ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER 作:ハジケハムスター・ポッポ
ついでにもっとヤバイ連中も登場します。レジェンド眷属として。
とりあえず次回から再びダイブハンガー組に戻る予定です。特訓開始前に黒歌と小猫の関係修復しなきゃ……
それでは本編をどうぞ。
ジャグラーが経営する丼物屋を後にしたレジェンド一行は良さげな旅館を見つけ、本日の宿泊場所はそこに決めた。その後、周辺散策を行い現在は部屋に戻って寛いでいるところである。
そんな時にジェントから連絡があった。
「……それでそのフェニックス家のバカ息子とグレモリー家のおてんば娘がデュエルするハメになったと」
『レーティングゲーム、ですよ。まあ罠を張ったり魔法を使ったりダイレクトアタックも出来たりしますがね』
「そのフェニックスの弱点、我丸分かり」
『ほう、その心は?』
「股間にしつこくダイレクトアタック」
「『それはさすがにやめましょう!』」
「まあ、性別関わらずかなりキツイであろう」
実際、かなり有効そうではある。股間に集中砲火されそこを再生し続けるとか傍から見ても情けないし、プライドが無駄に高いライザーの精神が早めに逝くかもしれない。
「ジェントの見解から言ってグレモリーの娘は勝てそうか?俺はカナエなら相手がどれだけ持つかってレベルだと思っているが、正直練度や特性で大幅に不利にしか見えんぞ」
『ええ、まさしくその通り。このままではカナエさんが残ってもグレモリー嬢が倒されるか
「アーシアはC.C.や涼子と同じく元々直接戦闘に向いてないから仕方無いんだがな。性格も神器の性質も。だが……投了?それだけ嫌っている相手にそんなマネするとは思えんが」
「簡単ですよ。彼女の本質はもちろん生家からして、自分の眷属が痛めつけられるのは耐えられないでしょうから」
答えはリアスの性格にあった。今の彼女なら一誠を始め己の眷属が酷く傷つけられれば激昂して相手を滅するのではなく、降参して身を引く事で決着をつけるだろう。
それでは僅かに勝てる可能性があっても、その可能性を自ら潰してしまう事を意味する。『最後まで諦めず、不可能を可能にする』事を心情とするウルトラマンとしてそれは納得できない。
「そういうわけですからカナエさんとアーシアさんの参加以外に、十日間の準備期間を設けさせて頂きました。ぶっちゃけますと、あの様子ならカナエさん対策はしても他の方をあまり気にはしていないようですから、それを逆手に取って完膚なきまでに眷属ごと叩き潰してあげようと思いましてね」
「アレ?ジェントもしかしてご機嫌斜め?」
「ええ、まあ。こちらは簡単とはいえ挨拶をしたのに彼は怯えたと思えば私の事など居なかったように扱ってましたからねぇ。あれでは礼儀など今更期待しないので、お仕置きがてらグレモリー嬢達を鍛えてその目論見をプライド諸共木っ端微塵にしてやろうと考えたんですよ」
サラッと言い放ったジェント。彼は礼儀を重んじるタイプであり、親しい人物や軽くても挨拶してくる人物ー例を挙げるとゼローなどには好意的に接するが、その逆はNGである。
さすがライザー・フェニックス。不死鳥らしく勝手に自爆して燃え上がっていく。いや不死鳥は普通そんな事しませんけどね。アレが例外なだけです。
「だが、十日間の付け焼き刃でどうにかなるのか?連中の修行方法では精々100が110になってれば御の字だろ。ん?……まさかそれで俺に連絡して来たのか」
「相変わらず鋭い。貴方の家族と、カナエさんの修行相手に貴方の『真の眷属』の力を借りたいのです。あと場所」
「場所はついでかい。まあ家族はいいとして、だ。カナエの修行相手となると……先に弾かれたあの一家の大黒柱だな」
