ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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お待たせしました。今回は光の国+αの紹介です。
若干オリジナルな部分も追加されている他、もう片方は彼がハッスルしながら紹介してます。


それでは本編をどうぞ。


これがウルトラの国だ!

 レジェンドの言葉にサーガやゼット、トライスクワッドを除く面々……鬼灯以外の九極天や神衛隊も息を呑む。

M78星雲にあるウルトラの星……光の国とも呼ばれるそれは悪魔や天使、堕天使も辿り着けた事の無い、ある世界の地球から300万光年離れた宇宙にある。

ウルトラ戦士以外で訪れた事のある者は、この場において鬼灯のみ。必然的に興味が沸く。

 

 

「口で言うより直接見た方が早いし理解もしやすいだろう」

 

 

そういうと、レジェンドの両眼が強く光り一瞬で景色が変わる。

 

 

『なっ!?』

 

「慌てるな。立体再現映像だ」

 

「……先輩、目を光らせてこの映像を見せたのが原因じゃないのか?」

 

「この方法が一番手っ取り早いし」

 

「まあ、ビジュアル面はともかく発動が一瞬ですからね」

 

 

他の者達はキョロキョロと周りを見渡しているが、光神二人と鬼灯は平常運転である。

ゴホンと咳払いすると、レジェンドは再び話し始める。

 

 

「いきなり光の国がどんなところかを説明する前に、まずはウルトラ族誕生から語らねばなるまい」

 

「ウルトラ族誕生の……!」

 

 

誰かがそう言った時、また風景が一変する。

 

 

「これは……」

 

「え?人間……?」

 

「でも周りの建物は見たことないわ。どういう事?」

 

「光の国に住まうウルトラ族は元々地球人と同じ姿のヒューマノイドタイプの知的生命体だった。しかしある時、恒星……即ち太陽系と同じような太陽の大爆発によって環境が激変する」

 

 

次にレジェンドが見せたのは闇と氷に包まれた光の国だった。外を歩いていた男性がフラフラとよろめき、倒れる光景が目につく。立体映像とはいえ見てて気持ちのいいものではない。

 

 

「この絶対的な危機を打開すべく、俺はウルトラ長老達にあるものの作り方を教えた。そう、プラズマスパークだ」

 

 

他の【エリア】と違い、こちらではプラズマスパークはレジェンドによって齎されたのである。

そして場面はプラズマスパークタワーへと移る。

そこではある二人の技師がプラズマスパークの点検をしていたが、事故が起きそこから発せられるディファレーター光線を浴びてしまった。

 

 その瞬間……

 

 

「っ!?人間が、ウルトラマンの姿に!?」

 

「そうだ。元々は事故によって今のウルトラ族は偶発的に誕生した。このディファレーター光線を浴びた事でウルトラ族は強靭な肉体や様々な持つ事となり、ウルトラ長老達が自分達を含む国民全てにこの光線を浴びせてみよう、という方針を打ち出した結果、今のウルトラ族として確立されたわけだ」

 

「レジェンド様はこの事を予測されておられたのですか?」

 

「いや全く。ディファレーター光線は人体に悪影響を及ぼす事は無い事ぐらいは確認していたが、こんな事まで予測不可能だ。ついでにプラズマスパークの作り方を教えたのが俺だから基本がこういう姿になった、とか言われたりもするが……そんなもの事実無根の単なる偶然だろう。おそらく多分きっと」

 

『物凄く推測でしかないですよね!?』

 

「だってもう何十万年も気にしてないし別にいいだろ。気にしたところでどうにもならんし、訓練次第で元の人間体にもなれるし」

 

 

真面目な話から徐々に間の抜けた話になりつつある。

気を取り直して続いてようやくウルトラの星と光の国そのものの話になる。

 

 

「ウルトラの歴史についても話してやりたいのはやまやまだが大分長くなるので今回はパスだ。聞きたいなら後日直接聞きに来るか、それが難しいなら後で希望の資料を送ってやる」

 

「私は直接お聞きしに伺いますっ☆」

 

「私もですっ!」

 

(魔王やセラフが長話を直接聞きに来て大丈夫なのか?)

