するわけにはいかない。日々進化する電子機器に対応し切れぬ私だが、武芸くらいは兄上の力になれるようしなくては」
「「「「「理由が一部切実ゥ!!」」」」」
パッと見しただけでも柱クラスの剣士だというのに瞬殺する縁壱に戦慄する杏寿郎達。そこへ遅れて狛治や恋雪、慶蔵も到着。
「やっぱりやってたのか、師範相手に一撃打ち込む特訓」
「「「「「一撃!?」」」」」
「うむ。あれは私もここにいる間、参加していたがどうやら縁壱もまだまだ伸びているらしい。今の私がどれだけ持たせられるやら」
「ゼノヴィアさんが聞いたら顎が外れそうな発言が聞こえましたけど」
そういうレベルの相手なのだからそうもなるだろう。この縁壱とガチでやり合えるとすれば最低でも直接戦闘型の九極天クラス、そして剣術に限定するとなればレジェンドを除きドギーか卯ノ花しかいない。逆に素手でやり合えるのが限定されるのが東方不敗、魔法ならばダンブルドアだ。鬼灯や束、ユーリは特殊なタイプ。そして最後の一人だが、正直分類が難しいのでここでは置いておこう。
「然らばっ!縁壱先生の弟子である私も参戦してきますっ!」
「おかあさん!?」
「姉さん、やめておいた方が……」
「ジャックちゃんにいいとこ見せたいっ!!」
「うん、尚更やめるべきだと思うわ」
「先生、いざっ!!」
――しばらくお待ち下さい――
「…………」
「「「「「うわあ……」」」」」
「わあああああん!おかあさん、おかあさん!!」
一応、カナエの実力が予想以上に上がっていたからか縁壱が一瞬本気になってしまい、カナエに思い切り強烈な一撃を叩き込んだら壁をぶち破って外に放り出され気絶してしまったのだ。そんな状況なのでジャックはガチ泣き、縁壱もさすがにオロオロ。
「すげえなあの娘……師範の本気の一撃受けて死んでないどころか原形保ってるぞ」
「んなこと言ってる場合かァ!!」
「おい、確かレジェンド様の巫女様が凄い治癒術使えるって言ってなかったか!?」
「このクリスタルシティにいるはずだ!すぐに連絡を取れ!!」
師範代や門下生がてんやわんやになっているとき、件の縁壱は娘のかなでに怒られていた。
「父上!相手が女の子だからとか言わないけど、試合以外で思いっきりやっちゃ駄目って言われてるでしょ!」
「……すまぬ、かなで……」
「私じゃなくてあのお姉さんと女の子に謝るの!」
愛娘に叱られ、少し小さくなっている縁壱。かの最強の一角である実弟を叱る姪を見つつ、巌勝は思う。
「うむ、強く育っているな」
「巌勝さん、あの子……こころなしか禰豆子さんに似てる気がするんですが」
「禰豆子?ああ、無惨が言っていた娘か」
(すっかり無惨を呼び捨て、もう大丈夫ですね)
もう彼は鬼ではない、としのぶもニッコリ。それはそれとして、今度は縁次がやってきた。
「あ、叔父上。もしかして父上、またやりました?」
「縁次、お前の思っている通りだ」
「あちゃあ……」
((竈門(少年/炭治郎)に激似ー!?))
((えええええ!?炭治郎君ー!?))
