ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER 作:ハジケハムスター・ポッポ
第一章序盤以来、再びグレートとダイナ登場。
ちょこっとだけど三日月も登場。
レジェンドの活躍は次回以降になります。
遅ればせながらスパロボオリジナル系ヒロインアンケートの結果とそれに関する予定を活動報告に投稿しておいたので、よければそちらも御覧下さい。
それでは本編をどうぞ。
――ダイブハンガー――
この世界に建造される際、新設された機動兵器用格納庫の特別スペースのハンガーにて、レジェンドは自身の専用機の調整を行っている。
「あいつは帰ってくるまでもう少々時間がかかる上、俺とアーシアが離れる場合はゴモラ共々護衛についてもらう事になる……それから束が開発中のアルトアイゼン・リーゼは相方との運用で真価を発揮する機体……ついでにウルティメイトオリジンは調整どころか一つ問題が解決するとまた問題が出て足踏み状態……やはりこのネオ・グランゾンが基本的な乗機になりそうだな」
これから頼むぞ、と笑いつつコンコンと軽くコンソールパネルを拳で叩くレジェンド。
束と同じで何だかんだ言いながらも自分の作り上げたものに愛着はあるのだ。
そこにひょっこり束と黒歌がコックピットに顔を突っ込んできた。
「レジェくんレジェくん!!何これ凄い凄い!!これレジェくんが作ったの!?もうアレだねこれラスボス感とか隠しボス感全開だよ!!さすが束さんの未来の旦那様!!」
「束の最後の発言はともかく、レジェンドこんなの作ってたにゃ!?ずるいにゃー!!私だってソウルゲインまだ出来てないのにー!!」
「俺は自分で自分の機体を作っただけだぞ。そもそも俺の専用機、完成の目処が立たないから別の方向にシフトしたにすぎん」
ぶっちゃけ妥協案にしても性能が規格外過ぎる気がするのだが、中身であるレジェンド自体が規格外とかそういうレベル軽く超えてるので気にしない。
「そういえば束、ロスヴァイセ用にもう一機機体作ってるとか言ってたがそっちはどうなんだ?」
「そっちは基本的にスタンドアローンでの戦闘を前提、加えてコンセプトとしては単体で完結してるからあとは調整だけ。一応完成してるよ、サイバスター」
「サッ!?サササ、サイバスター!?束、それも作れたにゃー!?」
「まー精霊との契約はまだだけどねー」
ロスヴァイセ優遇されすぎにゃー!と涙しながらにゃーにゃー泣く黒歌を放っておいて、レジェンドは束に尋ねる。
「操者としては?」
「一応現時点で及第点かな。今思い出したんだけどこれあの三人に対してシミュレーターで使った機体だよね?」
「ああ。縮退砲一発で終わったからヴァニシングプレッシャーやアンリミテッドグランレイとか全く試せなくてな」
「何か聞くだけでヤバそうな武器だねソレ」
「縮退砲よりは弱いぞ?」
「比べる対象が間違ってるよレジェくん」
あれトンデモ超兵器だよ、と言う束に対してそれもそうかと思い直すレジェンド。
束としてはこれISにしたら他の機体根こそぎ全滅どころか消滅だなーとか考えている。
そこにさらに顔を突っ込んできた三日月。
「よかった、レジェンド様コックピットにいたんだ」
「ん?どうした、三日月」
「これさ、グランワームソードって剣持ってるよね。バルバトス用のやつ一本欲しいなって。デカくて強そうじゃん。ソードメイスだと、結局叩き潰すのが主流になるし」
「まあ、構わんぞ。とりあえず束と黒歌を引き取ってくれ」
「わかった。二人ともいくよ」
むんず、と束と黒歌の襟首を容赦なく掴んで引きずっていく三日月と、ジタバタして抵抗している束に黒歌。
食事でエネルギー補給したばかりの三日月は強かった。
そんな三人を見送りつつ、ネオ・グランゾンの調整を続けながらバルバトス用のグランワームソードの設計を同時に行うレジェンドは、自身の経験から少なからず予感していた。
「……案外、早く使う事になるかもしれん」
☆
一誠とトライスクワッドにリアス、それにゲン、ジャック、アスカ。
彼らは漸く駒王学園の屋上へと辿り着く。
そこから下を見ると赤い毒ガスが校舎周辺を取り囲んでいた。
「町への被害は!?」
「そちらは心配いらないようだ。どうやら最初から僕らを逃がさないようにする為の手段だったらしい」
「そ……そうか、俺や部長はともかく師匠やジャックさん、アスカさんは変身しないと飛べないんだった」