そして、恐らくかつての世界でかの人物を知るものは一瞬で身を強張らせるだろう、レジェンドの『真の眷属』たる者の名を口にした。
「良いだろう。カナエの修行相手として
「『!!』」
「……?我、伝説九極天も継国縁壱も知らない。誰?」
「オーフィスや、惑星レジェンドに居たスカーサハ、C.C.、そしてグレイフィア以外は知らなかったな。縁壱はカナエ達と同じ死して『弾かれた』魂がこちらにて復活した者だ。家族とは死別……殺されたらしいが、どうやら同タイミングで保護した女性がそうだったらしくてな。大層感謝されたよ。それ以来、惑星レジェンドで家族一緒に幸せに暮らしている。九極天にも自分から志願してくれたんだ」
なお、死して弾かれた魂は全盛期……縁壱の場合はかの若い頃の姿で復活し、以後はそのままの姿である。
「そして伝説九極天。これはオーフィスらが俺の家族、ウルトラマンが光神としての眷属であるなら、『レジェンド』としての眷属……言わば直属の親衛隊みたいなものだな。因みに他には日本地獄の閻魔大王の元へ派遣している『鬼灯』、俺の専属医で家族の烈がそれに当たる」
「所謂最強格の者よ。しかし……アレが修行相手だとして、カナエでも持つか分からぬぞ。烈ならば止められるだろうが、最悪鬼灯にも出張ってもらわねばならぬ」
「あ、それは問題ないぞ。あいつ奥さんから「訓練ではやりすぎちゃ駄目」って常々言われてるからな」
かつて死別した筈の妻・うたと再会できた縁壱はすっかり家族煩悩な人物になったらしく、妻子の忠告はしっかり守るようだ。
「大体分かった。鍛えられたカナエがぶっ壊れ性能になる」
「「『うん、あながち間違ってない』」」
アレに直接修行をつけてもらって普通のままでいられるわけが無い。まず今の何倍から何十倍までパワーアップするだろう。そこまでが地獄だが。
良かったなライザー!相手はレジェンドでも縁壱でもない、(バグった)カナエになりそうだぞ!
『とんでもない方が援軍に駆け付けてくださるようですね……それで場所なのですが』
「ダイブハンガーはまだ早い。せめて俺達が戻って正式に正体を明かしてからになる。だが、仮住居の方なら問題ないぞ。地下には夜一から教わって作り上げた勉強部屋もあるしな。構想二分、制作三分」
「それでなんであんな空間が出来上がるのだ!?夜一の話だと元の世界で作った者は20年程費やしたと言っておったぞ!?」
「スカーサハ、それがレジェンドパワー。ご都合主義」
身も蓋もない理由だった。仕方ないよ、レジェンドだもの。こうして時間、場所、そして人材は揃い対ライザー戦用強化合宿の下準備は整ったのである。
『因みに今、縁壱さんはどこに?』
「ああ、実は鬼灯から連絡があってな。なんでも『鬼舞辻無惨』とかいう奴が弾かれてこっちの【エリア】の地獄に落ちたらしい。偶然その名前を聞いたそいつが発狂したんでもしやと思って俺を通じて聞いてみたら『そいつこちらの騒動の元凶なので私に殺らせて下さい』と言ってきたんだよ。んで、今は地獄で鬼灯と一緒にそいつを折檻中」
「九極天の二強に折檻とは……そやつ一体何をしたのだ」
「レジェンド、我も日本地獄行きたい。連れてって」
「今度な」
「うん」
☆
「もう嫌だぁぁぁぁぁ!!何で!!何で貴様がここに……」
「煩い黙れ腐れ外道次は大台の肉片一万個に変えてから消滅させてやる」
「縁壱さん、キリがいいところで一旦切り上げてこの世界の駒王という街へ行ってもらえませんか?レジェンド様直々の頼みだそうです」
「レジェンド様直々なら仕方無いですね、鬼灯殿。あの方には一生掛かっても返し切れない恩がありますし」
「どうやら修行相手をしてほしい人がいるようです。なんでも貴方と同じ世界出身で、鬼に殺され、ついでに今回の修行もその鬼に似た悪魔をしばき倒す為だそうです」