まさかの竈門兄妹そっくりの子供が縁壱にいるとは聞いていなかった四人は唖然としている。無論、他人の空似なのだが。
その後、タイミングよく食事を終えていたレジェンド一行がデパート組全員を伴って緊急来訪、無事に事なき事を得た。
「まあ、その程度で済んでよかったであろう。我など馬鹿をやれば師父からの一撃で冥界送りにされたものよ。何度行ったか忘れるぐらいにな、ふはは」
「……それ、笑えるの貴方ぐらいですよ英雄王……」
「かくいう私も銃弾が頭を貫通したことがあってな」
「今回の事情的にソレはアウトじゃろ、C.C.」
「下手すればカナエの頭が吹っ飛んでたかもしれないにゃ……」
「「「「「その表現が一番アレなんだけど!!」」」」」
結局、この馬鹿騒ぎで継国家もドタバタして夕食の用意に支障が出た為――。
――光神殿――
「待たせたな。俺特製マーボーカレー、完全な形で完成だ」
「ようやくか!待ちわびたぞ師父よ!」
「当時怪我をしていたレイトさんは仕方ないですが、オーフィスちゃんだけモネラマザー戦後に味わってたのはズルいですね〜」
「我だけじゃない。レジェンドも食べてた」
「七割以上お前に横取りされたがな!」
――継国一家やそこの使用人も含めレジェンドの自宅にて大食事会の運びとなったのだ。人数が人数だけに、グレイフィアやうたを始めとした料理上手を総動員。ジャグラーがいなかったのはかなりキツい。
「うまい!うまい!うまい!!」
「ホントお館様のご飯美味しい!何杯でも食べれる!」
「……お館様」
「安心しろ小芭内。マーボーカレーとは別の料理をいくつか教えてやろう。それに独自のアレンジを加えてみろ、愛する者の手料理ほど相手に効果的なものは無いぞ」
「感謝致します……!」
何度も言っているがこの主従、出会った頃とはエライ違いである。
「レ、レジェンド様っ!」
「うん?」
「あ……あ〜ん、です……」
「「「「「!!」」」」」
アーシア、勇気を出して大衆面前あーんを実行。興味津々で見ている者や自分も参戦せねばと考える者が出てくる中、アーシアにしてもらって御満悦なレジェンドと、巫女の頑張りに満足なマジンガーZERO。ちなみにギルガメッシュ的にもアーシアはかなり高ポイント。
しかもレジェンド相手の時程の初々しさはないが、マジンガーZEROもやってもらい魔神パワーフルブースト気力500。今なら霊帝だろうが至高神だろうが複数出て来ようとまとめて瞬殺可能だという。
トドメに、あーんはしなかったがギルガメッシュにはワインを注いであげた。これによりギルガメッシュは最高に機嫌が良くなりNP300%+チャージレベル2増加+『「アーシアの敵」特効』状態に。レジェンド絡みの人物アーシア好き過ぎる。ついでにエルキドゥとは一緒にデザートを食べた。
「この王も神も笑顔で敬うアーシアのなんと尊いことか……万が一にも此奴の側にイシュタルは置けぬ。何処ぞで会おうものなら真っ先に排除せねば」
『任せろ。魂の欠片さえ残さず掻き消してくれる』
「いいかい、アーシア。自分を美の女神とか崇めろとか言う空飛ぶ邪神に会ったらすぐ僕やギル達を呼ぶんだよ?まあ、レジェンドから無二の秘宝を貰った君があれに劣るなんて寝ぼけてても有り得ないんだけど」
……同時に過保護でもあった。
それからレジェンドへの「あ〜ん」バトルは激しさを増し……。
「ほい、レジェくんあーん!」
「ふごっ!?」
無理矢理突っ込んでくる束は、実はマシな方で。
「ん……ん!」
「いやユーリ、お前それポッキーゲームだろ」
勘違いしてるユーリもまあ、まだ良い。便乗してやりに来るシュテルやレヴィ、ディアーチェに目を瞑れば。
「ちょっと攻めてみようかな?」
「!?」
「「「「「!!」」」」」
なんと恥ずかしがりながらも少し開けた胸元にクッキーを挟んで差し出すプーリン。破壊力が凄まじ過ぎた。多分レジェンドでなければ確実に獣どころかケダモノと化していただろう光景。
さすがにキャストリアやルリアのリミットゲージがLIMIT BREAKしてしまい、それを鎮圧するためにプーリン以外は出来なかった。それこそ乱菊とかがやってたらどうなっていたことか。
