ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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お待たせしました。
気分転換に書いた珍妙な作品がサクサクかけてしまいそちらを少々投稿してました。申し訳ない。

今回はゴーデス編の導入部になります。
天界に神として就任する彼らも登場。
約2名ほど既に本作の空気に染まってます。


それでは本編をどうぞ。


逆襲決戦のゴーデス、この星の明日のために
迫るぜ!夏休み!


 地獄でのタッグマッチから数日が経った。

 

あの後、就任パーティーと同時に責任者である悪魔将軍の計らいにより、リングが開放されパーティー中は自由に使用出来る事になり多くの者がレジェンドと悪魔将軍の闘いに続くべくリングに上がった。

 

その中で、キン肉マンソルジャーことキン肉アタルは悪魔将軍の予想外の計らいでリングが使えた為、予てより予定していたゼットへの指導を行った。

スパルタではあったが、苛酷な特訓はレジェンドからも受けていたので苦ではなく、何よりアドバイス一つで明らかに変わっていく自分が嬉しいのかゼットはアタルの言う事に反発せず素直に聞いてメキメキと実力を付けていく。

 

それに触発され、一誠とタイガはキン肉マンとテリーマンに、フーマはザ・ニンジャに、タイタスはバッファローマンに稽古をつけてもらい、そしてゼロことレイトは完璧超人始祖の一人であり悪魔将軍をも唸らせるジャスティスマンに、ジードことリクはアイドル超人の筆頭たるロビンマスクによる特訓を受けた。

いずれも新米超人からすれば天上の人物(しかもレイトの相手であるジャスティスマンは始祖のためガチ)である面々に稽古をつけてもらったという事で漏れなく全員が羨望の視線に晒される事に。

 

そしてパーティーの解散時に別れを惜しみながら元の世界に帰る超人らにレジェンドは、しばらく後になるものの惑星レジェンドにおいて開催される『光神感謝祭』において、催し物の一つに『超次元超人チームトーナメント』があることを伝え、同時に招待状も渡す。

そこでの再会を願いつつ、ある者はレジェンドや悪魔将軍、果ては芥子へと挑戦へ闘志を燃やし、ある者は修行をつけた者を当日チームに迎えようと考えたりと様々な思惑を胸に抱き、元の世界へと帰還していった。

 

勿論、レジェンドと悪魔将軍を中心に集合記念写真を撮るのは忘れずに。

 

 

 

 

 そして今日、駒王学園ではちょうど期末テストの結果発表。

 

ある者は追試に怯え、ある者は結果に安堵する。

中には既に諦め、夏休み中補習地獄を覚悟した者さえいた。

 

 

「アーシア!結果どうだった?」

 

「はい!ちょっとミスはありましたけど、ほぼ全科目満点です!」

 

「「「マジでッ!?」」」

 

 

一誠、タイガ、フーマがハモる。

一応タイガも訓練校では成績優秀だったのだが……フーマはまあ事情が事情だけに仕方がない。

 

 

「イッセーさんはどうでした?」

 

「さすがにアーシアとは比べ物にならないけどさ、難なく突破!これで心置きなく夏休みは修行合宿に行けるぜ!」

 

「まさかレオがあれだけ勉強が出来たとは……」

 

『タイタス、何気にレオをディスるな』

 

「あ、そういえばイッセーさんにはゲンさんが教えて下さったんですよね」

 

「防衛チームに属してる時に、先輩の親父さんから徹底的に叩き込まれたらしいぜ。元恒点観測員……だっけ?そういう職業についてたからやっぱ頭良かったんだって」

 

「はわ〜……」

 

 

二人で話し込んでしまったが、ふとゼノヴィアはどうだったのだろうと思って彼女の方を向くと、思いっきり気落ちしているゼノヴィアの姿があった。

 

 

「……はぁぁぁ……」

 

「お……おいどうしたんだゼノヴィア?」

 

「ま……まさか、点数悪かったんですか!?」

 

 

アーシアがあたふたしながらゼノヴィアに聞くと、結果を見せてくるが……

 

 

「「「……へ?」」」

 

「あれ?」

 

「ふむ」

 

『……思ったより悪くないな。というか相棒より上のもあるぞ』

 

「ドライグ、一言余計だっての」

 

 

別段悪くないし、何故溜息吐いているのかと気になった一誠やトライスクワッドにドライグ、アーシアだったが理由はあっさり判明した。

 

 

「師範から、最低でも全科目8割以上の点は取ってこいと……取れなければ修行量3倍増し……!!」

 

「「「「『うっわぁ……ご愁傷様』」」」」

 