「ちょっとその人物を超人にして来ます」
「おや……さすがに早いですね。では彼の続きは私が引き受けますか。時間が許す限り」
「私は間違ってないと何度言えば(ゴォシャアァァァッ!!!)」
「縁壱さんも言っていましたが煩いんですよ。ウダウダ言い訳せず黙って裁かれろ。縁壱さんが居なくなった途端に調子付きやがって……」
かつての鬼の王は、地獄にてトラウマが順調に増えている。頑張れ!鬼ず……無惨様。
☆
ジェントだけでなく、家族らにも一通り連絡を終えたレジェンドは改めてのんびりしていた。カナエの修行相手について連絡した時、卯ノ花はあらあらと笑い、C.C.とグレイフィアは戦慄し、カナエ本人は石化していたという。縁壱がどれだけヤバイかは鬼滅の原作を読もう!因みにレジェンドの光気を受けた上、更に修行して強くなっているのは言うに及ばず。
「……妙な気配がする。チームGUTSにいた時、似たような事があったな」
「レジェンド、我達のお仕事?」
「相手は違うようだがな。いつもの
「つまり宇宙人絡みか?怪獣ではないようだな」
「ああ。しかもこの感じ……同族が集団で行動しているな。後は黒歌と同じような気配……これは妖怪か」
何かを察知したレジェンドは戦闘コスチュームに着替え、オーフィスとスカーサハも動き易い服装になる。丁度食事も終えたし、後は寝るなり寛ぐなりするだけだったので、一仕事する分には問題ないだろう。
「襲われているのが妖怪にせよ宇宙人にせよ、黙って見過ごせるような質ではないのでな。行くか」
「うん」
「うむ」
そう言うと三人はありえない速度でレジェンドが存在を感知した方向へと移動した。
☆
森を抜け、何故こんな所にあるか分からない廃棄された大きめな工場。かつてはぐれ悪魔バイザーがいた所よりも大きなその場所で、ある妖怪の母子が真っ黒な体のに鳥のような頭部の異形の存在達に追い詰められていた。
何とか対抗しようとしたものの、動きが早過ぎて太刀打ち出来なかったのだ。
「九重……隙を見て逃げ、援軍を呼びに行け。わらわ達には分が悪過ぎる」
「母上!?しかし、それなら尚の事母上の方がお逃げ下さい!私より力が大きい母上の方が逃げられる確率が高いです!」
「逆だ、九重。そもそも力が弱くては足止めなぞ不可能。わらわに任せよ……して、そなたらは何者だ?何故わらわ達を狙う?」
「我々はレイビーク星人。遠く離れた母星より『奴隷』の確保にやって来た」
追い詰められていた妖怪―九尾の母子、八坂と九重は愕然とした。まさか噂に聞く『宇宙人』が、奴隷として自分達を確保にすると言い出したのだ。
「我々の星ではこの星の人間、即ち地球人によく似た種族を奴隷として徴用していた。しかし奴らは脆かった。ほんの少し酷使しただけで死ぬ」
「そこで我々は他の星に出向き、足りなくなった奴隷を確保する事にした。そこで目を着けたのがこの星の妖怪と呼ばれる種族だ」
「通常の人間と違い、多種多様な能力も持ち、体も頑丈だ。奴隷としてこれ程便利な種族はいない。既に多数の妖怪の確保を済ませている」
「何だと……!?」
八坂はレイビーク星人と名乗った宇宙人達の目的を聞いて身を震わせた。奴らは自分達以外をどうとも思っていない。奴隷がどれだけ命を落とす結果になろうとも、足りなくなったら他から持ってくればいいなどと物としか見ていないのだ。しかも、もう他の妖怪達も捕まっていると言う。
「くっ……」
「は、母上……」
「逃げようとしても無駄だ。援軍などいない。貴様たちの前だけでなく、後ろにいるのも我々だ」
「そして俺もいるの♪」
「我もいるの」
「吾もおるぞ」
『!!??』
ドガッシャアァァァン!!!