「オイ誰だルリアにマテリア穴のあるブレスレットとバハムート零式のマテリア渡したのは」
「それよりも私はアルテマ連発してくるアルトリアが恐ろしかったよ……」
「まあ、あれはMASTERになっていなかったから分裂した方であろう。マスターマテリア各種は師父が所持している上、それ以外の熟練度MASTERした個別マテリアは我の宝物庫にあるからな」
「ぷんすこー」
どうやらいつものノリで時間操作しつつ特異点攻略して手に入れた戦利品を同行していなかった二人が所持していたようで、疑問が残ったもののそれ以上にその特異点はオーフィスも凄く行きたがっていたのに置いていかれ久々にぷんすこーモード。宥めるのに時間がかかった。
「よし、ウルティメイ島の俺の別荘にはRPG系、バビロニア島のウルクにはアクション系であのステージみたいなの増やすか。いっそRPGはフルダイブVRにでもしてしまうかね」
「ならば師父よ!次はゼルダの伝説だ、神々のトライフォース!」
「ムーンパールだっけ?それないとウサギにならなかった?」
「沙耶さんはウサギのままの方が強くなりそう」
ギルガメッシュ希望・ゼルダシリーズ。
「えー、やっぱり魔界村でしょ」
「やだー!敵からステージまで全部怖いやつじゃん!間違えてやり始めたら絶対トラウマ出来るって!」
「え?ゾンビとか、鬼みたいなものですよね?脆いけど」
「いや虫とか出てくるからモルガンも嫌がるんじゃないかな……しかもボスキャラだし」
エルキドゥ希望・魔界村シリーズ。
「MOTHER!MOTHERシリーズじゃろう!?」
「夜一がモネラマザーとの戦いより必死にゃ……」
「お前それつまりあのゲップーと2回ほどやり合う上、色違いともバトる羽目になるんだぞ」
「「「「「……うわぁ……」」」」」
夜一希望・MOTHERシリーズ。
「私はがんばれゴエモンシリーズがいいなぁ。ほら、あれは本家がアクションで外伝がRPGだったりするじゃないか。外伝2・天下の財宝とかスケール大きくて私好みだよ」
「それインパクトどうするの?ギルガメインパクトとか出てきたら多分笑いが止まらなそうなんだけど」
「たわけ!イシュタルインパクトが出てきたらどうする気だ!?我は即行キセルボム連発するぞ!!」
「そこは自分の専用機とかでいいんじゃないかなぁ。機体によっては相手のからくりメカが可哀想になるけどね」
『レジェンドが我に乗るとかな』
「「「「「誰が勝てんのそれ!?」」」」」
プーリン希望・がんばれゴエモンシリーズ。
皆あれこれと希望を言っているが、実はあの設備……本来物凄く労力がかかるもので、あそこまで簡単に作れたのはレジェンドだからというわけなのだが、それを知るのは精々本人ぐらいなので態々言うまでもないと黙っている。家族の心からの笑顔、そして感謝の言葉が彼の動力源。
「他所で過ごしてる奴の要望も聞いて作るから次元拡張の必要もあるか。ま、それはその時に考えるとしよう」
「ううむ……しかしこの究極英雄王たる我がいくら師父相手とはいえ貰うばかりではな。こちらも何か返礼せねばなるまい」
「じゃあ明日はさっきの案の詳細を考えるのも兼ねて、ウチで全員出掛けずぐーたらしてくれ。俺としてものんびり出来る時間が確保出来て助かるし、何なら書斎探検しても構わんぞ」
「確かにそもそも今回はお館様や英雄王殿のための休暇でもある!皆、ここはお館様の希望を叶えよう!」
杏寿郎の半ば号令に近い形の発言であったが反対する者は誰一人おらず、翌日はのんべんだらりとすることになった。
無論、明日以降もまだ休暇は続くのでそうなったらやることは唯一つ。
「それではお泊り会の醍醐味!合同夜更しといこうではないか!!」
「「「「「いえーい!!」」」」」
完全にノリが修学旅行のソレである。堂々と宣言したギルガメッシュがいそいそと取り出したるは、昼間購入したデュエルモンスターズのパック。
「さあエルキドゥ、プーリン、バカトリアにアーシア、そして師父よ!今こそパック開封の時だ!」
「レジェンドの殿堂入り記念パック以外は綺麗にバラけたね」
「アーシアの一途っぷりが眩しい……」
