ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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お待たせしました。
今回は狛治側の話になります。
後編は前編以上に長くなってしまった……が、必要な事はある程度詰め込みました。


それでは本編をどうぞ。


番外編―ある者、ある家族の現在(後編)

 継国兄弟と鬼灯、そしてサーガとカミナの交渉が無事に終了し、もう一人……狛治という継国剣術道場で師範代を務めているという男の元へ五人が行こうとしている時と同時刻。

 

レジェンドはサーガに続いて捕まっていた神衛隊の分隊……というよりチームの一つである『ゲッターチーム』のリーダー格である『流竜馬』を解放し、その右腕には束がくっつき、左手はレジェンドが束の出身世界で共に救出し束の養女となった『クロエ・クロニクル』の右手が握られていた。

 

 

「いや、助かったぜレジェンド様。なにせここに着くなりとんでもない速さで後ろに回り込まれて首根っこ掴まれてどうしようもなかったからな」

 

「すまんな、竜馬。というか束、お前なんで俺が絡むとただでさえ反則じみた能力なのにさらにスペック上がるんだ?」

 

「ふふん!それが愛の力だよレジェくん!」

 

「束様はレジェンド様が関係すると最大で二十倍程能力が上昇するみたいなんです」

 

「何その状態。デメリット無い界王拳?」

 

 

一応束自身は細胞レベルでオーバースペックかつレジェンドの光気を浴びた事でさらに反則級になったのだが、それでも同じようにサーガの光気を浴びた竜馬の背後を取って捕縛するなど簡単な事ではない。

 

 

「まあいいか。竜馬は神衛隊の新メンバーの顔を見に来たんだろうが、束とクロエはどうしたんだ?ちょっと前にスペースコロニーの別荘へ気分転換に行ったばかりだっただろ」

 

「レジェくんが帰ってくるから!ってのもあるけど、神衛隊の新メンバー用の機体の意見でも聞こうと思ってクーちゃんと一緒に一旦戻ってきたんだよー。そんで意見貰ったらレジェくんがまたあっちに行くタイミングで私とクーちゃんもコロニーの別荘行って、宇宙眺めてのんびりしながらアイデア練ろうかなと」

 

「おそらくは私と束様も新しい方の機体開発に携わる事になるでしょうから、先手を打って準備しておこうと考えたんです」

 

「なるほどな。ちなみに俺の機体に関しては?」

 

「アレはレジェくんいないとまともに調整出来ないかな。動力からしてレジェくんの作ったオーバー?ロスト?どっちでもいいや、そういうテクノロジーだし」

 

 

神衛隊は基本的に戦艦や機動兵器、もしくはそれに準じたものを運用しての活動が主軸となる。そのメンバーとなる以上、搭乗する機体の開発は必要不可欠。メカニックや戦艦のクルーなどならば専門知識や技術でどうにかなるが、機動兵器の方となるとそうはいかない。

量産機ならいざ知らず、専用機となれば色々と大変なのだ。既存の量産機のカスタム機でも十分苦労するのだが、ワンオフの機体ともなればその比ではなく、大抵が試作機レベルの技術を盛り込んだ物になるのが常である。

ましてやレジェンドの専用機であるなら尚更だ。彼やサーガの機体はフラッグシップになる為、一切の妥協は許されないし、そもそもする気など束には元からサラサラない。

 

 

「いずれにしろ、一度俺も顔を出して本格的に調整した方がいいな。元々束やクロエが来るまで動力源を完成させてから基礎設計だけしてそのままだったし」

 

「機体自体はレジェくんの基礎設計のほぼそのまま。ただ、動力源がとんでもない超性能過ぎてそれを熟知してるレジェくん抜きだと各種設定の数値にムラが出まくりなんだよねぇ。一番の問題は異常過ぎる出力。アレあのままリミッターも無しに武器使ったらサーベル一振りで恒星クラスも木っ端微塵だよ」

 

「おい束、あんたなんてモン作ってんだ!?」

 

「りょーくん、私じゃないよ!レジェくんの基礎設計通りに作ってレジェくんの作った動力源積んだだけだもん!多少のアレンジはしたけどほぼそのままだってば!寧ろ弄ったのは真ゲッターロボの方だよ!