「海の上とかなら走れるが空となるとまだ無理だ」
「「「「「いやそれも十分おかしい!!」」」」」
次々と明らかになるゲンの超スペックぶりはともかく、どうにかして脱出しなければと思考していた時、ジャックが何かに気付いた。
「……一番手っ取り早く分かりやすい方法が、あっちの方からやってきたみたいだ。ありがたいような嬉しくないような、微妙な感じだけどね」
「まさか……!」
校舎周辺に充満していた赤い毒ガスが一点に集まっていき、それらはやがて巨大な一つの影を作り出す。
全身の穴から赤い毒ガスを放ち、翼状の器官も有するゴーデス配下の邪悪大怪獣。
毒ガス幻影怪獣バランガス。
かつてグレートが相対したときは今、姿を借りているジャック・シンドーの友人であったスタンレー・ハガードとの深い関わりがあった怪獣が一誠らの、そして再びジャック――グレートの前に姿を現した。
「あれがカテレアの……!」
「彼女が直接怪獣化したわけではないが、あの怪獣の一部になったのは間違いない。かつて僕が戦った時も似たような状況だった」
「ならジャックさんはあいつの弱点も!」
「一応、覚えているよ。ただ……魔王獣の亜種と化した時の前例もある。同じ手が通用するとは思わない方がいい」
以前、コカビエルとバルパーが融合して誕生したマガパンドンの亜種は、火炎のみならず光線も吐き出した。
色々あったがカテレアは旧魔王の血族。
おそらくマガパンドンの時と同じように何らかの変化を遂げていると考えた方がよさそうだ。
「何にしてもだ、どのみちあいつを倒さないとここも危なきゃ脱出も出来ないのは明確ってわけだ!」
アスカはガッツブラスターを仕舞い、代わりに懐から小さなウルトラマンの顔を模ったようなアイテムを取り出した。
リーフラッシャーと呼ばれる変身アイテムだ。
それに続いてジャックも胸元から中央に宝石の付いた三角形のペンダントを取り出す。
こちらもグレートのカラータイマーを模ったデルタプラズマーという変身アイテムである。
「少しは後輩の手本にならないとね」
「俺は遊撃隊としても先輩だしな。さあて!本当の戦いはこれからだぜ!」
二人はそう言うとそれぞれアイテムを使い、ウルトラマンの姿へと変身を試みる。
「…………」
ジャックはデルタプラズマーを掌に乗せ、静かに目を閉じ精神統一をする。
それを感じ取ったデルタプラズマーが脈動するように微弱なプラズマを発しながら点滅し、次第にジャックとウルトラマンの姿が重なっていく。
それが最高潮に達した時、爆発と共にその中からウルトラマングレートが飛び出してくる。
「ヘァアッ!!」
ゴーデスを幾度となく打ち倒した勇士、ウルトラマングレート。
そして――
「ダイナァァァァァ!!」
居合抜きのような動作でリーフラッシャーを掲げ、クリスタル部分を展開する事で光のシャワーがアスカへと降り注ぎ、それを浴びてアスカはウルトラマンダイナに姿を変える。
「ジュワッ!!」
ネオフロンティアスペースに現れ、幾度となく他の宇宙でも活躍した英雄、ウルトラマンダイナ。
この世界の火星でレジェンドと共にゴーデスやスフィア、根源的破滅招来体の送り込んだ怪獣を退けた二人の偉大な先達が、次元を超えて今再び地球の大地に足をつけた。
「あれが、ジャックさんとアスカさんの……!」
「ああ!対ゴーデス専門家のグレート先輩と、ネオフロンティアスペースにおいて伝説の英雄と呼ばれたダイナ先輩だ!」
「ダイナはゼロが盟友と豪語し、グレートは大抵の相手にタメ口であるゼロも先輩と呼ぶ程の人物だ」
「レイトさんを基準にすると……すごくわかり易いわね……」
「……?おいリアス、大丈夫か?」
タイガやタイタスはダイナやグレートの事を誇らしげに説明しているが、フーマはリアスの調子が悪そうな事に真っ先に気付く。
「皆に比べてカテレアに追われていた時間が長い上、こんな状況だから……ちょっと疲れたかな……?」
「あまり無理しない方がいい。ここまできて倒れたら元も子もないからな」
「師匠、部長をお願いします!俺達はアスカさんとジャックさんの援護に!」
ゲンは一誠がリアスの近くにいた方が、と思ったもののあえて言葉を飲み込んで任せる事にした。
カテレアが一部となったバランガスに一矢報いたい気持ちもあるのだろうし、いざとなればゲンの身体能力ならリアス一人を抱えてここから脱出も可能かもしれない。
「……わかった。勝ってこい、一誠!」