「息を吐くようにバカトリアって言うなギルガメェ!そういうとこだぞギルガメェ!」
「も、もったいないけど勇気出して開けますっ」
「いやそれは大袈裟な……」
最初のパックを開けて早々に「ふはははははー!!」と高笑いするギルガメッシュ。どうやらお目当てのカードを高レアリティで初っ端から引き当てたらしい。
エルキドゥやプーリンらもそれに続き、狙ったものではないものの有用なカードを入手出来たようでホクホクしている。
……で、別段引きとかそこらへんは問題なさそう……むしろ良さそうなアーシアはちょっと困ったことになっていた。
(じぃぃ〜……)
「あ……あぅ……」
ジャンヌがガン見しているため、なかなか開封に踏み切れない。別に怒ってたりとかむくれてたりするわけではなく、単にレジェンドの殿堂入り記念パックが気になって仕方ないだけなのだが。
久々に賑わうレジェンドの自宅。テーブルデュエルならぬ布団orベッドデュエルトーナメントを即席で行なったり、縁壱が巌勝や束らによる機械講座で頭から煙を出したりと夜遅くまで盛り上がり、次の日は揃いも揃ってお寝坊さんになってしまったのは御愛嬌。
☆
――時を遡り、別の場所。
そこにいるのはペガサスAチーム、通称月王国関係者組。
「我が夫と一緒が良かった」とちょっとばかり不機嫌なモルガンを宥めつつ、とある町の港にペガサスAを預けた彼らが向かう浮遊大陸のホグワーツ。例によって立香とキリシュタリアのテンションがマキシマムブレイクを発動するぐらいヤバいことになっており、最近よく出没するスカサハ=スカディやワルキューレ三人娘、ついでにロスヴァイセとブリュンヒルデ(シグルドやオルトリンデらの為にとロスヴァイセが気を利かせた)……に、ハクとフウも同行。
そんな彼らがレジェンドから別れる前に切符を渡され言われたホームとは――。
「……9と4分の3番線ってどういうこと?」
「こういう時に頼りになるのはデイビットやカドック、そしてハマーン様だね!」
「待て、キリシュタリア・ヴォーダイム。生憎私はそちらの方面とは全くの無縁だ。期待するだけ無駄だぞ」
「俺らにはニュータイプってのも十分神秘の範疇なんだがな」
ハマーンの言葉にカイニスが言うも、ニュータイプは優れた者こそ数少ないが能力持ち程度なら割と多い。おまけに基本的に魔術師ほど秘匿する必要もないので宇宙世紀では特に珍しくなかったりする。カツとかあれでもニュータイプだぞ。
「時間に余裕はあるけれど……」
「9と、4分の3……」
「フ……気付いたか、デイビット」
「無縁だとは言ったが、分からないとも言っていなかったな」
「「「「「!」」」」」
「そういうことだ」
ハマーンはそう答えるとデイビットと共に9番線と10番線の間にある柱へと歩を進め、止まることなく柱にぶつか――らなかった。
「「「「「えっ!?」」」」」
二人はスッ……と柱の中?へ消えていったのだ。かと思ったら上にハマーン、その下にデイビットが頭だけ柱から出し……。
「「つまりこういうことだ」」
「「「「「いやどういうことォォォ!?」」」」」
「むう、私達が実演しても理解出来んのか」
「百聞は一見に如かず、やってみればいい」
いや、その一見が目の前で行われて尚理解不能なんですが……と大半が考えていたが、あーぱーなアルクに引っ張られて沙耶が突入。
「レッツゴー、レッツゴー、沙耶アルク!イェイ!」
「やっぱりこうなるのね」
相変わらず冷静な沙耶である。そんな娘or妹に触発されモルガンとバーヴァン・シーが動き出し、続けて何故かハクを先頭にオフェリアとロスヴァイセ&フウにシグルド・ブリュンヒルデ夫妻。村正に俵抱きされた立香とカイニスに足蹴されながらキリシュタリアも……とどんどん進んでいき、さり気なく逃げようとしたぐっちゃんことヒナコは――。
「逃げるな芥ヒナコォ!激辛麻婆豆腐食わせるぞコルァ!!」
「何なのよもぉぉぉ!!」
「ヒナコさん!逃げたら一つ(辛さだけ)、進めば二つ(辛さと旨味)手に入るんですよ!!」