 

 

この意味は後程知る事となる。

 

 

「まずはウルトラの星の簡単な説明からな。大きさはこの地球の60倍、重力は120倍程だ。大きさは惑星レジェンドとほぼ同じだな。あっちの方が少しばかり大きいかどうかのレベルだ」

 

「重力120倍!?」

 

「星の大きさ以上にそちらの方が驚きなんですが!!」

 

「ふぅむ……修行にはうってつけではないか」

 

「老師の言う通り。そこなら呼吸法の鍛錬も捗ろう」

 

 

東方不敗と巌勝は感心している。ちなみにこの二人、重力120倍なら普通に動ける。前者は生身で宇宙空間を飛翔するし。

 

 

「続けるぞ。先の説明通り太陽を失った影響で海がなく、ウルトラ族を除く元々いた生物は絶滅していて、自生している植物も宇宙ゴケが生えている程度だ。それに都市部はともかく郊外は荒野で、惑星の周回軌道にも狂いが生じた為、ウルトラキーによって制御している。ついでに暦はあるが季節もない」

 

「な、なんか聞く限りすっごい悪環境なんですけど……」

 

「まあ、ここらへんはマイナス部分だからな。ここからが本番だ」

 

 

風景が再び変わると、彼らは光の国都市部上空にいた。

先程とは打って変わり眩い光に包まれた近未来的な光景が目に入る。

ウルトラ族が編隊を組んで当たり前のように空を飛ぶだけでなく、空を飛ぶ巨大な送迎バスも見える。

 

 

「すっげえ……!!」

 

「俺達の技術がガキのお遊びに見えるぜ……どんだけ発展してんだよ」

 

「懐かしいな……小さくて上手く飛べなかった頃、あのバスでウルトラ学校に通ったっけ」

 

 

一誠やアザゼルは驚きを口に出し、タイガは空中バスを感慨深く見つめている。他の者達も驚きを隠せない。

 

 

「では先程タイガが口にしたウルトラ学校から説明するか。まずウルトラ学校とは二種類に別れている。一つは宇宙警備隊の養成学校。もう一つは一般学校だ。前者はゾフィーやタロウが教官を務め、後者は80が教官を務めているのが有名だな。養成学校には俺も時々講師として招かれる」

 

「あれ?タイガ達が属してる銀河遊撃隊の養成学校は?」

 

「比較的近年設立された銀河遊撃隊は、宇宙警備隊に配属される過程で成績優秀者から特定数を選定し、宇宙警備隊大隊長であるウルトラの父及び隊長のゾフィーの推薦を受けて、遊撃隊総司令官ベリアルと隊長のゼロの承認を得た上で本人に打診し、その希望によって配属が決定するのが普通だ。他にもベリアルやゼロの方が推薦、もしくは直接スカウトする場合もある。別に職務内容的に断ってもペナルティはないし、そもそも説明した通り遊撃隊に入るのはかなり厳しい。まあ、例外はいるが……」

 

 

例外とは言わずもがな、押しかけ入隊したゼットである。タイガやタイタス、フーマはしっかり正規の手順で入隊している。

それからジードはベリアルではなく、活躍を認めたゼロとウルトラの父の両名による推薦で配属された。

このように警備隊・遊撃隊双方から推薦される場合もある。

 

 

「で、一般の学校でも飛行訓練なんかはするが、養成学校の方ではさらに踏み込んだ訓練を行う。詳しく知りたい者も多いだろうから今日はそこの説明をするぞ」

 

 

次に変わったのは宇宙警備隊の養成学校の光景だ。

施設の一つであるウルトラコロセウムにて無数のウルトラ族の訓練生がそれぞれリフト上で組手をしたり、光線技の練習をしている。

そしてその中を歩く、マントを身に纏った一際目立つウルトラマンがいた。それは当然……

 

 

「タロウ!」

 

「父さん……!」

 