「押忍!行こうぜ皆!」
『カモン!』
「相手の出方がわからない以上、さすがに私やフーマがいくのは悪手か」
「こういう時、安定してるタイガって強いよな」
「二人ほど特化してないけどな。よし、イッセー!」
「おう!」
今回は余程の事がない限り最後までタイガに任せる事にしたタイタスとフーマ。
その返事を聞いた一誠はタイガキーホルダーをリードする。
「光の勇者!タイガ!!」
『はああああっ!ふんっ!!』
「バディィィィ!ゴォォォォォッ!!」
『ウルトラマンタイガ!』
「シュワッ!!」
グレート、ダイナに続き、タイガもまた戦場へと降り立った。
3対1、戦況としては数だけでなく、かつてやり合った経験もあるグレートが存在するというだけでもアドバンテージがこちら側にある。
「これだけの状況だというのに町の誰も反応しない……余程強力な認識阻害が働いているらしいな」
「この際、何の為かは置いといて、早くコイツをどうにかした方がよさそうだぜ!」
「リアスの体調の件もありますし」
(どうも腑に落ちんな……奴の毒ガスを町に広めるなら分かるが、それをする気配はない。それに我々だけを閉じ込めるにしても、奴がガス化能力によるテレポーテーションを使って脱出する様子も見せない。何かの実験を兼ねているのか?)
ダイナとタイガはバランガスに集中しているが、唯一グレートだけは認識阻害の方を訝しんでいる。
レジェンドを除けばゴーデスの狡猾さを最も理解しているのはグレートだ。
だからだろう、ゴーデス絡みとなれば常に細かい事にも気を配る必要があると考えていた。
(とにかく、奴を早々に倒して調査した方がいいかもしれん。レジェンドに相談するのも一つの手だが)
そこまで考えて、グレートは再びバランガスへと意識を向け直した。
「先輩、以前のマガパンドンの亜種は堕天使を素体としたからか、炎のみならず光線も吐いてきました。さっきのカテレアは氷を使っていた……もしかしたら、あいつも氷関係の能力を使うかもしれません」
「毒ガス以外に冷凍ガスも……ってトコだな。なら奴のギアが入る前に速攻でいくぜ!続け、タイガ!」
「はい!」
ダイナは真っ先にバランガスへと突進し、ショルダータックルから組み合いに持ち込み、そこへタイガが飛び上がり両膝によるキックを炸裂させる。
「デヤアァァァ!!」
「ガァァァァ!?」
「これがテリーマン先生直伝のテキサス・コンドルキックだ!」
邪悪大怪獣は基本的に大柄であり、バランガスも例に漏れず巨体だった為に頭部への攻撃が容易であった。
そしてグレートの知るバランガスの弱点というのは、毒ガス攻撃を除けば体当たりや噛み付き、踏み付けなどの肉弾戦しか出来ないことだ。
確かにその巨体から繰り出される攻撃はそれだけでも脅威なのだが、同時に巨体故にスピードもガス化能力を別として考えればそう早いものではない。
そのため、バランガス相手には毒ガス対策こそ最優先事項。
逆に毒ガスを封じればテレポーテーションも出来なくなり、例を挙げるならエースなどは遠距離からギロチン技でスッパリいけてしまう。
だが、やはりというかここでバランガスは驚くべき方法をとった。
「ウッ!?」
「グッ!?」
ダイナとタイガが足元に違和感を感じて下を向くと、なんと足首まで地面もろとも氷漬けになっており、今も徐々に凍結が進行していたのである。
「まさか……毒ガスが囮かよ!」
「冷凍ガスになるかと思ったのに、直接凍らせてくるなんて……!」
既に膝下まで凍結が進んでいた二人だが、一歩引いて状況を観察していたグレートのフィンガービームの連射によって無事に脱する事が出来た。
「油断するな、二人とも。かつて私が相対した時、この怪獣……バランガスはゴーデス最強の刺客として現れた。この世界のバランガスもそう考えた方がいい」
「悪い、助かったぜ……!」
「すいません、グレート先輩」
「気にしなくていい。だが氷を操る事も出来るようになったという事は、以前に比べて格段に奴のとれる戦術が増えたということだ。厄介だな……」
毒ガスに加えて氷……むしろ冷気を操れるようになったとあれば苦戦は免れない。
先程のように動きを止められ、毒ガスを浴びせられ続けたりすればそれこそ危険だ。
「長期戦は間違いなく不利になる。短期決戦でいくぞ、スキがなければ奴自身に無理矢理作らせるだけだ」
「ラジャー!」