 

「「そっちの方が何してんだ!?」」

 

「まず出力上げて安定させて、装甲強度の見直し、武器の追加、合体時の変形の高速化とか色々頑張ったよ!」

 

 

突然の爆弾発言にレジェンドと竜馬は揃ってツッコミを入れたが、フタを開けてみればなんの事はない普通にパワーアップしてるだけだった。これは一安心。

 

 

「なんだよ驚かせんな。良い事だらけじゃねぇか」

 

「ホントはさ、あっちみたくキロメートルサイズに大きくしたかったんだけど」

 

「おいやめろマジでそれはやめろ」

 

「そういや真ゲッタードラゴンを見たらアイツどういう反応するんだろうな」

 

「アイツとはどなたですか?」

 

「新しい家族。スカーサハに続いてドラゴン絡みのな……ってそろそろ着くぞ。どちらの交渉も終わってればいいんだがな、カミナの方は問題なさそうだったが」

 

 

レジェンドの言葉を聞いて視線を前に向けると、縁壱が師範を務める継国剣術道場が見えてきた。屋敷はちょうどその道場の裏側にある。

 

 

 

 

 

「こぉの大馬鹿者があああ!!」

 

 

 

 

 

「はう!?」「ふぇ!?」「うおお!?」

 

「……こっちでも一悶着ありそうだな」

 

 

道場から離れていても聞こえた怒声に驚く束、クロエ、竜馬に、やれやれといった表情で溜息を吐くレジェンド。今度は一体どうしたのかと思いつつ、レジェンドは戦々恐々としている三人を連れ道場へと向かって行った。

 

 

 

 

 何故その怒声が聞こえたのかと言うと時間を少し遡り、カミナとサーガが到着して巌勝らと話し始めたのと同時刻の事だ。

 

今日も今日とて継国剣術道場では無数の門下生が修行を積んでいる。伝説九極天が開いている道場だけあって規模は大きく、同時に修行の密度も高く、優秀な剣士を多数輩出しており鬼灯の派遣先である日本地獄などに獄卒として就職する者も多い。

師範代でも相当な実力者達であり、ぶっちゃけ現代の戦闘機や戦車に対して刀が一振りあれば余裕で対抗しうる連中ばかりだったりする。

そんな中でも頭一つ抜けているのが『狛治』という男。

 

 

「踏み込みが甘い!臆せば相手に呑まれるぞ!」

 

『はい!』

 

「お前は一撃が浅い!読んで名の如く一撃で倒す気で打ち込め!」

 

『わかりました狛治師範代!』

 

 

妥協無しに一人一人と打ち合い指導していく狛治。しかし、時折別の何かを考えるかのように動かない時もあり、その様子を門下生達も心配している。

 

 

「狛治師範代、どうかしたんですか?最近考え込む事が増えてるみたいですけど」

 

「……気にするな。個人的な事だ」

 

 

そう言われて日に日にそれが増していっているのが目に見えて分かるのに気にするなは無理というもの。さすがに今日は突っ込んで聞いてみようと門下生や他の師範代が結束していた時、予想外の客が訪れた。

 

 

「ふぅむ……相変わらずこの道場は凄まじい熱気よ。これならばこの道場出身の剣士が各地で活躍するのも頷けるというもの」

 

「あんたはその熱気受けて平然としてるどころか、それを今にも丸ごと呑み込みそうな闘気放ってるんだが」

 

「フフフ……逆に言えばそれだけ儂も高ぶっておると言う事だ、オルガよ」

 

『!?』

 

 

何時の間にか道場の入口に二人の男が立っていた。

一人はコートを着た、銀髪で色黒の肌の男。大人のような少年と言うべきか、それとも少年らしさを持った大人と言うべきか。

もう一人が普通ではない。腰布を巻いた、カンフーの使い手のような服を着用し、口髭を蓄えた三つ編みの老人。しかし服の上からでも分かるほど鍛え上げられた肉体はそれだけで只者ではない事を理解させる。

 

 

「おい、あの人ってまさか……」

 

「あの服、あの闘気……間違いない……!」

 

「レジェンド様直属の『伝説九極天』の一人、『拳神』東方不敗マスターアジア老師!!」

 

「星間連合艦隊一個師団を生身で壊滅させた、あの!?」

 

「俺は海の上や空までも縦横無尽に駆け抜けたと聞いたぞ!?」

 

 

口々に東方不敗の噂を挙げていく道場の門下生達。実際マジなので本気で笑えないレベルの戦闘力だ。まさしく『武器は己自身也』と身体さえ動けば全身凶器な化け物である。

 

 

「ていうか老師さっきオルガって言わなかったか!?」

 

「この星、それも老師と繋がりがあるオルガって名前の男と言えば神衛隊のメンバーしか居ないだろ!」

 

「じゃああっちはあのサーガ様直属の『神衛隊』第三分隊『鉄華団』団長オルガ・イツカかよ!?」

 

「なんでそんなビッグネームが二人揃って来るんだ!?」

 

 

神衛隊第三分隊『鉄華団』―MS(モビルスーツ)という機動兵器を主軸とした部隊であり、機動兵器部隊はさらに小隊分けされている事が特徴。そして各小隊の隊長機は『ガンダム・フレーム』と呼ばれる特別なフレームを使った専用機を割り当てられている事で有名だ。

中でも第一小隊隊長兼戦闘隊長である三日月・オーガスの駆る『ネオ・ガンダムバルバトスルプスレクス』は圧倒的で、その活躍を見たこの道場の門下生も小隊へ入隊志願する程の人気を誇る。

 

 

「すまんな皆の者。今日用事があるのはそこの狛治という師範代でな」

 