 

ただでさえハードな巌勝の修行が3倍増し。

軽く死ねる量である。

だが、彼らは知らない。

巌勝のパイロットとしての師であるアムロの特訓は肉体より精神をブッ壊すレベルでキツかったという事を。

ゼロがレジェンドから科せられた修行はガチで死が目の前にあったようなレベルでヤバかったという事を。

 

ついでに、異世界で修行する際、漏れなくオカ研メンバーはそれを受けるハメになるという事を彼らはまだ知る由もない。

 

 

 

 

 ――レジェンド一家仮住居前――

 

三人の乙女が大きな荷物を持って深呼吸している。

 

 

「すー……はー……よし、大丈夫大丈夫。ちゃんとお仕事に必要な物も持ってきたし、勝負下着も準備万端。ソーナちゃんには連絡済み!ガブちゃん、そっちは?」

 

「私も大丈夫ですよセラさん!イリナさん、貴女も準備出来てますか?」

 

「は……はいっ!」

 

 

セラフォルー、ガブリエル、そして紫藤イリナ。

彼女らは本日から光神陣営――正しくはダイブハンガーへと出向し、住み込みで働くことになっていた。

イリナに至っては夏休み明けから駒王学園への編入もあるし、想い人と一つ屋根の下で暮らすとなれば緊張だってするだろう。

仮住居にて合流してからダイブハンガーへ向かう手筈になっており、三人は頷きあって決意と共に仮住居のインターホンを鳴らす。

 

……しかし、三人が耳をすませていると中から聞こえたのはパタパタという音でもなければドタバタと荒い音でもない。

 

 

 

 

 

ガシャンガシャンという金属音っぽい音である。

 

 

 

 

 

「な……何かおかしくないかな?」

 

「まさか……禍の団の魔の手が既に……!?」

 

「お二人とも、ドアが開きますよ!」

 

 

ギィィィ……と音を立てて開いたドアの向こう側にいたのは……

 

 

「「「……え?」」」

 

「……」

 

「「「…………ええ?」」」

 

「…………」

 

 

 

 

 

何か二等身ぐらいのあちこち尖った人物(?)が出てきた。

 

 

 

 

 

「「「「…………」」」」

 

 

双方暫し沈黙の後……

 

 

バタン。

 

 

相手がドアを閉めた。

 

 

「「「ちょ、ちょっと待って(下さい)!?」」」

 

 

キィィィ……

 

 

「何だ」

 

「いやまず君が何!?」

 

「人間でも天使でも悪魔でも堕天使でも亜人でもないですよね!?」

 

「ていうか異常に小さくない!?」

 

「ユニオン族だ。正確にはガンダム族だが種族的に希少だからユニオン族に分類されている。それからそこの娘、俺達はこの大きさが普通だ。小さくなどない。そもそも初対面の相手に異常に小さいなどとは余程叩きのめされたいようだな……!!」

 

「えええええ!?よ、よく分かんないけどゴメンナサイぃぃぃ!!」

 

 

額に青筋を浮かべながら全てが青く輝く水晶状の剣を取り出してイリナを睨むトゲトゲ生命体(仮)。

いきなりの展開に訳もわからず謝るイリナと、さすがに止めなければとセラフォルーとガブリエルが焦り始めた時、奥から再びガシャンガシャンという音が聞こえてくる。

しかも今度は少し走っている感じで。

 

 

 

 

 

「ああーっ!?やっぱりこうなった!落ち着けゼロ!その真雷龍剣(ネオサンダーソード)をしまえ!」

 

「止めるなゼフィランサス!あの娘は俺の事を小さいと言ったんだぞ!俺が小さいイコールお前達やスペリオルドラゴンさえ小さいと言ったのと同義!しかも俺の雷龍感(サンダーセンス)が奴は剣士だと言っている!同じ剣士として相手を外見で判断する奴をそのままにしておけるか!俺は小さくなどないッ!!」

 

「いや結局小さいと言われたからに帰結してるだろ!!っていうか何だ雷龍感(サンダーセンス)って初めて聞いたぞ!?ともかく剣を収めろ!」

 

 

 

 

 

新しく奥から出てきた、これまた外見は違えど似たような体型の騎士っぽい生命体・ゼフィランサスが暴れるトゲトゲ生命体・ゼロを羽交い締めにして必死に止めている。

……ついでに、どことなくライザーやシックルに声が似ている。

 

 

「ハッ!?」

 

「お、漸く暴れるのをやめ……」

 

「……別に動けずともプラズマドラグーンがあったんだった」

 

