ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER 作:ハジケハムスター・ポッポ
今回はギャグと真面目なのが半々ぐらいです。
最もトライスクワッドは大半ギャグで占められてますが。
現在の機体アンケート、今話で一旦締めですので、推し機体ありましたらどうぞご投票下さい。
それでは本編をどうぞ。
カナエやアーシアが駒王学園へ登校する時刻とほぼ同じ時刻、一誠とリアスも学園へと向かっていた。当然トライスクワッドの三人も一緒だ。アストラル体でふよふよと一誠の周りに浮いている。基本的に一誠達以外には見えない為、学園に着いたらほとんど自由行動の予定である。
「へー、じゃあこないだの場所はそこをそのまんまコピーしたってわけか。中には入ってなかったし楽しみだな、地球人の学校」
「タイガ達は学校とか行ってなかったのか?」
「私とフーマは少しばかり訳有でな。学校というより独学や家庭教師に近い」
「俺や旦那、生まれはともかく育った環境が環境だからなあ……タイガが一番詳しいんじゃないか?」
タイガは宇宙警備隊の訓練学校を優秀な卒業し、警備隊で正規の訓練を受けた後、銀河遊撃隊へと配属になった。更に言うなら、幼少期はウルトラ学校に通い80に勉強を教わった事もある。
「学校か……なんていうか、必至に訓練ばかりしてて学生とかそれっぽい事をした事ないな」
「宇宙警備隊の訓練ってそんなに大変なの?」
「ああ、座学もあるけどやっぱり戦闘訓練が一番大変だったな。父さんも教官職だからそこは公私混同せず接するし、容赦もなかったしさ」
「そういや俺は聞いた事ないけど、タイガの父さんってなんか凄いんだろ?」
「イッセー、彼のお父様は彼らだけでなく、私達悪魔にとって英雄なの。前にも話した事あるでしょ?ウルトラマンタロウよ」
確かに聞いた事があるが、タロウと聞いて一誠が思い出したのは英雄云々よりも別のところにあった。
「ああ、ウルトラ一般人の!」
「そこで覚えてたの!?でも納得してしまう自分になんとも言えないわ……」
「「「納得するのか!?」」」
そりゃ、タロウの人間時の姿である東光太郎がその筆頭に挙げられる、普通死にます的な行動を当たり前にこなす連中なんて一度見聞きしたら忘れられないだろうな。
……一誠やリアスが世話になった師匠達はもっとおかしいが。
「タイガの父さんが英雄だとしてもさ、『英雄の息子』じゃなくてタイガはタイガとして見ないと。俺だって赤龍帝って呼ばれ続けたらあんま良い顔しないぜ?赤龍帝ってドライグや過去のこの神器持ちも指すんだろ。結局一緒くたに見られてるって事だし」
「イッセー……」
リアスやタイタス、フーマは感心していた。あの合宿を経て、一誠は身も心も格段に成長した。まあ、スケベなところは残っているが、対象が限定された(範囲どころか特定の人物)のでそこも大きなポイントだ。
「なんにせよ、タイガも家族が大きいからって気負わないでさ、『自分は自分だ!』って胸を貼ればいいんだよ」
「そうか……そうだよな。父さんも爺ちゃんも婆ちゃんも、俺とは違うんだ。経験の積み方もそうなんだよな」
「そうそう。俺だって普通の家に生まれて普通の生活してたのに、今はこんな生活になってるし」
「ありがとうイッセー。ちょっと楽になった」
「おう!」
そんな二人のやりとり微笑ましく見守りながら学園に到着すると、カナエやアーシア、涼子に加えて別方向から朱乃や裕斗、小猫も合流した。矢的は相変わらず早めに登校していたらしい。
「皆おはよー!」
「おはようございます!」
「おはよう、その子達がこの間合流したウルトラマン達ね」