「……俺に?」

 

「作用。正確には儂ではなくこっちのオルガがな。儂は立ち合い人としてが本分だ」

 

「立ち合いっていうか思いっきり口出しそうな気がするが……まあいいか、そういう訳だ」

 

 

ゴホンと軽く咳払いし、オルガは自己紹介から始める。

 

 

「とりあえず初めましてだな、俺はオルガ・イツカってんだ。サーガの大将直属の護衛部隊『神衛隊』の第三分隊『鉄華団』の団長をやってる。ちなみに神衛隊の頭文字は親じゃなくて神って字だ。一文字変えるだけで意味が変わるから漢字ってスゲーよな」

 

「継国剣術道場師範代の狛治だ。本日はどういった要件で訪問された?」

 

「ああ、まずは先に目的の方を話した方がいいな。俺達……でいいのか?ここを訪問したのはお前を神衛隊……というより鉄華団に勧誘する為だ」

 

 

この言葉で周りが一気に騒ぎ出す。当の本人である狛治も驚くが、すぐに冷静さを取り戻しオルガに質問する。

 

 

「身に余る光栄な事だが、何故俺を?これだけの広さの星なら探せば俺より優秀な奴はいくらでもいるのでは?」

 

「まあ、それも含めて理由を聞いてくれ。聞いての通り俺達神衛隊は光神の中でもレジェンドの旦那に次ぐサーガの大将直属の部隊だ。当然危険度も相当なモンだし、生半可な実力の奴を入れる訳にはいかない」

 

 

これはオルガだけでなくサーガ自身の意志でもある。犠牲を出す要因を可能な限り排除し、神衛隊全員が生き残る為に実力査定は厳しく行っている。もっとも、査定されるのは実力のみではないのだが。

 

 

「お前がこの道場で師範代筆頭と言われる実力があるのは調べたが、それだけじゃ納得しないだろうからな。俺が注目したのはお前の指導力だ。調査を突き詰めると、ここ最近【エリア】各地で活躍してる剣士の多くはこの道場、それもお前が重点的に育てた連中だった」

 

 

東方不敗がここに現れてすぐに言った言葉、それに付け足す感じで理由を述べる。

 

 

「正直鉄華団(ウチ)は指揮が出来るのも俺を含めて限られる上、ましてや指導なんて出来る奴はさらに少ない。うちの連中にも生身である程度戦えるようになってもらわなきゃ困るしどうしたもんかと考えた結果、お前が候補筆頭に挙がったんだ。ま、機動兵器に関しては逆にこっちが教える立場になるけどな」

 

「だが、俺が教えられるのは剣術くらいで……」

 

「本当に教えられるのはそれだけか?」

 

 

その言葉に狛治は目を見開く。

 

 

「さっき調査を突き詰めたって言っただろ。お前、本当は剣士じゃなくて『拳士』じゃないのか?」

 

「ッ!?」

 

 

狛治は一気に動揺した。自身の事は師範である縁壱にしか伝えていないし、彼が安易に話すとも思えない。話すとしたら、それこそ重要な関わり合いを持つ人物くらいだろう。実際、縁壱がそれを話したのはレジェンドや鬼灯、加えて前回の巌勝、サーガ、カミナの五人のみだ。

だというのに何処からそんな情報を手に入れたのか。東方不敗だけでなく、オルガもやはり只者ではない。

 

 

「お前が出た試合での動きを見て違和感があってな。この東方不敗老師にも見てもらって確信したんだよ。足さばきや間合いの取り方、力の込め方なんかが微妙に剣士のそれと違う。老師もそこを一目で見抜いたんだ」

 

 

なんで一目で分かるんだよ、しかも記録映像で……とボヤくオルガだが狛治にしてみれば観察眼がずば抜けているのは双方変わらない。

 

 

「……そうだ。俺は拳士だ。拳士だった……」

 

「だったって事は何かしらあって辞めたんだろ、拳法。突っ込んで聞くのは悪いと思うが、理由によっちゃ無理強い出来ないし教えてくれねぇか?」

 

「……俺の家は貧乏だった」

 

 

そこから狛治が話した彼の過去は想像以上に過酷なものだった。病弱な父親は自分に薬を買う為に狛治がスリをしては捕まってを繰り返す事に負い目を感じ自ら命を絶った。そして、その後送られた場所で良き出会いがあり、己に拳士としての生き方を教えてくれた師の一人娘と結ばれるも、祝言を挙げる事を父親に報告する意味で墓参りに行き、帰った時には隣の剣術道場の跡取り息子と門下生の私怨によって師と妻となるはずだった少女は毒殺された。

それに対する報復として狛治はその剣術道場の跡取り息子を含む門下生67名を己が拳によって惨殺したのだ。

 

 

『……』

 

 

あまりに壮絶な過去に門下生はおろかオルガさえ黙ってしまっていた。東方不敗だけは腕を組んだまま表情を崩さない。

 

