ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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お待たせしました。
今回は短め?なので割と早めに投稿出来ました。
ダイブハンガー組に先んじて京都の方で事件が起こります。
ハイDといえば悪魔。そしてジードの外見。
これらが今回の京都に起きる事件で重要なポイントになります。

そしてアンケートで鉄華団と大グレン団の勢いが凄い。
どっちも有名ですしね。


それでは本編をどうぞ。


合宿初日の夜、京都に起こる怪異

 修行期間中の組み合わせを発表し、それぞれと改めた顔合わせが終わってから、とりあえずその日は仮住居の方へ戻った。ジェントはハンター達の生活する秘密基地へと。

 

 

「本格的な修行は明日からだ。それに備えて各自、今日は休息を十分に取って英気を養うように。昨日から十日後、つまり今日を含めても九日しかないが、明日から六日間で修行を完成させ、七日目で最終調整。八日目は完全な休息日とし、決戦日である九日目を迎える事とする。俺も含め各々の師が急ピッチで行うからな。改めて覚悟を決めろ!以上だ!」

 

 

 ゲンの気合いの入った一言でそれぞれ休む為の行動に入っていく。ゲンはそれを確認してから、宛行われた自室にてある作業に入る。

 

小猫は黒歌や夜一と一緒に風呂へと向かった。というか黒歌に連行された。くたくたになっていた小猫はご機嫌な黒歌に抱えられて風呂場へ消え、その後を追うように夜一も風呂場に入っていった。

 

縁壱は一度、妻・うたと我が子の居る惑星レジェンドへと帰った。明日から八日間こちらで修行をつける事を伝え、それから愛妻子パワー(仮)を充填する為らしい。

 

カナエは他の者が譲ってくれたので軽くひとっ風呂浴びた後、スポーツドリンクで水分補給してすぐに寝てしまった。布団に入って即座に寝息が聞こえたので、相当疲れていたのだろう。同時に誰よりも明日の修行に備えているとも言える。

 

乱菊はいつも通り軽く晩酌、卯ノ花はそれを飲み過ぎないように見張っている。直接的な修行に関与しないとしても、アドバイス係として携わる以上二日酔いなどさせるわけにはいかない。卯ノ花自身は既に指導方針は決めてある。

 

木場と朱乃も入浴後、すぐに布団に潜った。お互い、指導役が七星剣と伝説九極天という規格外の大物だ。生半可な特訓ではないだろうと、眠るまではイメージトレーニングしていた。

 

ハリベルは和食のレシピ本を見ていた。マイペースといえばマイペースだが、変に張り詰めるよりは自然体の方がいい。自室でペラペラと捲っては付箋を貼ったりと、ある意味修行よりも熱心だ。

 

レイト……ゼロは布団に入りながらも考え事をしていた。今のままだと、一誠は途中で挫折する可能性もある。正直言って自分にはその時どうすればいいのかわからない。引き止めるべきか、突き放すべきか。そして暫くして今考えてもどうしようもないと、大人しく眠る事にした。

 

リアスはレーティングゲームの戦力を考えようとしたものの、既に当初の予定より明らかな変化を見せつつあるカナエや小猫を目の当たりにして、今戦略を立てても強くなったこちら側がそれを自ら崩してしまうかもしれないと思い、自身も明日からの特訓に備える事にした。戦略を立てるのは七日目の最終調整が終わってからの方が良いと確信して。

 

一誠はやはり悩んでいた。神器を使ったにも関わらず、ゲンとレイトに二連敗した。それも圧倒的大敗とも言える形で。悪魔に転生したとはいえ、元々ただの人間だった自分が明日からの特訓に付いて行けるのか。不安ばかりが大きくなりそれに押し潰されそうな気がしつつも、一誠はとりあえず布団に潜り込んだ。

 

最後に、アーシアだが……

 

 

「……って言う事があったんです」

 

『なるほどな。個人的にはカナエがどれだけヤバくなるかが気になるが……黒歌が無事に妹と和解出来たのは一安心だな』

 

「はいっ」

 

 

京都のレジェンドと電話していた。その会話の中で妖怪母子を助けたのはともかく、ロスヴァイセが今度から一緒に暮らす事になるのはちょっとムッとしたものの、またデートの時間を確保する事で手打ちにされた。加えて……

 

 

『あれ?レジェンドさん電話してるの?もしかしてゼロと?』

 

『いや、先日俺の家族になった子だ。今日教えただろ、アーシア・アルジェントって娘だよ』

 

『ああ!レジェンドさんが言ってた凄く健気な良い子!』

 

「はわっ!?」

 

 

突然聞こえて来た男性の声と、その声の主によってレジェンドが自分を褒めていた事を聞いてしまい真っ赤になるアーシア。

 