「すごいな、グレート先輩……数で勝っているのに慢心も焦りもなく冷静だ。俺も見習わないと」
「逆だぞ、タイガ。数で勝っているからこそ冷静になれるんだ」
絶対的優位なものがある、それだけでも少なからず心に余裕が出来る。
だからこそグレートはこの状況を分析するだけの冷静さが持てていた。
ダイナとタイガがバランガスに先行して挑まなければ冷気を使う前に全員が餌食になった可能性があり、グレートが彼らを救出する事も出来なかっただろう。
「今、奴に出来ない連携を私達は取ることが出来る。それが私達の最大の利点であり武器でもある。互いにフォローし合いながら奴の戦術を一つ一つ潰していけば、私達とは逆に奴は取り乱すはずだ。そこを一気に叩く……!いくぞ!」
「よし!まずは俺だ!シュワッ!!」
そういうとダイナは敢えて高速移動せず、走りながらバランガスの左に回り込む。
ビームスライサーを何発も撃ち込みながら移動することでバランガスの意識を完全に自分へと向けさせた。
「次は俺だ!ハアッ!!」
タイガがバランガスの右へ跳躍し、その際に空中で身体を捻りながらハンドビームでバランガスの両翼を狙い撃ち破損させる。
「グォォオオオオ!!」
翼をやられたことで激昂したバランガスは咆哮と共に毒ガスを周囲に噴射しつつ、小さな鋭い氷針を三人に対して無数に放出した。
まるで針を飛ばすハリネズミである。
グレートを始め、ダイナもタイガも各々の手段で難なく防御し、タイガの中にいる一誠達もハラハラしつつ万が一に備えていた。
『クソ、あの無職使ってるのに強え!』
『というかあの無職使ったから強いんじゃないのか?』
『こう無職無職連呼されるとさすがに不憫に……どうした、相棒?』
『この攻撃……全方位ってことは部長や師匠が!』
その一誠の言葉でタイガを含む四名はハッとしたが、それは余計な心配だったとすぐに思い直してしまう。
何故ならば二人に迫った氷針はゲンが全て木っ端微塵にしていたからだ。
代わりに校舎がボロボロだが仕方ない。
『……いやもう何なのあの人』
『神器で眠っていた俺を文字通り叩き起こした男』
『カナエさんが少し割るのにも苦労した瓢箪を一発でヒビ入れた全集中の呼吸修得未遂の、俺と先輩の師匠』
『なるほど理解した。レオは獅子の呼吸を会得しているのだな!』
当たらずとも遠からず。
縁壱も認めていたぐらいなのでそのうち本気で会得してくるかもしれない御仁である。
とにかく、先の攻撃を防がれたバランガスはグレートの目論見通り焦り始め、我武者羅に攻撃しだした。
狙っていたとはいえ、予想よりも苛烈な攻撃にダイナとタイガは怯むが、グレートは二人に意識が向きがちだったバランガスの一瞬のスキを突いて急接近し、正拳突きを叩き込んで続けざまにナックルシューターを撃ち込む。
「グゥォォオオッ!?」
「ダイナ!タイガ!体勢を立て直せ!もう少しだ!」
「ああ!」「はい!」
三人のウルトラマンとバランガスの戦いが大詰めになっている頃――
「あ……ぅ……!はぁ……はぁ……っ……」
「しっかりするんだ、リアスちゃん!」
先程まで疲労かと思われていたリアスだが、いくら経っても回復しないどころか息がさらに荒くなっていた。
(おかしい……!いくら戦闘を含む運動をしたからといってもハリベルさんに鍛えられて体力も十分につき、しかも悪魔である彼女が夜に何もしないままここまで急激に弱るはずがない!しかも先の戦闘でのダメージ自体は然程でもなかった……ダメージ自体は……?まさか!?)
ここでゲンはある事に気付き、急いでウルトラマンとしての能力を使い、リアスを診てみるとあまりの出来事に衝撃を受けた。
「やはり……!」
二人に代わってバランガスをグレートが引きつけている間に、ダイナはストロングタイプへとチェンジし、タイガは赤龍帝の籠手を発現させた。
「相手も赤だがこっちも赤だ!パワー勝負なら負けないぜ!!」
「ダイナ先輩!一緒に上から!」
「おう!一発デカいのブチ込むぞ、タイガ!」
ダイナ・ストロングタイプとタイガは共に跳躍し、先程タイガがやったような捻りを入れつつ回転し、ダイナはドロップキックの、タイガは左肘でのエルボードロップの体勢をとる。
「ドライグ!肘でもブーストかかるのか!?」
『そもそも威力の倍加が基本だ。問題なく出来るぞ』
「よし!なら心配なしだ!!」
「行くぜ!」
『Boost!Boost!Boost!』
「「デヤアァァァァァ!!!」」
ドガァァァァッ!!