「「おはようございます」」
「先輩達、御門先生、おはようございます」
全員が挨拶し合うが、その中で一番元気なのはカナエだ。やけにツヤツヤしている。昨日もまだまだ本調子ではなく、一昨日は完全にダウンしていた彼女がたった一晩で何があったのか。
「カナエ、もの凄く調子良さそうだけど、何があったの?」
「アーシアちゃんと同じ事したの♪」
「はうぅ……」
顔を赤らめるアーシアだが、カナエの言葉と相まって変な誤解を生みそうである。
「タイガ、フーマ。地球ではこういうのを『てぇてぇ』というらしい。郷に入っては郷に従え、だ」
「「「てぇてぇ」」」
『何処でその情報を仕入れたの!?』
訂正、既に約一名の中では誤解が生まれていた。しかしホントに何処でタイタスはそんな情報を入手したのやら。最終的に誤解は解けたが、タイタスに即座に同調していたタイガとフーマも中々……さすがトライスクワッド。
「初めまして三人のウルトラマンさん。私は御門涼子。カナエちゃんとアーシアちゃんの同居人で、この学園の保険医をしているわ。こう見えても宇宙人よ」
ほら、と耳元の髪を上げるとちょっと尖った耳が見える。
「俺はタイガ、ウルトラマンタイガ」
「俺はフーマ、よろしくな」
「私はタイタス。以後、よろしく頼む」
「ええ、覚えたわ。それにしてもタイタスは良い身体してるわね」
まさかのタイタス推しにその場にいたメンバーに衝撃が走った。涼子としては保険医としての観点からなのだが。タイタスもそれをなんとなく理解出来たが、筋肉を褒められた事に変わりはなく気分も上々。
「私の筋肉の良さが分かるとは、鮮明なお嬢さんだ。その慧眼なら保険医として引く手数多だろう事が見て取れる」
「ふふ、お褒めに預かり光栄だわ」
マッスルポーズを決めるタイタスとそれを見ながら微笑む涼子。美女と野獣ならぬ美女とマッチョ。しかし、そこにまさかの人物が参戦してきた。
「今のイッセーも脱いだら凄いわよ。昨日のお風呂上がりの姿を見たら惚れ惚れするくらい逞しくなってたわ」
『!?』
ここでリアスが参戦するとは。風呂上がりのイッセーをガン見していたらしい。彼にとってはご褒美なのだろうけど。
ちなみにタイガらも一緒に入っていた。帰り際にレイトから追加で貰った桶にお湯を入れてそれに浸かっていたのだ。ガーディアンベースにいる、一番風呂好きの先輩が無性に温泉に浸かりたくなったのはそれを察知したからかもしれない。
「まあ、近々それを披露する行事もある事だし、その時を楽しみにしてて頂戴」
「……アーシアちゃん。あの方もね、脱ぐと凄いわよ。もうそれこそ今にも身勝手の極意を発動しそうな……あ、実際使った事あったわ」
ぼふん!と音が出そうなくらい、一気に先程よりも赤くなったアーシア。それよりカナエの発言が問題だ。本気で出る作品間違えてんじゃないのかあの
☆
「へっきし!」
「先輩、風邪か?」
「いや……何処かで噂話でもされてるんだろ。良いか悪いかまでは知らんがな」
ダイブハンガーでは脱いだら凄いと言われてる本人がズバリ答えを当てていた。そんなレジェンドは本日到着したばかりのサーガ、そして先遣隊の一人である巌勝と共に機動兵器用シミュレーターの改造を行っている。
「先輩、巌勝。やっぱり無理そうか?」
「そうだな……とりあえず拡張ユニットを付けてデータ容量をだいぶ増やしたが、仮想敵のデータとCPUにリソース割いてるから増やせる自機の種類には限界があるんだよ。そもそもこれはガリバー用のシミュレーターだし、新規登録の予定なんて暫くない筈だったから敵の方に種類多めに設定してたんだ。どんな相手にも対応出来るようにする為にな」