「あいつは今やこの養成学校で筆頭教官を務めているからな。訓練生時代もゾフィーが校長を務めていた時に首席卒業したぐらいだ」

 

「ゾフィーの奴ここで校長までやってたのかよ!」

 

「首席卒業とは恐れ入った……!さすがタロウだ!」

 

 

それぞれの推しの輝かしい来歴を聞いてアザゼルとサーゼクスのテンションも上がっている。

 

 

「さて、この養成学校で学ぶ事の種類だが……まずは基本となる学科、つまり先の飛行訓練や光線技を始めとする基礎的な戦闘訓練が主となる学科だな。他には怪獣生態学、宇宙気象学、宇宙古代文学史、ロボット工学、宇宙地理、変身学、それから暑さ寒さや孤独に耐える実技試験なんかもある。近年では次元学や宇宙民族学なども追加されているぞ」

 

 

……何人かは頭がパンクしそうになっている。

この場にいる者は何かと優秀な者が多いのだが、それでも追いつけないようだ。恐るべしウルトラ族。

 

 

「それから、300の都市に180億人ものウルトラ族がいる光の国だが、宇宙警備隊に所属しているのは特別部隊も含めてわずか100万人ほどだ。銀河遊撃隊に至ってはさらに少なく、現状100人にも満たない」

 

『!?』

 

 

つまり、それだけ高い能力が求められる程、宇宙警備隊や銀河遊撃隊の門は狭いのだ。銀河遊撃隊の方は設立してあまり時間が経っていないとはいえ、そこに属するのはウルトラの父と同じくウルトラ大戦争(ウルティメイトウォーズ)を最前線で生き抜いたベリアル、若き最強戦士ゼロを筆頭に、ティガやダイナを始めとするベテラン達や新世代ヒーローズ(ニュージェネレーション)ら才能と将来性を兼ね備えた者達である。当然といえば当然だ。

 

 

「あ、あの……もし養成学校を卒業しても警備隊に入れなかったりしたらどうなるんですか?」

 

 

アーシアがおずおずと聞くと、レジェンドは安心させるように穏やかな声色で教える。

 

 

「心配しなくても、宇宙警備隊が有名なだけで働き口は他にも沢山あるさ。例として挙げるなら宇宙科学技術局、光の国の技術的発展を支える重要な機関だ。ちなみにここの長官はジャックの父親だ。実を言うと一度ヒカリの奴に変わったんだが、紆余曲折あった末に宇宙警備隊に転属になったんでその穴を埋めるべく復帰したというわけだな」

 

「何ぃぃぃ!?」

 

 

滝のような汗を流すアザゼル。ジャックと意気投合していたシェムハザが聞いたらどんな反応を示すやら……アザゼルのお仕置きアイテムをジャック経由で作成依頼するかもしれない。

 

 

「それと、さっき言った宇宙警備隊の特別部隊、宇宙保安庁はマンの父親が、勇士司令部はセブンの父親……つまりゼロの祖父が長官を務めている」

 

「つまりマン殿はウルトラ六兄弟という立場以外にも強大な後ろ盾があると……」

 

「せ、先輩ってマジで武闘派一族の出身なんだな……」

 

「それからマンもセブンも本職は別だ。マンは宇宙大学教授、セブンは恒点観測員」

 

「大学の教授は分かりますが……恒点観測員?」

 

「まあ、ざっくばらんに言うと宇宙の地図を作る仕事といったところだな。詳しく説明すると一気に細かくなるからそう覚えてくれればいい」

 

 

朱乃の質問にそう答えながらレジェンドは「そういえばアイツ最近恒点観測員の仕事してないな」と思っていた。急に宇宙警備隊に転属したから仕方ない。

 

 

「それ以外に文明監視員とかもある。宇宙警備隊の養成学校を卒業出来る能力があるなら、無理に宇宙警備隊に入隊しなくても優秀な人材として欲しいところはいくらでもあるというわけだ」

 

 

光の国の事をあまり知らなかった面々はなるほど、と納得するがここで小猫が手を挙げる。

 