 

『リク、今のでアーシア絶対真っ赤になってるぞ。どうすんだ会話続かないだろ』

 

『あれ!?僕のせい!?』

 

『ダイレクトに褒められるのが恥ずかしいんだよ、アーシアは』

 

『あ〜なるほど。あ、レジェンドさんの携帯から失礼してるけど、僕は朝倉リク。ウルトラマンとしての名前はジード!よろしくね、アーシアちゃん』

 

「あ……はい!アーシア・アルジェントです!」

 

 

何気に修行組やダイブハンガー組で最初にリクことジード(とロスヴァイセ)がレジェンド一行に合流したのを知ったアーシアである。

 

 

『さて、俺としてはもう少し話していたいところなんだがな。リサーチついでに調べなければならん事が出来たのでアーシアには先に伝えておこう』

 

「……?何か、あったんですか?」

 

『ああ……どうやら俺達がスーパーに入っている間の話らしいんだが……「天使を見た」らしい。それも京都の街の住人が大勢見られるほど巨大な、それこそビル並の大きさだと』

 

「ええっ!?」

 

『うん、僕も聞いた。僕達はちょうど建物の中心かつ地下に居たからそれが現れた時に見る事出来なかったけど。たださ、天使ってそんなに大きかったかな……って』

 

 

ここに来て、妙な事が起こった。確かに以前、堕天使レイナーレがゴーデス細胞によってゲルカドンへと変容し巨大化した事はあったが、天使のままそんなに巨大、しかも今のご時世堂々と街のど真ん中に出現するものなのか?

 

 

「それは……おかしいです。天使様は私が教会にいた時に何度かお会いした事がありましたけど、そんな大々的に人前に姿を表す事は殆どありません」

 

『だよね。アーシアちゃんの事情はレジェンドさんから聞いてるし、辛い事を思い出させちゃって悪いけど…教会に所属してたアーシアちゃんから聞けて信憑性が増したよ。たぶん、『それ』は天使じゃない』

 

『ああ。かつて俺がGUTSに所属してた頃に起こったある事件と酷く似ているが、どちらにせよ調査してみない事にはなんとも言えんからな』

 

「そう、ですね……レジェンド様もリクさんも、どうかお気をつけて」

 

『分かってるさ。アーシアも修行、頑張ってな』

 

『今度は僕の方からも電話するから……ってしても大丈夫?レジェンドさん』

 

『おいリク、ニヤニヤしながら俺に聞くな』

 

 

そんなやり取りにリクの顔を見た事はないものの、その様子が目に浮かぶ様でアーシアはくすくす笑った。

 

 

『やれやれ……それじゃお休み、アーシア』

 

『またね、アーシアちゃん』

 

「はい、お休みなさい。レジェンド様、リクさん」

 

 

そういうと電話を切った。アーシアは二人やオーフィス達を心配しながらも、離れて一日しか経ってないとはいえレジェンドの声を聞いた事で安らかな気持ちで眠りに着けるのだった。

 

 

 

 

 レジェンドはアーシアとの電話を終え、まさかの男女合同の大部屋に宿泊する事になった部屋ではしゃいでいるリク以外のオーフィスら三人を呼んで話を始めた。ちなみに先日に続き和風旅館なので、皆それぞれ布団の上に各々リラックスしている。いや、オーフィスは胡座かいてるレジェンドの足に座ってきたが。やっぱりリクはニヤニヤしている。

 

 

「相変わらずモテモテだね、レジェンドさん」

 

「お前が言うか?光の国で功績が認められて表彰されて以来、やたらと地球人と似た姿の宇宙人の女性と縁があるくせに」

 

「へぇアッ!?」

 

「あ、やっぱり。そうなんじゃないかと思ってました」

 

「人当たりも良いし、危険とはいえ安定した職もある。色んな意味で狙われるな、確かに」

 

「でも、だからってレジェンドに走るのは駄目」

 

「ロスヴァイセさんとスカーサハちゃんはともかくオーフィスちゃんは何故そんな変な方向に解釈してるの!?」

 

 

まさかの斜め上の意見を言うオーフィスにツッコミを入れるリク。ゲン以外はツッコミ属性持ちなのか、今この世界の地球にいるウルトラマン達は。その筆頭が我らが主人公なのだが。

 

 

「まあ、冗談の言い合いはそこまでにしてだ。明日はリサーチもそれなりに、今日現れたという『天使』の聞き込みをするぞ。……と言っても、粗方予想はついているがな」

 

「さっきも言ってたけど、GUTS……だっけ?レジェンドさんがそこにいた時に似た事件があったって」

 