両手に花ならぬ激辛麻婆(また爆死した)を出前の如く持った勇治と、それを食すべく片手にレンゲ・もう片方に持ち運び可能な炊飯ジャーを抱えたスレッタに追われる形で泣きながら柱の向こう側へ。そして主の醜態を見た蘭陵王と、想い人&一応職場違いの同僚がはっちゃけ気味なミオリネが……。
「我が主が申し訳ございませんでした」
「いえ、こちらこそ艦長と問題児が……」
謝り合っていた。そんな二人の肩をカドックがポンと叩く。かくいう彼も二人側だ。こんなことならアクアエデンに行くんだった、と軽く後悔している。あちらには矢的もいるし。
それから、激辛麻婆豆腐を持って駆け回る勇治を見て使い物にならなくなったプーサーはプロトギルが仕方なく引きずって行く。綾香から謝罪と感謝を受けたので彼としては満足である。
ちなみに、グエルとシャディクは試しに激辛麻婆豆腐にチャレンジしたところ二人揃って撃沈。現在ペガサスAにて療養中だ。
そして、隠されていたホームにて彼らを待ち受けていたのは――。
「待っていたよ、月王国関係者の方々」
なんとタキシード姿で二足歩行している、ステッキを持ったイケメン紳士風の猫。
「新しいグランド猫キター!!」
「いやグランド猫……いやそもそも猫なのか!?」
「猫だよ、一応ね。私はフンベルト・フォン・ジッキンゲンという。君達をホグワーツまで案内するように頼まれたものだ」
「ヤバい、名前カッコ良すぎるんだけど。え、レジェンド様の作った惑星ってこんなイケメン猫までいるの!?」
立香のテンションもヤバい。このフンベルト・フォン・ジッキンゲンという紳士猫、ノリも良いらしくキリシュタリアの自撮り要望にも応えてツーショットでピースしている。
「いやあ早速素晴らしいものを手に入れたよ!よし、時計塔の皆に送ろう」
「な……何かいきなり度肝を抜かれたぞ……!」
「そうそう、何分私はこんな感じで名前が長くてね。覚えてくれるとありがたいが、面倒だと思ったなら私の爵位である『
「……駄目だこのイケメン猫、そんじょそこらのイケメン俳優よりよっぽどイケメン過ぎる」
立て続けに彼の立ち振る舞いを見てしまい、立香の語彙力が怪しくなった。何名かは彼が爵位持ちだと言うことにこれまた驚愕。さすが惑星レジェンド、あらゆるネタに事欠かない。
「さて、これから浮遊大陸エイディオンの首都ホグワーツへと向かうわけだが……こちらの魔導汽車に乗っていただく」
フンベルト・フォン・ジッキンゲンことバロンがステッキで指したのは現代では珍しくなってしまったレトロな汽車だ。しかし、逆に中はハイテクかつ各種魔法によって様々な恩恵がもたらされた良い意味でアンバランスな乗り物である。
「おおぅナイスゥ!昔ながらの汽車良い感じ〜!」
「内部は圧縮空間が当たり前に採用されているのか……とんでもないだろうとは予想していたがここまでとは」
「おっと、説明を忘れるところだった。君達には個室が割り当てられているが、もう一組この汽車には招待客が乗っているから、気を付けてほしい」
「まあ、貸し切りではないだろうしそれはいいが……もう一組?」
「実質貸し切りのようなものなのだがね。ほら、噂をすれば――」
バロンがそう言って見た方向を、全員が揃って向いてみると……。
「将軍様、芥子先輩、鬼灯殿。我々は次の車両のようです」
「御苦労、サイラオーグ」
「いやホント有能ですね、サイラオーグさん。あのアバズレや駄目大王に爪の垢を煎じて飲ませたいほどです」
「真面目で頼れる後輩はとても重宝してるので〜すよ」
まさかの魔闘地獄重鎮と九極天が乗り合わせていた。しかも噂に聞く悪魔将軍を見て何名かは本気でビビっている。そして芥子を見る沙耶の目が輝きまくり。そりゃ、普通にしてれば喋る兎だもの……喋る兎はその時点で普通じゃないが。
当然、相手が気付くのは確定であり、今回の面子において京都での邂逅から比較的付き合いが長いロスヴァイセが鬼灯から声を掛けられる。
「おや、ロスヴァイセさん。お久しぶりです」
「こ、こちらこそお久しぶりです鬼灯さん。それに、悪魔将軍さんと芥子さんと……サイラオーグ、さん?」
「ああ。確か、光神様の下で働いているヴァルキリーだったな」
「ニャ〜」
「むっ……!この猫、かなりの強者と見た……!」
(((((えええええ!?)))))