「ましてや本来は特機用のシミュレーターにMSやその他のシミュレーター機能も付け加えるとなるとOS段階から大幅に改修・変更する必要があります。これだけの規模になると、むしろシミュレーター自体丸ごと交換した方が良いのではないかと」
レジェンドは当然として、アムロに仕込まれた巌勝も機械に精通している。戦国時代生まれなのに現代用語を問題無くポンポンと使えてるあたり、もうすっかり馴染んでいると言えるだろう。
「やはり、最新のシミュレーターを手配した方が良いか」
「これから来る神衛隊メンバーの事を考えたらそれがいいな。ついでに言うと、これって完全にレバーやペダルで操縦する形式のやつだから、動きをトレースするシステムでのシミュレートは出来ないんだよ。だから
「……それだと縁壱も無理ですね」
「あいつなんでか操縦席座るとやたら緊張するんだよな。アレ車乗ったら絶対前屈みになるタイプだわ」
「かも知れない運転の度が過ぎるタイプか」
「何処のキャプテンだソレ」
その狛治によく似た声のキャプテン、MSでは緊張しなかった代わりに出撃直後爆発したけどな。さすがに神衛隊の面々はそんな事にならない……と思いたい。
「何にせよ、拡張ユニット付けまくってたら場所取るし非効率的だし、向こうで束やクロエにも相談してみるか。どのみち最新シミュレーター来るまでは騙し騙しやるしかないだろうな」
とりあえず一段落……というより出来る事ももう無いので三人は片付けをした後、リフレッシュルームへと移動し休息を取る。そこへ惑星レジェンドに残っている鉄華団に通信を入れてきたオルガと三日月もやってきた。
「よう、お疲れさん」
「ああ、そちらはどうだ?」
「一先ず無事に現地入り出来た事は伝えたぜ。詳しい打ち合わせはこれから追々とってのもな」
「ヨーコの姿が見えぬようだが」
「ヨーコ姐さんは乱菊さんやC.C.とグレイフィアさんのイメチェン計画っていうのに付き合ってる」
「馴染むの早いなオイ」
それを言うと巌勝もそうなのだが……なお、三日月がC.C.のみ呼び捨てなのは本人がそう望んだかららしい。どうも違和感があるようだが、アーシアもさん付けで呼んでいるし結局個人差があるのだろう。
「そういや三日月、新生阿頼耶識の調子はどうだ?変わってからだいぶ経つが、異常とか不具合はあるか?」
「全然。むしろ仰向けに寝れて凄く調子が良い」
新生阿頼耶識システム。彼らの世界ではピアスと呼ばれるものを施術によって埋め込む必要があるのだが、失敗確率も高く、ヒューマンデブリにされた子供達がそれをされる場合が殆どだった。無論例外はあるが。
そこで、サーガが彼らに施された阿頼耶識用のピアスを彼らの身体に『還元』する事で、言わばニュータイプのような特殊能力化する事にしたのが新生阿頼耶識システムだ。
これによってピアス特有の突起状のものが消え、仰向けに眠れるようになっただけでなく、バルバトスで三日月が行ったリミッター解除による弊害も消えた。後者の方は戦場で発生するエネルギーを吸収・蓄積し、それが一定量溜まると任意のタイミングで発動出来るようにされている。加えて最大三回分までのエネルギーをストックしておく事が可能だ。
ただメリットばかりではなく、デメリットとして乗れる機体が限定化されてしまった。正確には乗れる事は乗れるのだが、阿頼耶識搭載機の場合は戦艦なら戦艦、ガンダム・フレームならガンダム・フレームなどカテゴリが大きく狭められたのだ。加えて、三日月ならバルバトス、昭弘ならグシオンリベイクなど、『機体との絆』が生まれている場合はさらに限定され、『その機体専用の阿頼耶識』として変換されてしまい、実質乗り換え不可能な事態になった。