 

「質問してもいいですか?」

 

「何だ?」

 

「タイタスさんはU40、フーマさんはO-50の出身って聞いてます。光の国出身でなくても宇宙警備隊には入れるんですか?」

 

「いい質問だ。無論、光の国出身でなくても警備隊の者のスカウト等で外部からの入隊もある。他にも警備隊の者が新しく組織し、その活躍が認められた場合、宇宙警備隊の組織として数えられるようになったりもするぞ」

 

 

レジェンドの答えに小猫は「ありがとうございます」と丁寧に礼を言いながら頭を下げる。レジェンドはそれを穏やかな表情で右手を軽く上げて応えたが、サーガの方は『この礼儀正しい少女に苛酷な運命を辿らせた、黒歌の元主厳罰すべし。慈悲は無い』と考えていた。是非もなし。

 

 

「さてと……そろそろ皆が気にしだしている銀河遊撃隊に話そうと思うが、その前にU40とO-50について説明しておいた方が良さそうだな」

 

 

そう言うとレジェンドはタイタスとフーマを見た。フーマはともかく、タイタスに関しては先程からウズウズしていたのが視界に入っていたので、その意を汲んでやろうと思ったのである。

 

 

「あー……いや、O-50はホラ、オーブ先輩とかいるし、そっちに聞いてくれよ。正直あっちの方が詳しいだろうしさ。あとロッソとかブルとかも一応そうだし、態々俺が話さないといけないって程でもないし……そもそもあそこって防衛組織ないからさ」

 

 

タイタスと違い、生まれた星を誇り思っているわけでもないし、その出自が訳有なのもあってフーマは一歩引いている。というかさり気なく少しだけ情報も出たし、レジェンドはフーマの気持ちも汲んでやった。

 

 

「と、言うわけでフーマがこの場を譲ってくれたのでタイタスはしっかり礼を言うように」

 

「ああ!フーマ、お前が託してくれた時間は私がU40についてしっかり話す事で報いさせてもらう!」

 

「お、おう(スンマセン、レジェンド)」

 

(気にするな。タイタスもU40について語っても自分の事は語る気ないだろうからな)

 

 

その通りである。タイタスが話したいのはU40そのものの事に加え、彼が尊敬する戦士の事だ。

テーブルを伝ってレジェンドの前まで行くと、タイタスはレジェンドへの礼のポージングを決めつつ向き直る。

 

 

「さて、ここからU40については、偉大な伝説の戦士の協力を借りつつ私が説明させて頂こう!」

 

 

タイタスの言葉を皮切りに景色が変わる。光の国とはまた違った風景が皆の視界に広がった。

 

 

「おお……!」

 

 

感嘆の声を上げたのは東方不敗だ。自然を愛する彼にとって天然の緑豊かなU40は理想の形の一つ。

 

 

「ウルトラの星U40はご覧の通り緑豊かな惑星だ!とはいえもちろん、この星で言うなら近代的な都市も存在する。だが自然環境の事も考え、そういった都市部は地下にあるのが特徴だ!」

 

「そこまで配慮されておるとは……!」

 

「元々はこの地球でいうところの古代の国のような建物のみが地上に建てられていたが、近年では天然自然に影響が出ない範囲で都市部にあるような建築物も多少だが建てられている!」

 

 

そんなU40の景色の中、そこに住まう者達「ウルトラ人」が彼方此方に見える。地球人と変わらぬ姿に、古代ギリシャ人などのような服装をしていたのを確認したリアス達は驚いた。

 

 

「え……!?ここの人達も地球人と同じなの!?」

 

「ああ。しかしU40の者達は皆『ウルトラヒューマノイド』であり変身する事が出来る!だが変身は出来ても『ウルトラ戦士』として巨大化変身出来る者は限られているのだ」

 

「もしかして宇宙警備隊みたいな組織があって、そこに属している人達だけとか?」

 

「いや、宇宙警備隊に相当する『戦士団』はあるが、それに属しているから巨大化変身出来るわけではない。巨大化変身にはこのビームフラッシャーが必要だ」

 