 

「そして……俺は鬼になった。いや、されたと言う方が正しいのか。百年以上も意味のない殺戮を繰り返し、漸く討たれたと思えば、地獄ではなく見た事もない景色の場所……そしてこの道場の主である縁壱師範に俺は拾われた」

 

「……それで恩義を感じてか、はたまた己の贖罪の為か……どちらにせよ、ここで師範代を引き受けたわけだ」

 

「そうだ……俺に拳を振るう資格は等に無い。ならばせめてもの償いとして少しでも多く正しき心を持った剣士を世に送り出そうとこうして道場に置いてもらってるんだ」

 

「そんな話を聞かされちゃ引き抜きなんざ出来ないだろ……仕方ねぇ、ここは大人しく「待て、オルガよ」老師?」

 

 

ここに来て東方不敗が動いた。今まで前にいたオルガを下がらせ、交替するように狛治の前に立つ。

 

 

「狛治と言ったな。改めて名乗ろう。儂はレジェンド様直属の伝説九極天が一人、東方不敗マスターアジア。此度は立ち合い人としてこの場に参じた訳だがお主に聞きたい事がある」

 

「……何でしょうか」

 

「お主はいつまでここで燻っているつもりだ?」

 

「燻って……?一体何を……」

 

「いい加減に屁理屈を並べて辛い表情のまま剣を振るうのはやめろと言っておるのだ。お主が考えているよりも周りの者達はお主の心情を理解しておる。先程の話を聞いた時からな」

 

 

ハッとして周りを見渡すと同僚や門下生が皆心配そうな顔で狛治を見ている。

 

 

「狛治師範代……ずっと苦しかったんじゃないですか?」

 

「……!?」

 

「今の話を聞いたら師範代の家族を殺したのも剣術道場の連中だろ!?俺達じゃないっつっても剣術道場ってのは同じだし、気に病まないのは変じゃないッスか!!」

 

「もう十分だろ、狛治……もう自分を許してもいいんじゃないか」

 

「お……俺は……」

 

 

同僚や門下生が自分を思って言ってくれてる事は分かるものの、狛治はそれに躊躇する。

 

 

「やはり……駄目だ。俺は師範にも、恋雪(こゆき)さんにも顔向け出来ない。たとえ、『弾かれた』事で二度と会えなくても―」

 

 

 

 

 

「こぉの大馬鹿者があああ!!」

 

 

 

 

……と、東方不敗が怒声を発した。レジェンドらが聞いたのはこれである。あまりの声量と迫力に思わず怯んでしまう狛治や道場の者達。オルガは「やべぇ、老師キレてやがる」と真っ青になっていた。

 

 

「そうやっていつまでも他人を理由にして前に踏み出そうとせん事が間違っておるのだ!!誰もいない後ろしか見ようとせん今の貴様には、拳のみならず剣さえも振るう資格など無いわ!!」

 

「何だと……!?」

 

「貴様の師は貴様に後悔させる為に拳法を教えたのか?貴様の想い人は貴様を束縛する為に添い遂げようとしたのか?違うであろう!!」

 

 

さらに迫力を増して言葉を続ける東方不敗。

 

 

「貴様自身がそれに気付けんようではその者たちも浮かばれん。その者らの為に儂が直接喝を入れてくれる!構えぃ!!」

 

「!?」

 

 

東方不敗はそう言うと彼の代名詞とも言える独特のポーズで戦闘態勢を取る。対する狛治は突然の事で混乱するが、何とか気を取り直し、竹刀を構える……が、それは東方不敗から離れているにも関わらず一瞬にして粉々になった。

 

 

『!!』

 

「縁壱には後ほど弁償するとしよう。さて、これで手持ちの武器は無くなったな。どうする?狛治よ」

 

 

なんと粉々にしたのは東方不敗だった。目に見えぬ程、高速かつ繊細な一撃。それによって狛治の竹刀を粉砕したのだ。

 

 

(何だ今のは……!?この男、明らかに鬼であった頃の俺を上回っている!!確か縁壱師範も伝説九極天……こんな奴が師範とこの男以外に七人もいるというのか!?)

 

 

狛治は戦慄した。鬼であった頃も敵と相対した時はこれ程の恐怖を感じた事はない。

 

 

「ほぅれどうした?さっさと構えんか。振るえずとも拳を握るくらいは出来よう。それとも貴様が師から『受け継いだ』のは相手が格上か格下か判断する術だけか?勝てなければ尻尾を巻いて逃げろとでも教えたのか?ん?」

 

「……!!うおおおおお!!」

 

 

自身の師……慶蔵を侮辱されたと感じた狛治は怒りのあまり東方不敗へと驚くべき速さで向かって行った。()()()

それに東方不敗は内心「漸くか」とほくそ笑んで狛治を迎え撃つ。凄まじい拳と蹴りの応酬が繰り広げられるが、余裕の東方不敗に対して狛治は大分息が上がっている。東方不敗は受け止めるか避けるかしているが、狛治には東方不敗の一撃が急所に叩き込まれ続けているのだ。それでも倒れず攻撃しているのはさすがとしか言えない。

