ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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どうも、本編が長くなってて投稿にもうしばらく時間がかかりそうなので、書き上げてあったのに未投稿だったものを投稿することにしました。
続き物の予定なので暫し投稿は見送ろうと思ったのですが、本編更新まで何も……というのはと考えまして。
次回がいつになるかは未定ですが。


それではどうぞ。


特別編・映画を作ろう!――提案――

 ――それは……あまりに唐突だった――

 

 

「映画を作ろう!」

 

 

 この瞬間、リアスの滅びの魔力を纏わせた鉄拳が遊びに来ていたサーゼクスの顔面に叩き込まれた。

 

 

「ぐああああ!!」

 

「遊びに来たのはいいとして、いきなり何言い出すのよ!」

 

「すげえ……!一切無駄の無い動作から素早い一撃だったぜ!」

 

「何だろう……サーゼクスさんを心配しなきゃいけないはずなのに、イッセーと同じくリアスに感心するしか出来ない気がする」

 

「これでビルドアップすれば完璧だな!」

 

「いやいやビルドアップいらねーだろリアスは。むしろイッセーのためにバストアップだ」

 

『最近フーマがツッコミを放棄し始めたな』

 

「いかん!一誠が鼻から流血しているぞ!」

 

 

 ダ・ガーン、それは一誠の妄想の結果だ。

 

 それはそれとして、休息のために空の世界・ウルティメイ島に来ていたウルトラ騎空団の元へ、多くの知己が遊びにやってきたのはいいのだが……いきなりサーゼクスが冒頭の台詞を吐いたのが事の発端。

 

 何でもウルティメイ島に映画館があったことでインスピレーションが湧いたとかどうとか。まあ、冥界でサタンレンジャーとかやってるぐらいだしそれは構わない。問題はウルトラ騎空団まで巻き込んで映画製作をしようとしていることである。

 

 

「あのねぇ……」

 

「よく考えるんだリーアたん」

 

「ナチュラルにそんな呼び方しないで」

 

「自由に(未来の義弟)一誠君とのラブロマンスが作れるとしたら素敵じゃないか!」

 

「私とイッセーだけで映画が作れるわけないでしょう?大体演者二人じゃ短編映画にさえならないわよ」

 

 

 溜め息を吐きながら額を押さえるリアス。こういうプライベート的な時に限り、昔から思い立ったが吉日なサーゼクスは無駄に行動力があって困りものだ。チラリと周りを見ると妻であるルミナシアも頭を抱えており、二人の息子のミリキャスは何が何だかよく分かっていない。サーゼクスと同じく乗り気のジオティクスも嫁のヴェネラナにぶっ飛ばされていた。

 

 

「映画製作ねぇ……そういやサーガやユウキにアカネ、そして神衛隊による製作・出演で作ってたよな。実写版『ファイナルファンタジーⅧ』」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「ちょっ……!先輩、それは言わないでくれ!!」

 

「サーガとユウキがそれぞれ演じた、主役のスコールとヒロインのリノアのラブシーンとか再現度凄すぎてなあ。あとは個人的にニールの演じたアーヴァイン・キニアスがお気に入りだな、俺は。ベストマッチ過ぎるだろアレ」

 

 

 そう言ってレジェンドは件の映画のBlu-rayBOX(特別限定生産盤)を取り出す。他にはアカネがエルオーネ、オルガがキロスといった風に配役がされており、しかも何故か全員やる気満々だったので惑星レジェンドでは大ヒットした。そのせいでユウキが御使い以前に『サーガの嫁』認識になってしまったのはどうかと思うが。

 ちなみに自分では言わなかったがレジェンドもラグナ役で出演している。

 

 

「…………」

 

「超師匠、小猫ちゃんが怖いです」

 

「じゃあ実際に見せたらどんな反応するか試してみるか」

 

「そのBlu-rayBOX壊されるかもしれないでございますよ!?」

 

 

 さすがにそれは……と思ったが恋心はニュータイプでも予測不能と言うし、有り得なくはない。

 

 

「というか、どんな映画作る気だ。まさかとは思うが大人向け作品じゃなかろうな」

 

「ふっ……よくぞ聞いてくれましたレジェンド様!ズバリ私が作るのは!!」

 

 

 バッと出された横断幕には――

 

 

『シン・ウルトラマンタロウ』

 

 

 と書かれていた。

 

 

「「「「「は?」」」」」

 

「なお、『シン』には新・真・神・進など複数の意味を持たせている。既にタロウ本人とウルトラの父殿や母殿の協力も取り付けてあるぞ!!」

 