「おいバカやめろ!本気でスペリオルドラゴンやレジェンド様にも迷惑がかかるだろうが!!」

 

 

とりあえずヤバそうなのでセラフォルーとガブリエルが「やっぱり自分達も参戦しよう」と考えた瞬間、救いの手が差し伸べられた。

 

 

「揃いも揃って何の騒ぎだ?」

 

「あ、ゼロとゼフィランサス」

 

「え!?何!?ゼロ師匠と同じ名前でございますか!?」

 

 

いつものレジェンド、オーフィス、ゼットがトリオでセラフォルーらの後ろから現れた。

その手荷物から、どうやら各種買い出し(主に個人的なもの)の帰りらしい。

 

 

「む」

 

「おおっ!レジェンド様にオーフィス……と新入りか?ともかく助かった!ゼロを……」

 

「レジェンド様から肉まんの匂いがするぞ」

 

「食うか?」

 

「ありがたく頂戴させていただく」

 

「おいコラ私の労力返せこの野郎」

 

 

羽交い締めしたりして本気で止めに入ったのに、肉まん一つであっさり落ち着くゼロに青筋浮かべて文句を言うゼフィランサス。

まあ、仕方ない。

 

 

「「レジェンド様っ!!」」

 

 

パァァと笑顔になるセラフォルーとガブリエルに対し、助かったと安堵するイリナ。

 

 

「まあ、ここでは何だし……とりあえず全員ダイブハンガーへ向かうぞ。仮住居の戸締まりや家電の電源の確認してからな」

 

 

とはいうが、そちらはゼフィランサスがしっかりしていた。

王国出身の騎士はマメなのである。

 

 

「焦って出てくるから心配したぞ」

 

「その原因はお前が暴れる寸前だったからだ!」

 

 

……なんとなくゼフィランサスとゼロに、自分とノアを重ねてゼフィランサスの肩を叩くレジェンド。

 

 

「今度、休暇を入れてくれるよう俺の方で頼むから」

 

「是非お願いします……」

 

 

 苦労人の絆は、種族と次元を超える。

 

 

 

 

 ダイブハンガー・作戦指令室。

 

現在そこにいるのはサーガとミカエル、そして仮住居にいたゼフィランサスとゼロに似た体型の三名。

 

一人は豪華な装飾が付いた鎧を纏い、一人は神秘的な鎧を纏っている。

 

そして最後の一人は全身がほぼ黄金の超ド派手な人物。

 

彼らは『システム』も含めてこの世界の天界を統べる神とその護衛として就任すべく訪れた者達である。

 

 

「サーガ、父上は何か緊急の用事が出来たのか?そうならばとりあえず詳細に関しての報告や打ち合わせは後日改めて行おうと思うのだが」

 

「いや、お前達が来るちょっと前に茶菓子や飲み物の追加を買いに行っただけだ。もうじき帰るとは思うが……オーフィスがいるから何かと強請られてる可能性もある」

 

「「「ああー……」」」

 

 

黄金の人物から話しかけられたサーガが答えた内容の最後に、残る二人も納得する。

和気藹々、とまではいかなくともフレンドリーに話す彼らに対し、ミカエルは若干肩身が狭い。

言うまでもなく会談の日の発言が原因だ。

 

と、そこへレジェンドらが漸く帰還した。

当のレジェンドは両腕にそれぞれセラフォルーとガブリエルに抱えられ、不機嫌なオーフィスが背中側から首にぶら下がる形で引っつかせて。

 

 

「ぷんすこー」

 

「いつも一緒に寝てるんだから怒るなよ」

 

「でも、会談の日までは夜いなかった。アーシアも」

 

「ウルトラすいません」

 

「あー……それはすまん」

 

 

微笑ましい光景ではあるが、サーガとミカエル以外の既に合流していた三名はゼフィランサスとゼロを見る。

 

ゼフィランサスはまだいい。

どこかリラックスしたような表情で、よく見ると兜の下に冷えピタが見えた。

気苦労の絶えない彼なのだから逆にそれぐらいはした方がいいだろう。

 

ゼロに関しては肉まんに続きコーラまで飲んでいた。

氷のたっぷり入ったプラスチック容器で。

 

 

「「ああー!!」」

 

「ん?」

 

「おいゼロ!そういうものは全員が揃ってから飲むものだろう!?」

 

「レジェンド様がいいって許可をくれたぞ」

 

「月にはそういう飲み物無かったんだからな!?独り占めはしてないだろうな!?」

 

「心配しなくても一人で他人のまで飲んだりはしない。無くなったらまた買いに行く」

 