 

 

「ふむ、中々どうして粘るではないか。だがこれで終いにしてやろう!!」

 

「っ!?」

 

 

 

 

 

「ダァァァクネス!!フィンガァァァ!!!」

 

 

 

 

 

「ぐああぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

東方不敗の右手が凄まじくスパークしながら紫色に輝いたと思えば、その右手で狛治の頭を掴み握り潰さんと力を込めた。尋常ではない苦しみ方にオルガを含めて門下生らも止めに入る。

 

 

「おい老師!それ以上はヤバイって!!本気で死んじまうぞ!!」

 

「安心するが良い!精々頭蓋にヒビが入るくらいに抑えておるわ!!」

 

「全然大丈夫じゃねえだろ!?」

 

 

一見コントに見える会話だが、実際はそんな楽観視出来る状態ではない。その時……

 

 

 

 

 

「狛治さん!!」

 

 

 

 

 

まだ幼さが残る女性の声がその場全員に聞こえ、東方不敗は技を止めて手を離し、狛治は驚きながらまさかと思いその声のした方向を向く。

そこには死んだはずの狛治の想い人の恋雪と、その父で狛治の師である慶蔵が他数名の人物と立っていた。

 

 

「……え?恋雪……さん?師範?」

 

「狛治さん!大丈夫!?」

 

「待ってろ、念の為持ってきてた治療薬がある。少し染みるが我慢しろ、狛治」

 

「どうして……なんで……?」

 

 

今だ混乱するしている狛治や、その狛治を治療している恋雪と慶蔵を一瞥した後、東方不敗は二人と一緒にいた他数名を見る。

 

 

「レジェンド様、てっきり縁壱らとこちらに来られるかと思いましたがな」

 

「束がサーガをとっ捕まえたりしてたから俺が確保しに行ったんだよ。あと主人公なのに他数名って扱いヒドくね?

 

「オォイ地の文にツッコむなよ旦那ァ!!」

 

 

相変わらずメタ発言をかますレジェンドにキレのあるツッコミを炸裂させるオルガ。間違いなく彼は本作ではツッコミ属性だ。

 

 

「だってサーくん全然教えてくれないんだもん!」

 

「いや、サーガ様に聞いてもレジェンド様の落とし方なんか分からねえだろ。そもそもあの人そういう事に疎いんだぜ?」

 

「お、竜馬も来たのか。その調子だと旦那が来るまで束の姐さんに捕まってただろ。お疲れさん」

 

「ご名答だぜ、オルガ……絶対サーガ様逃げる時サーガアクセラレーション使っただろこれ」

 

 

ぶーたれる束と、そんな束を諫める竜馬に、その竜馬を労うオルガ。ちなみにサーガが捕まってる間にカミナは一足早く継国家に向かっていた。護衛なのに。

 

 

「東方不敗様、お久しぶりです」

 

「うむ、クロエ。お主も元気そうで何より」

 

「しかし……派手にやったな。まるで全力なんて出してないとはいえ、ダークネスフィンガーまでやるか?普通……下手すりゃ狛治の頭パーンだぞ?」

 

「それはありませんぞ。オルガにも言いましたが、頭蓋にヒビが入る程度しか力を込めていませんのでな」

 

「いや十分ヤバイだろソレ」

 

 

レジェンドの言葉にクロエも頷いている。頭蓋にヒビ、しかし相手があの狛治。彼にそのレベルの被害と言うから威力はお察しである。おまけに『しか』ってなんだ『しか』って。

 

 

「それで老師。あの二人は誰なんだ?狛治の奴、相当驚いてるようだが」

 

「んん?なに、奴の想い人と恩師よ」

 

「はあ!?」

 

「いや、縁壱の話から鬼云々絡む連中の出身はノアの【エリア】らしかったんで、俺がノアに事情を話したらあの二人はギリギリ転生の環に入る直前だったんでな。普通なら【エリア】超えは俺達光神以外は出来ないんだが、特別にノアとキングが協力してくれて、ノアの【エリア】に戻れない代わりにこっちに連れて来れたんだよ。色々と骨は折れたがな」

 

「……旦那、代償は?」

 

「百時間耐久ノアの神使自慢とキングへの全身マッサージ」

 

「「「前者が凄まじく苦痛!!」」」

 

 

げっそりした顔で言うレジェンドに本気で同情した東方不敗ら六名。この時点ではアーシアが巫女になっていないレジェンドには彼らが言った通り苦痛でしかない。

それを聞いていた狛治ら三人もレジェンド達の傍によってきた。

 

 

「あの……」

 

「んー?」

 

「レジェンド様が、二人を連れて来てくれたんですか?」

 

「ああ」

 

「すいません、こんな事を聞くのも不躾だとは思うんですが……親父は……」

 