「ガアァァァァ!?」
「良い連携攻撃だ!決めるぞ、ダイナ!タイガ!」
「「ラジャー!!」」
三形態中最もパワーのあるストロングタイプのダイナのドロップキックと、倍加されたタイガのエルボードロップの同時攻撃を上空から受けたバランガスはさすがに倒れ込む。
寸でのところでバックステップで距離を取ったグレートはここが好機と二人に指示を出し、各々トドメの一撃の準備に入る。
「ハァァァァ……!」
ダイナは両拳を胸の前で打ちつけ、外側へ円を描くように腕を動かして光弾を作り出す。
「イッセー!オーブレットを!」
『よっしゃあ!』
『オーブレット!コネクトオン!』
タイガはかつてコカビエルやマガパンドンとの戦いで自分達を助けてくれたクレナイガイことウルトラマンオーブの力が込められたウルトラタイガアクセサリーを一誠にリードしてもらい、自身の得意技にオーブの力と赤龍帝の籠手の力を上乗せする。
「へッ!」
グレートは左手を軸に光の弓を、右手には光の矢を発生させて弓矢を引くような体勢になりつつ、光の弓と矢を合わせる。
その姿はまるでゼロがファイナルウルティメイトゼロを放つ姿に酷似しているが、グレートのそれはあくまで自身のエネルギーだ。
そしてバランガスが漸く起き上がった時、三人は同時にそれぞれの技を放った。
「デェアァァァ!!」
赤きダイナの一撃必殺超高熱光弾、ガルネイトボンバー。
『Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!』
「ブーステッド!スプリーム……ブラスター!!」
オーブの力を借りたストリウムブラスターを赤龍帝の籠手で更に倍加したタイガの、ブーステッドスプリームブラスター。
「ヘアァァァッ!!」
そして、かつてもバランガスとの戦いで決め手となったグレートのアロービーム。
「ゴガァアアアァァァァァ……」
バランガスがガス化するより早く、三つの超エネルギーが寸分違わぬタイミングで同時直撃し、バランガスは断末魔の叫びを上げて爆散する。
「よっしゃあ!見たか、俺達の超ファインプレー!」
「しかし……よくよく考えたら倍加5回分の俺の技と素で同等の威力出してるグレート先輩とダイナ先輩って……」
『こりゃ先輩が先輩呼びしたり盟友って呼んだりするわけだよな……俺、神器で倍加してやっとそこに立てるレベルってことじゃん……』
『いやそれ俺らもだからな?』
『ダイナの技の威力はストロングタイプというパワー重視だから納得出来るのだが』
『グレートのあれは威力おかしくないか?あいつバランス型、タイガと同じだろ。つまり俺、倍加出来なきゃフルボッコにされるじゃん。タイラントにやられた時の二の舞じゃん』
何か揃いも揃ってグレートをおかしく言っているが、伊達や酔狂でその名を持っているわけではないということだ。
アイテムもフォームチェンジも無しに戦ってきたウルトラ戦士の実力はやはり凄まじい。
地力が違う。
「喜ぶのはここまでにして早く帰ろう。リアスちゃんの容態も気になる」
グレートの戦闘後も変わらぬ冷静な面は見習わないと、とタイガが思った次の瞬間にゲンから三人と一誠らにウルトラ念力によるメッセージが送られてきた。
「三人共!急いでダイブハンガーへリアスちゃんを運ぶぞ!事態は一刻を争う!グズグズするな!!」
「「「!!」」」
『師匠!?部長がどうしたんですか!?』
「……よく聞け、一誠……そして皆」
そしてゲンの口から最悪の事態が明らかになる。
「リアスちゃんが、ゴーデス細胞に感染した」
「『…………え?』」
〈続く〉
ゲンだけでなくグレートもヤバかった件。
さらにさり気なくバルバトス強化フラグ。
後者は本章で早速出てくる予定。
一つ、気になったのはオリキャラ募集すべきかどうか……我が家ではレジェンドやサーガ辺りがある意味オリキャラなのでオリ主タグ付いてますが、明確なオリキャラって白神博士モチーフの黒上博士(+その娘)くらいじゃないかと。
オリジナル展開はともかくオリキャラ考えるとなるとなぁ……というわけで、皆様の御意見お待ちしてます。
それではまた次回。
二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?
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真ゲッタードラゴン(大決戦版)
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真・ゲッター1(スパロボα仕様)