「「まだ飲む気か!?」」

 

 

仮住居でのやりとりに続いてまた騒ぎ出す小さな騎士らしき人物達。

ちなみに黄金の人物も騒いではいないがチラチラとゼロのコーラを見ている。

やはり飲みたいらしい。

 

 

「ほらー、お前ら騒がずともちゃんとたんまり買ってきたから落ち着け。はい着席着席」

 

 

レジェンドの鶴の一声でピタリと静かになり席に着いていく小さな騎士達。

セラフォルーやガブリエルは「可愛い」と思っていたが、ミカエルを見てみると汗が滝のように流れている。

彼らについて聞かされていたのはミカエルだけなのでしょうがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では、今回に関する主要人物が揃ったところで自己紹介させて頂こう。私は光神の一人、U(ウルティメイト)スペリオルドラゴン。もう一つの姿にUスペリオルカイザーがあるが、とりあえずスペリオルドラゴンで覚えてくれれば結構だ。新しく天界にて、神として就任する事になった。宜しく頼む」

 

「その護衛を務める初代シャッフル騎士団のキングガンダムⅡ世だ。今は後継者に国を任せているが、ブリティス王国の元国王を務めた。此度は私の代の円卓の騎士らと共に護衛につく事になる。迷惑をかけると思うが、これから宜しくお願いする」

 

「同じくダバード王国出身のバーサル騎士(ナイト)ゼフィランサスだ。運命の三騎士と呼ばれている。他の二人も来ているがこの場にはとりあえず私だけだ。以後、宜しく」

 

「同じく月の王国出身の月光騎士(セレネスナイト)ネオガンダム。『月』絡みで神衛隊の巌勝殿とは個人的な親交がある。宜しくな」

 

「同じく雷龍体系(サンダーシステム)聖龍大系(ゼロシステム)の伝承者、聖竜騎士ゼロガンダム。自慢ではないがこのメンバーの中では若い方だ」

 

「「「せめてメンバー歴が短いと言え!!」」」

 

 

スペリオルドラゴンは勿論、礼儀正しいキングⅡ世、控えめだがしっかりしているゼフィランサス、月の王国出身というぶっ飛びポジのネオに、さり気なく主以外では一番チートなゼロ。

 

最後のゼロの自己紹介を聞いたイリナが真っ青になって土下座した。

 

 

「あああああ!?ごめんなさい申し訳ありません!!かの光神様の眷属の一人たる御方とは露知らずあんな無礼な発言を!!」

 

「これに懲りたら相手を外見で判断するな」

 

「そういうお前は小さいと言われただけで剣を取り出すのをやめろよ……」

 

 

イリナに対して言い放つゼロに対して疲れた表情のゼフィランサスが注意するが、当のゼロはどこ吹く風でコーラを啜っている。

 

 その後、彼らの経歴を聞いた。

 

例の如くミカエルどころかガブリエルやセラフォルーも驚きイリナに至ってはすっ転んで頭を強打し悶える程に。

 

そりゃあ、一騎当千の円卓の騎士を束ね滅ぼされた王国を復興し隆盛へと導き、神々の代理戦争みたいなものを制し、世界どころか月まで巻き込んだ因縁に終止符を打ち、トドメに自身以外のユニオン族が消滅した世界で仲間達とスペリオルドラゴンの力を借りて幻魔皇帝を倒したとか、どれもこれも伝説の英雄レベルの活躍である。

 

 

「す……スケールが違いすぎる……私が関わったエクスカリバー事件なんて井の中の蛙ですらなかった……!」

 

「天使といえば、スペリオルドラゴンが生み出した天使は鎧闘神とかいう神の最終兵器レベルになって、今はスペリオルドラゴンの後任だったな」

 

「か……神の最終兵器……」

 

 

同じ天使なのにこの扱い。

何を隠そう、あっちの天使は古代神相手に激闘を繰り広げた程なのだから仕方がない。

その世界において「え、誰?」「あー……何か聞いたことがあるような……」な名前が多いスダ・ドアカ十二柱神の中で、名前を言われただけで誰もが分かると言っていい程に信仰されていたのがスペリオルドラゴンだ。

『聖書の神』ぐらいにしか覚えられてない(しかも教会の連中とか限定)こっちのゲス神とは格が違う。

 

 

「にしても……」

 

「む?」

 

 

セラフォルーがスペリオルドラゴンを見ると、目をパチパチさせながら両手でコーラを飲みつつ首を傾げて見返してきた。

 

 

((失礼だとは思うけど普通に可愛い!))