「既に転生の環に入っていたみたいでな。少し話せただけだった」

 

「……そうですか」

 

 

恋雪や慶蔵に支えられながら立っていた狛治は俯きながらも少しだけ笑っていた。そんな彼にレジェンドから思いもよらぬ言葉が返ってきた。

 

 

「ついでにお前への事伝と渡し物を頼まれた。つかあの短時間かつ転生の環の中でよくこんなもん作れたな。凄いぞお前の父親」

 

「え……?」

 

「『誰がなんと言おうが、お前が俺の息子で良かった。俺に向けてくれた優しさを、今度はお前の大切な人達に向けてくれ。カミさんと幸せにな』だとさ。で、これがその父親からの餞別だ。なんでも紋付袴だそうだ。祝言に使ってくれとな」

 

 

父親からの最後の贈り物はレジェンドの手から狛治へと受け渡された。両手の上に乗せられた着物から感じるのは、父親の優しさと愛情。狛治は恋雪や慶蔵との再会に続いて聞かされた事実に涙した。

 

 

「……親父……!」

 

 

そんな狛治に寄り添う恋雪。その姿が羨ましかったのか束がレジェンドに引っ付いてきた。さり気なくクロエも。

 

 

「さて、こちらは一先ず丸く収まったとしてだ。東方不敗、まだ聞きたい事があるんだろう?」

 

「うむ。もう少しお時間を頂きますぞ、レジェンド様」

 

「あいよー」

 

 

軽く返事をしてレジェンドは道場の壁際に束やクロエと腰を降ろした。竜馬はオルガと並んで立ち、腕組みしながら成り行きを見守っている。

 

 

「狛治よ。先程の動きは見事だった。儂から見ればまだまだだが、何より倒れんという気迫があった」

 

「老師……」

 

「お主も気付いていよう。受け継ぐというのは、何も技術のみにあらず。師の志も含まれるのだ」

 

 

狛治への呼び方が「貴様」から戻っている事で、東方不敗の怒りが既に無い事が現れている。

 

 

「確かに剣術を自ら修得し、教導し教え子を世に輩出するのも贖罪として立派。しかし、顔向け出来ないと拳を封印し廃れさせるのは、お主の師である慶蔵の『護る為の拳』という教えを廃れさせるのと同意義よ。確かにお主はその拳にて人を殺めたやもしれぬが、聞けばお主が殺めたという連中は卑怯な手段を取ってそこの二人の命を奪ったというではないか。人を殺めた事を忘れぬのは良いが、そやつらの事でいつまでも気に病む必要はない」

 

「お心遣いは感謝しますが……」

 

「大罪人と言うなら儂の方が正にそれよ。儂はかつて地球を思うが故、人類など滅びてしまえなどと考えておったからな。そして、ある物を用いてそれを実行しようともした」

 

 

「「「!?」」」

 

 

狛治、恋雪、慶蔵は絶句した。特に狛治は無惨の事を知るが故に、目の前の人物がその無惨と同等かそれ以上の事をしようとしたというのを信じられなかった。

 

 

「だが、そんな儂を正してくれたのは弟子のドモンだった。人類もまた自然の一部……正にその通りであったわ。あやつは最後の最後で儂を超えた。そして……儂が元の世界でドモンと共に最期に見たのは、鮮やかな夕日だったな……」

 

 

感慨深く語る東方不敗に、恋雪や門下生達は涙を流しており、東方不敗もまた一度命を落として助けられた者だと知る。

 

 

「それから儂はこうしてレジェンド様に魂を助けられ、再び生を受けた。今では各次元、様々な惑星の自然を蘇らせる事を仕事としておる」

 

「前にしゅー爺の再生させた惑星に行ったんだけど凄いよねー!荒野しか無かった場所が芝生全開花満開!あれ絶対ピクニックしたら最高だよ!」

 

「フフ……ちゃんとゴミは持ち帰るのだぞ、束よ」

 

「はーい!」

 

 

なんとも和やかな会話である。そんな光景を見て、狛治も口を開く。

 

 

「俺も……」

 

「んん?」

 

「俺も……出来るだろうか。老師のように……踏み外した道を、もう一度正しく歩めるだろうか」

 

「それを決め、成し遂げられるかはお主次第よ。そうであろう?オルガ」

 

 

突然話を振られて驚くオルガだったが、竜馬が肘で「ほら、ちゃんと言ってこい」と意地悪気な笑みを浮かべながら突いてきたので意味を理解した。

 

 

「なあ狛治。お前は貧乏って言ったが、俺達も似たようなモンだった」

 

「何……?」

 

「『ヒューマンデブリ』。宇宙に漂うゴミのように掃いて捨てる程存在するもの。俺達はそう扱われた。しかも、ヒューマンデブリにされるのは孤児や身元不明の子供が殆どだ」

 

 