「何してんだあいつら!?」

 

 

 サーゼクスだけじゃなかった、こんなこと考えていたのは。タロウはともかく、ウルトラの父と母は最終確認とかまだ常識的なのかもしれないが、実際は分かったもんじゃない。レジェンドがツッコミを入れるのも当然だ。

 

 

「……いかんな、ノリノリで協力するタロウ兄さんの姿が容易に想像出来てしまう」

 

「父さん、サーゼクスさんのことよく話してたし……」

 

「師匠とタイガが言うから結構マジなんじゃねーか、その映画……」

 

 

 同じウルトラ兄弟と実子の言葉の説得力よ……。

 

 なお、後々判明したことだがゾフィーも一枚噛んでたらしい。これを知ったウルトラマンは本気で銀河遊撃隊への転向届けを出そうとし、エースに必死で止められたそうな。

 

 

「話は聞かせてもらったよ!」

 

「私達も全面協力するからね☆」

 

 

 ここで束とセラフォルーが乱入。絶対この二人が揃うと厄介なことになりかねない。ガブリエルはまだ良識があるのだが……。

 

 

「ズバリ!いくつかのチームに分かれて映画を製作し、一番人気があったものを作ったチームには――」

 

 

 ここまで束が言ってレジェンドは気がついた。大抵このパターンはどうなるかといえば――。

 

 

「レジェくんからスペシャルボーナスが進呈されるよ!!」

 

「スペシウム超光波ァァァ!!」

 

 

 案の定レジェンド()()が割りを食う形になりブチギレる結果となった。当然である。何でその場にいただけの彼がそんなことせにゃならんのかと。

 

 

「レジェくんが勝ったら束さんやセラちゃんを好き放題出来るんだよ!?あんなことやこんなことしちゃったって『優しくしてね?』で済ませちゃうんだから!」

 

「俺が俺にスペシャルボーナスとかアイスラッガーみたいなもんだろーが」

 

「つまり宇宙ブーメランでございますね」

 

「ともかく決定!変更なし!決まり!というわけでチームに分かれるよー!」

 

 

 結局話を聞かない束によって強引に進められたわけだが、そのチーム分けはあまりにとんでもないものになった。

 

 

 

 

 ○三大種族+α

 

 オカ研や生徒会に加え、サーゼクスやセラフォルー、ガブリエル、さらに束やゲン、リクなどもいるチーム。やる気は(一部が)十分。反面、その世界の三大種族または出身ということで無理矢理参加させられているメンバーはやる気マイナス。

 

 

 ○サーガ&御使い&神衛隊

 

 御存知サーガやその御使い、及び眷属たる神衛隊。前述のファイナルファンタジーⅧで大成功を収めた実績がある。特別にレイトやミライもこちらにチーム分けされている他、千歳とナインもこちら。

 

 

 ○グラサイ&エリアル・ベース組

 

 グラン&ジータを中心にグランサイファー組と我夢や藤宮もいるエリアル・ベース組。メンバー数では最多。ダイゴやムサシ、アサヒまでいる。

 

 

 ○レジェンド一家+α

 

 例によってレジェンド一家だが、一部離脱して一部インしてる状態。リーダーである家長(レジェンド)が強制参加かつ損しかしないも同然のためやる気は殆ど無い。しかも現在何人か休暇の為、不在。

 

 一応、レジェンドのチームメンバーを説明しておこう。以下の通り。なお、アーシアは残りたがったがオカルト研究部所属のためマジンガーZERO共々三大種族側に引っ張られていった。

 

 ○ウルトラマンレジェンド

 ○ウルトラマンゼット

 ○オーフィス(一応ゴジラ付き)

 ○スカーサハ

 ○ルリア

 ○アマリ・アクアマリン

 ○アズ・セインクラウス

 ○ミツバ・グレイヴァレー

 ○C.C.