何故か主人より注目されるハク。ロスヴァイセはだばーっと滝のような涙を流し、相方のフウも何処か遠い目をしている。フウの方も優秀ではあるのだが、ハクが理由不明な超有能ぶりを発揮しているためどうしても存在感が薄れてしまうのだ。
それに何やらスレッタもスレッタで芥子に怯えてミオリネを盾にする始末。言わずもがな水星タヌキ騒動の所為である。誤解は既に解けているが、どうにも苦手意識が消えないらしい。
「ちょっといいかしら。貴女のふわもふを味わいたいのだけれど」
(((((女王陛下ァァァ!?)))))
「どうぞなので〜すよ」
(((((こっちも許可したァァァ!?)))))
バンザイして準備万端な芥子を満面の笑顔で抱き上げる沙耶。凄まじく幸せな表情だ。
……そう、ここまではいい。問題は圧倒的強者オーラとカリスマを同時に放っている悪魔将軍。他の二人と一匹のようにフランクに話し掛けるなど出来る雰囲気ではない。見た目の威圧感も相まって萎縮している者が大半である。
「なるほど、そなたが我が伴侶の言っていた悪魔将軍か……うむ。神代でもあまり見られぬ程の覇気ではないか」
「我が夫との死闘は幾度もDVDで拝見しています。今は我が夫ら同様に異世界修業中とか」
やはり月王国先代陛下と北欧を統べる女神は格が違う。レジェンドが絡むからか平然と話しかけている。悪魔将軍もどうやら異世界におけるレジェンドの活躍に興味があるようで、共通の話題が切っ掛けとなり会話が弾む。
相変わらず本神がいようがいまいがネタにされるレジェンドであった。
そして汽笛と共に浮遊大陸エイディオン・首都ホグワーツ行きの魔導汽車が発車する。この魔導汽車、ホームから続く線路はマスドライバー宜しく途中までしか存在しない。
何故ならば――。
「おおおおお!すごーい!虹色の光の線路を作りながら進んでるー!ファァァンタジィィィ!!」
「コラ、あんまし身を乗り出すんじゃねぇ。落ちるかもしれねぇだろうが」
立香の言うように『
飛行機や戦艦の類ではない空の旅ということでハイテンション改めテンション・ハイマットモードな立香は村正に首根っこを引っ張られて席に戻される。似たような状況になっているのはキリシュタリアとカイニス、沙耶とアルク。ちなみに後者はアルクが立香側。彼女はフリーダムなのでさやぴーは色々大変。
「あれ?そういえばバーゲストとメリュジーヌは?」
「ハベトロット……は、先代陛下の膝の上か」
「バーゲストは空の世界のダルモアにて同世界のガウェイン共々騎士団の訓練の手伝い(自主的)、メリュジーヌはアクアエデン組に混じっているそうです」
「あ……なるほど」
他にも不在のメンバーはいるが、それぞれちゃんと休暇を満喫しているようだ。バーゲストのように休暇なのか判断に困る者もいるけれど。
そんなことを考えていると外……つまり、空でバロンを呼ぶ声が聞こえる。全員で外を見てみると、いかにも魔女っぽい格好をした美少女が箒に乗って手を振っていた。
「おおおおお!リアル魔女っ子!美少女で箒に乗るという鉄板を外さないとはさすが惑星レジェンド!」
「おや、イレイナ。ミスタ・ダンブルドアのお使いかな?」
「はい。せっかくなので、こちらに到着したお二人の訓練も兼ねて……あ、どうも!私、イレイナです!宜しくお願いしますね!」
「「「「「ご丁寧にどうも」」」」」
どうやら彼女――イレイナはガチで魔女、この惑星レジェンドに住まう魔法使いにおいてダンブルドアの『魔導神』を別格とすれば数種類存在する最高位の称号を持っているという。魔女というなら空の世界にもマギサを始めウルトラ騎空団に属している者が何名かいるが、それとはまた別物らしい。
「ダンブルドア校長先生からお聞きしてます!それで、レジェンド様は……」
「団長さんなら自宅に行くって」
「データカードダス、とかいうのをギルガメッシュ達と遊んでる動画が送られてきたぞ」
――ふはははは!食らうがいい、グリッター・エヌマ・エリシュ!!
――いやタイマーフラッシュスペシャルじゃん!
――レジェンド様がウルトラマンの姿で身勝手の極意を!?