またも驚きの事実が告げられた。ギリギリ人として見られている状態。狛治がオルガ達の世界にいれば間違いなくヒューマンデブリにされていただろう。

 

 

「元の世界での鉄華団を立ち上げた理由の一つでもある。もっとも、俺も志半ばでくたばっちまったがな。ぶっちゃけ九極天や神衛隊ってのはそういう連中が多いのさ」

 

「おいオルガ、俺は別にくたばっちゃいねえぞ」

 

「束さんやクーちゃんもだよ!」

 

「多いって言ったが皆とは言ってねえだろ。まあ、そんな訳だ。だからよ……」

 

 

オルガが狛治に右手を差し出し、力強く笑いながら言う。

 

 

「もしもお前が変わりたいってんなら……来いよ、鉄華団に。嫁さんとお師匠さんも一緒にな!」

 

 

その言葉に目を見開き、恋雪と慶蔵を見ると、二人も笑顔で頷いている。自分達は狛治と共にある、言葉にせずともそう思っているのが分かった狛治はオルガに向き直り……

 

 

「……よろしく、頼む……団長!」

 

 

目を見てハッキリと言い、差し出された手を握り返した。

竜馬と東方不敗はニッと笑い、レジェンドはやれやれと苦笑している。

 

 

「よっしゃあ!こっちこそよろしくな狛治一家!」

 

「とは言ってもいきなり道場を抜けるとなるとさすがに迷惑が……」

 

 

 

 

 

「心配にゃあ及ばねえ!!」

 

 

 

 

 

その声がした方を向くと、バーン!という効果音が鳴りそうな程堂々と仁王立ちしていたカミナが居た。ついでに縁壱と鬼灯、サーガ、そして……

 

 

「まさか……黒死牟か?」

 

「久しいな、猗窩座。いや、今は狛治だったな」

 

 

鬼として共に無惨の元で戦っていた黒死牟……巌勝もいた。

 

 

「お前が抜けた穴は神衛隊第一分隊『紅蓮』の鬼リーダー、カミナ様の左腕!この継国巌勝が務める!!名前で分かるだろうが、この道場の主である縁壱の血縁!しかも兄貴だ!!」

 

「巌勝、いつの間に左腕になったんだ?」

 

「いや、それこそいつの間にかそうなってまして……」

 

 

レジェンドに聞かれた縁壱は苦笑しながら答えた。巌勝も満更では無さそうだし、まあいいか。

 

 

「カミナの方も無事に加入してもらえたみたいだな。ってか縁壱さんの兄貴って何とんでもない奴連れてきてんだよ」

 

「ヘッ!お前も大概だろオルガ!家族丸々引き入れやがって!」

 

 

軽口叩きつつ笑いながら拳を突き合わせる二大団長。お互い望む人物を引き入れられたので機嫌が良いようだ。

 

 

「私はまだこの道場の詳細を知らないからな。引き継ぎはしっかりやらせてもらうぞ、狛治」

 

「ああ、後の事は頼む。それから……師範、皆……本当に世話になった」

 

「こちらこそ助かった。この場にいないうたの分も礼を言わせてほしい」

 

「……あ」

 

「どしたのレジェくん」

 

 

漸く全員が和やかな雰囲気になったと思ったらレジェンドが何かを思い出した。

 

 

「どうせノアの神使自慢を百時間延々と聞かされるんだ……だったら少しぐらい良い思いしてもいいだろ」

 

「「すいません今変な言葉が聞こえましたが」」

 

 

狛治一家を再会させる為にレジェンドの受けた代償を初めて聞いた縁壱と鬼灯は真っ青になっている。いや、縁壱は愛妻うたや我が子の自慢で対抗出来そうなんだけど。

 

 

「巌勝と狛治一家の入隊?入団?どっちでもいいか、それを記念して、狛治と恋雪の祝言を盛大に開くぞコノヤロー!!」

 

「「えええ!?」」

 

 

あまりに突然なレジェンドの発言に当事者になる二人が真っ赤になり慶蔵は既にやる気、カミナやオルガも団員達に連絡を取り始めた。

 

 

「おうシモン!新しく紅蓮の方に入った奴の紹介も兼ねて鉄華団の方に入った奴らの祝言?つまり結婚式やるんだよ!つーわけでクリスタルシティに超次元グレン団集合!!お前の嫁さんもちゃんと連れて来いよな!!」

 

「あ、ミカに兄貴か。実は記念や歓迎会の意味も含めて新しく鉄華団に入る奴らの結婚式をやるんだが団員をクリスタルシティに集められるか。……そうか、そいつは良かった。俺達はこっちで準備するからそっちは任せた」

 

 

 

 

 

 その後、あれやこれやと準備は進み、巌勝と狛治一家の神衛隊入隊記念を兼ねた狛治と恋雪の祝言は盛大に行われた。

こちらに来て無事再会出来たシモンとニアの結婚式に参加出来なかったロージェノムがせめてニアのドレス姿を見たいと言い出したり、東方不敗とレジェンドが演武したり、三日月がバルバトスを使って一芸披露しようとして昭弘とシノに止められたりと色々あったが、祝言は終始賑やかで今までの暗い過去を吹き飛ばす程の盛り上がりだった。