 ○紫天一家(シュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリ)

 ○鬼討組(しのぶ、小芭内、蜜璃のみ)

 ○クレナイガイ(ウルトラマンオーブ)

 ○ジャグラスジャグラー

 ○サギリ・サクライ

 ○九重(八坂は卯ノ花らと休暇で惑星レジェンド内を旅行しているため不在)

 ○前上流

 ○月神沙耶

 ○月影勇治(+手持ち怪獣三体)

 ○皇ライ

 ○モニカ・クルシェフスキー

 

 こんなところである。結構いるじゃないか、と思われがちだが他のチームに比べれば全然少ない。そもそも映画を製作するに当たって人数が足りないし、何より映画製作を理解している人物が殆どいないのも問題だ。

 

 

「オイうちのメンバー全然いないんだけど。死神絡みの四人とか黒歌とか何でいないの。グレイフィアやロスヴァイセまで……って三大勢力の方にいるじゃねーか!!」

 

「それじゃ、チーム同士お互い頑張ろう!」

 

「いやちょっと」

 

「仕方ない、やるからには本気でやらせてもらう」

 

「だから聞けって」

 

「タイガと別々かー……ま、いいや。一番になればどうにでもなるもんね!」

 

「聞こえないフリしてんのかコラ」

 

「「「正々堂々勝負!!」」」

 

「テメーら正々堂々の意味調べて言えやコノヤロー!!」

 

 

 かくして、それぞれ騎空艇や戦艦で別々の場所へと移動し、レジェンド一家+αとヒリュウ改はその場に残されてしまった。ちなみに三大種族チームは戦艦が無かったので仕方なくスペースマミーをレジェンドが貸し出す形に……やはり一人だけ不憫。

 

 

「……で、どうする気だ?いっそこのまま私達も休暇に入ってしまう手もあるぞ。卯ノ花や黒歌達もいないしな。無理に参加する必要もないだろ」

 

「ぶっちゃけその通りなんだがな……個人的にスペシャルボーナスを払わされるのは御免だと思っている自分がいる」

 

 

 C.C.の尤もな意見にレジェンドは溜め息を吐きながら言う。懐的に全く問題はないのだが、不在メンバーに後から何だかんだ言われるより、自分達が勝って穏便なものに済ませた方が精神的にもマシな気がするから。

 まあどっちにせよ、ぶーたれるのはいそうな気もするが……それは一先ず置いといて。

 

 

「でもレジェンドさん、私達だけで映画製作なんて出来るの?自慢じゃないけど私はあまり詳しくないし……」

 

「アマリだけに?」

 

「違うから!?」

 

「そこの方は俺がどうにかする。あとは惑星レジェンドに住んでいるあいつらに協力を頼むか。別に内容や外部協力者については何も言ってなかったし、どうしようと構わんということだろう」

 

 

 そう言うとレジェンドは誰かに通信を入れる。どうやら繋がったらしいが、その会話から誰に協力を申し込んだのか予想もつかない。一部の者を除いて。

 

 

「あ、もしもし。俺俺、レジェンドだけど。どんな感じよ新婚旅行。……うん……うん……やっぱり子供はまだちょっと先か。いいんじゃないか?待たせた分しっかり二人の時間を過ごしなさい。揃いも揃ってうちに来たんだから寿命とか心配せんでよろしい!で、ちょいと相談なんだが……」

 

「誰とお話してるんでしょうか?」

 

「新婚旅行とか聞こえたけど……」

 

(ああ、あいつらか)

 

 

 ルリアやアズなどはレジェンドの通信相手が誰なのか気になっていたが、C.C.は察しがついたようだ。ライやモニカは?マークを飛ばしているのだが。

 

 

「そうか、助かる。劇場公開時は特等席に夫婦揃って招待するからな。ん?……え、ちょい待ち。あっちはともかくあいつそんなにヤバいの?……いやいや何で俺がヤバい目に……そーいうことかよォォォ!!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「お前ら夫婦の実姉でお前にとっちゃ義理の姉だろ!?そこ抑えてくれよ今後毎回会う度に襲われたら洒落になんね……いや俺が覚悟決めたらもう一人も黙ってないだろ!?あいつの方は元々黙ってない気がするけどな!相方がまさかのあいつとくっつくとか予想出来ねーよ普通逆だと思っ……あーもう!その問題はそうなった時考える!そっちはクリスタルシティが一番近いんだな?じゃあそこに集合だ!呼べそうなメンバーだけでいいから!任せたぞ!ではまた後でな!」

 

 

 何やら焦った感じで通信を終え、また溜息を吐いて肩を落とすレジェンド。何だ何だと周りは気になっているが、事情をなんとなく理解したC.C.はレジェンドの肩をポンと叩き――

 

 

「自分で蒔いた種は自分で枯らせ」

 

「あいつらは枯らそうとしたら何十倍にも逞しくなって伸び盛るだろ。どこぞの宇宙の帝王の兄貴みたいな台詞言うな」

 

「お前も大概失礼だな。あいつらも乙女だぞ?」

 