まあ、彼らに関しては別に相棒から乗り換える気もないのだが。
一応、阿頼耶識システムに非対応ならば乗る事は可能。しかし経験を除けばその機体に関してほぼゼロからのスタートになってしまうので、結局のところ今までの愛機をそのまま使ったり、新生阿頼耶識に対応した機体間で乗り換えるのがセオリーとなっている。
「自由な格好で眠れるのは良いよな……」
「オルガ、レジェンド様が遠い目をしてるけど」
「察してやれ、ミカ」
「……?わかった」
頭に?マークを浮かべつつ、とりあえずオルガの言葉に頷いておく三日月。昨晩三人の美少女にトリプルサンドされ身動きを取れず、大して眠れなかったレジェンドの実情を三日月は知る由もないが、まあぐっすり眠れるのは良い事だと結論付けた。
「ちなみに聞いておきたいんだが……第四分隊で巌勝の使ったシミュレーターはどんなやつだ?」
「型式番号はNX−04SS。細部設定はもちろんの事、新規機体の追加なども容易に行える代物でした」
「最新型かつ最高品質のSSモデルか。教導も兼ねてる部隊はやはり違うな」
そんな感じに身内での会話に花を咲かせていたところにゲンとレイトがやって来る。
「チーフ、ここにいたんですか」
「お、サーガと……えーっと……」
「神衛隊だ」
「ああ!神衛隊のメンバーも一緒だったんだな」
「……私達はまだ名前を覚えられていないのだろうか」
「まあ……大将以外に四人もいるわけだし」
「来てまだ時間経ってないし」
巌勝はともかく、他の三人は覚えやすそうなものだが。これで他のメンバーまでドカッと来たらどうなるのやら。
「それでどうした?緊急事態でも発生したのか」
「いや、そういう訳じゃねぇんだけどさ」
「実は俺達は代表として来たんですが……この間面倒を見たオカルト研究部の事で相談があって」
「ふむ」
簡単に言えば、もし彼らが下宿ないしそれに準ずる形で住み込みを頼んで来た場合、ダイブハンガーへの受け入れを許可してもらえないかという事だった。
ゲンやレイトとしても、せっかく出て来た向上心をへし折る真似はしたくない。とはいえ自分達も滞在する為に世話になってる以上、自分達の独断で決めるわけにはいかないとレジェンドに判断を仰ぎに来たわけだ。
「卯ノ花さんや他の皆には既に許可は貰っているので、後はチーフから最終判断をしてもらうだけなんです」
「頼む!そりゃ、あいつらがしないって言うならそこまでだけど……タイガ達もいるし、今後の生活の事も考えると言ってこないとも限らないし……」
「別にいいぞ」
『判断早っ!?』
「昨日の時点で黒歌から妹の件で強請られたしな。時期的にもそろそろ頃合いだろう。ただ、黒歌にも言ってあるが正式な受け入れは昨日俺が言った、俺の専用機の調整が一段落してからになるという事だけは頭に入れておけ」
この言葉にゲンとレイトは顔を見合わせて笑い、しっかりとレジェンドに頭を下げた。
……おまけにレイトにはサーガから予想外の言葉も返ってきた。
「ゼロ」
「へ?な……なんか俺やらかしたか?」
「巌勝に頼んで、シミュレーターに俺の人間体のベースとなった人物の記憶にある機体をいくつか新規設定してもらった。興味があるならそれを使ってみるといい。新機体の中でその人物が使っていたのは……確かダブルオーライザーとダブルオークアンタだ」
「あ ん た が 神 か」
「え……?いや、確かにそうだが」
なんかレイトがサーガを崇めていた。早速と言わんばかりにシミュレーターを起動させてダブルオーライザーを選択し、ノリノリで操るレイト。
「ツインドライヴ、出力全開!!