 

 こうして巌勝は神衛隊第一分隊『紅蓮』及び超次元グレン団に、狛治一家は鉄華団に所属する事となった。

 

 

 

 

 

 そして月日は流れ、現在かの世界ではリアスとライザーのレーティングゲームが行われている頃の惑星レジェンド。

レジェンドらがいる世界の地球へとサーガと共に向かう事が決まった神衛隊の面々は準備を殆ど終えていた。

縁壱がカナエの修行を引き受け師範不在である為、巌勝だけは道場の方にいるが、神衛隊は別の世界に出向している『第四分隊』以降を除き、アクアエデンに集合している。

 

 

「サーガの大将から通達があったぜ。人数が人数だから準備もあるし現地で一度打ち合わせするそうだ。俺ら鉄華団からは俺とミカ、超次元グレン団からは巌勝とヨーコが行く事になった」

 

「んん?なんでオルガは行くのにカミナのアニキは行かないんだ?」

 

「ああ、そいつはなシノ……大将曰く『先輩の家はウルトラマンを除き女性ばかりでデリケートだ。いつも通り勢いでどうにかする訳にはいかない』って事だ。カミナが口を開く前にヨーコが黙らせてた」

 

「「「「「ヨーコ姐さんつえー……」」」」」

 

 

鉄華団の面々は超次元グレン団所属女性の筆頭たるヨーコの強さ(と発言力)を改めて実感した。

 

 

「オルガ、ヨーコ姐さんは分かったけど巌勝さんと俺はなんで?」

 

「ミカは単純に俺の護衛だな。一応狛治も考えたが、行くなら単身赴任より家族一緒がいいだろ。それから巌勝は腕っぷしは文句無し、頭も切れる『紅蓮』の参謀格……『螺巌』参謀格のヨーコと対になるポジションだからだ。ヨーコの推薦で、カミナも巌勝ならと納得したそうだぜ」

 

「そっか、わかった」

 

 

ミカは理解が早くて助かる、そうオルガは思った。同時にそれを聞いていた狛治や恋雪はオルガが気を遣ってくれた事に感謝し頭を下げてたが『俺とミカがいない間は頼むぜ』と言われ快く了承する。もはや二人と慶蔵にとってはこの鉄華団員全員が大切な家族だ。ひいては神衛隊やサーガ、そしてレジェンドを始めこの星に生きる者達が。

 

 

「ゲッターチームが入っていないが、何かあったのか?」

 

「いや、特に込み入った理由じゃねえよ昭弘。真ゲッターの新武装や強化後のスペックをシミュレーターで確認してから竜馬が先行するってよ。真ゲッター自体は強化後の調整にまだ時間がかかるし、真ドラゴンに至っちゃあのデカさだしな。隼人や弁慶、號達ドラゴンチームも調整にかかりっきりになるそうだ」

 

「なるほどな、納得した。となると竜馬が乗るのはブラックゲッターか」

 

 

ゲッターチームが不在だった理由も明らかになった。確かに束が弄った真ゲッターロボが半端ないのは丸わかりなので、実機でなくシミュレーターでも良いから確認しなければエラい事になりかねない。合体事故なんてまっぴら御免だ。

 

 

「それとよ、束姐さんからも連絡があったぜ、狛治。いよいよお前と巌勝の機体が完成するらしい」

 

「!本当か、団長!?」

 

「ああ。俺ら鉄華団の新しい旗艦と一緒に運び込まれる予定だが、その前に一度調整に来てほしいってよ。場所は宇宙にあるスペースコロニー『ドラガイト』。せっかくだ、嫁さんと慶蔵師範も連れて観光がてら行って来い」

 

「良いのか?何から何まで面倒を見てもらって……」

 

「こんなの面倒のうちには入らねぇよ。レジェンドの旦那んとこ行ったら中々そういう機会なくなるだろうし、今のうちに堪能しときな」

 

「オルガさん、ありがとうございます」

 

「良いって。狛治にしっかり甘えて親父さんに孝行して来いよ、恋雪」

 

 

その言葉に狛治と恋雪は真っ赤になり、シノを筆頭に冷やかされるが、昭弘や顔出ししに来てたラフタには一つでも多く思い出を作ってくるように後押しされた。

 

 

 いよいよサーガと神衛隊も動く。

かの世界にて【レジェンドエリア】最強戦力が徐々に集結しだす事に今回の事件が途方も無く巨大なものであるという事を、全員が薄々感じていた。

 

 

 

〈続く〉




今回の番外編、これにて漸く終了です。
次回こそライザーとの最終決戦になります。
それからアンケート、次回から兄上と狛治の機体についてになる予定です。
次章からの本格参戦に備えて二人にも機体用意せねば。


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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