ほぼ全てのレイビーク星人が三人の乱入によって吹き飛ばされた。殆どがレジェンドにやられたようだがみな一撃で絶命しているようで身動きどころか呼吸音すらしていない。相変わらずアホなスペックである。
「な……何だと!?我々の同胞が……たった一瞬で……!?」
「やっぱりカラス人間共か。あの時と同じ様に人間採集かと思ったが今回は妖怪採集とはな……だが貴様らは運が無かった。何故なら旅行先のリサーチに来た俺達がいたからだ」
「でも我、食べれないカラスのリサーチなんかしたくなかった」
「全くだよ。どうせならツインテールとか出てこいよ。アレ海老みたいな食感らしいぞ」
「それ、我食べたい」
「この状況でもホントお主らはぶれぬな!?」
「ふざけるなぁぁぁ!!」
「ふざけてるのは貴様らだカラス人間共」
グルメ界へ放り出してもそのまま食い尽くしそうなレジェンドとオーフィスの会話にツッコミするスカーサハ。確かにぶれないが、逆にそれでこそレジェンド一家である。どんな時でも自分達らしいというのはいい事だ。たぶん。
「お……お主らは……」
「我、レジェンドの正妻オーフィス」
「お主も吾もまだレジェンドと結婚しておらぬからな?吾は真龍ディアドラ。だがこの姿の時はスカーサハと呼ぶが良い」
「レジェンド……?」
「あそこでカラスを次々に木っ端微塵にしてるのがレジェンド。この世界では光神様って呼ばれてる最強存在」
「「光神様!?」」
「やはりそちらの名前では有名なのだな……」
光神様という名を聞いた途端、八坂と九重は驚いた。光神様と言えば世界中の御伽話にも登場する程の存在だ。それぞれの国によって内容に差異はあるが、いずれも数々の奇跡を起こす神秘の存在として描かれている。
もう一つ、光神様は人型であるものの巨体であり、それこそ城の如き大きさと言われているが目の前で大暴れしている男性は見た目普通の人間だ。文句無しに格好良い分類ではあるが。
「あれはレジェンドの人間体。本当はもっと大きくて神秘的。あともっと格好良い」
「そこはかとなく個人的な主観が入っておらぬか?……ん?オーフィス?まさか、あの無限の龍神オーフィスか!?」
「ん、そう」
「何故そんな者が……いや、目の前におるのが光神様なら納得か」
よくよく考えてみれば目の前の少女がオーフィスだったのも驚いたが、レジェンドの事程ではない。スカーサハの事も気になったのだが、今はこの状況を脱するのが先決。
そう思っていた時が八坂にもありました。
「バーチカルギロチン!!」
「アギャアァァァ!!」
ボスらしきレイビーク星人が容赦無く真っ二つにされる様子を見せられるまでは。
「……終わった、ようだな……」
「相変わらずえげつないな……」
「ん、ギロチンショットじゃないだけマシ」
「「アレより酷いのがあるのか!?」」
元はギロチン王子ことあのウルトラ戦士の技である。切断技において右に出る者はいないとまで噂されたかの戦士よりも明らかにヤバイ威力が出てそうなんですけど。
そんな中、あまり会話に入ってこなかった九重はというと……
「わあ……本物の光神様なのじゃ……」
純真爆発していた。今ので信じるって何か違わないか?
ともあれ、目をキラキラさせながらレジェンドを見る九重にそんな事を言える筈もなく、レジェンド一行はそのまま八坂と九重を連れ、捕まっていた妖怪達を解放する。
その後、救出された妖怪達と共に礼をしようとしたのだが……三人ともいつの間にかいなくなっていた。どうやら自分達が気付かぬ間に宿泊先へと戻って行ったらしい。
「のう、九重……弟か妹は欲しくないか?」
「うーん……私はそれより、旦那様に光神様が欲しいです!」
「!?」
よもや娘がライバルになるとは予想だにしていなかった八坂なのだった。
そんな事が自身の知らぬ間に起こっているレジェンドはというと、やはり旅館だろうと『レジェンドと寝る時は何も着ない』と公言したオーフィスにくっつかれ、畳で寝るのに慣れておらず寝相がおかしいスカーサハがうつ伏せで顔面に乗っかっていた。
レジェンド、ピンチである。主に呼吸が。
〈続く〉
レジェンド眷属の九極天、現時点で判明してるだけでもヤバイ奴らしかいねぇ……!
旧魔王何それ美味しいのレベルの戦闘力持ちだらけという、真の最強戦力軍団です。ついでにレジェンドの家族かつ九極天という二足草鞋は卯ノ花さんだけなのです。
ちなみにサーガやノア、キングにもそういう親衛隊的なものはあります。どいつもこいつもヤバイ連中しかいません。
……いやノアやキングは性格もヤバイ面子揃えてそうだけど。
それではまた次回。
二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?
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真ゲッタードラゴン(大決戦版)
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真・ゲッター1(スパロボα仕様)