 

 

カッコカワイイのが彼らである。

この場にカナエや蜜璃がいたらもみくちゃにされていただろう。

光神とその護衛なのに。

そのスペリオルドラゴンだが、コーラを飲みながらもミカエルに話しかけた。

 

 

「ミカエル、だったな」

 

「は……はい」

 

「正直なところ、私達は父上と違い天界どころかこの世界については分からない事だらけで、ここでは半人前と言っても過言ではない。故に慣れるまで迷惑ばかりかけるだろうが、どうか今まで培ったもので力を貸してくれ」

 

 

ペコリと頭を下げるスペリオルドラゴンにミカエルは慌てふためく。

 

 

「な!?顔をお上げ下さい!貴方は私達の新たな主になられる方です!ましてや光神であるというのに私達などへ頭を下げるなど……」

 

「光神だからこそ、主だからこそ、下の者から信を得られる者でいなければならない。私は父上の背中からそれを学んだ。部下を持つのは一人でやれる事に限界があるからであり、その部下を蔑ろにして何が主か。ここにいるシャッフル騎士団も、私の手が回らぬスダ・ドアカの危機に命をかけて挑んでくれたりしたのだ。私は君達この世界の天使が、彼らと肩を並べるに値する存在だと信じている。……前任の神は論外だがな」

 

 

ミカエルは、まだ会って大した時間も過ごしていないのに信頼を寄せてくれているスペリオルドラゴンの言葉に感激した。

それはその場にいたガブリエルやイリナも同様。

かつての主は指示だけ出してすぐに引っ込んだり、かと思えば会談の日に聞かされた鬼畜の所業をやらかしたり……。

それに対してスペリオルドラゴンは護衛である初代シャッフル騎士団の手助けをしたり、スダ・ドアカに起きた『コロナ・ノバ』という現象を命を賭して解決したりと非常にその世界の人々と寄り添い、関わりを重視していた。

そんな彼だからこそ、自らが新たな神として就任する以上、天使を始めとする天界勢と寄り添っていこうと考えたのである。

 

 

(ああ、そうだ。この方ならきっと大丈夫だ。我々をより良い道へと導いてくれる。なんとなく、ではあるが)

 

 

ミカエルは周りを見てみると、シャッフル騎士団が既にガブリエルやイリナだけでなく、セラフォルーともちゃんと交流しようと積極的に話しかけている。

 

同じく王の立場にあるキングⅡ世はセラフォルーに鎧をコスプレの参考にしたいと全身観察され困惑しているし、イリナは運命の3騎士と称されるゼフィランサスを尊敬の眼差しで見つつ、彼の出世も絡んだエピソードに夢中。

ガブリエルはネオから聞く月での生活に興味津々で、ちょっと気難しいゼロはなんとオーフィスとゼットから「聖龍機ロードドラグーン」に興味を持たれた事で得意気に話している。

 

 

「皆さん、あまり壁を作らない方々なのですね」

 

「そういうわけではないだろうが、相手によるのかもしれないな」

 

 

この時、ミカエルは気付いていなかったがサーガが彼を見る目が漸く穏やかになっていた。

早速スペリオルドラゴンの影響が良い方に出てきたし、この調子であれば今までの行いを振り返って反省する事もしていくだろうと。

 

 

 

 

 後日、正式にスペリオルドラゴンが天界にて神として就任し、その護衛を務める初代シャッフル騎士団の経歴を映像記録で流したところ、満場一致で文句無しに認められた。

 

力自慢のウリエルが勝負を仕掛けたがシャッフル騎士団の四人中最もチートなゼロの雷鳴剣(サンダーバリアント)一発でK.O.。

この事もスペリオルドラゴンらを評価する一因となった。

 

こうして天界を皮切りに、会談の日から三大勢力も少しずつ変わり始めた。

レジェンドらはリアス達が夏休みに入ってから空の世界を始めとする異世界での修行のために、良い意味で大忙し。

 

 

 

 だが、良い事ばかりではない。

 

 長き潜伏の時を終え――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ゴーデス様の御心のままに……」

 

 

 

 

 

 遂に『邪悪』が動き出した。

 

 

 

〈続く〉




ラストの人物、わかる方いらっしゃるでしょうか。
ヒントは既に登場済みの人物です。
正体は次回明らかになります。

前回のアンケート結果及びアンケートの意味は活動報告へ書いてあります。
新アンケートも開始したのでよければまたご協力お願いします。
「その他」を選んだ場合は例の如く活動報告に専用項目を置きましたのでそちらへどうぞ。


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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