――あ、スペシャルシークレットの必殺技ってこれホントに限定モーションなのか
和気藹々としているのはいいが勇治に送られてきた動画で発せられたアーシアの台詞から、モルガンやらスカディやらが勇治の頭を後ろにグイグイと押しやるように横から見ようと覗き込み――否、半奪い取りのような体勢で画面を凝視。
「マスター!?」
「ちょっ……腕痛いし、首も……」
普通なら美女二人に挟まれてるため羨ましいだろうが、勇治もモルガンとスカディもその気は全く無いのでそんなハッピーなわけもなく、逆に腕に負担が掛かってツラい。
なお、送ってきたのはエルキドゥとプーリン。絶対愉悦狙いだろこいつら。
「プレイ画像まではハッキリ見えません……!」
「仕方あるまい。試しにウルティメイ島もしくはバビロニア島にあれを設置出来るか頼むとしよう」
……御二方、そろそろ勇治の腕がミシミシと悲鳴上げてることに気付いてほしい。
ミオリネや綾香があたふたしているのはともかく、コヤンスカヤとムジナは引き離すべく銃火器ならぬ重火器(バズーカやロケットランチャー、グリッドビームキャノン(ムジナ自作)など)を構え出しているぐらいにヤバい。花嫁衣装のネロことネロ・ブライドは勇治が注目してくれない(この状況で出来るか! by勇治)ことに涙目で頬を膨らませている。この花嫁皇帝はまだいいか。
「むむ……ここにいないのは仕方ないとして、早くお使い済ませてクリスタルシティにいかなければ!それでは皆さん、休暇中にまたお会いしたら仲良くして下さいね!それでは失礼しまーす!」
そう言って箒のスピードを上げ飛び去っていくイレイナ……は別によかった。
問題は彼女が連れていたとされる、到着した二人。その二人が誰か、イレイナに続くように立香達の目の前を通り過ぎようとした時に気付いて思いっきし全員が固まった。
魔女っ子ルック、そして笑顔かつウインク状態でサムズアップしながらこちらを見つつ通り過ぎていくマーリンとオベロン。
そして激辛麻婆豆腐によってダウンし、ペガサスAで休養中のはずのグエルとシャディクがそれぞれの箒にぶら下げてられてる始末。
あまりに衝撃的な光景に鬼灯や悪魔将軍すら固まっている。モルガンでさえいきなりのことでミニアドれなかったトンデモサプライズ。レジェンドあたりは予想してそうだが。
明らかにこの一行は穏やかに休暇を過ごせなさそうな予感がビンビンである。
さて、彼らとまだ見ぬ他のチームの休暇は……
「待て!! 次回!!
ふははははは――!!」
……ということで。
〈おまけ〉
「……ふふっ」
「ん、どうしたC.C.」
「いや何、レジェンドにも送られてきてるだろう?」
「ああ、これか」
――惑星レジェンドのポケモンアイランドに招待されたルルーシュ以下コードギアス世界のメンバーと、暫しポケモンアイランドにて休養していたことのあるマシュとフォウくんに二人の面倒を見ていたピカチュウ。彼らのポケモンアイランドでの集合写真。
そして……その中心で笑顔とピースサインをしているのは、『ポケモンアイランド・トップブリーダー』のマオ。
「漸く、本当の意味で肩の荷が下りた気がするよ」
「一度あのマサラタウンの坊主と会わせてみたらすぐに仲良くなったからな。また今度連れて行ってやるか」
「ならその時は私も含めてこの全員を連れて行ってもらおうか、その少年の憧れの『ポケモンマスター』?」
「フォウを連れて行ったらポケモン扱いされないか不安なんだけど」
「それよりも私は枢木がポケモンから毎回攻撃されないかが気になるぞ」
誰だよフンベルト・フォン・ジッキンゲンって!!と思った方々、ぶっちゃけ私も最初はバロンとしか認識してませんでした。そう、『耳をすませば』や『猫の恩返し』の彼です。新登場のグランド猫。
そして『魔女の旅々』からイレイナ。おそらく特別編にのみ今後も偶に出るかな、くらいの娘です。ポンポンとは出ないでしょう、ゲスト扱いなので。
今シリーズはこんな感じで「惑星レジェンドにはこんな人々が生活している」的な部分も描いていこうと思うので、前書きでも多数のゲスト出演と書かせていただきました。
サーガ達やキラ達も今シリーズ次回以降書いていこうと思うので、のんびりお待ち下さい。
それではまた次回。
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