「乙女はともかく、一人ならどうにか出来るが二人がかりで抑えつけられて服を脱ぎ出した時は本気で終わったと思ったわ。特にエクレの方はスペックフル活用してくるし」

 

 

 エクレ?とほぼ全員が疑問に思ったものの、とりあえず女性だと分かったのでオーフィスが相変わらず『ぷんすこー』モードになったりしたが一段落したことでレジェンドが改めて口を開く。

 

 

「話としては俺があいつらと冒険した最初の物語をベースに、様々な要素を盛り込んだファンタジー映画にする予定だ」

 

「ファンタジー映画……被らないかな?」

 

「安心しろ、アズ。ファンタジーというジャンルで被る可能性があるのは予め想定済みだ。俺達は三部作、スタント無しの全員体当たり演技でいく。三部作にしそうなのはサーガ達もだが」

 

「ちょっ……!?大丈夫なんですかそれ!」

 

「製作期間に関しては惑星レジェンドで割とどうにでもなる。ノースタントの方は……まあ、うん」

 

「「「「「すっごい不安!!」」」」」

 

 

 確かに不安だが、実際はむしろスタントいらねー的な人物が多過ぎるので、本当に大丈夫だろう。問題は男が少ないということだが、惑星レジェンドでの撮影ならエキストラには困らないし、そもそも今ここにいるメンツが誰も彼も濃いから気にならないんじゃないか?と納得。

 

 そうなると当然、物語のあらすじがどんなものか気になってくる。それを聞こうとした時、レジェンドが気になる単語を並べ始めた。

 

 

「主演メンバー誰にするかな……最低でも六、いや七人はいるし、その中で二人はカップリング確定。だとすると小芭内と蜜璃か、ライとモニカ。次点でジャグラーとサギリしかいないだろこの面子じゃ。それに召喚獣にしても一人につき一体、ドライビングモード有りなの俺のゼファーだけだしな……また創るハメになるのか、これは仕方ない」

 

「父さん、何か僕達とか店長と奥さんの名前聞こえたんだけど」

 

「おいそこ勝手にサギリを奥さん呼びすんな」

 

「召喚獣?星晶獣と同じものなんでしょうか?」

 

「まあ、『創られた』という意味では同じかもしれんな。レジェンドやあいつらの持つ召喚獣は。尤もレジェンドのやつはその中でも特別……いや、格別らしいが」

 

「???」

 

 

 ルリアの疑問にだけ、C.C.は含みをもたせつつも答えた。モニカとしてはドライビングモードとやらが気になっているようだ。そして何より『創る』とはどういう意味なのか。

 

 

「まあ、何にせよ惑星レジェンドに向かわねば始まらんか。さっさと行くぞ。俺も向こうに着き次第、早急に(迎撃)準備を整えなければヤら……やられる可能性があるんでな」

 

「言い直す必要あったの?」

 

「意味的な問題ですよ、アズ」

 

「え?」

 

 

 やられるという意味に違いがあるのと聞きたげなアズをミツバは(構いたいけど)スルーしておく。

 

 兎にも角にも、レジェンドの言う協力者と合流し、映画の撮影を始めるべく、彼らは惑星レジェンドへと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――おまけ――

 

 

「超師匠」

 

「何だゼット」

 

「カップリングどうこう言ってましたけど」

 

「……!おい待てそれ以上言うな!!」

 

「超師匠なら選び放題じゃないですかね」

 

「「「「「!!」」」」」

 

 

 この一言で(女性陣が)大騒ぎした挙げ句、ゼットはレジェンドの拳骨で特大のたんこぶを頭に作ることになってしまった。




分かる方は分かると思います、レジェンドが協力頼んだ相手。ヒントは『君がいるから』。
ちなみにレジェンドの召喚獣であるゼファーは某荒野を旅するRPGのFに出たバージョンに酷似してます。

なお、サーガら主演のFFⅧ、配役はこんな感じ(一部)。

スコール︙サーガ
リノア︙ユウキ
ゼル︙シモン
アーヴァイン︙ニール
セルフィ︙ラフタ
キスティス︙ヨーコ
サイファー︙カミナ

ラグナ︙レジェンド
キロス︙オルガ
ウォード︙ダヤッカ
エルオーネ︙アカネ

立場的にはサーガがレジェンドの息子同然だしやたらマッチしてた。アーヴァインとサイファーが絶対人気出るやつだこれ。

前書き通り、次回は未定です。マジでいつになるやら……。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

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