ライザァァァ!!ソォォォド!!」
シミュレーター内で敵機が超巨大なビームサーベルによって次々と爆散していく。憧れの台詞が言えたのに感極まったのか、クリアしてシミュレーターから出て来たレイトは本気で嬉し涙を流していた。
「やべぇ……何この感動……マジでありがとうございましたサーガ様に神衛隊の方々、そして師匠……!」
「よ……喜んでもらえて何よりだ」
「……ゼロに作ってやる機体はダブルオーザンライザー・セブンソード/Gだな。サーガの記憶にデータだけあっただろ。アレにするか」
「確かにゼロなら両手を上げて喜びそうではあるな。基礎スペックをクアンタ準拠にして開発を進めよう」
もはや相手に対して敬称で呼んでるレイト。ウルティメイトゼロソードでは味わえない感動を得た彼にとって、今は他の言葉など耳に入っていない。
後日、誕生日プレゼントとしてレジェンドとサーガから連名でそれが贈られる事になるのだが、その時のレイトを見た者達はこう語る。
『あの時のゼロなら人間体でべリュドラとやり合えたかもしれない』
こうして、レジェンド一家よりも先にレイトことゼロへの機体が決定してしまった。この事を知った黒歌からのおねだりが加速するのだが、それは割愛するとしよう。分かりきったことだったし。
☆
「というわけで今日の活動は一風変わって、オカルト研究部のイメージキャラクターを決めるわ!」
「何がどういうわけなのかサッパリ分からないわよリアス」
いつも通りのドタバタを経て放課後の部活動。今回は矢的も顧問として顔を出しているが、彼も理由は説明されていない。
「なあグレモリー、僕も聞かされていないんだが、もしかして事前に打ち合わせとかしていたのか?」
「いいえ、今朝イッセーと話しただけよ」
『え?』
「いや、まあ……皆で考えるもんだし、無理難題をやらせるわけじゃないからいいかな〜って……」
知ってたなら一言くらい言ってくれ、と思いつつも全員リアスの話に耳を傾ける。
「知っての通りオカルト研究部はアーシアやカナエ、矢的先生を除いて悪魔家業がその活動だったりするのだけれど、最近ではレイナーレの時やレーティングゲームの時のような事態も起きかねない」
空間を閉鎖され、ゴブニュや超獣、果てはゴーデスの尖兵……それらが現れた事だ。それ以外にも世界中では様々な怪奇現象が増加しつつある。世界各地で防衛チームが組織されだしたのもそれが原因である。
「よって、私達オカルト研究部も独自に調査研究していく事に決めたのよ。皆には事後承諾で悪いとは思ったのだけれど」
「むしろ、その方が名前に相応しい活動じゃないかしら」
「あの時みたいな不可解な事が世界中で……」
割と好意的に受け止められた新たな活動。その中でも一際声を上げたのはもちろん一誠やトライスクワッドだ。
「俺は賛成しますよ部長!なあタイガ、タイタス、フーマ!」
「ああ!こういう時こそ俺達がやらないと!」
「私の筋肉が人々の役に立つ時が来たようだな」
「そういうのは俺達の専門だぜ!」
四人ともやる気満々だ。それに同調するかのように矢的も頷く。
「僕はマイナスエネルギーも関わっているんじゃないかと考えている。かつて、それが原因で怪獣が現れた事もあった。僕がUGMに所属していた頃だ。特に多種多様な種族が生きるこの世界では、マイナスエネルギーもそれだけ多くの形を持っているんじゃないかと。そういった原因を調べる事はきっと世界にとっても有意義な事だと思う」
やはりウルトラ兄弟の経験からくる言葉には説得力がある。
「満場一致で異議はないみたいですわね」
「僕も異論はありません」
「私もです」
「私とアーシアちゃんは元々その気だし」
「はい!」
どうやら皆の意見は同じようだ。これにより、本日からオカルト研究部の活動に世界各地の怪奇現象の情報収集が加わった……のは良いのだが。
「そういうわけだから、今度こそオカルト研究部のイメージキャラクターを決めるわよ!」
「結局最初に戻るのね……」
「悪魔家業ならともかく、怪奇現象調査には色んなところからの協力が要るわ。内外部問わずその協力を得る為にオカルト研究部のイメージアップは必要不可欠、即ちそれを解決する為の一つがイメージキャラクター!」
「イメージキャラクター一つでそんなに変わるかなぁ……」
「まあご当地キャラとかで有名になったところはありますけど」
確かにイメージキャラクターによって多少なりとも変化はあるだろうが、下手したら悪魔関係がバレたりするんじゃないかと言う問題はこの際一旦目を瞑ろう。そんなわけでリアスが考えるイメージキャラクターとは……
「私は我がオカルト研究部のイメージキャラクターにタイガを推すわ!」