 

タイタスは自分の額の★の部分を指差しながら説明する。余談だが、タイタスに限り出自が特殊である為ビームフラッシャーが無くとも巨大化変身は可能だ。エネルギー効率はかなり変わってくるが。

 

 

「ビームフラッシャーにはウルトラ戦士の変身を補助し、巨大化たらしめる作用があり、それを持つのは私を含めて9人しかいない。昔は8人で、私が9人目だ」

 

「9人!?」

 

「じゃあタイタスさんはU40でも凄い人達の一人なんですね」

 

「なんの、私など彼らに比べればまだまだ若輩の未熟者だ。私の先達である8人の勇者達は、皆素晴らしい戦士だぞ!」

 

 

胸を張って力説するタイタスは、先程と同じようにレジェンドをチラチラと見る。そう、彼が心から尊敬するあの戦士を紹介したくて仕方ないのだ。

苦笑しつつも、確かに彼の事は教えておいても損はないだろうと事前にタイタスには伝えていたある状況を立体記録映像で再現する。

 

 次の瞬間、なんとU40の地上にバット星人がゼットン、そしてEXゼットンを連れて襲来してきた。この事件は先日ベリアルから聞かされたレジェンドが、態々U40へ出向いて直接現場で聞いてきたものだ。

 

 

『ひいっ!?』

 

「な……アレは……!」

 

「あの時二天龍の片割れを一発で殺しかけた奴か!」

 

「いや、それよりゴツいのがいやがる……!」

 

 

アルビオンにとって悪夢が目の前に存在している。記録映像とはいえ大きさや迫力はそのままだ。

 

 

「実は私達がこの星へ到着したのと同じ頃、私の故郷U40をバット星人がこのゼットンとEXゼットンを引き連れ飛来したそうだ。間の悪い事に、私を含め他のウルトラ戦士の大半が他の次元、他の星へと任務へ出て不在の時の事だった」

 

「ウルトラ戦士不在って……まさか……タイタスの故郷はもう「だが!!」ッ!?」

 

 

リアスが悲しそうな顔をしたが、それはタイタスの一声で驚きに変わる。そのタイタスの力の入れようから只事ではないのを理解した。

 

 

「全てのウルトラ戦士が出払っていたわけではなかった!ただ一人、U40には有事の際に備えて、ウルトラ戦士が残っていたのだ!そう、U40最強の戦士!!」

 

 

タイタスが興奮気味になっていき、おそらくテンション最高潮になったと同時に、映像の中のバット星人と二体のゼットンの前に一人の戦士が天空より轟音を立てて立ちはだかった。

タイタスと同じく額にビームフラッシャー、そして胸にはスターシンボルを有するウルトラ戦士。

 

 

「ウルトラマンジョーニアスが!!」

 

『ショワッ!!』

 

 

映像ではあるが尊敬するジョーニアスが現れた事でテンションが限界突破したタイタスは、ジョーニアスと同じポーズを取っている。

そのまま記録映像のジョーニアスはバット星人と二体のゼットンとの戦いに突入し、3対1だというのにハンデをものともせず圧倒。タイタスに近いだろう威力の攻撃をタイガ以上の早さで繰り出し、鍛え抜かれた肉体でゼットンの攻撃を受け止め、或いは捌き、強力なカウンターを叩き込む。

 

 

「マジかよ……!」

 

「タイタスの大先輩ってこんなに強いのか!」

 

 

アザゼルやイッセーの反応を見てタイタスは満足げである。ドライグやアルビオンは神器の中で呆然としていた。当然だろう、かつて一撃で二天龍の片割れを瀕死に追い込んだゼットンとその強化態を同時に相手にして圧倒するなど並のウルトラ戦士では不可能。

しかも、実はジョーニアスも何度かゼットン達の火球を身体で受けたり弾いたりしているが、全く無傷同然。

 

 

『なんで俺は一発で死にかけたのに、あいつは何発も食らって平気で戦ってるんだ!?』

 