「ああ。それに関してはティガがよく知っている。俺とその場に居合わせているからな。その『天使』もどきは昼間しか見られんだろうが……俺の予想が当たっているなら、おそらく連中が表立って行動するのは日が暮れてからだ」

 

「天使が昼間っていうのは分かりますけど、どうしてその原因が行動するのが夜なんですか?まさか、その天使は悪魔の仕業……とかじゃないでしょうし」

 

「いや、ロスヴァイセの予想は概ね当たっている。喩えになるが連中は『悪魔』で差し支えない」

 

「「「「え?」」」」

 

 

レジェンドの発した言葉に四人が呆気にとられた声を出す。ロスヴァイセの予想したそのまさかだと。

しかし、喩えだとしてもレジェンドが悪魔と言う連中とは何者なのか。

そこでリクはティガがよく知っている、という点を加味して再考する。普通の怪獣ならともかく、こんな不可解な現象を起こしてくる奴らなど草々いる訳がない。しかも明らかに知能犯だ。

 

 

「レジェンドさん。これ、この世界の悪魔どころか怪獣の仕業じゃない。宇宙人か、それに準ずる奴の仕業だよね」

 

「その通りだ、リク。当たって欲しくはないが、十中八九今回の騒動の犯人は『キリエル(びと)』だ」

 

「キリエル人……?悪魔なのに人とはどういう事だ?」

 

「……我は聞いた事がある」

 

 

そこで驚きの言葉がオーフィスから発せられた。彼女がキリエル人について知っている。それに驚く三人だが、レジェンドは納得していた。キリエル人がどういう存在なのか理解していれば、今回の事件がこの世界に元々いたキリエル人によるものだとするとオーフィスが知っていても不思議ではない。

 

 

「アトランティスを作ってかつて人間を支配していた未知の存在。我も詳しくは知らない。スフィンクスやモアイ像、ナスカの地上絵っていうのを作ったとも聞いた。どんなものか見たのはこの間のテレビでだったけど」

 

「「えええ!?」」

 

 

リクやロスヴァイセはさすがに声を上げる。スフィンクス等は一緒にテレビにかじりつくように見ていたから理解出来るものの、アトランティスが何なのか分からないスカーサハには「夜遅いのだから静かにせぬか」と窘められた。もっとも二人はそれどころじゃないが。

 

 

「アトランティスって伝説の都と言われてるあの!?」

 

「ていうか他のも有名どころか知らない人が珍しいくらいのやつだって!!」

 

「あくまで奴らが言っていた事だから真相まではわからんがな。正確なのは奴らが太古の昔、少なくとも中世の頃には地球に侵入していたとされる精神生命体だという事だ。エーテル体と言う方がいいのかな」

 

 

オーフィスに続けるようにレジェンドが語る。アトランティス云々はともかくとしても、現在この地球に住んでいる宇宙人達よりもずっと前から存在している地球外生命体と言うのはやはり驚愕するしかない。

 

 

「あれ?でもレジェンドさん、『俺の年齢は50の横に0が五十万個は付くくらい』って言ってたし、記憶で覚えてなくても調べたらそこは分かるんじゃ……」

 

「【エリア】毎はもちろん『世界』毎に文明の生まれ方やそれを生み出した存在、経緯なんかは違う。実際に連中がアトランティスなどを生み出した世界もあるんだろうが常々そこまで調べてられるほど俺は暇ではないんでな。確かに調べられるし判るが、それをしたところで今回の事件が解決する訳でもない。ましてや事実を世の中に発表しても奴等の信者でもない限り笑い飛ばされて終わりだ」

 

 

ぶっちゃけ、レジェンドにとっては連中がどれだけ大層な事をしてようが関係も興味も無い。ガタノゾーアが復活した時、尻尾を巻いて逃げ出した連中の戯れ言に構ってる暇は無いと思っている。いや、比べる相手が規格外なんだけど。

 

 

「それから一つだけ注意しておく事がある。これは確実とは言えん事だが……」

 

 

レジェンドは一泊おいて、自身の経験から推測したキリエル人の行動に関する事を言う。それはこのメンバーにとって、非常に重要な事であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キリエル人に狙われているのは俺とリク、そしておそらくオーフィスもだ」

 

 

 

〈続く〉




という事でジードの本作デビューを飾るのはティガでも有名な奴です。
なんせ再戦時のサブタイトルが『悪魔の審判』ですからね。ジードの外見からのイメージを払拭し、ヒーローとしてデビューを飾るにはもってこいの相手。
ダイブハンガー組は無論メビウスが活躍予定です。

そろそろ月末月初なので仕事柄、更新が遅れますので一言伝えておきます。なるべく早めに次話を更新出来るようにしますので、暫しお待ち下さい。


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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