「俺ぇ!?」
まさかの指名にタイガは素っ頓狂な声を上げた。いきなりイメージキャラクターだとか言われたらそうもなるだろう。
「最初は矢的先生の本来の姿である80を推そうと思ったのだけれど」
「え、僕?」
「既にテレビやネット上で広まってるし、このウルトラマンに影響を受けました、ってしか思われなさそうなのよ。確かに間違いではないのだけれど」
『ああ〜……』
「それで、あの閉鎖空間でしかまだこの世界で目撃されてないであろうタイガがベストだと思ったの。世界に先んじて『新たなウルトラマンを目撃!』って感じで。それなら私達が本気だと言う事を強くアピール出来るでしょ?まあ、個人的な嗜好もあるのだけれど……客寄せパンダみたいでタイガには申し訳ないとは思うわ」
「いや、俺は良いんだけどさ。それならレオさんやゼロでも良くないか?」
「いいえ、このオカルト研究部と直接関係があるのが大事なの。貴方達ならともかく、私達にとってはあくまで彼らは協力者であって、いつでも手伝ってもらえるわけじゃないわ。イメージキャラクターであると同時に、少なからず交流がある事を示唆出来ないと。そこが彼らと違う貴方達の強み。だって私からすれば、イッセーと一緒の貴方達は立派なこのオカルト研究部の一員なのよ」
これにはトライスクワッドはおろか一誠も感動していた。一誠なんか『もう俺は一生部長のものです!』と言わんばかりの視線だ。そこまでは良かった。そこまでは……
「だとすれば私がイメージキャラクターでも問題はない筈だ。この肉体ならばポスタービジュアルにも映えると自負する!」
「タイタスがメインだとそれボディビルダー部にしか見えないだろ。やっぱりここは俺が……」
「タイガだって色合い的に派手だろ。怪奇現象ってのは人知れず起こったりするだろ?俺みたいにこう、落ち着いてクールさが際立つような……」
「大々的にアピールするのに落ち着いていては意味がない。ここは思い切って見た者の印象に残すようにすべきだ」
「そうだよな。だからこそ俺が……」
「いやいやオカルト研究部である事も念頭に入れるとしたら俺の方……」
なんかトライスクワッド内で揉めだした。確かに三人の意見はそれぞれ最もな部分もあるのだが。さらには……
「私もフーマさんと一緒で、オカルト研究部なのにあまり派手なのはどうかと思います」
「あらあら、しかしタイタスさんの言う通りアピールすると言う意味も兼ねている事だし、私は派手でも良いとおもいますわ。ほら、裕斗君もイッセー君も鍛えられている事ですし」
「でもやっぱりそれだとボディビルダー部みたいになりかねませんよね。女性の方が部員として多く在籍してるのに。僕としてはタイガ君が一番良いと思いますけど」
「……なんか混沌としてきたわね」
「はわわ……」
こっちもこっちで意見が出始めた。このままだと泥沼化しそうな雰囲気だ。矢的は「多数決で決めるのはなあ……」と頭を悩ませているし。
案の定やいのやいの騒いだものの、結局は一誠の「トライスクワッド全員をメインにした方が団結力もアピール出来るんじゃないか」という意見を採用する事になった。
「なあ、ポスターに映るんならやっぱこういうポーズかな」
「特別な指示がない限りカメラ目線を忘れるな。自分を相手の記憶に刻み付けるように……こうだ!」
「いや旦那のソレいつも通りだろ」
早速三人はポスタービジュアルの話で持ちきりになっていた。さすがに仲直りも早いようだ。
かくして、イメージキャラクター談議は無事に終了。その後、今度の休みに一誠の家でこれからの活動に関してオカ研会議をする予定を立てたのだが、アーシアは特別な用事がある為出席出来ないので、カナエのみ一家からは出席する事になった。
そこで見たある物が、新たな事件の切っ掛けとなるとは今ここにいる誰もが気付く筈もなかった。
〈続く〉
今回、何故かゼロの専用機が決まりました。
ダブルオーザンライザーセブンソードはググってもらえば確認出来ますが超重装備です。全身剣だらけ。
個人的には刺さりました、剣だけに。
次回のアンケートはキャラ救済に関するアンケートの予定です。
それではまた次回。
二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?
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真ゲッタードラゴン(大決戦版)
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真・ゲッター1(スパロボα仕様)