『タイタスの大先輩らしいしな』

 

 

アルビオンは納得出来なそうに喚くが、トライスクワッドと宿主を同じくするドライグは逆に納得出来てしまった。そもそもマガパンドンの火球をタイタスが大胸筋だけで防いでたし、彼の尊敬するジョーニアスならばこの程度造作もないのだろう。

 

 

「そして!彼の得意とする技こそ、U40において知らぬ者はいない必殺技!プラニウム光線だ!!」

 

『トォッ!!』

 

 

EXゼットンを投げ飛ばしてゼットンとバット星人を下敷きにし、そこへ必殺のプラニウム光線を炸裂させ纏めて撃破するジョーニアス。

鮮やかすぎる戦いっぷりに一同は呆然としている。

 

 

「やっぱり凄いよな、ジョーニアス。俺もU40に留学した時、色々お世話になったけど、あの人が戦ってきた怪獣ってかなり大きいんだよ」

 

「それから、地球に来た時点での当時の年齢はU40換算で2万8000歳……つまりゾフィーよりも年上の紛れもないベテラン戦士だ。それから余計な事かもしれんが妹がいる。で、変身前と変身後がそれぞれこの姿」

 

 

レジェンドによってジョーニアスの妹のアミアの人間時と変身時の姿が映し出される。端的に言って美少女だ。

 

 

「ウッソだろオイ!?」

 

「妹さんすっげえ可愛いじゃん!」

 

「ちなみに彼女はジョーニアスの妹という事もあって一般人には様付けで呼ばれているぞ!」

 

「……ジョーニアスの妹、って事はそれなりの年齢なんだよな。年の差兄妹かもしれないけど、もしかしたらタイタスより年上の可能性もあるってことか」

 

「「「「「!!!」」」」」

 

 

レジェンドやサーガらなど一部の者を除いてタイガの呟きに衝撃が走る。言われてみればそうだ。年の差と言っても、もしかしたらマイナス1万歳の1万8000歳かもしれなかったりするのかも。しかも当時とはいえ、その年齢ならほぼセブンと同い年……

 

 

「あまり女性の年齢を詮索してはいけませんよ」

 

「「「「「ハイ卯ノ花先生!」」」」」

 

 

なんか卯ノ花が黒かった。タイガやフーマもビシッと敬礼して返事している。

ここまで話して満足したのか、タイタスは「もしもっと知りたいなら後で個人的にお答えしよう!」と言うとレジェンドに頭を下げつつイッセーの元へ戻った。

 

 

「よし……それじゃ、お待ちかねの銀河遊撃隊についての説明といこうか」

 

 

ここでようやくゼットがレジェンドの中から実体化して登場。三大勢力トップを始めとする何名かはいきなりの登場とその方法に驚くが、先日の出来事でファンになっていたシトリー眷属の数名は黄色い声を上げる。

 

 

「銀河遊撃隊についてはレジェンド超師匠に加えて、トライスクワッドの先輩方、そして俺、ウルトラマンゼットも一緒に解説するぜ!」

 

(テンション上がって普通に喋れてるな。まあ、それが崩れても親しみやすくなるだけで別に問題ないだろ)

 

「お、俺達も?」

 

「俺達の所属部隊だしな。ちゃんとやらねーと、俺らどころかベリアル総司令やゼロ隊長のメンツにも関わるぜ」

 

「うむ!それに結成にはレジェンドや大隊長殿も携わっている以上、この方々の顔を潰すようなマネは出来ない!それに私は先程U40の紹介で協力させてしまったばかりだからな!」

 

 

 銀河遊撃隊について彼らによる説明が始まる。

それと同時に、この会談に迫る魔の手も刻一刻と迫りつつあった。

 

 

 

〈続く〉




次回は超闘士激伝から名前だけ同じな銀河遊撃隊についての紹介、そしていよいよ本章クライマックスに突入していきます。
……大丈夫か、連中。どう足掻いても絶望の渦中に命綱無しで特攻していくようなもんだけど。


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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